卒論の本論の書き方|3-5章構成と論理展開の実務

最終更新日:2026年7月31日

この記事でわかること

  • 本論の役割・位置づけ(卒論の中核)
  • 本論の分量目安(全体の60-70%)
  • 本論の章立て
  • 各章の書き方
  • 論理展開の技術
  • パラグラフの構造
  • 引用・データの活用
  • 文系・理系の違い
  • 【オリジナル】本論の章数別テンプレ5型(2章型・3章型・4章型・5章型・6章型)
  • 【オリジナル】章間の論理接続4パターン(並列・時系列・対比・因果)
  • 【オリジナル】パラグラフライティング5原則(1段落1主張・トピックセンテンス・支持文・具体例・締め)
  • 【オリジナル】本論の書く順序戦略5パターン
  • 【オリジナル】章内の3ステップ構造(主張→根拠→まとめ)+実例
  • 失敗パターン5つと提出前チェックリスト12項目

執筆:レポートビズ編集部
2021年5月の開業以来、累計6,000件超のレポート・卒論作成の依頼に対応してきた編集チームが、「卒論本論の書き方」を業界内部視点から体系的に整理している。章数別テンプレ5型、章間の論理接続4パターン、パラグラフライティング5原則、書く順序戦略、章内3ステップの豊富な相談経験を踏まえ、卒論の中核である本論の書き方を解説する。

「卒論 本論 書き方」——このキーワードで検索している人の多くは、卒論の中核である「本論」の書き方に悩んでいる大学4年生である。序論と結論は書き方の情報が多いが、実は最も文字数が多く、質が問われるのは本論。同時に、「章はいくつ立てる?」「章間はどう繋げる?」「1章の中はどう構成する?」「引用はどれくらい?」等、本論特有の疑問を抱えている。

結論から言えば、卒論の本論は「①卒論の中核=全体の60-70%、②2-6章で構成、③各章は主張→根拠→まとめの3ステップ、④章間は並列・時系列・対比・因果の4パターンで接続、⑤パラグラフライティング5原則(1段落1主張・トピックセンテンス・支持文・具体例・締め)、⑥引用は全体の10-20%が目安」の6原則で書ける。序論の問いに答える研究の実質部分。書き方の技術で質が大きく変わる。

この記事では、まず「本論の役割」「分量」「章立て」「各章の書き方」「論理展開」「パラグラフ構造」「引用データ」「文系理系の違い」の必須知識を整理する。その上で、業界内でも希少な「章数別テンプレ5型」「章間論理接続4パターン」「パラグラフライティング5原則」「書く順序戦略5パターン」「章内3ステップ構造」「失敗5パターン+チェックリスト12項目」を独自に整理した。読み終える頃には、卒論本論の書き方が具体的に手に入るはずである。

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本論の役割・位置づけ|卒論の中核

結論:卒論の本論の役割は「①序論の問いに答える、②研究の実質部分、③データ・分析の提示、④考察の展開、⑤本研究の独自性の主張」の5点。序論(15-20%)、本論(60-70%)、結論(10-15%)の3部構造の中核。本論の質が卒論全体の評価を決める。累計6,000件超の相談から抽出した実務データ。

本論の5役割

  • 序論の問いに答える
  • 研究の実質部分
  • データ・分析の提示
  • 考察の展開
  • 本研究の独自性の主張

3部構造での位置

  • 序論15-20%
  • 本論60-70%
  • 結論10-15%
  • 本論が中核

本論の重要性

  • 卒論全体の評価を決める
  • 研究の独自性を示す
  • 審査員が最も注目
  • 時間投入も最大

本論の内容

  • 先行研究の詳細検討
  • 研究方法の展開
  • データ・結果の提示
  • 結果の考察

本論の構造

  • 章に分ける
  • 各章に節・項
  • 階層構造
  • 読みやすさ確保

本論の書き始め

本論は序論より前に書き始めることが多い。研究結果が出た後、本論を書き上げ、その後に序論を仕上げる。序論は本論に応じて調整するのが実務的。

序論との連続性

  • 序論の問いを本論で検討
  • 序論の方法を本論で実行
  • 論理の一貫性
  • 読者が迷わない

本論の分量目安|全体の60-70%

結論:本論の分量目安は「①全体の60-70%、②2万字なら12000-14000字、③3万字なら18000-21000字、④文系はやや少なめ、⑤理系(実験系)はやや多め」の5基準。3部構造(序論・本論・結論)のバランスで本論が最大分量となる。累計6,000件超の相談から抽出した実務データ。

5つの基準

  • 全体の60-70%
  • 2万字なら12000-14000字
  • 3万字なら18000-21000字
  • 文系はやや少なめ
  • 理系(実験系)はやや多め

文字数別の本論

  • 1万字→6000-7000字
  • 1.5万字→9000-10500字
  • 2万字→12000-14000字
  • 2.5万字→15000-17500字
  • 3万字→18000-21000字
  • 4万字→24000-28000字

詳細は卒論の文字数(平均・章別配分)もあわせて参照してほしい。

1章あたりの分量

  • 本論を3章に分割:各4000-5000字
  • 本論を4章に分割:各3000-4000字
  • 本論を5章に分割:各2500-3000字

文系vs理系の分量

  • 文系:本論55-65%
  • 理系(実験系):本論65-75%
  • 理系は結果・考察が厚い
  • 文系は先行研究が厚い

分量が少なすぎるとNG

  • 50%以下は本論不足
  • 研究内容が薄い
  • 指導教員から指摘
  • 再提出リスク

分量が多すぎる場合

80%以上は序論・結論が薄すぎるバランス。全体の構造として問題。序論・結論を厚くするか、本論を圧縮する。バランスが重要。

章別のバランス

  • 各章の分量を揃える
  • 1章だけ長すぎるとNG
  • ±20%の範囲
  • 読者に負担かけない

本論の章立て

結論:本論の章立ては「①2章型(先行研究+分析)、②3章型(先行研究+方法+分析考察)、③4章型(先行研究+方法+結果+考察)、④5章型(理系IMRAD拡張)、⑤6章型(大規模研究)」の5型がある。研究テーマの複雑さ・分野で選ぶ。多くの卒論は3-4章型に収まる。累計6,000件超の相談から抽出した実務データ。

5型の章立て

  • 2章型(シンプル)
  • 3章型(標準・文系推奨)
  • 4章型(理系推奨)
  • 5章型(IMRAD拡張)
  • 6章型(大規模)

2章型テンプレ

  • 第2章:先行研究
  • 第3章:分析と考察
  • 文字数1-1.5万字向け
  • シンプルなテーマ

3章型テンプレ(文系推奨)

  • 第2章:先行研究
  • 第3章:研究方法
  • 第4章:分析・考察
  • 文字数1.5-2万字向け

4章型テンプレ(理系推奨)

  • 第2章:先行研究
  • 第3章:実験方法
  • 第4章:実験結果
  • 第5章:考察
  • 文字数2-3万字向け

5章型テンプレ(IMRAD拡張)

  • 第2章:先行研究
  • 第3章:理論的枠組み
  • 第4章:実験方法
  • 第5章:結果
  • 第6章:考察

6章型テンプレ(大規模)

  • 第2章:先行研究
  • 第3章:理論的枠組み
  • 第4章:方法論
  • 第5章:実証分析1
  • 第6章:実証分析2
  • 第7章:総合考察
  • 3万字以上向け

章タイトルの命名

「第3章 本論」のような抽象的なタイトルは避け、「第3章 〇〇に関する調査結果」のように内容がわかる具体的なタイトルにする。目次だけで論文全体が理解できるのが理想。

節・項の階層

  • 章の下に節(3.1、3.2)
  • 節の下に項(3.1.1、3.1.2)
  • 4段階まで
  • 深すぎる階層はNG

各章の書き方

結論:本論の各章の書き方は「①先行研究:批判的検討+本研究の位置づけ、②研究方法:再現性のある詳細記述、③結果:客観的事実の提示、④考察:結果の解釈+先行研究との比較、⑤各章冒頭に章の目的、⑥各章末尾に章のまとめ」の6原則。章ごとに明確な役割を持たせる。累計6,000件超の相談から抽出した実務データ。

6原則

  • 先行研究:批判的検討+位置づけ
  • 研究方法:再現性ある詳細記述
  • 結果:客観的事実の提示
  • 考察:結果の解釈+先行研究比較
  • 各章冒頭に章の目的
  • 各章末尾に章のまとめ

先行研究章の書き方

  • 時系列順・視点別に整理
  • 10-30本の主要研究
  • 批判的検討
  • 本研究の位置づけ明示

方法章の書き方

  • 読者が再現できる詳細さ
  • 過去形の受動態
  • 材料・機器・手順
  • 統計処理の明示

結果章の書き方

  • 客観的事実のみ
  • 解釈しない
  • 図表を効果的に活用
  • 統計的有意性を明示

考察章の書き方

  • 結果の解釈
  • 先行研究との比較
  • 予測との差異分析
  • 研究の限界

章冒頭の書き方

各章の冒頭には「本章では〇〇について検討する」の1文。章の目的を明示し、読者に何を読むか予告する。1段落程度で章全体の予告を行う。

章末尾の書き方

  • 「本章では〇〇について検討した」
  • 章の要点3-5個
  • 次章への橋渡し
  • 1段落程度

論理展開の技術

結論:本論の論理展開の技術は「①演繹的展開(一般→特殊)、②帰納的展開(特殊→一般)、③三段論法、④PREP法(結論・理由・例・結論)、⑤SDS法(要約・詳細・要約)」の5技術。分野・章の目的により使い分ける。累計6,000件超の相談から抽出した実務データ。

5つの技術

  • 演繹的展開(一般→特殊)
  • 帰納的展開(特殊→一般)
  • 三段論法
  • PREP法
  • SDS法

演繹的展開

  • 一般論から特殊事例へ
  • 理論→適用
  • 先行研究章に適用
  • 読者を導きやすい

帰納的展開

  • 特殊事例から一般法則へ
  • データ→結論
  • 結果章に適用
  • 実証的

三段論法

  • 大前提+小前提+結論
  • 論理的な説得力
  • 短い議論に効果的
  • 「〇〇であり、××だから、△△である」

PREP法

  • Point(結論)
  • Reason(理由)
  • Example(具体例)
  • Point(結論の再確認)
  • 各節の書き方に

SDS法

  • Summary(要約)
  • Details(詳細)
  • Summary(要約再確認)
  • 各章の書き方に

技術の使い分け

先行研究章は演繹的、結果章は帰納的、考察章はPREP法が適する。章の目的に応じた展開技術を選ぶ。技術を混在させず、1章内では統一するのが読みやすい。

引用とデータの活用

結論:本論での引用とデータの活用は「①引用は全体の10-20%が目安、②直接引用と間接引用の使い分け、③引用元の明示、④著作権への配慮、⑤データは図表で視覚化」の5原則。引用は主張の根拠となる重要な要素。ルールを守って効果的に活用する。累計6,000件超の相談から抽出した実務データ。

5つの原則

  • 引用は全体の10-20%
  • 直接引用と間接引用
  • 引用元の明示
  • 著作権への配慮
  • データは図表で視覚化

直接引用のルール

  • 「」で括る
  • 元の文をそのまま
  • ページ番号明示
  • 長い引用はブロック引用

間接引用のルール

  • 自分の言葉で言い換え
  • 引用元は明示
  • 要約・解釈
  • 「Smith(2020)によると」

引用のバランス

  • 引用は多すぎるとNG
  • 自分の分析が主
  • 引用は補強材料
  • 「引用の集合体」は避ける

データの活用

  • 公的機関のデータ優先
  • 信頼できる論文
  • 最新のデータ
  • 出典明記

図表の効果的使用

  • データを視覚的に示す
  • キャプション必須
  • 本文中で言及
  • 「[図1]に示すように…」

著作権への配慮

他人の文章・図表をそのまま使う時は、引用の要件(公正な範囲・出典明示・引用と本文の区別)を守る。無断引用は剽窃で単位剥奪リスク。ルールを守って使う。

本論の章数別テンプレ5型(オリジナル)

結論:本論の章数別テンプレは「①2章型(先行研究+分析考察):1万字向け、②3章型(先行研究+方法+分析考察):1.5-2万字向け、③4章型(先行研究+方法+結果+考察):理系標準、④5章型(先行研究+理論+方法+結果+考察):IMRAD拡張、⑤6章型(2つの実証分析含む):3万字以上」の5型。文字数と研究の複雑さで選ぶ。累計6,000件超の相談から抽出した実務パターン。

型1:2章型(1万字向け)

  • 第2章:先行研究(3000字)
  • 第3章:分析考察(4000字)
  • 合計7000字
  • シンプルなテーマ

型2:3章型(1.5-2万字向け)

  • 第2章:先行研究(3000字)
  • 第3章:研究方法(2500字)
  • 第4章:分析考察(5000字)
  • 合計10500字
  • 文系標準

型3:4章型(理系標準)

  • 第2章:先行研究(2500字)
  • 第3章:実験方法(3000字)
  • 第4章:実験結果(4000字)
  • 第5章:考察(4000字)
  • 合計13500字
  • 実験系向け

型4:5章型(IMRAD拡張)

  • 第2章:先行研究(2500字)
  • 第3章:理論的枠組み(2500字)
  • 第4章:方法(3000字)
  • 第5章:結果(4000字)
  • 第6章:考察(4000字)
  • 合計16000字

型5:6章型(3万字以上)

  • 第2章:先行研究(3000字)
  • 第3章:理論(3000字)
  • 第4章:方法(3000字)
  • 第5章:実証分析1(5000字)
  • 第6章:実証分析2(5000字)
  • 第7章:総合考察(3000字)
  • 合計22000字

詳細は卒論構成テンプレートもあわせて参照してほしい(章立て全体テンプレ)。

型選択の基準

  • 文字数
  • 研究の複雑さ
  • 分野の慣例
  • 指導教員の推奨

章間の論理接続4パターン(オリジナル)

結論:本論の章間をスムーズに接続する4パターンは「①並列型(A章・B章・C章を対等に並べる)、②時系列型(過去→現在→未来)、③対比型(A章とB章を比較)、④因果型(A章が原因でB章が結果)」の4種類。研究の性質に応じて使い分けると、読者が論理の流れを追いやすくなる。累計6,000件超の相談から抽出した実務戦略。

4つのパターン

  • 並列型
  • 時系列型
  • 対比型
  • 因果型

パターン1:並列型

  • 複数のトピックを対等に並べる
  • 「〇〇に加えて、××も検討する」
  • 先行研究章に適する
  • 複数実験の結果報告

パターン2:時系列型

  • 過去から現在へ発展
  • 「〇〇年に発見され、××年に発展」
  • 歴史研究に適する
  • 研究の発展史

パターン3:対比型

  • 2つの立場を比較
  • 「〇〇に対して、××では」
  • 視点分析に適する
  • 肯定的意見vs否定的意見

パターン4:因果型

  • 原因→結果の関係
  • 「〇〇の結果、××が生じた」
  • 実験研究に適する
  • 方法→結果→考察

複数パターンの組み合わせ

  • 1章内で複数パターン
  • 章間は主軸となるパターン
  • 柔軟な組み合わせ可

接続詞の活用

  • 並列:「加えて」「さらに」
  • 時系列:「次に」「その後」
  • 対比:「一方」「他方で」
  • 因果:「したがって」「そのため」

パターン選択の基準

研究の性質・章の内容で選ぶ。実験系は因果型、歴史研究は時系列型、比較研究は対比型、複数実験は並列型が自然。読者の理解を促す最適なパターンを選ぶ。

パラグラフライティング5原則(オリジナル)

結論:本論の1段落は「①1段落1主張、②トピックセンテンス(段落の主張を最初の文で提示)、③支持文(主張を根拠づける2-3文)、④具体例・データ(1-2文)、⑤締めの文(次段落への橋渡し)」の5要素で構成する。1段落200-400字が読みやすい。この構造を守ると論理的な文章になる。累計6,000件超の相談から抽出した実務戦略。

5つの原則

  • 1段落1主張
  • トピックセンテンス
  • 支持文2-3文
  • 具体例・データ1-2文
  • 締めの文

原則1:1段落1主張

  • 1段落=1つのアイデア
  • 複数の主張はNG
  • 主張ごとに段落分ける
  • 読みやすさ最優先

原則2:トピックセンテンス

  • 段落の最初の文
  • その段落の主張を1文で
  • 読者にすぐ伝わる
  • 「〇〇である」

原則3:支持文2-3文

  • 主張を根拠づける
  • 2-3文で補足
  • 理由・背景の説明
  • 論理の展開

原則4:具体例・データ

  • 説得力アップ
  • 1-2文で提示
  • 「例えば〇〇のように」
  • データ引用

原則5:締めの文

  • 段落の結論
  • 次段落への橋渡し
  • 「したがって〇〇と言える」
  • 1文で完結

段落の長さ

  • 200-400字が理想
  • 短すぎる:論理が薄い
  • 長すぎる:読みにくい
  • 5-8文程度

段落の実例

「近年、日本の若者の投票率が低下している(トピック)。総務省の統計(2023)によると、20代の投票率は33%と全世代平均を大きく下回る(データ)。この背景には、政治不信・情報過多・選挙制度の複雑さがある(支持文)。特に情報過多は、若者がSNSで多様な意見に触れる中で判断困難を招いている(具体例)。したがって、若者の投票率向上には情報整理の支援が不可欠と言える(締め)」——5要素が揃った理想的な段落。

本論の書く順序戦略5パターン(オリジナル)

結論:本論の書く順序戦略は「①順序通り(先行研究→方法→結果→考察)、②結果から(結果→方法→先行研究→考察)、③方法から(方法→結果→先行研究→考察)、④中央から(考察→結果→方法→先行研究)、⑤並行執筆(全章同時進行)」の5パターン。研究の進行状況・自分の得意分野で選ぶ。累計6,000件超の相談から抽出した実務戦略。

5つのパターン

  • 順序通り
  • 結果から
  • 方法から
  • 中央から
  • 並行執筆

パターン1:順序通り

  • 先行研究→方法→結果→考察
  • 論理の流れに沿う
  • 初心者向け
  • 時間がかかる

パターン2:結果から

  • 結果→方法→先行研究→考察
  • データが出た直後に書く
  • 実験系に多い
  • 効率的

パターン3:方法から

  • 方法→結果→先行研究→考察
  • 実験計画時に方法を書く
  • 研究途中で書ける

パターン4:中央から

  • 考察→結果→方法→先行研究
  • 考察が最も重要
  • 研究の意義を先に固める
  • 上級者向け

パターン5:並行執筆

  • 全章同時進行
  • データが出た都度書く
  • 効率が悪くなりがち
  • 全体像がぶれるリスク

推奨パターン

実験系は「結果から」、文系は「順序通り」、理論系は「中央から」が推奨。研究の性質と自分の得意分野で選ぶ。締切から逆算して選ぶことも大切。

書く順序と提示順序の違い

  • 書く順序は自由
  • 提示順序は論理順(先行研究→方法→結果→考察)
  • 書く順序と提示順序を分けて考える

章内の3ステップ構造(主張→根拠→まとめ)(オリジナル)

結論:本論の各章内は「①主張(章の要点を提示):冒頭1段落、②根拠(データ・分析・引用で主張を裏付け):中間の大半、③まとめ(章の結論と次章への橋渡し):末尾1段落」の3ステップ構造で書く。この型を守ると、読者にわかりやすい章になる。累計6,000件超の相談から抽出した実務戦略。

3ステップ

  • ステップ1:主張(冒頭)
  • ステップ2:根拠(中間)
  • ステップ3:まとめ(末尾)

ステップ1:主張

  • 章の要点を提示
  • 1段落程度
  • 「本章では〇〇を検討する」
  • 読者に予告

ステップ2:根拠

  • 主張を裏付ける
  • データ・分析・引用
  • 章の大半を占める
  • 複数の節に分ける

ステップ3:まとめ

  • 章の結論
  • 1段落程度
  • 「本章では〇〇を明らかにした」
  • 次章への橋渡し

3ステップの実例(先行研究章)

「主張」:本章では〇〇に関する先行研究を批判的に検討する。「根拠」:Smith(2020)は△△を報告した。次に、Jones(2021)は××を分析した。しかし、両者ともに□□の視点は不足している。「まとめ」:以上の先行研究の限界を踏まえ、本研究では□□の視点から検討する——3ステップが明確な章構造。

3ステップの実例(結果章)

「主張」:本章では実験結果を提示する。「根拠」:〇〇の測定値は△△であった(図1)。××の条件下では□□が観察された。統計処理の結果、p<0.05で有意な差が認められた。「まとめ」:以上の結果を踏まえ、次章で考察を展開する——結果章の3ステップ。

3ステップの利点

  • 読者が迷わない
  • 章の目的が明確
  • 論理の流れが明快
  • 評価が上がる

節・項でも同じ構造

章だけでなく、節・項でも同じ3ステップ構造を使える。フラクタル的に階層で繰り返すと、論文全体の論理が明快になる。

本論書き方の失敗5パターン+提出前チェックリスト12項目(オリジナル)

結論:本論書き方の失敗は「①章間の論理接続が不明、②パラグラフの主張が不明、③引用が多すぎる、④結果と考察の混同、⑤各章の分量が不均衡」の5つ。それぞれのBefore/Afterで具体的な改善策を示す。加えて、提出前チェックリスト12項目で失敗をゼロにできる。

失敗1:章間の論理接続が不明

Before(NG):各章が独立して繋がりが不明
After(OK):4パターン(並列・時系列・対比・因果)から選び、章末尾で次章への橋渡し

失敗2:パラグラフの主張が不明

Before(NG):段落を読み終わっても何を言いたいか不明
After(OK):パラグラフライティング5原則で1段落1主張、トピックセンテンス

失敗3:引用が多すぎる

Before(NG):引用が本文の40%以上を占め、自分の分析が薄い
After(OK):引用は10-20%、自分の分析を主体に

失敗4:結果と考察の混同

Before(NG):結果章で「××が○○だった。これは△△という理由による」と解釈を混ぜる
After(OK):結果は事実のみ、考察は別章で解釈

失敗5:各章の分量が不均衡

Before(NG):第3章が8000字で第4章が1000字と極端
After(OK):各章±20%の範囲でバランスを取る

提出前チェックリスト12項目

構造(3項目)

  • □ 本論が全体の60-70%か
  • □ 章数別テンプレ5型のいずれかに合致
  • □ 各章が3ステップ構造(主張→根拠→まとめ)か

論理(3項目)

  • □ 章間の論理接続4パターンのいずれかを使っているか
  • □ 段落がパラグラフライティング5原則に沿っているか
  • □ 論理の飛躍がないか

引用(3項目)

  • □ 引用は全体の10-20%か
  • □ 直接引用と間接引用を使い分けているか
  • □ 引用元を明示しているか

バランス(3項目)

  • □ 各章の分量が±20%以内か
  • □ 結果と考察が明確に分かれているか
  • □ 序論・結論とのバランス

卒論本論で悩む時|レポートビズの位置づけ

ここまで卒論本論の書き方を体系的に整理したが、「自分の研究に合う章構成が本当に書けるか」の疑問が残ることもある。そんな時の選択肢を整理する。

利用できる外部リソース

  • 研究室の先輩の卒論(最優先)
  • 指導教員のオフィスアワー
  • 大学の卒論支援センター
  • 学会誌の投稿論文の本論
  • 『論文の書き方』系書籍

「参考資料としての活用」という発想

代行業者を利用する場合でも、成果物をそのまま提出するのではなく「参考資料」として活用する発想が現実的である。プロが書く本論の実例を見ることで、自分の書き方が改善する。

あくまで自分で書く経験を通じたスキル向上を大切にしたい。

レポートビズの位置づけ

レポートビズは2021年5月開業のレポート・卒論作成の法人型サービスで、累計6,000件超の実績を持つ。卒論本論の書き方・章数別テンプレ・論理接続の相談にも対応可能である。ハイブリッド型(参考資料としての活用)の位置づけで、公式LINEから匿名で無料相談ができる。

まずは卒論本論の悩みを客観的に相談する目的で使うのが安全な始め方となる。

まとめ|本論は卒論の中核・章数別テンプレ+論理接続+パラグラフで最適化

卒論の本論は、「①卒論の中核=全体の60-70%、②役割5点(序論の問いへの答え・研究実質・データ提示・考察展開・独自性主張)、③分量目安(2万字なら12000-14000字)、④章立て5型(2章・3章・4章・5章・6章型)、⑤各章の書き方6原則(先行研究批判的検討・方法再現性・結果客観・考察解釈+比較・章冒頭目的・章末尾まとめ)、⑥論理展開5技術(演繹・帰納・三段論法・PREP・SDS)、⑦引用データ5原則(10-20%・直接vs間接・引用元明示・著作権・図表視覚化)、⑧章数別テンプレ5型、⑨章間論理接続4パターン(並列・時系列・対比・因果)、⑩パラグラフライティング5原則(1段落1主張・トピックセンテンス・支持文・具体例・締め)、⑪書く順序戦略5パターン(順序通り・結果から・方法から・中央から・並行執筆)、⑫章内3ステップ構造(主張→根拠→まとめ)」の12原則で書ける。本論の質が卒論全体の評価を決める。この基本を押さえれば、論理的で読みやすい本論が完成する。

  • 本論:卒論の中核・全体の60-70%
  • 【5役割】問い答え・研究実質・データ提示・考察展開・独自性主張
  • 【分量】2万字なら12000-14000字・章別±20%
  • 【章立て】2-6章の5型・研究複雑さで選択
  • 【各章6原則】先行研究・方法・結果・考察・章冒頭目的・章末尾まとめ
  • 【論理展開5技術】演繹・帰納・三段論法・PREP・SDS
  • 【引用データ5原則】10-20%・直接vs間接・引用元明示・著作権・図表視覚化
  • 【章数別テンプレ5型】2章型・3章型(文系)・4章型(理系)・5章型(IMRAD拡張)・6章型(大規模)
  • 【章間論理接続4パターン】並列・時系列・対比・因果
  • 【パラグラフライティング5原則】1段落1主張・トピックセンテンス・支持文・具体例・締め
  • 【書く順序戦略5パターン】順序通り・結果から・方法から・中央から・並行執筆
  • 【章内3ステップ】主張(冒頭)→根拠(中間)→まとめ(末尾)
  • 失敗5パターン:章間論理不明・パラグラフ主張不明・引用過多・結果考察混同・分量不均衡
  • 提出前チェックリスト12項目で本論書き方の失敗ゼロに

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「卒論本論の書き方が自分の研究に本当に合うか不安」「章数別テンプレ5型・章間論理接続4パターン・パラグラフライティング5原則が自分のケースに合うか確認したい」時、参考資料としての外部活用も選択肢の1つとなる。レポートビズのような、累計6,000件超のレポート作成実績を持つ業者に一度相談してみるのも1つの選択肢である。公式LINEから匿名で無料相談ができるので、まずは卒論本論の悩みを客観的に相談する目的で使うのが安全な始め方となる。ただし、あくまで「参考資料としての活用」という発想を持ち、自分で書く経験を通じたスキル向上を大切にしてほしい。

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