レポートの概要の書き方|要旨(アブストラクト)の書式と例文

最終更新日:2026年7月19日

この記事でわかること

  • レポートの「概要」の3つの意味(要旨・冒頭サマリー・目次代替)の使い分け
  • 概要に含めるべき4要素(目的・方法・結果・結論)の書き方
  • 文字数の目安と書式(構造化・非構造化)の選び方
  • 概要を最初に書くか、最後に書くかの順序論
  • 文系・社会科学・自然科学・実験レポートの分野別概要例文
  • 減点されるNG例5パターンと、序論・目次・要約との関係整理

執筆:レポートビズ編集部
2021年5月の開業以来、累計6,000件超のレポート・卒論作成の依頼に対応してきた編集チームが、概要の書き方を体系的に整理している。概要は本文とは別に置くレポートの「顔」であり、教員が全体像を把握する最初の入口となる。論文のアブストラクトの技法を大学レポートに応用する視点で、公平にまとめた実践ガイド。

「レポート 概要」——このキーワードを検索する人の多くは、「概要を書けと指示されたが何を書けばいいか分からない」「序論とどう違うのか」「アブストラクトの書き方を知りたい」という状況にある大学生である。

結論から言えば、レポートの「概要」とは、本文の内容を100〜400字で要約したものであり、「目的・方法・結果・結論」の4要素を含めるのが標準である。序論とは別に、レポートの冒頭に配置する「顔」の役割を果たす。

この記事では、概要の3つの意味・4要素・文字数・書式・書くタイミング・分野別例文・NG例・序論との違いまで、業界内部の視点で公平に整理する。

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レポートの「概要」とは何か?3つの意味の整理

結論:レポートの「概要」には「要旨(アブストラクト)」「冒頭サマリー」「目次代替」の3つの意味があり、文脈で判断する。

「概要」は多義的な言葉で、どの意味で使われているかを見極める必要がある。教員の指示や課題文の文脈で判断する。

意味1:要旨(アブストラクト)としての概要

最も一般的な用法は、レポートの内容を短くまとめた「要旨」としての概要である。

論文のアブストラクトに相当する概念で、本文の目的・方法・結果・結論を100〜400字で凝縮する。この意味の概要は、レポートの表紙の次または本文の冒頭に配置する。

「概要を含めること」「アブストラクトを付すこと」「要旨を書くこと」といった指示がある場合、この意味を指している。

意味2:冒頭サマリーとしての概要

「概要」が「レポートの冒頭に置く簡単なサマリー」として使われる場合もある。

要旨より少しカジュアルで、レポートの全体像を伝える1〜2段落の紹介文である。理系のビジネスレポート・実験レポートなどで使われることが多い。

意味3:目次代替としての概要

短いレポートで目次を付けない場合、「概要」が目次の役割を代替することがある。

「本レポートは、〇〇について3つの観点から論じる。第1に〜、第2に〜、第3に〜」といった予告型の記述である。目次と序論の中間のような性質を持つ。

目次の詳細はレポートの目次の書き方を参照してほしい。

どの意味で使われているか判断する方法

教員の指示・シラバス・過去の書式指定を確認し、必要なら質問するのが確実である。

判断の指針は以下の通りである。ほとんどのケースでは「意味1:要旨としての概要」を指しているため、これに合わせて書けば大きく外すことはない。

  • 「アブストラクト」「要旨」の表現があれば意味1
  • 「サマリー」「あらまし」の表現があれば意味2
  • 目次がない代わりに「概要」を書くよう指示されている場合は意味3
  • 不明な場合は要旨(意味1)として書けば汎用性が高い

概要に含めるべき4要素(目的・方法・結果・結論)

結論:概要は「目的・方法・結果・結論」の4要素を1〜2文ずつで凝縮する。

概要の内容を決める4要素を整理する。この4要素はIMRAD(緒言・方法・結果・考察)構造として、学術論文の国際標準となっている枠組みである。

要素1:目的(なぜこのレポートを書くのか)

目的は、レポートで何を明らかにしようとしているかを1文で示す。

目的の書き方の例は以下の通りである。「〜について論じる」ではなく、「〜を明らかにする」「〜の要因を分析する」と具体的に書く。

  • 「本レポートでは、〇〇の要因を△△の観点から分析することを目的とする」
  • 「本稿は、〇〇と△△の関係を明らかにすることを目的とする」
  • 「本実験では、〇〇の濃度を△△法により定量する」

目的の書き方で重要なのは、抽象的な言い方を避けることである。「〇〇について考える」よりも「〇〇の△△を明らかにする」の方が、何を目指しているかが読み手に伝わる。目的が明確な概要は、それだけで学術文書としての完成度が上がる。

要素2:方法(どのように論じるか)

方法は、目的を達成するために採用したアプローチを1〜2文で示す。

方法の書き方の例は以下の通りである。文献レビュー・データ分析・事例研究・実験など、レポートの性質に応じた書き方を選ぶ。

  • 「主要な先行研究5編を対象に文献レビューを行った」
  • 「都内大学生300名を対象にアンケート調査を実施した」
  • 「〇〇と△△の2事例を比較分析した」
  • 「試料5点を用いて〜法による測定を行った」

要素3:結果(何が分かったか)

結果は、方法によって得られた発見を1〜2文で示す。

結果の書き方の例は以下の通りである。可能な限り具体的な数値・特徴を含めると、概要の情報密度が上がる。

  • 「その結果、〇〇と△△の間に強い相関が見られた」
  • 「分析の結果、3つの主要な要因が特定された」
  • 「測定の結果、濃度は4.12±0.08%であった」

要素4:結論(何が主張できるか)

結論は、結果から導かれる主張を1〜2文で示す。

結論の書き方の例は以下の通りである。目的で立てた問いに、直接答える形で書くと、概要全体の一貫性が高まる。

  • 「以上より、〇〇は△△と結論づけられる」
  • 「これらの結果から、〇〇の実現には△△が必要であることが示された」
  • 「本研究の結論は、〇〇の理解に新たな視座を提供するものである」

結論は概要の最も重要な要素と言える。読み手(教員)は概要の結論を読んで、レポートの価値を判断する。曖昧な結論は避け、「〜と結論づけられる」「〜が明らかとなった」といった断定的な表現を用いる。詳しい結論の書き方はレポートのまとめの書き方もあわせて参照してほしい。

概要の文字数の目安と書式(構造化・非構造化)

結論:概要の文字数は100〜400字が標準で、構造化(見出し付き)と非構造化(1段落)の2書式がある。

概要の文字数と書式の使い分けを整理する。レポートの分量と分野の慣例に応じて選ぶ。

レポートの文字数別の概要の目安

概要はレポート全体の3〜5%が目安で、長すぎず短すぎない量に収める。

レポート全体概要の目安
2,000〜4,000字100〜200字
4,000〜8,000字200〜300字
8,000〜20,000字300〜400字
卒業論文(20,000字以上)400〜800字

非構造化概要(1段落型)

非構造化概要は、4要素を1つの段落にまとめて書く汎用書式である。

汎用レポート・文系レポートで最も多く採用される書式である。書き方の例は以下の通りである。

【概要】
本レポートでは、若者の投票率低下の要因を分析することを目的とする。総務省の統計データと関連文献のレビューにより、制度的・情報環境的・教育的の3つの観点から分析した。その結果、3要因が相互に作用することで低下が進んでいることが明らかとなった。特に、SNSを介した政治情報の断片化と、政治教育の不足の相互作用が主要因である。本稿の結論は、若者向けの選挙対策として、情報リテラシー教育の充実が必要であることを示唆する。

構造化概要(見出し付き型)

構造化概要は、4要素それぞれに見出しを付けて書く、理系・医療系で多い書式である。

読み手が要素ごとに情報を素早く把握できる利点があり、実験レポート・調査レポートに向く。書き方の例は以下の通りである。

【概要】
【目的】若者の投票率低下の要因を、制度・情報・教育の3観点から分析することを目的とする。
【方法】総務省統計と関連文献5編のレビューを行った。
【結果】3要因の相互作用として投票率低下を説明できることが明らかとなった。
【結論】情報リテラシー教育の充実が若者の投票率向上に有効である。

どちらを選ぶべきか

教員の指定がない場合、レポートの分野と長さで選ぶ。

  • 非構造化(1段落型):文系レポート、短めのレポート、汎用
  • 構造化(見出し付き):理系・医療系レポート、実験レポート、卒論

概要を書くタイミング:最初に書くか最後に書くか

結論:概要はレポートの本文がすべて完成した後、最後に書くのが原則である。

概要の執筆順序は、レポートの完成度に大きく影響する。実践的な指針を整理する。

最後に書くべき理由

本文が完成した後の方が、目的・方法・結果・結論の内容が確定しており、正確に要約できる。

本文を書き終える前に概要を書くと、以下の問題が起きやすい。

  • 本文の内容が変わり、概要と食い違う
  • 結論が定まる前に書くため、抽象的な概要になる
  • 本文と概要の重複表現が増える
  • 本文完成後に修正が必要になり二度手間

最初に「仮の概要」を書く方法

本文を書き始める前に「仮の概要」を書くことで、レポート全体の方向性を定める手法もある。

仮の概要を書くメリットは以下の通りである。特に長いレポートで、途中で論点がぶれるのを防ぐ効果がある。

  • レポート全体の方向性を明確化できる
  • 目的・方法・結論のイメージを先に固められる
  • 本文執筆中に「何を書けばいいか」で迷わなくなる
  • 本文完成後、仮の概要を最終版に修正すれば効率的

推奨する執筆順序

「仮の概要→本文→まとめ→概要最終化」の4段階が最も効率的である。

  1. 仮の概要を書く(方向性の設定)
  2. 本文を書く(仮の概要を頼りにする)
  3. 本文が完成したら、まとめ(結論)を書く
  4. 本文全体を踏まえて、概要を最終化する

まとめ(結論)の書き方はレポートのまとめの書き方もあわせて参照してほしい。

分野別の概要の書き方と例文

結論:文系・社会科学・自然科学・実験レポートでは、概要の書き方に分野固有の特徴がある。

分野ごとの概要の書き方と、そのまま参考にできる例文を提示する。自分の分野に近いものをカスタマイズして使うと効率的である。

文学・人文系の概要例文

文学系は、作品分析の視点と結論を明示する非構造化概要が標準である。

【概要】
本レポートは、夏目漱石『こころ』における主人公「先生」の孤独を分析することを目的とする。作品の精読と関連文献のレビューにより、先生の孤独を「他者への信頼喪失」「自己嫌悪」「時代からの疎外」の3層構造として整理した。この3層構造は、明治期の知識人が置かれた重層的な状況を反映するものであり、単一の心理現象として捉えるべきではない。本稿の視点は、漱石の他作品における知識人像の分析にも応用可能である。

社会科学系の概要例文

社会科学系は、統計データと分析結果を明示的に含める非構造化概要が定番である。

【概要】
本稿は、若者の投票率低下の要因を分析することを目的とする。2025年時点の総務省統計と関連する政治学・教育学の先行研究5編のレビューにより、制度的・情報環境的・教育的の3つの観点から要因を検討した。分析の結果、単一の要因ではなく、3要因が相互に作用することで投票率低下が進んでいることが明らかとなった。特に、SNSを介した政治情報の断片化と、政治教育の不足の相互作用が主要因である。本結論は、若者向けの政策として、制度改革だけでなく情報リテラシー教育の充実が必要であることを示唆する。

自然科学系の概要例文

自然科学系は、構造化概要(見出し付き)で書くのが標準的である。

【概要】
【目的】植物のサーカディアンリズムに関する時計遺伝子の連関メカニズムを整理する。
【方法】シロイヌナズナに関する先行研究20編のレビューを行った。
【結果】CCA1・LHY・TOC1の相互抑制ループが、24時間周期の生体リズムを生成する中核機構であることを確認した。
【結論】これらの知見は、農業分野における作物の光応答制御や、生育予測モデルへの応用が期待される。

実験レポートの概要例文

実験レポートは、目的・方法・結果を数値付きで簡潔に述べる構造化概要が定番である。

【概要】
【目的】酸塩基滴定法を用いて食酢中の酢酸濃度を定量する。
【方法】0.1mol/Lの水酸化ナトリウム標準液を用いた中和滴定を3回実施した。
【結果】酢酸濃度は4.12±0.08%であり、市販食酢の公称値(4.0〜4.5%)の範囲内であった。
【結論】本手法により、食酢中の酢酸濃度を精度よく定量できることが確認された。

より多くの分野別例文が知りたい場合は、レポートの書き方の例文もあわせて参照してほしい。

概要を書く5ステップ手順

結論:概要は「本文読み返し→4要素抽出→初稿執筆→文字数調整→推敲」の5ステップで完成する。

本文を書き終えた後、概要を効率的に書き上げる5ステップを整理する。この手順で、初心者でも失敗しにくい概要が完成する。

ステップ1:本文の読み返し

まず本文を最初から最後まで通読し、全体の流れを再確認する。

執筆中は各章に集中していたため、全体の流れを見失っていることが多い。本文を通読することで、レポート全体の目的・方法・結果・結論が改めて把握できる。

ステップ2:4要素の抽出

本文から「目的・方法・結果・結論」に対応する箇所を、それぞれ1〜2文でメモする。

本文の該当箇所は、通常以下の位置にある。それぞれから重要な1文を抽出する。

  • 目的:序論またははじめに
  • 方法:本論の初期の章、または「方法」のセクション
  • 結果:本論の分析章、または「結果」のセクション
  • 結論:まとめまたはおわりに

ステップ3:初稿の執筆

抽出した4要素を、指定文字数の1.5倍程度で自由に書く。

最初から指定文字数に収めようとすると書きにくい。まず自由に書き、後で削るのが効率的である。この段階で完璧を求めない姿勢が重要となる。

ステップ4:文字数の調整

指定文字数に収まるよう、冗長表現・不要な情報を削る。

文字数を削減する実践的なテクニックは以下の通りである。学術文書は簡潔さが評価されるため、削れる部分は積極的に削る。

  • 「〜することを目的とする」→「〜を目的とする」
  • 「〜であることが明らかとなった」→「〜が明らかとなった」
  • 「〜と考えられる」→(文脈で不要なら削除)
  • 「まず〜、次に〜、最後に〜」→「〜、〜、〜」
  • 接続詞(「そして」「また」)を削る

ステップ5:推敲と最終確認

時間を置いてから読み返し、内容の正確性と文章の流れを確認する。

推敲時のチェック項目は以下の通りである。可能であれば数時間〜1日置いてから読み返すと、客観的な視点で確認できる。

  • 本文の内容と概要が食い違っていないか
  • 4要素すべてが含まれているか
  • 1文が長すぎないか(1文50〜80字を目安に)
  • 専門用語が唐突に出てきていないか
  • 結論が明確に述べられているか

減点される概要のNG例5パターン

結論:減点される概要のNG例は「結論欠落」「本文と不一致」「感想化」「専門用語過多」「文字数超過」の5パターンである。

累計6,000件超のレポート作成に関わってきた編集チームの経験から、概要でありがちな問題を5つ整理する。

NG例1:結論が書かれていない

「本レポートでは〇〇について論じる」で終わって、結論が書かれていない概要は減点される。

概要は「予告」ではなく「要約」である。何を明らかにしたかの結論を含めなければ、概要の役割を果たしていない。以下のような書き方は避けたい。

  • NG:「本レポートでは、若者の投票率低下について論じる」→ 結論なし
  • 推奨:「本レポートは若者の投票率低下を分析し、教育要因が主要因であることを明らかにした」→ 結論あり

NG例2:本文と内容が食い違う

概要と本文で述べている内容が食い違っていると、概要の信頼性が疑われる。

本文を書いている途中で内容や構成が変わったのに、概要を修正し忘れるのが典型パターンである。概要は本文完成後に書き直すか、最初に仮で書いた場合は最終確認を必ず行う。

NG例3:感想化・主観過多

「〜と感じた」「興味深い」といった主観的表現は、概要には不適切である。

概要は客観的な要約であり、感想文ではない。以下のような表現は書き換える必要がある。

  • NG:「〇〇について調べたところ、興味深いことが分かった」→ 主観的
  • 推奨:「〇〇について、△△の観点から新たな知見を得た」→ 客観的

NG例4:専門用語の乱用

概要は本文を読まない読み手も想定するため、専門用語の乱用は読解を妨げる。

本文でこれから定義する専門用語を、概要で説明なしに使うのは避けたい。以下の対応が望ましい。

  • 専門用語は最小限にとどめる
  • 使う場合は簡潔に定義を添える(「サーカディアンリズム(概日リズム)」等)
  • 略語を初めて使う場合は、正式名称も併記する

NG例5:文字数の超過・不足

指定文字数を大きく超過または不足すると、書式ミスとして減点される。

「概要は300字以内」と指定されているのに500字書いたり、100字しか書かないのは指示違反である。指定文字数の±10%以内に収めるのが安全である。文字数を稼ぐための水増しも、削りすぎての情報不足も避けたい。

概要と序論・目次・要約との関係整理

結論:概要・序論・目次・要約はそれぞれ役割と配置が異なり、混同しないよう整理する。

これらの類似要素は、大学生の間でしばしば混同される。それぞれの位置づけを明確にする。

概要と序論の違い

概要はレポート全体を要約するもので、序論は本文の一部として問題設定を行うものである。

要素役割配置結論を含むか
概要レポート全体の要約表紙の次または本文冒頭含む
序論問題提起・目的の提示本文の最初含まない

両者の最大の違いは「結論を含むかどうか」である。概要は「結論まで書ききる要約」であり、序論は「問いを立てる導入」である。読み手にとって、概要を読めばレポート全体の主張が分かるが、序論を読んでも本文の答えは分からない。この違いを意識することで、それぞれの役割を混同せずに書き分けられる。

序論の詳細はレポートの序論の書き方を参照してほしい。

概要と目次の違い

概要は内容の要約で、目次は構造の一覧である。

概要は文章で内容を伝え、目次は章立て構造とページ番号を一覧化する。両方を含めるのが標準的な学術文書のスタイルである。

概要と要約の関係

「要約」と「概要」はほぼ同義で、大学レポートではどちらの表記も使われる。

細かなニュアンスの違いはあるが、教員から特別な指定がない限り、どちらの表現でも減点対象にはならない。以下のような使い分けの傾向がある。

  • 要約:内容を短くまとめること全般
  • 概要:内容全体の骨子・全体像
  • 要旨:論文で使われる、より学術的な用語
  • アブストラクト:英語論文の要旨

レポートの標準的な構成における位置

概要は「表紙→目次→概要→本文(序論・本論・まとめ)→参考文献」の位置に置くのが標準である。

レポート全体の標準的な構成は以下の通りである。教員から特別な指定がない限り、この順序で並べれば無難である。

  1. 表紙
  2. 目次(5ページ以上のレポートの場合)
  3. 概要(要旨)
  4. 本文の序論(はじめに)
  5. 本文の本論(各章)
  6. 本文のまとめ(おわりに)
  7. 参考文献
  8. 付録・謝辞(卒論の場合)

レポート本文作成に時間が取れない時の選択肢

結論:概要のルールを押さえてもレポート本体の作成時間が確保できない場合、業者が作成したレポートを参考資料として活用する選択肢がある。

概要は本文を要約するものであり、そもそも本文がなければ書けない。しかし、本文全体を書く時間が確保できないという状況もある。アルバイト・就活・体調不良・複数課題の重複など、時間不足には様々な原因がある。

参考資料としての活用という考え方

業者が作成したレポートを、そのまま提出するのではなく「構成の参考」「論点整理の材料」として活用するのが現実的な使い方である。

他人の作成物をそのまま提出することは、著作権や大学の学則上の問題を引き起こす。業者が作成した「模範例」を参考にしながら、自分の言葉で書き直す方法なら、時間短縮と学習効果を両立できる。

業者選びの基準

業者を選ぶ際は、法人型で実績が公開されており、料金体系が透明なところを選ぶ。

個人業者・クラウドソーシングは価格が安い反面、品質のバラつきや納期トラブルのリスクがある。レポートビズのような、累計6,000件超の実績を持つ法人業者であれば、品質と納期の両面で安定したサービスが期待できる。公式LINEから匿名で無料相談ができるため、まずは料金や納期の見積もりから始めるのが安全な進め方となる。

業者の選び方の詳細は、レポート代行業者の選び方もあわせて参照してほしい。

レポートの概要に関するよくある質問(FAQ)

レポートの概要に関して、多くの相談者から寄せられる質問をまとめた。

Q1. 概要は本当に必要か?

教員から明示的な指示がある場合は必須で、指示がない場合は4,000字以上のレポートに付けるのが望ましい。

短いレポート(2,000字以下)では、序論が概要の役割も果たすため不要である。中程度以上のレポートや、章立て構造のレポートには、概要を付けるとレポートの完成度が上がる。

Q2. 概要は英語でも書くべきか?

日本語レポートでは日本語の概要のみで問題ないが、卒業論文では英文アブストラクトを併記する場合がある。

大学院進学を視野に入れている卒業論文では、日英併記の要旨が求められることが多い。所属学部・研究科の指定書式を確認したい。英文の場合、150〜250語程度が標準である。

Q3. 概要にキーワードは付けるべきか?

学術論文ではキーワードを付けるのが標準だが、大学レポートでは通常不要である。

論文投稿ではキーワード3〜5語を付けるのが慣例だが、大学レポートで教員から指示がなければ付けなくてよい。指示がある場合、概要の末尾に「キーワード:〇〇、△△、□□」の形式で記載する。

Q4. 概要に引用文献は含めるか?

概要は簡潔さが求められるため、引用文献は原則として含めない。

引用文献は本文中で示すもので、概要には入れない。ただし、本レポートの結論が特定の先行研究に対する反論や発展である場合、その先行研究を1つだけ言及することはある。

Q5. 概要は「概要」という見出しをつけるか?

「概要」または「要旨」の見出しをつけるのが標準である。

本文と区別するため、明示的な見出しをつけるのが望ましい。表記例は以下の通りである。

  • 「【概要】」
  • 「【要旨】」
  • 「概要」(中央揃え・太字)
  • 「Abstract」(英文の場合)

Q6. 概要の書き出しは「本レポートは〜」で始めるべきか?

「本レポート」「本稿」「本研究」で書き始めるのが標準である。

概要はそれ自体で完結する独立した文章のため、対象を明示的に指し示す必要がある。「本レポート」「本稿」「本研究」等の主語を最初に置くと、読み手が迷わない。書き出しの詳細はレポートの書き出しフレーズ集も参照してほしい。

Q7. 概要はレポートの何ページ目に配置するか?

概要は表紙の次または目次の次のページに配置するのが標準である。

レポート全体の構成順は「表紙→目次(あれば)→概要→本文→参考文献」となる。概要のページ数は、卒論の場合はローマ数字(表紙〜概要はi、ii、iii)、本文以降はアラビア数字にすることが多い。

まとめ|概要はレポートの「顔」

レポートの概要は、読み手が本文を読むかを決める「顔」であり、書き手にとってはレポート全体の一貫性を最終確認する装置である。4要素を100〜400字で凝縮すれば、レポート全体の完成度が飛躍的に上がる。

この記事の要点を再掲する。

  • 「概要」の3つの意味(要旨・冒頭サマリー・目次代替)を文脈で判断する
  • 概要には4要素(目的・方法・結果・結論)を含める
  • 文字数はレポート全体の3〜5%、100〜400字が標準
  • 書式は非構造化(1段落)と構造化(見出し付き)の2種、分野で選ぶ
  • 執筆順序は「仮の概要→本文→まとめ→概要最終化」が効率的
  • 分野別(文学・社会・理系・実験)にそれぞれ書き方の特徴がある
  • 5ステップ手順(読み返し→抽出→初稿→調整→推敲)で書ける
  • NG例5パターン(結論欠落・本文不一致・感想化・専門用語過多・文字数超過)を避ける

より詳細な情報は、レポートの序論の書き方レポートの書き出しフレーズ集レポートのまとめの書き方レポートの目次の書き方レポートの書き方完全ガイドもあわせて参照してほしい。

概要の書き方を押さえてもレポート本体の作成に時間が取れない場合、レポートビズのような、参考資料として活用できる代行サービスに相談してみるのも1つの選択肢となる。公式LINEから匿名で無料相談ができるので、まずは料金や納期の見積もりから始めるのが安全な道となる。

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