最終更新日:2026年7月11日
この記事でわかること
- 実際の完成レポート例(1,600字の環境問題レポート)
- 序論・本論・結論の書き方の型と穴埋めテンプレート
- PREP法とパラグラフライティングの実例
- 課題タイプ別(論考型・報告型・読書レポート・リアクションペーパー)の書き方の例
- 良い例と悪い例の対比10パターン
- 書き出し・書き終わりの例文20パターン
- 実例を使って自分のレポートに応用する方法
執筆:レポートビズ編集部
2021年5月の開業以来、累計6,000件超のレポート・卒論作成を対応してきた編集チームが、実際の完成例をもとに「型」を抽出して解説しています。
レポートの書き方を説明で理解しようとしてもピンと来ないことは多い。
そんなときに一番効くのが、実際の「例」を見ることである。
この記事では、完成レポートを1本丸ごと提示したうえで、序論・本論・結論・参考文献の型を抽出し、良い例と悪い例の対比・課題タイプ別の書き方まで、実例ベースで解説する。
レポートの書き方の「例」を学ぶメリットとは?
結論:レポートの書き方は、説明を読むより「例」を1本見た方が短時間で理解できる。完成品を見て全体像を掴み、良い例と悪い例の対比で減点ポイントを把握し、課題タイプ別の型を身につけるのが最短ルートである。
レポートの書き方を学ぶには、「例」から入るのが実は最速である。
この記事で提供する例のタイプと使い方を、最初に整理しておこう。
完成品を見ることで全体像がわかる
レポートを1度も書いたことがない人が最初につまずくのは、「そもそも完成品がイメージできない」ことにある。
完成レポートを1本見るだけで、序論・本論・結論の分量バランスや、参考文献の書き方、全体の見た目が一気に理解できる。
- 全体の分量バランス(序論10%・本論80%・結論10%)が体感できる
- タイトル・氏名・所属の配置がわかる
- 参考文献リストの体裁が具体的にわかる
- 「学術的な文体」の実物がわかる
良い例と悪い例の対比で減点ポイントがわかる
「良い例」だけを見ても、自分の書き方のどこが悪いのかはわかりにくい。
「悪い例」と対比して初めて、減点ポイントが明確になる。
- 「こう書きがち」というNGパターンが把握できる
- 直前の対比で「なぜダメか」の理由がわかる
- 自分のレポートを見直すときのチェックポイントになる
この記事で提供する4種類の例
この記事では、以下の4種類の例を提供する。
それぞれ、レポートを書く上で必要な視点が異なる。
| 種類 | 目的 |
|---|---|
| 完成レポート例(1,600字) | 全体像を掴む |
| 各パート(序論・本論・結論)の型 | 部分ごとの書き方を学ぶ |
| 良い例vs悪い例の対比 | 減点ポイントを把握する |
| 課題タイプ別の書き方 | 自分の課題に合った型を選ぶ |
完成レポート例(1,600字の環境問題レポート)
結論:大学の教養科目でよく出される「環境問題について論じなさい」という課題を題材に、1,600字の完成レポート例を提示する。各パートに解説付きなので、そのまま型として自分のテーマに応用できる。
まず、完成レポート1本を丸ごと見てほしい。
大学教養科目でよく出される「環境問題」を題材にした架空のレポート例である。
全体像:テーマ設定から結論まで
まず、この完成レポート例の全体像を確認する。
タイトル・分量・構成の3つを最初に把握してほしい。
- タイトル:「日本のプラスチックごみ削減における自治体の役割」
- 総文字数:約1,600字
- 構成:序論(200字)+本論(1,200字)+結論(200字)
- 参考文献:3件
- 文体:である調(常体)
【序論部分】完成例と解説
序論の完成例を示す。
問題提起→背景→レポートの目的、の3ステップで200字にまとめている。
日本のプラスチックごみ排出量は、環境省(2024)によれば年間約840万トンにのぼる。この量は世界でも上位に位置し、海洋汚染への影響が国際的に問題視されている。政府はレジ袋有料化などの施策を進めているが、削減効果は限定的である。本レポートでは、プラスチックごみ削減における「自治体」の役割に焦点を当て、先進事例の分析を通じて、有効な取り組みの方向性を明らかにする。
- 1文目:数値を用いた問題提起(「840万トン」で規模を示す)
- 2文目:問題の重大性を示す
- 3文目:既存の対策と限界を示す
- 4文目:レポートの目的を明示
【本論部分】完成例と解説
本論の完成例を示す。
本論では「先進事例の紹介→分析→自分の考察」の流れで論を展開している。
まず、プラスチックごみ削減で成果を上げている自治体の代表例として、京都府亀岡市が挙げられる。亀岡市は2020年に全国で初めてプラスチック製レジ袋の提供禁止条例を施行した(亀岡市, 2020)。同市の環境政策課の報告によれば、施行後1年でレジ袋辞退率は99%に達し、市内のごみ集積所からのプラスチックごみ量は約23%減少した。
次に、この事例から見えてくるポイントは3つある。第一に、条例による強制力の重要性である。従来の「協力要請」ベースの取り組みでは、市民の意識に大きなばらつきがあり、実効性に欠けていた。条例化により、事業者と市民に統一的な行動が求められる点が成果につながっている。
第二に、行政と事業者の連携である。亀岡市では条例施行前の1年間、市内の小売店と協議を重ね、環境に配慮した代替品の普及や、市独自のマイバッグ推進運動を並行して行った。この準備期間があったことが、市民の混乱を最小限に抑える結果となった。
第三に、教育・啓発活動の重要性である。同市では小中学校での環境教育を強化し、家庭を巻き込んだ意識改革を進めている。長期的な効果を担保するには、こうした地道な取り組みが不可欠と考えられる。
一方で、亀岡市の事例をそのまま全国に展開するには、いくつかの課題がある。地域住民の生活様式や産業構造は自治体ごとに大きく異なる。特に大都市部では、条例の適用範囲や事業者との調整に大きな困難が予想される。
- 段落1:具体的な事例の紹介と数値による裏付け
- 段落2〜4:「第一に」「第二に」「第三に」の3点で論を整理
- 段落5:反対の視点や限界にも触れて、論の公平性を担保
【結論部分】完成例と解説
結論の完成例を示す。
本論の要約→意義→今後の課題、の3点でまとめている。
本レポートでは、京都府亀岡市の事例を通じて、プラスチックごみ削減における自治体の役割を検討した。結果として、条例化による強制力・事業者との連携・教育活動の3点が成果の要因であることが明らかとなった。この分析は、他の自治体が今後同様の政策を検討する際の参考になると考えられる。今後の課題としては、都市部への適用可能性の検証や、代替品導入による経済的影響の分析が挙げられる。
- 1文目:何を検討したのかを再提示
- 2文目:本論の要点を3点で整理
- 3文目:このレポートの意義を示す
- 4文目:今後の課題を明示
【参考文献部分】完成例と解説
最後に参考文献リストの完成例を示す。
五十音順に並べ、著者名・出版年・タイトル・出版社を明記する。
参考文献
亀岡市(2020)「かめおかプラスチックごみゼロ宣言」亀岡市環境政策課.
環境省(2024)『令和6年版環境白書』日経印刷.
山田太郎(2023)「地方自治体における環境政策の実効性に関する研究」『環境政策研究』第25巻第2号, pp.45-62.
- 五十音順(あ→か→さ→…)で並べる
- 官公庁・行政の資料も文献としてリスト化する
- 書名は『二重かぎカッコ』、論文名は「一重かぎカッコ」で表記
- 論文は掲載雑誌の巻・号・ページ数まで明記
序論の書き方の例(型と穴埋めテンプレ)
結論:序論の型は「問題提起→背景説明→レポートの目的」の3ステップ。この型に沿って穴埋めするだけで、初心者でも通用する序論が書ける。分量の目安はレポート全体の10〜20%である。
序論は、レポートの「顔」となる部分である。
ここで書き手の印象が決まるため、型に沿って書くのが確実である。
序論の型(問題提起→背景→レポートの目的)
序論は3ステップの型で書く。
この型を守れば、迷わずに序論が書ける。
- ステップ1:問題提起(数値やデータで問題の規模を示す)
- ステップ2:背景説明(なぜこの問題を取り上げるのか)
- ステップ3:レポートの目的(このレポートで何を明らかにするか)
穴埋めテンプレート
すぐに使える穴埋めテンプレートを提示する。
【】部分を自分のテーマの内容に置き換えれば、そのまま序論として使える。
【テーマに関連する統計や数値】によれば、【問題の規模を示す事実】が示されている。この問題は【なぜ重要か、何が原因か】といった点で注目されている。従来【既存の対応や研究の状況】といった取り組みが行われてきたが、【残された課題】については依然として議論の余地がある。本レポートでは、【具体的な焦点】に絞って考察し、【何を明らかにしたいか】を目指す。
- テーマに関連する統計や数値:政府白書などから引用
- 問題の規模を示す事実:2〜3個の数値を組み合わせる
- 既存の対応:先行研究や政策を1〜2件挙げる
- 本レポートの焦点:具体的な視点や範囲を絞る
良い書き出しの例5パターン
序論の書き出しには、いくつかの定番パターンがある。
自分のテーマに合った1つを選んで使うとよい。
- 【数値パターン】「〇〇によれば、【数値】が示されている」
- 【現状パターン】「近年、〇〇に関する議論が活発化している」
- 【問い提示パターン】「〇〇はなぜ〇〇なのか、その理由を検討する」
- 【引用パターン】「著者名(出版年)は〇〇と述べている」
- 【定義パターン】「〇〇とは、〇〇のことを指す。本レポートでは〜」
悪い書き出しの例と改善
やってはいけない悪い書き出しの例を紹介する。
いずれもレポート初心者がやりがちなミスである。
| NG例 | 改善例 |
|---|---|
| 私は〜について考えたいと思います。 | 本レポートでは〇〇について考察する。 |
| 環境問題ってすごく大事ですよね。 | 環境問題は、政府白書でも重要課題とされている。 |
| 今日は〇〇について書きます。 | 本レポートでは、〇〇について論じる。 |
| 先生が〇〇と言っていたので興味を持ちました。 | 本講義で〇〇の重要性が指摘された点を踏まえ、〜 |
本論の書き方の例(PREP法の実例)
結論:本論はレポートの中核で、全体の60〜80%を占める。PREP法(結論→理由→具体例→結論)またはパラグラフライティングという2つの型を使えば、説得力のある本論が書ける。
本論はレポートの核心である。
ここで使える具体的な型を、実例つきで解説する。
本論の型(主張→根拠→具体例→再主張)
本論の1つの「パラグラフ(段落)」は、4ステップで組み立てる。
この型を守れば、論理的で読みやすい本論になる。
- 主張(Point):この段落で言いたい要点
- 理由(Reason):なぜそう主張するのか
- 具体例(Example):理由を裏付けるデータや事例
- 再主張(Point):主張を言い換えて締める
PREP法の実例
実際のPREP法の実例を示す。
「大学生のスマートフォン利用時間の増加」というテーマの1段落例である。
【Point:主張】大学生のスマートフォン利用時間の増加は、学業成績への悪影響を及ぼしている。
【Reason:理由】スマートフォンの長時間利用は、学習時間の減少と睡眠不足を引き起こすためである。
【Example:具体例】実際、〇〇大学の調査(2024)によれば、1日3時間以上スマートフォンを利用する学生の平均GPA(成績評価値)は2.4であり、1時間未満の学生の3.1と比べて有意に低い。
【Point:再主張】したがって、大学生のスマートフォン利用時間と学業成績には、明確な負の相関があると考えられる。
- PREP法は1段落4文が基本形
- 「Example」の部分に必ず具体的な数値や事例を入れる
- 「Point」の主張と再主張は、同じ内容を言い換える
- PREP法を使うと、読み手は最初の1文だけで主張がわかる
パラグラフライティングの実例
もう1つの手法がパラグラフライティングである。
PREP法よりやや長い段落を書く場合に適している。
【トピックセンテンス】フランスの少子化対策は、日本と比較して顕著な成果を上げている。【サポート文1】フランスの合計特殊出生率は2023年時点で1.79であり、日本の1.20を大きく上回っている(内閣府, 2024)。【サポート文2】その背景として、包括的な家族手当制度と、育児休業中の所得補償の充実が挙げられる。【サポート文3】また、保育所の整備率も日本の1.7倍と、共働き家庭を支える基盤が整っている。【結論文】これらの制度は、少子化に悩む日本にとって大きな示唆を含んでいる。
- トピックセンテンス:段落の冒頭に主張を置く
- サポート文:主張を裏付ける3〜4文
- 結論文:段落の結論を締めくくる
- 1段落=1テーマの原則を守る
悪い本論と改善例
悪い本論の例と改善方法を示す。
典型的な失敗パターンを知ることで、自分の本論もチェックできる。
| NG本論 | 改善方法 |
|---|---|
| 感想が多い | 数値やデータで裏付ける |
| 主張が不明確 | 1段落1テーマの原則を守る |
| 引用元がない | 参考文献を明記する |
| 反対意見に触れない | 反対の視点も1段落入れる |
| 結論に繋がらない話が多い | 各段落と結論の関連を明示 |
結論の書き方の例(型と締めのパターン)
結論:結論の型は「本論の要約→意義→今後の課題」の3ステップ。分量は全体の10〜20%が目安。新しい情報や主張を追加せず、これまでの内容を整理して締めるのが原則である。
結論は、レポートの「締め」となる部分である。
短い分量で本論の要点を整理し、レポートを綺麗に終わらせる。
結論の型(要約→意義→今後の課題)
結論は3ステップの型で書く。
この型を守れば、迷わずに結論が書ける。
- ステップ1:本論の要約(何を明らかにしたか)
- ステップ2:意義(このレポートが持つ意味)
- ステップ3:今後の課題(残された論点)
良い結論の例5パターン
結論には、いくつかの締め方のパターンがある。
テーマの性質に合わせて使い分けよう。
- 【要約パターン】「本レポートでは〇〇を明らかにした」
- 【提言パターン】「今後は〇〇が求められる」
- 【問題喚起パターン】「〇〇の問題は依然として残っている」
- 【学び強調パターン】「本レポートを通じて〇〇の重要性を認識した」
- 【展望パターン】「今後は〇〇の分野で更なる研究が期待される」
悪い結論の例と改善
結論でやってはいけないミスを紹介する。
結論は「新しい情報を追加しない」のが基本ルールである。
| NG例 | 改善例 |
|---|---|
| 新しい主張が加わっている | 本論で扱った要点だけを整理する |
| 感想で終わる(「勉強になりました」) | 意義と今後の課題を明示する |
| 唐突に終わる(結論なし) | 「本レポートでは〜を明らかにした」で締める |
| 本論と同じことをそのまま再掲 | 要点を圧縮して言い換える |
【課題タイプ別】レポートの書き方の例
結論:大学のレポート課題は、①論考型(自分の意見を論じる)、②報告型(事実を整理する)、③読書レポート(本を分析する)、④リアクションペーパー(講義の感想)の4タイプに大別される。それぞれ書き方の型が異なる。
大学のレポートは、実は4つのタイプに分けられる。
タイプによって書き方の型が異なるので、まず自分の課題がどれに該当するかを確認する。
論考型レポートの例
論考型レポートは、与えられたテーマに対して自分の意見を論じるタイプである。
大学レポートで最も一般的なタイプで、「〇〇について論じなさい」という指示で出される。
- 課題例:「少子高齢化が労働市場に与える影響について論じなさい」
- 型:序論(問題提起)→本論(主張+根拠3つ)→結論(まとめ+課題)
- ポイント:主張は1つに絞る、必ずデータで裏付ける
- 分量:1,500〜3,000字が標準
報告型レポートの例
報告型レポートは、調査結果や事実を整理するタイプである。
実験レポートやフィールドワーク報告書がこれに該当する。
- 課題例:「〇〇の実験結果をまとめなさい」
- 型:目的→方法→結果→考察→結論
- ポイント:客観的な記述に徹する、主観は「考察」パートのみ
- 分量:2,000〜5,000字が標準
読書レポートの例
読書レポートは、指定図書または自分で選んだ本を分析するタイプである。
感想文とは異なり、客観的な要約と論理的な分析が求められる。
- 課題例:「〇〇を読んでレポートを書きなさい」
- 型:本の紹介→要約→分析→自分の意見
- ポイント:本の内容と自分の意見を明確に区別する
- 分量:1,000〜3,000字が標準
リアクションペーパーの例
リアクションペーパーは、講義の感想や質問をまとめる短いレポートである。
出席点として毎回提出を求められることが多い。
- 課題例:「今回の講義の感想を書きなさい」
- 型:講義内容の要約→学び→質問(あれば)
- ポイント:「面白かった」だけでなく、具体的にどこが学びだったか
- 分量:400〜800字が標準
【良い例vs悪い例】レポート表現の対比10パターン
結論:レポートの表現は「学術的な文体」に統一する必要がある。「事実と意見の区別」「曖昧表現の排除」「主観の削除」「文末表現の統一」の4カテゴリで、良い例と悪い例を対比しながら解説する。
レポートで典型的にやってしまうミスと、その改善方法を対比で示す。
1つずつ自分の文章をチェックする視点として活用してほしい。
事実と意見の分け方
事実と意見を混同しないのは、レポートの基本ルールである。
両者を分けて書くだけで、文章の説得力が大きく上がる。
| 悪い例 | 良い例 |
|---|---|
| 環境問題は深刻な問題だと感じた。 | 環境省(2024)によれば、CO2排出量は前年比3%増加している。この動向は深刻と評価できる。 |
| この本はとても面白かった。 | 本書は〇〇という新しい視点を提示している点で興味深い。 |
曖昧な表現vs具体的な表現
曖昧な表現は、レポートで最も避けたい書き方である。
「多い」「少ない」「良い」といった主観的な表現は、具体的な数値に置き換える。
- 「多くの人」→「回答者50名中35名(70%)」
- 「昔から」→「1970年代から」
- 「かなり増えた」→「前年比25%増加した」
- 「みんな知っている」→「調査対象の98%が認知していた」
主観的vs客観的な表現
レポートは客観的な文章で書く。
「思う」「感じる」といった主観的な動詞は、原則として使わない。
| 悪い例 | 良い例 |
|---|---|
| 私は〇〇だと思う。 | 〇〇と考えられる。 |
| 〇〇と感じた。 | 〇〇であると分析できる。 |
| 私が思うに、〇〇だ。 | 本レポートでは、〇〇と結論づける。 |
文末表現の統一
文末表現は、レポート全体で統一する。
大学レポートは「である調」で書くのが標準である。
- 統一すべき文末:「〜である」「〜と考えられる」「〜と述べている」
- 避ける文末:「〜です」「〜ます」(である調と混在するのがNG)
- 単調を避けるために:「〜である」→「〜と言える」→「〜と結論づけられる」など言い換える
- 1つのレポート内で「〜です」と「〜である」が混在するのは減点対象
実例だけでは書けないと感じたときの選択肢
結論:例を見て型を理解しても、自分のテーマに応用するときに手が止まる経験は誰にでもある。そんなときは、①添削サービスを利用する、②プロが書いた参考資料を活用する、の2つの選択肢を検討してほしい。
例を見て型を学んでも、いざ自分のテーマに応用すると詰まることがある。
そんなときは、以下の2つの選択肢を検討してほしい。
添削サービスを利用する
自分の下書きをプロに添削してもらうサービスがある。
実際の文章を通じて弱点を指摘してもらえるので、次回以降のレポートに知見を持ち越せる。
- 大学のライティングセンターは無料で利用可能な場合が多い
- 専門の添削サービスも有償で利用可能
- 自分の文章を通じて弱点が明確になる
- 次回以降のレポートに知見を持ち越せる
プロが書いた参考資料を活用する
もう1つの選択肢が、自分のテーマに合わせた参考資料を活用することである。
特に社会人学生など時間の制約が厳しい人には有効な手段となる。
当メディアを運営するレポートビズでは、2021年5月の開業以来、累計6,000件超のレポート・卒論作成の依頼に対応してきた。1,000字あたり3,300円〜という料金で、社会人学生の学習レポートを含む幅広い分野で「参考資料」を提供している。
- プロが書いた実例を「型」として参考にできる
- 提出用ではなく「参考資料」として活用するのが基本
- 次回以降は自力で書けるようになる学習効果もある
- 公式LINEから匿名で無料見積もり可能
レポートの書き方の例に関するよくある質問(FAQ)
レポートの書き方の例に関して、多くの学生から寄せられる質問をまとめた。
Q1. レポートの例をそのまま真似してもいいですか?
「型」は真似してよく、「内容」は真似してはいけないのが原則である。
この記事で示した完成例の「序論→本論→結論」の構造や、PREP法の型は、そのまま自分のレポートに使ってよい。一方、例文の中の具体的な内容(データ・事例・主張)をそのままコピーするのは盗作(剽窃)となり、単位を落とすリスクがある。「型は借り、中身は自分で書く」を徹底することが重要である。他人のレポートを大量に読むと、自然と自分の文体が形成される。
Q2. 完成レポート例はどこで見られますか?
大学のライティングセンターや公式PDFで公開されているものが信頼できる。
神戸国際大学の「レポートの書き方 Ver. 1.2」PDFや、中央大学ライティング・ラボの「レポートの書き方資料」PDFなど、大学が公式に公開しているものは、内容の質も体裁も安心して参考にできる。図書館で借りられるレポート・論文の参考書にも、完成例が多数掲載されている。ネットで探す場合は、大学ドメイン(.ac.jp)のサイトを優先して見るとよい。
Q3. 例のような文章が書けません。どうすればいいですか?
最初は「穴埋めテンプレート」を使って書くのがおすすめである。
この記事で示したような穴埋め型のテンプレートを使えば、初心者でも「学術的な文体」に近い文章が書ける。最初は不自然でも、5〜10本書くうちに自然に書けるようになる。また、良い例文を書き写す「写経」も有効な練習法である。書き写すことで、学術的な言い回しやリズムが体に染み込む。1日15分でも継続すると、確実に上達する。
Q4. 例文を暗記して当てはめても意味がないですか?
暗記するなら「型」だけにする。
具体的な例文をそのまま暗記して当てはめると、テーマとの整合性が取れずに不自然な文章になる。暗記するなら「序論は3ステップで書く」「PREP法で本論を組み立てる」といった「型」に絞るべきである。型が身につけば、テーマが変わっても応用できる。逆に、具体的な例文の暗記は応用が効かないので、あまりおすすめしない。
Q5. 良い例と悪い例、どちらを先に見た方がいいですか?
「悪い例→良い例」の順で見るのが効果的である。
先に良い例を見ると、「これが正解か」と受け入れるだけで終わってしまう。一方、先に悪い例を見て「これのどこがダメか」を考えてから良い例を見ると、改善の理由まで理解できる。この記事の「良い例vs悪い例」の対比は、右側の「良い例」を先に隠して、自分で「どう直すべきか」を考えてから確認する使い方がおすすめである。
Q6. 例文と自分の課題テーマがまったく違うのですが、応用できますか?
この記事の例文の「型」は、あらゆるテーマに応用できる。
例えば、この記事の環境問題の完成レポート例は、「テーマ→問題提起→具体事例→分析→結論」という型で書かれている。この型は、政治・経済・文学・理系のどのテーマにも応用できる。テーマが違っても、序論・本論・結論の3部構成、PREP法の1段落4文の型は変わらない。テーマに合わせて「中身」だけを差し替えれば、レポートが完成する。
Q7. 例のとおりに書いたのに評価が低かったのはなぜですか?
評価が低い場合は、型以外の要素に問題がある可能性が高い。
型を守っても、テーマ設定が浅い、データが古い、引用元の信頼性が低い、独自の視点がない、といった要素で評価は下がる。型はあくまで「土台」であり、その上に「中身」を積み上げるのが本質である。評価が伸びない場合は、①テーマを深掘りしたか、②データや事例が具体的か、③自分独自の視点があるか、の3点を見直してみるとよい。
まとめ|例を見て型を学べば、次回は自分で書ける
レポートの書き方は、実際の例を見ながら型を学ぶのが最短ルートである。
この記事で解説した内容を実践すれば、初めての人でも通用するレポートが書けるようになる。
- まず完成レポート例(1,600字)を見て、全体像を掴む
- 序論は「問題提起→背景→レポートの目的」の3ステップで書く
- 本論はPREP法(主張→理由→具体例→再主張)またはパラグラフライティングで組み立てる
- 結論は「本論の要約→意義→今後の課題」の3ステップで締める
- 課題タイプ(論考型・報告型・読書レポート・リアクションペーパー)を確認する
- 良い例と悪い例の対比10パターンで表現をチェック
- 「型」は真似してよいが、「内容」は自分で書く
最初は例に頼っていい。5〜10本レポートを書くうちに、自然と自分の型が身についてくる。
それでも書けない場合は、レポートビズのような参考資料提供サービスも選択肢の1つとして知っておくと、いざというときに役立つ。