卒論を2人で進める4つの意味|認められる形とNGな形

最終更新日:2026年8月10日

この記事でわかること

  • 「卒論を2人で」という言葉が持つ4つの意味の違い
  • 大学の規定を確認する具体的な方法
  • 正当な共同研究として認められるケースの要件
  • 絶対にやってはいけない分担執筆・代筆のリスク
  • 勉強仲間として2人で協力する健全な方法
  • グループ卒論での温度差問題への対処
  • 共著記載のルールと貢献度の明示方法

執筆:レポートビズ編集部
2021年5月の開業以来、累計6,000件超のレポート・卒論作成の依頼に対応してきた編集チームが、「2人で卒論を進めたい」という相談データをもとに、正当な共同研究と不正となる分担執筆の境界、健全な協力の形を業界内部視点で整理している。

「卒論 2人で」——このキーワードで検索する人の意図は、実は複数ある。友人と共同で研究したい、一緒に進捗を確認する仲間が欲しい、実験を2人で行った場合の卒論はどう書けばいいのか、あるいは分担して書き上げたい——同じ「2人で」でも、その意味は大きく異なる。

結論から言えば、卒論を2人で進める形には正当なパターンと不正になるパターンがある。共同研究として実験を2人で行うことは多くの大学で認められているが、1つの卒論を分担して書き上げることは剽窃・不正行為に該当する。この違いを正確に理解しないまま2人で進めると、卒業取り消しなどの重大なリスクにつながる。「友達同士だからバレない」「両者の同意があれば問題ない」という考えは通用しない。

この記事では、「卒論を2人で」の4つの意味の分類、大学の規定の確認方法、正当な共同研究の要件、NGとなる分担執筆のリスク、健全な勉強仲間としての協力方法、グループ卒論の温度差問題への対処まで、業界内部の視点で誠実に整理する。「2人で協力したい」という気持ちは自然だが、その形を間違えると卒業に影響する。まずはこの記事全体で正しい理解を得てほしい。「一緒に頑張れば楽になる」という直感的な期待の裏には、実は複雑な線引きがある。

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「卒論を2人で」の4つの意味を分ける

結論:「卒論を2人で」という言葉には4つの異なる意味がある。正当なものとNGなものが混在するため、まず自分の意図がどれに該当するかを明確にする必要がある。

言葉が同じでも、実態は全く異なる。以下、4つの意味を整理する。この分類を持たずに「2人で書く」を進めると、意図せず不正行為に該当する形になる可能性がある。まず自分がどれを想定しているかを確認してほしい。

意味1:共同研究(実験・調査を2人で)

実験・調査・データ収集の段階を2人で行い、それぞれが自分の卒論として執筆する形である。

特に理系の実験や、社会調査など、1人では実施が困難な研究で採用される。多くの大学で正当な形として認められている。卒論の執筆は各自で行うが、実験部分は共同で行い、その旨を卒論に明記する。

意味2:共同執筆(1つの卒論を2人で書く)

1つの卒論を2人で共著として書き上げる形である。大学によって扱いが異なる。

ごく一部の大学・学部では、共同執筆が制度として認められている場合がある。この場合、指導教員の許可の下、共著者として2人の名前が明記される。ただし、大多数の大学では「卒論は個人で執筆する」ことが基本ルールとなっており、共同執筆は認められていない。

意味3:勉強仲間として協力する

それぞれが独立して自分の卒論を書きながら、進捗共有・フィードバック・情報交換を行う形である。

これは全く健全であり、多くの学生が実践している。1人で作業する孤独感を軽減し、モチベーション維持にも有効である。卒論そのものは各自が自力で書くため、不正の問題は発生しない。むしろ、卒論のような長期プロジェクトを1人で完結させるには、こうした仲間の存在が精神的に大きな支えとなる。

意味4:分担執筆(NG)

1つの卒論を「第1章はA、第2章はB」のように分担して書き、両者がそれぞれ自分の卒論として提出する形である。これは剽窃・不正行為に該当する。

「AがBの章を書き、BがAの章を書く」という形は、両者にとって「他者が書いたものを自分の卒論として提出する」ことになり、剽窃・代筆と同等の不正行為である。多くの大学で、これが発覚した場合、両者とも単位不可・卒業取り消し・懲戒処分の対象となる。

4つの意味の対応表

4つの意味を、正当性の観点で整理する。

自分の意図がどれに該当するかを、まず確認してほしい。

意味正当性備考
共同研究(実験部分)多くの大学で認められる執筆は各自で行う必要
共同執筆(共著)大学規定次第認められている大学は少ない
勉強仲間としての協力全く問題なし推奨できる健全な形
分担執筆絶対にNG剽窃・不正行為

大学の規定を確認する

結論:2人で卒論を進める前に、必ず自分の大学・学部の規定を確認する。規定を確認しないまま進めると、後から重大な問題になる可能性がある。

大学の規定は、学部・学科によって大きく異なる。一般化された「卒論のルール」で判断せず、必ず自分の所属先の具体的なルールを確認する必要がある。

確認すべきこと

確認すべきポイントは4つある。

これらを順番に確認することで、2人で進める形が可能かが明確になる。

  • 卒論の共著は認められているか(基本ルール)
  • 共同研究(実験・調査部分)の扱いはどうなっているか
  • 共著の場合、貢献度をどう記載する必要があるか
  • 不正行為(剽窃・分担執筆)への罰則はどうなっているか

確認する方法

確認する方法は3つある。それぞれを段階的に活用する。

まず公式資料を確認し、それでも分からない場合は教員・学務課に相談する流れが安全である。

  • 学部・学科の「卒業論文提出要領」「卒論の手引き」を確認する
  • 指導教員に直接質問する
  • 学務課・教務課で公式に確認する

「認められる」の意味を正確に理解する

「共同研究が認められる」ことと「共同執筆が認められる」ことは別である。混同すると危険である。

多くの大学では「実験・調査は2人で行っても、卒論は各自で書く」というルールとなっている。「2人で研究する」から「2人で書く」を導き出すのは危険である。必ず、書き方まで具体的に確認する。

正当な共同研究の要件

結論:実験・調査部分を2人で行う共同研究は、5つの要件を満たすことで正当に認められる。要件を満たしていない場合、不正行為と見なされるリスクがある。

共同研究を実施する場合、以下の5つの要件を必ず満たす。これは自分の身を守るためのルールでもある。

要件1:指導教員の許可を得る

共同研究を開始する前に、必ず指導教員の書面またはメールでの許可を得る。

口頭での許可は、後で「そんなことは言っていない」となるリスクがある。メールで「〇〇の実験を〇〇さんと共同で行いたい」と送り、返信を得るのが安全である。

要件2:各自の役割分担を明確にする

「誰が何を担当したか」を、書面で明確に記録する。

例:「A:実験装置の設計と組み立て、B:データ収集と分析」といった形で、各自の貢献を明示する。この記録は、卒論に付記する場合もある。特に理系の実験系テーマでは、後の口頭試問で「あなたはどの部分を担当しましたか」と質問されることが多く、事前の役割分担の記録があると答えやすい。

要件3:卒論の執筆は各自で行う

実験・調査は共同で行っても、卒論の執筆(文章化)は各自で独立して行う。

同じデータを扱っても、そのデータの解釈・考察・結論は各自の視点で書く。文章の書き回しが酷似している場合、剽窃と判定されるリスクがあるため、執筆過程は完全に分離する。

要件4:卒論内で共同研究であることを明記する

卒論内の「研究方法」の章などで、共同研究であること、共同者の氏名、自分の貢献範囲を明記する。

「本研究は、〇〇氏との共同研究として実施した。〇〇氏はA工程を担当し、本論文執筆者はB工程を担当した」といった記述を入れる。これにより、教員は正当な共同研究であることを認識できる。

要件5:考察・結論は各自独自のものにする

同じデータを分析しても、考察・結論・今後の課題は各自の独自の視点で書く。

卒論の評価の中心となるのは考察・結論部分である。ここが同じだと、共同研究ではなく共同執筆と見なされ、問題になる可能性がある。各自の関心・視点から独自の議論を展開する必要がある。

絶対にNGな分担執筆のリスク

結論:1つの卒論を分担して書く「分担執筆」は、多くの大学で剽窃・不正行為として扱われる。発覚した場合、両者とも卒業取り消しのリスクがある。

「AがBの章を書いてくれる」「BがAの章を書いてくれる」といった分担執筆は、たとえ両者の合意があっても、不正行為に該当する。以下、そのリスクを整理する。

なぜ分担執筆が不正なのか

卒論は「学生本人が自力で書き上げた成果物」として評価される。他者が書いた部分を自分の卒論として提出することは、剽窃・代筆と同等の行為である。

「相手の許可を得ているから問題ない」という考えは通じない。卒論の評価対象は「学生本人が書いた文章」であり、他者が書いた文章を含むことは、評価の前提を崩す。これは代筆業者に頼むことと本質的に同じであり、大学の学則違反となる。友人同士の善意であっても、行為としての不正性は変わらない。

発覚するパターン

分担執筆は、発覚するパターンがいくつかある。

「バレなければ大丈夫」という考えは通じない。以下のような形で発覚する。

  • 2人の卒論の文体が明らかに異なる箇所がある
  • 2人の卒論の内容が部分的に完全一致している
  • 剽窃検知ツールで両者の類似度が高いと判定される
  • 口頭試問で自分が書いていない章について答えられない
  • 共同執筆者間で関係が悪化し、片方が告発する

発覚した場合の処分

分担執筆が発覚した場合、多くの大学で以下の処分が下される可能性がある。

大学によって処分の重さは異なるが、少なくとも単位不可(=卒業不可)は確実である。

  • 卒論の単位不可(=卒業延期)
  • 卒業取り消し(卒業後に発覚した場合)
  • 停学・退学などの懲戒処分
  • 大学院進学の内定取り消し
  • 就職先への通知(大学によって異なる)

「一緒に書いた」という誘惑への対処

「時間がないから、この章だけ書いてほしい」という誘惑は、時に強くなる。しかし、これに応じることは、両者にとって最悪の結果を招く。

友人からの依頼を断るのは心苦しいが、断ることが両者を守る選択となる。「気持ちは分かるが、これは両方の卒業に関わるから断らせてほしい」と伝える。もし時間がなくて困っている友人がいれば、分担執筆ではなく、勉強仲間としての協力(フィードバック・情報共有)を提案する方が健全である。

健全な勉強仲間としての協力方法

結論:「勉強仲間として2人で協力する」形は、全く健全であり、むしろ推奨される。1人で作業する孤独感を軽減し、モチベーション維持にも効果的である。

卒論は基本的に1人での長期プロジェクトだが、勉強仲間との協力によって、その困難さを大きく軽減できる。以下、健全な協力方法を整理する。

進捗共有

週1回程度、お互いの進捗を共有する。

「今週は序論を書いた」「先行研究を5本読んだ」といった進捗を共有することで、お互いのペースメイキングになる。1人だと後回しになる作業も、他人に進捗を報告する予定があると、締切効果で進みやすくなる。

相互フィードバック

お互いの卒論を読み合い、フィードバックを交換する。

「この章の論理が飛躍している気がする」「参考文献の書式が統一されていない」といった指摘を、対等な立場で交換する。指導教員には言いにくいことも、同じ立場の仲間には話しやすい。ただし、フィードバックはあくまで「指摘」であり、相手の文章を直接書き換えるのはNGである。

情報交換

参考文献の情報、書き方の型、ツールの使い方などを情報交換する。

「この論文が役に立った」「このツールで参考文献リストが楽に作れる」といった情報を共有する。テーマが違っても、共通する作業(書式整備・参考文献管理・体裁チェック)については、情報が有効である。

作業時間の共有

同じ場所・同じ時間帯で作業する。

大学の図書館やカフェで、同じ時間に集まって各自作業する。「1人だと集中できない」という学生には特に有効である。ただし、隣に座って話し込むのではなく、あくまで同じ空間で各自の作業に集中する形がベストである。

健全な仲間関係のルール

勉強仲間との関係で気をつけたい5つのルールがある。

これを守ることで、良い関係を維持できる。

  • お互いの卒論を「書き換える」ことはしない
  • お互いのテーマは尊重し、無理に一致させない
  • 進捗の差を責めない
  • 秘密保持を徹底する(相手のテーマを外部に漏らさない)
  • 提出直前は各自の作業に集中し、干渉しすぎない

グループ卒論の温度差問題への対処

結論:大学によっては「3人以上のグループ卒論」が制度として存在する。この場合、メンバー間の温度差が大きな問題となる。事前のルール作りが解決の鍵である。

グループ卒論では、「一人で真面目に頑張っている」「他のメンバーはやる気がない」といった悩みが頻出する。以下、実務的な対処法を整理する。この問題は、初期のルール作りと途中経過の可視化で大幅に軽減できる。

温度差が発生する原因

温度差の原因は、目標設定の違いにある。

「A評価を取りたい」「合格ラインで十分」「就活が優先」——メンバーそれぞれの目標が違うと、投じる時間と労力も違ってくる。これは能力の問題ではなく、優先順位の問題である。

初期段階でのルール作り

グループ結成直後に、以下のルールを明確化する。

後から追加すると軋轢になるため、最初に決めておくのが重要である。

  • 各自の役割分担を書面で明確にする
  • 週1回の進捗会議を設定する
  • 連絡ツール(LINE・Slackなど)を1つに統一する
  • 締切から逆算した中間目標を共有する
  • やらないメンバーへの対処方針を事前に決める

温度差が発生した時の対処

「やらないメンバー」への対処は、感情的にならず、事実ベースで進める。

「あなたはやっていない」ではなく、「〇日までに△△が完成する予定だったが、進んでいないので、いつまでに完成できそうか」と、事実と締切で伝える。それでも改善しない場合、指導教員に相談する。

最悪の場合の判断

どうしてもうまくいかない場合、指導教員にグループ変更や個人卒論への切り替えを相談する。

温度差が大きく、自分の卒業に影響が出そうな場合、我慢し続けるのではなく、教員に相談する。教員は同様のケースを経験しており、対応策を持っていることが多い。

共同研究のパートナー選びとトラブル回避

結論:共同研究や勉強仲間の関係は、パートナー選びで9割が決まる。相性の悪い相手を選ぶと、途中で関係が破綻し、卒論そのものに影響する。

「仲が良いから」という理由だけでパートナーを選ぶと、後で後悔することが多い。共同研究や勉強仲間として長期間協力するには、以下の視点でパートナーを選ぶことが重要である。

パートナー選びの基準

共同研究・勉強仲間として適した相手には、いくつかの共通点がある。

以下の視点で、相手を客観的に評価してほしい。

  • 卒論への熱量が近い(A評価志向/合格志向のずれが少ない)
  • 約束を守る習慣がある(締切を守る、連絡を返す)
  • 意見を建設的に交換できる(否定ではなく提案ができる)
  • 自分の作業に責任を持てる(他人任せにしない)
  • プライベートと作業を分けられる(仲の良さと作業の質を混同しない)

避けるべきパートナー

逆に、以下のような相手との共同研究・勉強仲間の関係は避けた方が安全である。

これらの特徴がある相手と組むと、途中で関係が悪化し、両者が損をすることが多い。

  • 締切を守らない、連絡が遅い
  • 自分の作業を他人に押し付ける傾向がある
  • 他人の意見に反発しがち
  • 「なんとかなる」と楽観的すぎる
  • 「代わりに書いてほしい」を口にする

トラブル発生時の対処

関係が悪化した場合、早期に関係を見直す判断が必要である。

「もう少し我慢しよう」と続けると、自分の卒論に致命的な影響が出ることがある。以下のサインが見られたら、関係の見直しを検討する。

  • 相手からの一方的な依頼(章の代筆など)が続く
  • 約束を守らない状態が2回以上続く
  • 自分の作業時間が相手のために削られている
  • ストレスで体調・精神状態が悪化している
  • 指導教員から関係の悪化を指摘されている

関係を終わらせる方法

友人関係を維持したまま、共同研究や勉強仲間の関係だけを解消することは可能である。

「今後は各自で進めよう」と伝える時は、相手を責めるのではなく、自分の状況で説明する。「自分のペースで進めたい」「1人の方が集中できることが分かった」といった伝え方をする。関係を終わらせることは失敗ではなく、両者を守るための健全な判断である。

共著記載のルールと貢献度の明示

結論:共著が認められる大学の場合、貢献度を明示する記載ルールがある。ルールを守らないと、共著自体が問題視される可能性がある。

共著記載は、単に「2人の名前を書けばいい」というものではない。以下、標準的なルールを整理する。

共著者の資格

共著者となるには、研究への実質的な貢献が必要である。単に手伝った程度では共著者にならない。

学術界では、共著者の資格として「研究の構想・データ収集・分析・執筆に相当の貢献を行った者」とされている。これは卒論でも同様である。データ収集を手伝った程度なら「謝辞」に記載し、共著者とはしない。

貢献度の記載方法

共著の場合、卒論内に貢献度を明記する。

「著者貢献」または「研究の分担」というセクションを設け、各共著者が何を担当したかを明記する。例:「〇〇:実験の設計と実施、データ収集」「△△:データ分析、論文執筆」といった形である。

評価の仕組み

共著の場合、各共著者の貢献に応じて評価が付けられる。両者が同じ評価とは限らない。

貢献度が同等でない場合、評価も分かれる場合がある。共著だからといって「相手が優秀なら自分も優秀」とはならないため、各自の貢献を確実に積み上げる必要がある。

選択肢の1つとしてのレポートビズ

結論:2人で協力する形が難しい、または大学が共著を認めていない場合、参考資料としてレポートビズも選択肢の1つとなる。

レポートビズは2021年5月の開業以来、累計6,000件超のレポート・卒論作成依頼に対応してきた法人型サービスである。「1人で書くのが不安」という理由で2人で書く方法を探していた学生からの相談も、毎年寄せられる。

参考資料としての活用法

「そのまま提出する」のではなく、書き方の型を学ぶための参考資料として活用する使い方が推奨される。

「一人で書くのが不安だから2人で書きたい」という背景の場合、実は「書き方が分からない」ことが本質的な悩みである場合が多い。この場合、参考資料で型を学ぶことが、2人で書く(=分担執筆のリスク)より安全な選択となる。

相談の流れ

公式LINEから匿名で無料相談ができるため、状況に応じて活用してほしい。

いきなり依頼するのではなく、まずは自分の状況を相談し、参考資料としての活用が適しているかを含めて検討する流れが自然である。相談段階での料金は発生せず、依頼するかどうかも自由に判断できる。

「時間がない中で友人と分担できたら効率的」という発想は、卒業のリスクと引き換えの短期的な楽さでしかない。友人と協力するなら、勉強仲間としての形が最も安全で持続可能である。

卒論を2人で進めることに関するよくある質問(FAQ)

2人で卒論を進めることに関して、多くの相談者から寄せられる質問をまとめた。

Q1. 友達と一緒に卒論を書いてもいいですか?

1つの卒論を分担して書くのはNGだが、勉強仲間として協力するのは全く問題ない。

「同じ場所で作業する」「進捗を共有する」「フィードバックを交換する」といった形は健全である。ただし、「相手の章を書いてあげる」ことは絶対にしてはならない。

Q2. 実験を2人でやったのですが、卒論はどう書きますか?

共同研究として認められる形式で、指導教員の許可を得て進める。

共同研究の要件5項目(指導教員の許可・役割分担明確化・各自執筆・共同研究の明記・考察独自)を満たすことで、正当に扱える。

Q3. 分担執筆が本当にバレますか?

剽窃検知ツール、文体の違い、口頭試問での応答不能——複数の経路で発覚する可能性が高い。

「バレなければ大丈夫」という考えは、卒業を賭ける博打である。発覚した場合、卒業取り消し・懲戒処分の対象になる。

Q4. 友達に「章を書いてほしい」と頼まれたら?

断ることが両者を守る選択である。

「気持ちは分かるが、両方の卒業に関わるから断らせてほしい」と伝える。代わりに、勉強仲間としての協力(フィードバック・情報共有)を提案する。断ることは、友人関係を守るためにも必要である。

Q5. 3人グループの卒論で、他の2人がやりません

感情的にならず、事実と締切で伝え、それでも改善しなければ指導教員に相談する。

「〇日までに△△が完成する予定だが、進んでいない。いつまでに完成できるか」と、締切で伝える。教員は同様のケースを見てきており、対応策を持っていることが多い。

Q6. 共著が認められる大学かどうか分かりません

学部・学科の「卒業論文提出要領」を確認し、それでも不明な場合は学務課や指導教員に確認する。

推測で進めるのは危険である。必ず公式に確認する。多くの大学では、共著は認められていないのが実情である。

Q7. 1人で書くのが不安です

「2人で書く」ことを検討する前に、まず1人で書くための支援策を検討してほしい。

指導教員との面談頻度を上げる、勉強仲間を作る、大学のライティングセンターを活用する、参考資料を活用する——1人で書くための支援は複数ある。「1人で書く不安」を「2人で書く」で解消しようとすると、分担執筆のリスクに近づく。まず1人で書く支援策を検討する方が安全である。詳細は卒論に向いてないと感じる原因|時期別の対処と選択肢も参考になる。

まとめ|「2人で」の形を正確に理解し、健全な協力を選ぶ

「卒論を2人で進める」には、正当な形と不正になる形が混在する。正当な共同研究(実験・調査部分)は多くの大学で認められているが、1つの卒論を分担して書く「分担執筆」は剽窃・不正行為に該当し、発覚した場合は卒業取り消しなどの重大なリスクを伴う。「2人で協力する」という気持ちを健全な形で実現するには、勉強仲間としての協力が最も安全である。

本記事の要点を再掲する。

  • 「卒論を2人で」には4つの意味(共同研究・共同執筆・勉強仲間・分担執筆)がある
  • 共同研究(実験・調査部分)は多くの大学で認められる
  • 共同執筆(共著)は大学規定次第、認められる大学は少ない
  • 勉強仲間としての協力は全く問題なく、むしろ推奨される
  • 分担執筆は絶対NG、剽窃・不正行為として扱われる
  • 2人で進める前に、必ず大学の規定を確認する
  • 正当な共同研究の5要件(教員許可・役割分担・各自執筆・明記・独自考察)を守る
  • 分担執筆が発覚すると卒業取り消しのリスクがある
  • 勉強仲間としての協力方法(進捗共有・フィードバック・情報交換・作業時間共有)を活用する
  • グループ卒論の温度差問題は、初期のルール作りで防ぐ
  • 共著記載には貢献度の明示が必要

より詳細な情報は、卒論に向いてないと感じる原因|時期別の対処と選択肢卒論をボロクソに言われた時の受け止め方と対処ステップ卒論をゴミだと感じた時の客観視と改善のためのステップ卒論のクオリティを高める7要素と実践的な改善アクション卒論の評価基準|A評価の取り方と不可判定になるパターン卒論を7月から始める場合の逆算スケジュール卒論を4ヶ月で書き上げる週別ロードマップ卒論 残り5日で書き上げる緊急対応卒論 1日で書くのは可能?24時間対応卒論は1日何時間やるべき?期間別・状況別の目安一覧卒論の平均は?文字数・ページ数・時間の学部別目安一覧レポート・卒論の書き方完全ガイド参考文献の書き方大学レポートの書き方レポート例文集レポートが間に合わないときの対処法レポートを遅れて提出する場合の対応もあわせて参照してほしい。

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