卒論の新規性の書き方|3種類・主張の型5パターン・実例

最終更新日:2026年7月31日

この記事でわかること

  • 新規性(Novelty)とは
  • 新規性が求められる理由
  • 見つけ方
  • 先行研究との比較
  • 分野別の例
  • 卒論での程度感(修論・博論との違い)
  • 誇張しない書き方
  • 主張の書き方
  • 【オリジナル】新規性の3種類(方法論的・データ的・視点的)
  • 【オリジナル】「新規性」「独自性」「オリジナリティ」の使い分け
  • 【オリジナル】主張の型5パターン(直接主張型・比較提示型・ギャップ埋め型・改良強調型・応用展開型)
  • 【オリジナル】分野別書き方5型(実験系・調査系・理論系・文献研究系・実践研究系)
  • 【オリジナル】誇張と誠実さのバランス実務
  • 失敗パターン5つと提出前チェックリスト12項目

執筆:レポートビズ編集部
2021年5月の開業以来、累計6,000件超のレポート・卒論作成の依頼に対応してきた編集チームが、「卒論の新規性」を業界内部視点から体系的に整理している。3種類の新規性、独自性との使い分け、主張の型5パターン、分野別5型、誇張と誠実さのバランス実務の豊富な相談経験を踏まえ、そのまま使える書き方を解説する。

「卒論 新規性」——このキーワードで検索している人の多くは、卒論に「新規性」を求められて悩んでいる大学4年生である。「先行研究を調べれば調べるほど、自分の研究に新規性がないと感じる」「独自性ってどう出せばいい?」——研究の価値を左右する重要な要素だが、初めて論文を書く学生には難易度が高い。同時に、「卒論と修論で求められるレベルが違う?」「誇張しないで書くには?」等、新規性特有の疑問を抱えている。

結論から言えば、卒論の「新規性」は「①方法論的新規性(新しい手法)、②データ的新規性(新しい対象・データ)、③視点的新規性(新しい視点)」の3種類に体系化できる。卒論では修論・博論ほど厳格な新規性は求められず、「先行研究のちょっと先」「新しい切り口」でOK。REO(note)も「既存知見の『ほんの少し先』や『ちょっと違う切り口』でも問題ない」と指摘。エディテージも「先行研究と比較し、行われていないことを示す」ことを推奨。新規性を無理に作らず、既存研究の「一部を変える」ことで十分。書き方の型を押さえれば、誇張せず誠実に新規性を主張できる。

この記事では、まず「新規性とは」「求められる理由」「見つけ方」「先行研究との比較」「分野別の例」「卒論での程度感」「誇張しない書き方」「主張の書き方」の必須知識を整理する。その上で、業界内でも希少な「新規性の3種類」「独自性・オリジナリティとの使い分け」「主張の型5パターン」「分野別5型」「誇張と誠実さのバランス」「失敗5パターン+チェックリスト12項目」を独自に整理した。読み終える頃には、そのまま使える書き方が具体的に手に入るはずである。

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新規性(Novelty)とは

結論:卒論の新規性とは「①これまでの研究と比較して何が新しいか、②先行研究にはない要素、③学問への貢献の証明、④研究の価値の根拠、⑤『取り組む意義』の説明」の5要素を含む。アカリクも「この研究には〇〇という新しい要素があるため、取り組む意義がある」と示すための要素と定義。近藤(2018)は7種類の新規性を提示している。何もかも新しくある必要はない。累計6,000件超の相談から抽出した実務データ。

5要素

  • これまでと比較して何が新しいか
  • 先行研究にはない要素
  • 学問への貢献の証明
  • 研究の価値の根拠
  • 「取り組む意義」の説明

7種類の新規性(近藤2018)

  • ①事象・トピック
  • ②理論・モデル
  • ③手法・技術
  • ④データ
  • ⑤仮説
  • ⑥視点・観点
  • ⑦適用範囲

「何もかも新しい」必要はない

アカリクも「研究の手順はそのままで研究の対象だけを変えても新規性がある」「利用するデータは変えずに内部の処理モデルだけを変えても新規性がある」と指摘。一部を変えるだけで新規性は生まれる。

学問への貢献

  • 知識の蓄積
  • 先行研究の発展
  • 新しい知見の提示
  • 次の研究への基盤

「新規性」の英語

  • Novelty(新しさ)
  • Originality(独自性)
  • Innovation(革新性)
  • Contribution(貢献)

卒論での位置づけ

卒論は「学習成果の発表」の側面が強く、修論・博論ほど厳格な新規性は求められない。ただし「先行研究のコピー」は避け、必ず何らかの新規性を持たせる。

新規性は「相対概念」

  • 「絶対的な新規性」は困難
  • 「先行研究との比較」で判断
  • 分野・研究状況に依存
  • 相対的な位置づけ

新規性が求められる理由

結論:卒論に新規性が求められる理由は「①学問の進展への貢献、②既存研究との差別化、③研究の価値の証明、④学生の思考力の評価、⑤研究者としての基礎訓練」の5点。REO(note)も「学生がそのテーマを通じてどれだけ学び、論理的にまとめられるかが評価される」と指摘。新規性の追求は研究の本質。累計6,000件超の相談から抽出した実務データ。

5理由

  • 学問の進展への貢献
  • 既存研究との差別化
  • 研究の価値の証明
  • 学生の思考力の評価
  • 研究者としての基礎訓練

学問の進展

  • 知識の蓄積
  • 研究の連続性
  • 次への引き継ぎ
  • 学術コミュニティへの貢献

既存研究との差別化

  • 「新しい貢献」の証明
  • 研究の存在意義
  • 単なる再現ではない
  • 研究の独立性

研究の価値

  • 時間・労力をかける根拠
  • 「なぜこの研究?」への回答
  • 指導教員への説得
  • 審査員への訴求

学生の思考力評価

REO(note):「学生がそのテーマを通じてどれだけ学び、論理的にまとめられるかが評価される部分も大きい」。新規性は学生の思考力・分析力・独創性を測る指標。

研究者としての基礎

  • 大学院進学への準備
  • 学術論文執筆の基礎
  • 研究者としてのスキル
  • 批判的思考力

新規性なしの卒論のリスク

  • 「先行研究のコピー」
  • 盗用の疑い
  • 評価の低下
  • 研究の意義なし

新規性の見つけ方

結論:新規性の見つけ方は「①先行研究の徹底調査、②先行研究のギャップ特定、③先行研究の一部変更、④視点の転換、⑤複数手法の組み合わせ」の5ステップ。エディテージも「徹底的な文献調査によって、専門分野における既知の知見と、まだ明らかになっていないことを特定」と推奨。REOも「複数のアプローチを組み合わせる」を推奨。累計6,000件超の相談から抽出した実務戦略。

5ステップ

  • 先行研究の徹底調査
  • 先行研究のギャップ特定
  • 先行研究の一部変更
  • 視点の転換
  • 複数手法の組み合わせ

ステップ1:徹底調査

  • CiNii・Google Scholar
  • 関連論文30-50本
  • 分野の全体像把握
  • 1-2ヶ月かける

ステップ2:ギャップ特定

  • 「まだ検討されていない」領域
  • 先行研究の限界
  • 矛盾する結果
  • 未解明の問題

ステップ3:一部変更

  • 対象を変える(〇〇→△△)
  • 手法を変える(アンケート→インタビュー)
  • 時期を変える(過去→現在)
  • 地域を変える(海外→日本)

ステップ4:視点の転換

アカリクも「視点を変えることで、きちんと新規性のある研究として発表することが可能」と指摘。「経済学→社会学」「量的→質的」「実験室→現場」等の視点転換で新規性が生まれる。

ステップ5:複数手法組み合わせ

  • 「実験+シミュレーション+文献」
  • 「量的+質的」
  • 「複数機器の比較」
  • 「学際的アプローチ」

見つからないときの対処

  • 指導教員に相談
  • ゼミでの議論
  • 関連分野に視野拡大
  • テーマ調整も検討

見つけ方の実例

先行研究が「東京の学生のSNS利用」なら「地方大学生のSNS利用」で対象変更、「〇〇時代の作品分析」なら「同時代の別作品」で対象変更、「アンケート調査」なら「インタビュー調査」で手法変更——先行研究の一部を変えるだけ。

先行研究との比較

結論:先行研究との比較は「①主要先行研究5-10本を挙げる、②各研究の内容を要約、③本研究との違いを明示、④本研究の位置づけ、⑤『新しい要素』を強調」の5ステップ。エディテージも「先行研究と比較し、先行研究で行われていないことを示す」ことを推奨。比較なしの新規性主張は空虚。累計6,000件超の相談から抽出した実務データ。

5ステップ

  • 主要先行研究5-10本
  • 各研究の内容要約
  • 本研究との違い明示
  • 本研究の位置づけ
  • 「新しい要素」の強調

主要先行研究の選び方

  • 被引用数の多い研究
  • 最新研究(3-5年以内)
  • 本研究に最も近い研究
  • 対立する結果の研究

各研究の要約

  • 「Smith(2020)は〇〇を検討し、△△を明らかにした」
  • 目的・方法・結果を1-2文で
  • 本研究との関連部分に焦点

違いの明示

  • 「Smith(2020)は〇〇に留まったが、本研究は△△まで拡大」
  • 「先行研究は××手法だったが、本研究は〇〇手法で検証」
  • 比較の視点明示

本研究の位置づけ

  • 先行研究の系譜の中で
  • 「〇〇研究の発展として」
  • 「〇〇分野への新たな貢献」
  • 研究の系譜図

比較表の活用

表形式で先行研究と本研究を比較すると視覚的にわかりやすい。「対象・手法・結果」等の軸で比較表を作成。理系論文で特に有効。

先行研究への敬意

  • 先行研究を貶さない
  • 「〇〇の限界」ではなく「〇〇の発展」
  • 先行研究の意義も認める
  • 建設的な比較

分野別の例

結論:分野別の新規性の例は「①化学系:反応条件の変更、②情報系:アルゴリズム改良、③物理系:測定手法の応用、④生物系:対象生物種の変更、⑤社会科学系:調査対象の拡大」等。REO(note)の分野別解説を参考にできる。分野の慣例に沿った新規性を意識する。累計6,000件超の相談から抽出した実務パターン。

分野別新規性の例

  • 化学系:反応条件の変更
  • 情報系:アルゴリズム改良
  • 物理系:測定手法の応用
  • 生物系:対象生物種の変更
  • 社会科学系:調査対象の拡大

化学系の例

  • 反応温度・圧力の変更
  • 新触媒の探索
  • 反応時間の短縮
  • 収率向上の工夫

情報系の例

  • 既存アルゴリズムの改良
  • 新データセットへの適用
  • 計算速度の向上
  • 精度改善

物理系の例

  • 新測定手法の応用
  • 複数機器の比較
  • シミュレーションとの組み合わせ
  • 実験条件の拡張

生物系の例

  • 対象生物種の変更
  • 環境条件の変更
  • 解析手法の拡張
  • 時系列変化の追跡

社会科学系の例

  • 調査対象の拡大(地域・世代)
  • 調査手法の変更
  • 新しい統計手法
  • 質的分析との併用

人文系の例

  • 新資料の発掘・解読
  • 新視点からの読み直し
  • 比較研究(作品・時代・国)
  • 学際的アプローチ

分野横断の場合

複数分野の要素を含む研究では、複数の新規性を主張できる。「情報×社会科学」等の学際的研究は新規性を出しやすい。

卒論での程度感(修論・博論との違い)

結論:卒論・修論・博論の新規性の程度は「①卒論=既存研究のちょっと先、②修論=独自の視点の提示、③博論=分野を切り開く新規性、④卒論=学習成果+新規性、⑤修論・博論=学問への貢献」の違い。REO(note)も「卒論は既存知見の『ほんの少し先』でも問題ない」と指摘。過剰なプレッシャーは不要。累計6,000件超の相談から抽出した実務データ。

3レベルの程度感

  • 卒論:既存研究のちょっと先
  • 修論:独自の視点の提示
  • 博論:分野を切り開く新規性

卒論での新規性

  • 「ちょっとした独自の改良」
  • 「新しい切り口」でOK
  • 先行研究の一部変更
  • 学習成果+新規性

修論での新規性

  • 独自の視点
  • 2年間の集大成
  • 学問への貢献を意識
  • 学会発表可能なレベル

博論での新規性

  • 分野を切り開く
  • 3-5年間の研究
  • 学術的インパクト
  • ジャーナル論文への発展

卒論の評価軸

REO(note):「学生がそのテーマを通じてどれだけ学び、論理的にまとめられるか」。卒論の評価は「新規性の大きさ」より「論理性・思考力」が重要。

卒論の実務的な目安

  • 先行研究5-10本と比較
  • 1つでも新しい要素があればOK
  • 「なぜこの研究?」に答えられる
  • 指導教員が納得

過剰なプレッシャー不要

「世界的な新発見」を目指す必要はない。卒論は研究者になるための「トレーニング」の側面が強い。適度な新規性で十分。

新規性の3種類(方法論的・データ的・視点的)(オリジナル)

結論:新規性を「①方法論的新規性(新しい手法・アプローチ)、②データ的新規性(新しい対象・データ)、③視点的新規性(新しい視点・枠組み)」の3種類に体系化できる。この3種類で自分の研究の新規性を整理すると、抜け漏れなく主張できる。累計6,000件超の相談から抽出した実務戦略。

3種類の体系

  • 方法論的新規性
  • データ的新規性
  • 視点的新規性

①方法論的新規性

  • 新しい手法の開発
  • 既存手法の改良
  • 複数手法の組み合わせ
  • 統計手法の応用

方法論的新規性の書き方

「先行研究は〇〇手法を用いていたが、本研究では△△手法を新たに適用した」「既存手法を××の点で改良した」——手法の新しさを具体的に。

②データ的新規性

  • 新しい対象
  • 新しい時期・地域
  • 大規模データ
  • 初めての事例

データ的新規性の書き方

「先行研究は〇〇を対象としていたが、本研究では△△を新たに対象とした」「〇〇年以降のデータを用いて△△を検証」——対象の新しさ・データの新しさを強調。

③視点的新規性

  • 新しい理論的枠組み
  • 学際的視点
  • 視点の転換
  • 新たな解釈

視点的新規性の書き方

「先行研究は〇〇の視点だったが、本研究では△△の視点から再検討する」「××理論を新たに適用し、新たな解釈を提示」——視点の転換・枠組みの新しさ。

3種類の使い分け

  • 実験系:方法論的+データ的
  • 調査系:データ的+視点的
  • 理論系:視点的+方法論的
  • 文献研究系:データ的+視点的
  • 実践研究系:方法論的+データ的

3種類の組み合わせ

1種類でも新規性は主張できるが、複数を組み合わせるとより強い主張になる。「新しい対象+新しい手法」等の複合的新規性が理想。

「新規性」「独自性」「オリジナリティ」の使い分け(オリジナル)

結論:「新規性」「独自性」「オリジナリティ」は「①ほぼ同義で使われる、②新規性=先行研究と比較して新しい要素、③独自性=研究者独自の切り口、④オリジナリティ=創造性・独創性、⑤研究室の慣例で選ぶ」の5違い。厳密には微妙なニュアンス差がある。累計6,000件超の相談から抽出した実務戦略。

5違い

  • ほぼ同義
  • 新規性=先行研究比較で新しい
  • 独自性=研究者独自の切り口
  • オリジナリティ=創造性・独創性
  • 研究室の慣例で選ぶ

新規性(Novelty)

  • 先行研究と比較して新しい
  • 客観的な比較
  • 理系論文で多用
  • 「まだ検討されていない」

独自性(Uniqueness)

  • 研究者独自の切り口
  • 「他にはない」
  • 視点の独立性
  • 文系論文で多用

オリジナリティ(Originality)

  • 創造性・独創性
  • 研究者の個性
  • 「発想の斬新さ」
  • 芸術・人文系で多用

卒論での使い分け

  • 理系→「新規性」が主流
  • 文系→「独自性」が主流
  • 芸術・人文→「オリジナリティ」
  • 指導教員のスタイル確認

使い分けの実務

迷った時は「新規性」が最も汎用的。研究室・指導教員のスタイルに合わせるのが第一。分野の慣例を確認する。

3つを併用する場合

「本研究の新規性は〇〇である。独自性としては△△が挙げられる」等、両方を併用することも可能。厳密に使い分けるより、研究の価値を伝えることが重要。

「貢献(Contribution)」

  • 学問への貢献
  • 新規性+意義
  • より広い概念
  • 「本研究の貢献は〇〇」

主張の型5パターン(オリジナル)

結論:新規性の主張の型は「①直接主張型『本研究の新規性は〇〇』、②比較提示型『先行研究vs本研究』、③ギャップ埋め型『先行研究のギャップに対応』、④改良強調型『先行研究を〇〇の点で改良』、⑤応用展開型『先行研究を〇〇に応用』」の5パターン。研究の性質に応じて選ぶ。累計6,000件超の相談から抽出した実務パターン。

5パターン

  • 直接主張型
  • 比較提示型
  • ギャップ埋め型
  • 改良強調型
  • 応用展開型

型1:直接主張型

「本研究の新規性は〇〇である」——シンプルで明快。イントロで新規性を直接宣言。理系論文で多い。

型2:比較提示型

「先行研究のSmith(2020)は〇〇であったが、本研究は△△の点で異なる」——先行研究との対比で新規性を示す。理系・文系両方で使える。

型3:ギャップ埋め型

「先行研究では〇〇が十分に検討されていない。本研究はこのギャップに応える」——先行研究の欠落を埋める役割を強調。エディテージ推奨。

型4:改良強調型

「先行研究の〇〇手法を△△の点で改良した」——既存研究の発展として位置づけ。改良の具体性が命。

型5:応用展開型

「〇〇分野で確立された△△を、××分野に初めて応用した」——分野横断的な応用の新規性。学際的研究に多い。

型の選び方

  • 理系:直接主張型・改良強調型
  • 文系:比較提示型・ギャップ埋め型
  • 学際研究:応用展開型
  • 実験系:改良強調型

複数型の組み合わせ

「比較提示+ギャップ埋め+直接主張」の3段構造が最も説得力がある。「先行研究vs本研究(比較)→ギャップの指摘→本研究で埋める(主張)」の流れ。

分野別書き方5型(オリジナル)

結論:分野別の新規性書き方は「①実験系:実験条件・装置の新しさ、②調査系:対象・時期の新しさ、③理論系:枠組みの新しさ、④文献研究系:視点・解釈の新しさ、⑤実践研究系:現場・手法の新しさ」の5型。分野の慣例に沿った書き方を選ぶ。累計6,000件超の相談から抽出した実務パターン。

5型の分野別

  • 実験系:実験条件・装置
  • 調査系:対象・時期
  • 理論系:枠組み
  • 文献研究系:視点・解釈
  • 実践研究系:現場・手法

型1:実験系の書き方

「本研究では、〇〇装置を用いて△△の条件下で××を測定した。この条件下での測定は先行研究に見られない」——実験条件・装置の新しさを強調。数値を含めて具体的に。

型2:調査系の書き方

「先行研究では東京の学生を対象としていたが、本研究では地方大学生を対象とした。地方大学生を対象とした研究は少ない」——対象の新しさを比較で示す。

型3:理論系の書き方

「本研究では〇〇理論を△△に適用する新たな枠組みを提示する。この枠組みは先行研究にはない」——理論的枠組みの新しさ。抽象度に注意。

型4:文献研究系の書き方

「先行研究は〇〇の視点から作品△△を分析していたが、本研究では××の視点から再検討する」——視点の新しさを強調。

型5:実践研究系の書き方

「本研究では〇〇現場で△△の実践を新たに試みた。この現場での実践は先行研究に見られない」——現場・手法の新しさ。実践の具体性が命。

分野横断の場合

複数分野の要素を含む研究では、主軸分野の型を中心に他分野の要素を補足。研究の特徴を最も伝える型を選ぶ。

具体化のコツ

  • 数値を含める
  • 対象を明示
  • 時期・地域を明示
  • 先行研究名を挙げる

誇張と誠実さのバランス実務(オリジナル)

結論:新規性の主張は「①誇張しない、②謙遜しすぎない、③事実に基づく、④先行研究への敬意、⑤指導教員のチェック」の5原則。新規性を過大主張すると信頼を失う。過小主張すると研究の価値が伝わらない。バランスが重要。累計6,000件超の相談から抽出した実務戦略。

5原則

  • 誇張しない
  • 謙遜しすぎない
  • 事実に基づく
  • 先行研究への敬意
  • 指導教員のチェック

誇張の避け方

  • 「世界初」を安易に使わない
  • 「画期的」「革新的」を控えめに
  • 先行研究の確認徹底
  • 「知る限り」を付記

謙遜しすぎの避け方

  • 「大したことないが」を避ける
  • 「新規性はないが」を避ける
  • 研究の価値を認める
  • 自信を持って主張

事実に基づく主張

「先行研究〇本を調べた結果、△△は検討されていない」——具体的な根拠を持って主張する。抽象的な「新しい」は避ける。

先行研究への敬意

  • 先行研究の意義を認める
  • 「〇〇の限界を克服」より「〇〇の発展として」
  • 建設的な位置づけ
  • 学術コミュニティへの敬意

指導教員のチェック

新規性の主張は必ず指導教員のチェックを受ける。分野の専門家として、主張の妥当性を判断してもらう。過大・過小主張を避けられる。

誇張と誠実さの実例

誇張:「本研究は世界初の〇〇である」→ 事実確認困難
誠実:「筆者の知る限り、本研究は〇〇に関する初めての△△である」→ 誠実

「筆者の知る限り」の活用

  • 「知る限り」で誠実に
  • 「to the best of our knowledge」
  • 先行研究漏れへの保険
  • 研究者としての姿勢

卒論新規性の失敗5パターン+提出前チェックリスト12項目(オリジナル)

結論:卒論新規性の失敗は「①先行研究不足で新規性を主張できない、②過大主張、③抽象的な主張、④先行研究の否定、⑤新規性を書かない」の5つ。それぞれのBefore/Afterで具体的な改善策を示す。加えて、提出前チェックリスト12項目で失敗をゼロにできる。

失敗1:先行研究不足

Before(NG):5本しか読まず「新規性が高い」と主張
After(OK):30-50本を読み、ギャップを特定して主張

失敗2:過大主張

Before(NG):「本研究は世界初の画期的な発見である」
After(OK):「筆者の知る限り、〇〇に関する初めての△△である」

失敗3:抽象的な主張

Before(NG):「本研究は新規性が高い」だけ、具体性なし
After(OK):「本研究の新規性は、〇〇を△△の視点から検討する点にある」

失敗4:先行研究の否定

Before(NG):「先行研究は〇〇の点で不十分」——貶す
After(OK):「先行研究の発展として△△を検討」——建設的

失敗5:新規性を書かない

Before(NG):新規性への言及なし
After(OK):序論・結論で新規性を明示

提出前チェックリスト12項目

根拠(3項目)

  • □ 先行研究30-50本を確認
  • □ ギャップを特定した
  • □ 具体的な差別化ポイント

3種類(3項目)

  • □ 方法論的・データ的・視点的のいずれか
  • □ 主張の型5パターンから選択
  • □ 分野に適した型

表現(3項目)

  • □ 誇張していないか
  • □ 謙遜しすぎていないか
  • □ 「筆者の知る限り」等の保険

位置(3項目)

  • □ 序論で言及
  • □ 結論でも再確認
  • □ 要約にも記載

卒論新規性で悩む時|レポートビズの位置づけ

ここまで卒論の新規性を体系的に整理したが、「自分の研究の新規性が本当に主張できるか」の疑問が残ることもある。そんな時の選択肢を整理する。

利用できる外部リソース

  • 研究室の先輩の卒論(最優先)
  • 指導教員のオフィスアワー
  • 大学の卒論支援センター
  • CiNiiで学術論文の新規性主張を読む
  • 『論文の書き方』系書籍

「参考資料としての活用」という発想

代行業者を利用する場合でも、成果物をそのまま提出するのではなく「参考資料」として活用する発想が現実的である。プロが書く新規性主張の実例を見ることで、自分の書き方が改善する。

あくまで自分で書く経験を通じたスキル向上を大切にしたい。

レポートビズの位置づけ

レポートビズは2021年5月開業のレポート・卒論作成の法人型サービスで、累計6,000件超の実績を持つ。卒論新規性・3種類・主張の型5パターン・分野別5型の相談にも対応可能である。ハイブリッド型(参考資料としての活用)の位置づけで、公式LINEから匿名で無料相談ができる。

まずは卒論新規性の悩みを客観的に相談する目的で使うのが安全な始め方となる。

まとめ|新規性は先行研究のちょっと先・3種類+型5パターン+誇張回避で最適化

卒論の新規性は、「①これまでと比較して何が新しいか=5要素、②近藤(2018)7種類、③求められる5理由(学問進展・差別化・価値・思考力・基礎訓練)、④見つけ方5ステップ(徹底調査・ギャップ特定・一部変更・視点転換・複数手法)、⑤先行研究との比較5ステップ、⑥分野別の例(化学・情報・物理・生物・社会科学・人文)、⑦卒論の程度感(『既存知見のほんの少し先』でOK)、⑧新規性の3種類(方法論的・データ的・視点的)、⑨新規性vs独自性vsオリジナリティの使い分け、⑩主張の型5パターン(直接主張・比較提示・ギャップ埋め・改良強調・応用展開)、⑪分野別書き方5型、⑫誇張と誠実さのバランス5原則」の12原則で最適化できる。無理に大きな新規性を作らず、先行研究の一部を変える発想で十分。この基本を押さえれば、そのまま使える新規性主張が完成する。

  • 新規性:これまでと比較して何が新しいか
  • 【5要素】比較で新しい・先行研究にない・貢献の証明・価値の根拠・取り組む意義
  • 【7種類】事象・理論・手法・データ・仮説・視点・適用範囲(近藤2018)
  • 【求められる5理由】学問進展・差別化・価値・思考力・基礎訓練
  • 【見つけ方5ステップ】徹底調査・ギャップ特定・一部変更・視点転換・複数手法
  • 【先行研究との比較5ステップ】主要研究5-10本・各要約・違い明示・本研究位置・「新しい要素」強調
  • 【分野別例】化学・情報・物理・生物・社会科学・人文
  • 【卒論の程度感】「ちょっと先」でOK・修論より緩やか
  • 【新規性の3種類】方法論的(新しい手法)・データ的(新しい対象)・視点的(新しい視点)
  • 【新規性vs独自性vsオリジナリティ】理系新規性・文系独自性・芸術オリジナリティ
  • 【主張の型5パターン】直接主張・比較提示・ギャップ埋め・改良強調・応用展開
  • 【分野別書き方5型】実験系・調査系・理論系・文献研究系・実践研究系
  • 【誇張と誠実さの5原則】誇張しない・謙遜しすぎない・事実に基づく・敬意・指導教員チェック
  • 失敗5パターン:先行研究不足・過大主張・抽象的・先行研究否定・書かない
  • 提出前チェックリスト12項目で新規性の失敗ゼロに

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表現系:レポート そのため 言い換え/レポート とても 言い換え/レポート わかった 言い換え/レポート 前述したように

リスク管理・環境整備・手書き作法:レポート 単位/レポート パソコン/レポート アプリ/レポート ボールペン/レポート 二重線

論述テクニック・気づきの言語化:レポート 具体例/レポート 問いの立て方/レポート 気づき 書き方/レポートのアウトライン

実験レポート技術・語彙運用:レポート 結果 書き方/レポート 材料 書き方/レポート 理論 書き方/レポート 専門用語 説明

付録・体裁・表記選択・比較・型:レポート 付録/レポート リポート 違い/レポート 論文 書き方/レポートの型10種/レポートのソースコード掲載/レポートの変数斜体

提出マナー・緊急対応:レポート メール 書き方/レポート 学籍番号/レポート 先生の名前/レポート 間に合わない/レポート 遅れて提出

原稿用紙・英語・AI系・添削:レポート原稿用紙(縦書き)の書き方/英語レポートのフォント/英語のマス目書き方/レポートAI活用ガイド/レポートAIバレる?/レポートAI添削がだめな理由/レポートGeminiの使い方/レポートの添削

「卒論新規性が自分の研究に本当に合うか不安」「3種類・主張の型5パターン・分野別5型が自分のケースに合うか確認したい」時、参考資料としての外部活用も選択肢の1つとなる。レポートビズのような、累計6,000件超のレポート作成実績を持つ業者に一度相談してみるのも1つの選択肢である。公式LINEから匿名で無料相談ができるので、まずは卒論新規性の悩みを客観的に相談する目的で使うのが安全な始め方となる。ただし、あくまで「参考資料としての活用」という発想を持ち、自分で書く経験を通じたスキル向上を大切にしてほしい。

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