最終更新日:2026年7月31日
この記事でわかること
- 引用が著作権侵害にならないための6つの条件と、それぞれの実務判断
- 「引用」「参考」「剽窃」の3段階の明確な区別
- 図表・グラフを引用する際の3タイプ(そのまま/加工/自作)の使い分け
- 著作権法第35条による学校教育例外の適用範囲
- AI生成物の著作権(2026年時点)の実務的な扱い方
- 画像・イラストの著作権とフリー素材・パブリックドメインの活用法
- 避けるべきNG著作権パターン7選と、それぞれの改善方法
執筆:レポートビズ編集部
2021年5月の開業以来、累計6,000件超のレポート・卒論作成の依頼に対応してきた編集チームが、実際の添削現場で頻繁に指摘する「引用・著作権」の判断ミスを踏まえ、レポートの著作権の実務判断を体系的に整理している。
「レポート 著作権」——このKWを検索する人は、レポート作成で他人の文章・図表・画像を使う際、著作権侵害にならないかを確認したい状況にある。著作権の扱いを誤ると、単位取消・剽窃扱い・訴訟リスクまで発展する可能性があるため、正確な理解が不可欠である。
結論から言えば、著作物を引用する際は、①公表済み、②必要性、③明瞭区分、④主従関係、⑤改変不可、⑥出所明示、の6条件を満たす必要がある。この6条件は著作権法第32条に基づく実務判断基準であり、全て満たせば著作者の許可なく引用できる。ただし、これは「引用」の場合のみで、「参考」「剽窃」との違いを理解することが重要である。
この記事では、引用の6条件、引用/参考/剽窃の3段階区別、図表引用の3タイプ、著作権法第35条の学校教育例外、AI生成物の著作権、フリー素材の活用、教員視点、NG7選、Before/After実例まで、累計6,000件超のレポート添削実績を持つ編集部の視点で整理する。レポート作成の著作権を実務的に判断できるマニュアルとして構成した。
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レポートの著作権とは何か?結論
結論:レポートの著作権とは、「他人の著作物を利用する際に守るべき法的ルール」のことである。日本の著作権法により保護されており、違反すると剽窃扱い・単位取消・民事責任・場合により刑事罰の対象となる。
まず、著作権の基本を整理する。この理解が、以下の実務判断の土台となる。
著作物とは「思想または感情の表現」
著作権法第2条により、著作物は「思想または感情を創作的に表現したもの」と定義される。文章・図表・イラスト・音楽・写真等が該当する。
データや事実そのものは著作物ではないが、それを「説明する文章」「グラフ化した図表」は著作物となる。この区別が実務判断の起点である。
著作権は自動的に発生
著作権は、著作物の創作と同時に自動的に発生する。登録や申請は不要である。
ブログ記事・SNS投稿・学生のレポートまで、あらゆる創作物に著作権がある。「ネット上にあるから使ってよい」は誤解である。
違反のリスクは深刻
著作権侵害は、単位取消・剽窃認定・民事責任(損害賠償)・刑事罰(懲役10年以下または罰金1000万円以下)の対象となる。
学生レポートで刑事罰になるケースは稀だが、単位取消・退学リスクは現実的である。詳細はやってはいけないことを参照してほしい。
引用が著作権侵害にならない6条件とは?
結論:著作権法第32条により、「引用」は6つの条件を全て満たせば、著作者の許可なく合法に行える。①公表済み、②必要性、③明瞭区分、④主従関係、⑤改変不可、⑥出所明示、の6条件である。この6条件を実務的に理解することが、著作権を守るための基本となる。
累計6,000件超の添削経験から、引用の6条件を実務的に整理する。
| # | 条件 | 概要 |
|---|---|---|
| 1 | 公表済み | 公表された著作物のみ |
| 2 | 必要性 | 引用が正当な範囲内 |
| 3 | 明瞭区分 | 引用箇所が本文と区別 |
| 4 | 主従関係 | 自分の文章が主・引用が従 |
| 5 | 改変不可 | 原文のまま引用 |
| 6 | 出所明示 | 出典を明記 |
条件1:公表済みの著作物
引用できるのは「公表された著作物」のみ。個人の未公開ノート・友人のレポート・非公開SNS投稿等は引用できない。
書籍・論文・公開Web記事・公開SNS投稿は引用可能。「未公表」の判断に迷う場合は避けるのが安全である。
条件2:引用の必要性
引用の目的が「正当な範囲内」であること。自分の主張の裏付け・議論の展開のために必要な場合に限られる。
単なる文字数稼ぎ・装飾目的の引用は認められない。「なぜこの引用が必要か」を説明できる範囲に留める。
条件3:明瞭区分
引用部分と自分の文章が明確に区別できること。「」やインデント、フォント変更、引用ブロック等で視覚的に分離する。
短い引用は「」で囲む、長い引用はインデントを付けたブロックにする。境界が曖昧だと剽窃扱いになる。
条件4:主従関係
自分の文章が「主」、引用部分が「従」であること。引用が本文より多いと、著作権侵害となる。
目安として、引用が全体の20〜30%を超えないこと。「引用と自分の文章の比率」を意識する。
条件5:改変不可
引用部分は原文のまま。文字を変えたり、要約したり、勝手に短縮することはできない。
省略する場合は「…」を使い、省略があることを明示する。改変は著作者人格権侵害となる。
条件6:出所明示
引用元の出典を明示する。著者名・書名・出版年・ページ番号(可能なら)・URL等を記載する。
詳細は参考文献の書き方を参照してほしい。出所明示は、著作権を守る上で最も重要な形式である。
引用/参考/剽窃の3段階の区別とは?
結論:他人の著作物の扱いは、①引用(原文のまま使う、出所明示)、②参考(自分の言葉で言い換える、出所明示)、③剽窃(他人の文章を自分のものとして提出)、の3段階に区別される。引用と参考は合法、剽窃は違法である。
3段階の区別を明確に整理する。
引用|原文のまま使う
引用は「原文をそのまま使う」場合。6条件を満たせば合法である。
「」やブロックで明瞭区分し、出所を明示する。原文の言い回しが議論に重要な場合に選ぶ。
参考|自分の言葉で言い換える
参考は「他人の主張・情報を自分の言葉で書き直す」場合。出所明示は必要だが、原文のまま使わない。
「〇〇によれば、△△である」等の書き方。学術文書では引用より参考の方が多く使われる。
剽窃|他人の文章を自分のものとして提出
剽窃は「他人の文章を出所明示なしで自分のものとして提出する」行為。著作権侵害であり、大学の学則違反でもある。
意図的でなくても、出所明示を怠れば剽窃扱いになる。「知らなかった」は言い訳にならない。
判断が難しい境界ケース
「言い換えたつもりが、原文とほぼ同じ」等の境界ケースは要注意。表現の変更が不十分だと、剽窃扱いになる。
言い換える場合は、単語の置き換えだけでなく、文構造そのものを変える。または引用として原文を明示する方が安全である。
図表引用の3タイプはどう使い分ける?
結論:図表引用の3タイプは、①そのまま引用(原図をそのまま転載、出所明示)、②加工引用(データを元に自分でグラフ再作成)、③完全自作(独自データで作成)、である。それぞれ著作権の扱いが異なるため、目的に応じて使い分ける。
図表引用の実務判断を整理する。
タイプ1:そのまま引用
原著の図表をそのまま転載する。引用の6条件を満たせば合法。学術書・論文でよく使われる。
図表の下に「(出所:〇〇, 2024)」等を明記する。原図の解像度が保たれ、議論の精度も高い。
タイプ2:加工引用(データ再グラフ化)
元データを引用元から取得し、自分でグラフを再作成する。「〇〇のデータをもとに筆者作成」と明記する。
グラフ自体は自作となるが、データの出所は明示する。データそのものは著作物ではないが、出典明示は誠実な学術作法である。
タイプ3:完全自作
独自の実験・調査で得たデータで作成した図表。著作権上の問題はない。
「筆者作成」等の注記があると、誰の作成物かが明確になる。詳細は結果の書き方も参照してほしい。
使い分けの判断
「原図の見せ方が議論に重要」ならそのまま引用、「見た目を統一したい」なら加工引用、「独自データ」なら完全自作、と使い分ける。
3タイプを組み合わせるレポートも可能。使い分けが、書き手の作法を示す。
著作権法第35条の学校教育例外とは?
結論:著作権法第35条により、学校教育目的に限り、著作物の複製・利用が例外的に認められる。ただし、①教育活動での使用、②必要と認められる限度、③著作者の利益を不当に害しない、の3条件を満たす必要がある。学生のレポートでも、この例外が適用される場合がある。
第35条の実務適用を整理する。
教育活動での使用
学校の授業・ゼミナール・研究活動での使用に限られる。趣味・営利目的は例外の対象外である。
大学の課題レポートは教育活動の一部として、この例外の対象となる。ただし、公開レポート(卒論のリポジトリ公開等)では通常の引用ルールが適用される。
必要と認められる限度
複製・利用は「必要と認められる限度」に留まる必要がある。過剰な範囲の複製は認められない。
ゼミで論文を読む場合、その論文だけをゼミ生分コピーは OK、雑誌全体のコピーは NG、等の判断となる。
著作者の利益を不当に害しない
著作物の販売・提供を妨げるような大量複製は、この例外の対象外となる。
教科書1冊全体のコピー等は、著作者の販売機会を奪うため、認められない。一部のコピーが原則である。
レポート内での引用は通常ルール適用
レポート内で他人の著作物を「引用」する場合、第35条ではなく、通常の引用ルール(6条件)が適用される。
第35条は主に「授業資料のコピー」等に関する規定である。レポート執筆では、6条件を守ることが基本である。
AI生成物の著作権はどうなる?
結論:2026年時点で、AI生成物の著作権は、①AIが生成した文章は原則として著作権が発生しない、②ただし人間の創作的関与があれば著作物となる、③AIが学習した既存著作物の再現リスクもある、という状況である。レポートでAI生成物を使う場合、「AI利用の明記」が誠実な対応である。
2026年時点の最新論点として、AI生成物の著作権を整理する。
AI単体の生成物は著作物ではない
ChatGPT等のAIが「単独で」生成した文章・画像は、著作権法上の著作物として保護されない。人間の創作性がないためである。
ただし、この論点は今後変わる可能性がある。日本の文化庁でも継続的に議論されている領域である。
人間の関与があれば著作物になる
AIが生成した文章に、人間が「創作的な編集・選択・組み合わせ」を加えると、著作物と認められる可能性がある。
プロンプトを工夫する行為は「創作性あり」と認められる場合がある。ただし、単純なプロンプトでは認められない可能性が高い。
既存著作物の再現リスク
AIは学習データから、既存著作物の一部を「無意識に」再生することがある。この場合、書き手に剽窃の意図がなくても、剽窃扱いとなる。
AI生成文章をそのまま使う場合、Google 検索で「同じ表現がないか」確認する。安全策として重要である。
誠実な対応|AI利用の明記
AIを利用した場合は、「本レポートは〇〇の作成にChatGPTを補助的に使用した」等を明記する。透明性の確保が誠実な対応である。
詳細はレポートをAIに書かせる、プロンプト集を参照してほしい。AI時代の学術作法として重要である。
画像・グラフの著作権とフリー素材の活用は?
結論:画像・イラスト・グラフの著作権も文章と同じルールが適用される。ただし、①フリー素材(Pixabay/Unsplash等)、②パブリックドメイン(著作権切れ)、③クリエイティブ・コモンズライセンス、を活用すれば、著作権の心配なく利用できる。
画像・グラフの実務判断を整理する。
画像・イラストの著作権
ネット上の画像は、原則として著作権で保護される。「フリー」と明記されていない画像は、無断使用できない。
Google 画像検索で見つけた画像を安易にコピーするのは危険。必ずライセンスを確認する。
フリー素材サイトの活用
Pixabay、Unsplash、Pexels 等のフリー素材サイトから画像を取得する。基本的に商用利用も可能で、著作権の心配なく使える。
ただし、各サイトの利用規約を確認する。「商用可」「クレジット表記不要」等の条件は、サイトにより異なる。
パブリックドメイン
著作権保護期間(著作者の死後70年)が切れた著作物はパブリックドメインとなり、自由に利用できる。
古典絵画・古文書等が該当する。Wikimedia Commons 等でパブリックドメインの画像を検索できる。
クリエイティブ・コモンズライセンス
クリエイティブ・コモンズ(CC)ライセンスの画像は、条件付きで自由に利用できる。CC BY(表示)、CC BY-SA(継承)等の種類がある。
各ライセンスの条件を確認する。「表示」なら著作者名の記載が必要、「非営利」なら商用利用不可、等の細かい条件がある。
教員視点で見る「著作権を守れる書き手」4要素とは?
結論:教員が「著作権を守れる書き手」と評価する要素は、①出所明示の徹底、②引用と参考の使い分け、③図表の適切な扱い、④AI利用の透明性、の4つである。この4要素が揃うと、学術作法の基本ができている書き手と評価される。
教員視点の理解が、実務判断を支える。
要素1:出所明示の徹底
全ての引用・参考について、出所を漏れなく明示している書き手。学術文書の基本作法である。
教員は「どこから引用したか不明」の記述を最も嫌う。出所明示の徹底が信頼性の土台となる。
要素2:引用と参考の使い分け
「原文のまま使うべき箇所」と「言い換えるべき箇所」を判断できる書き手。学術的判断力の表現である。
核心的な定義・法律条文等は引用、一般的な情報は参考、と使い分ける姿勢が評価される。
要素3:図表の適切な扱い
図表の引用元・作成方法を明示している書き手。データの出所と自作の区別ができる。
「(筆者作成)」「(〇〇のデータをもとに筆者作成)」「(出所:〇〇, 2024)」等、細かい注記が学術作法を示す。
要素4:AI利用の透明性
AIを補助的に使った場合、その旨を明記している書き手。2026年時点で重要な学術作法である。
AI利用を隠すのではなく、透明に開示する姿勢が、条件付き容認型の大学で評価される。
NG著作権パターン7選とは?
結論:避けるべきパターンは、①出所明示なしのコピペ、②主従関係の逆転、③画像の無断使用、④原文の勝手な改変、⑤AI生成物の無断利用、⑥Wikipediaの丸写し、⑦Web記事の言い換えなし引用、の7つである。
累計6,000件超の添削事例から、頻出するNGパターンを整理する。
NG1:出所明示なしのコピペ
他人の文章をコピペし、出所を明示しないパターン。剽窃の典型例である。
対策:全ての引用に出所を明示する。「」で囲み、「(〇〇, 2024)」等を添える。
NG2:主従関係の逆転
引用が本文より多く、自分の文章が少ないパターン。「引用集」となり、著作権侵害となる。
対策:自分の文章を主体にする。引用は必要な部分のみ、全体の20〜30%以下に抑える。
NG3:画像の無断使用
Google 画像検索で見つけた画像を安易に使うパターン。多くの画像には著作権がある。
対策:フリー素材サイト・パブリックドメイン・CC ライセンスの画像を使う。ライセンス確認を怠らない。
NG4:原文の勝手な改変
引用部分を勝手に短縮・改変するパターン。著作者人格権侵害となる。
対策:引用は原文のまま。省略は「…」で明示する。改変したい場合は「参考」として自分の言葉で書き直す。
NG5:AI生成物の無断利用
ChatGPTの出力をそのまま自分の文章として提出するパターン。剽窃扱いのリスクと、AI検出のリスクがある。
対策:AI利用の明記+自分の言葉での書き直し。詳細はレポートをAIに書かせるを参照してほしい。
NG6:Wikipediaの丸写し
Wikipedia の記述をそのまま丸写しするパターン。剽窃扱いとなる。加えて、Wikipedia は学術的信頼性が低いため引用元として不適切である。
対策:Wikipedia は「入口」として使い、一次資料に当たる。学術論文・書籍を引用元にする。
NG7:Web記事の言い換えなし引用
Web記事をコピペし、出所明示するものの、そのままの文章で「」もつけないパターン。引用の6条件を満たさない。
対策:「」で明瞭区分するか、自分の言葉で言い換える。出所明示だけでは不十分である。
Before/After 著作権対応の改善実例5選
結論:実際の著作権対応を「改善前」と「改善後」で対比することで、実務判断が直感的に理解できる。累計6,000件超の相談事例から代表的な5例を紹介する。
実例1:出所なし → 出所明示
Before:「経済成長率は3.5%である。」(出所なし)
After:「経済成長率は3.5%である(内閣府, 2024)。」(出所明示)
出所明示するだけで、著作権侵害のリスクが大幅に下がる。基本作法である。
実例2:主従逆転 → 自分の文章を主に
Before:引用が全体の70%、自分の文章が30%(主従逆転)
After:自分の文章が70%、引用が30%(適切な主従)
自分の主張を主体にし、引用は必要な部分のみに絞る。学術文書の基本である。
実例3:Google画像 → フリー素材
Before:Google 画像検索で見つけた画像を無断使用
After:Pixabay 等のフリー素材、または CC ライセンスの画像に置き換え
ライセンス確認済みの画像を使うことで、著作権リスクを完全に回避できる。
実例4:改変 → 引用+コメント
Before:原文を勝手に短縮して引用
After:原文のまま引用+「〜と述べており、これは〜を示唆する」等の自分のコメントを追加
引用は原文のまま、自分の考察は別途書く。この使い分けが学術的作法である。
実例5:AI生成をそのまま → 明記+書き直し
Before:ChatGPTの出力をそのまま提出
After:AI利用を明記+出力を自分の言葉で書き直し+一次資料で裏付け
透明性ある AI 利用は、条件付き容認型の大学で評価される。誠実な対応が信頼を築く。
それでも判断に迷う場合の選択肢とは?
結論:著作権判断で迷う場合、①大学図書館・教員への相談、②文化庁著作権テキストの参照、③代行サービスの参考資料活用、の3つが選択肢となる。「知らなかった」で済まされない領域なので、確認する姿勢が実務的である。
大学図書館・教員への相談
大学図書館の司書、または担当教員に直接相談する。著作権の実務判断について助言を得られる。
多くの大学では「学生のための著作権講座」等の資料を配布している。所属大学のリソースを活用する。
文化庁著作権テキストの参照
文化庁が毎年発行している「著作権テキスト」は、無料で公開されている。初学者向けの解説が体系的である。
文化庁のWebサイトからダウンロードできる。学術文書を書く上で、一度は目を通しておくべき資料である。
レポートビズの「参考資料としての活用」という選択肢
時間的制約が厳しい場合、代行サービスの成果物を「参考資料」として活用し、著作権の実務判断を学ぶ選択肢もある。
プロが書いたレポートは、引用・参考の使い分け、出所明示が体系的である。やってはいけないことで示した通り、「そのまま提出」ではなく「参考資料活用」が誠実な使い方となる。公式LINEから匿名で無料相談も可能である。
レポートの著作権に関するよくある質問(FAQ)
「レポートの著作権」に関して、多くの相談者から寄せられる質問をまとめた。
Q1. 引用は何%までなら大丈夫?
結論:明確な%上限はないが、全体の20〜30%以下が目安。主従関係が保たれる範囲に留める。
「自分の文章が主体か」の判断が重要。%より「主従関係」を意識する。
Q2. Wikipedia の引用は認められる?
結論:著作権上は引用可能だが、学術的信頼性が低いため、大学レポートでは引用元として不適切。
Wikipediaを起点として、一次資料(論文・書籍)に当たるのが学術的な作法である。
Q3. 友人のレポートを参考にするのは?
結論:未公表のレポートは引用の6条件(公表済み)を満たさない。剽窃扱いとなる。
他人のレポートを参考にする行為自体が問題視される。自分で書く姿勢が基本である。
Q4. SNS投稿を引用してもいい?
結論:公開されたSNS投稿は引用可能。ただし、6条件を守る必要がある。
「」で明瞭区分、投稿者・投稿日・URLを明示する。個人の非公開投稿は引用不可。
Q5. YouTube 動画は引用できる?
結論:動画そのものの埋め込みは複製にあたり、引用の要件を満たすのが難しい。文字での「〇〇氏の動画によれば〜」等の言及に留めるのが安全である。
教育目的でも動画の直接埋め込みは慎重に。文字での引用が実務的である。
Q6. 翻訳して引用してもいい?
結論:翻訳は「翻訳権」の問題がある。自分で翻訳する場合は、原文と翻訳の両方を示すのが安全。
「原文:〇〇, 訳:筆者」と明記する。または既訳がある場合は既訳を引用し、翻訳者名を明示する。
Q7. データや統計値は著作権の対象?
結論:データや統計値そのものは著作物ではない。ただし、出所明示は学術作法として必須である。
データを整理・分析した図表は著作物になる。データ引用元と、図表の作成方法を明示する。
まとめ|引用6条件と3段階区別を守ることが、著作権を守る土台となる
レポートの著作権で最も重要なのは、「引用の6条件(公表済み/必要性/明瞭区分/主従関係/改変不可/出所明示)と、引用/参考/剽窃の3段階の区別を守ること」である。
本記事で整理した引用の6条件、3段階区別、図表引用の3タイプ、著作権法第35条の学校教育例外、AI生成物の著作権、フリー素材の活用、教員視点4要素、NG7選、Before/After実例を活用すれば、著作権を守れる書き手として成長できる。
著作権を守ることは、単なる法的義務ではなく、「他者の知的成果への敬意」を示す学術作法である。引用元を明示する行為は、先行研究への感謝と、自分の研究をその上に積み上げる姿勢の表現である。
また、著作権への理解は、社会人として著作物を扱う全ての職種(編集・出版・広告・IT・研究等)で直接活きる普遍的な知識である。特に AI 時代の到来により、著作権の重要性は今後ますます高まる。学生時代から意識的に学んでおくことで、社会人としてもコンプライアンス意識の高い人材になれる。細部への配慮こそが、書き手の成熟を示す指標である。
- 引用の6条件(公表済み/必要性/明瞭区分/主従関係/改変不可/出所明示)を全て満たす
- 「引用」「参考」「剽窃」の3段階を区別する
- 図表引用の3タイプ(そのまま/加工/自作)を使い分ける
- 著作権法第35条は主に授業資料の複製に関する例外
- AI生成物は著作物ではないが、既存著作物の再現リスクに注意
- 画像はフリー素材・パブリックドメイン・CCライセンスを活用
- 教員が評価する4要素は出所明示/引用参考の使い分け/図表の扱い/AI透明性
- NG7パターン(出所なし/主従逆転/画像無断/原文改変/AI無断/Wikipedia丸写し/言い換えなし)を避ける
より詳細な情報は、レポートの書き方完全ガイド、大学レポートの書き方、レポート例文集、参考文献の書き方もあわせて参照してほしい。倫理面についてはレポートでやってはいけないこと10選を、AI活用についてはレポートをAIに書かせる、ChatGPTでレポートを添削する方法、レポート作成のプロンプト集を、単位への影響についてはレポートの単位を、緊急対応については間に合わない時の対処、遅れて提出の減点相場を、心理・技術面についてはレポートが苦手な大学生へ、レポートが下手な人の7つの特徴を、論述テクニックについては具体例の書き方、問いの立て方を、経験の言語化については気づきの書き方を、テーマ設定については面白いテーマの選び方を、実験レポート技術については結果の書き方、材料の書き方、理論の書き方、付録の書き方を、語彙運用については専門用語の書き方を、提出マナーについてはレポート提出メールの書き方、レポートの学籍番号の書き方、先生の名前の書き方を、数式表記については変数の斜体ルール、ニアリーイコールの使い方を、表記統一については全角半角の使い分けを、コード掲載についてはソースコード掲載法を、環境整備についてはレポートのパソコン設定、レポート作成アプリを、表現面については「そのため」の言い換え、「とても」の言い換え、「わかった」の言い換え、「前述したように」の言い換え、レポートとリポートの違い、レポートと論文の違いを、体裁面についてはレポートの表紙全般ガイド、レポートの裏表の書き方、原稿用紙表紙の書き方を、多言語についてはドイツ語レポートの書き方を参照するとレポート実務全般が体系的に理解できる。
時間的制約が特に厳しく、参考資料としての完成品が必要な場合、レポートビズのような、累計6,000件超の実績を持つ業者に相談してみるのも1つの選択肢となる。プロが作成したレポートは、引用・参考の使い分け、出所明示が体系的で統一されており、参考書として学ぶことで著作権を守る作法が身につく。公式LINEから匿名で無料相談ができるので、まずは自分の状況を整理するところから始めるのが安全な道となる。
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