最終更新日:2026年7月19日
この記事でわかること
- レポートの「まとめ」に含めるべき5要素(要約・回答・意義・限界・展望)
- まとめの文字数の目安と構成の作り方
- そのまま使える締めの1文パターン20フレーズ辞典
- 文学・社会科学・理系・実験の分野別まとめ完成例文
- 序論の問いと結論の答えを呼応させる書き方
- 減点されるまとめのNG例5パターンと書けない時の対処法
執筆:レポートビズ編集部
2021年5月の開業以来、累計6,000件超のレポート・卒論作成の依頼に対応してきた編集チームが、レポートの「まとめ」パートの書き方を体系的に整理している。序論・本論を書き切っても、まとめで失敗すると全体の印象が下がる。読み手に残る「最後の印象」を作るのがまとめの役割である。業界内部視点で公平にまとめた実践ガイド。
「レポート まとめ」——このキーワードを検索する人の多くは、「本論まで書き終えたが最後で何を書けばいいか分からない」「文字数が足りない」という状況にある大学生である。
結論から言えば、レポートの「まとめ」は「要約・回答・意義・限界・展望」の5要素から必要なものを選んで組み立てれば、必ず完成する。感想を書く場所でも、水増しで埋める場所でもない。
この記事では、まとめの5要素・文字数の目安・締めの1文パターン20フレーズ・分野別完成例文・序論との呼応構造・NG例・書けない時の対処法まで、業界内部の視点で公平に整理する。
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レポートの「まとめ」とは何か?
結論:レポートの「まとめ」とは、本論で論じた内容を要約し、序論の問いに対する答えを明示するパートである。
まず、「まとめ」という言葉の指す範囲を整理する。「まとめ」は「結論」「おわりに」「結び」とほぼ同義で使われるが、細かなニュアンスの違いがある。
「まとめ」「結論」「おわりに」の違い
これらの用語はほぼ同義だが、レポートの分野や種別によって使い分けの傾向がある。
それぞれの用語の使われ方の傾向は以下の通りである。教員から特別な指定がない限り、どれを使っても減点対象にはならない。
| 用語 | ニュアンス | 使われる場面 |
|---|---|---|
| まとめ | 柔らかい・親しみやすい | 汎用レポート・短めのレポート |
| 結論 | 硬い・学術的 | 論考型レポート・実験レポート |
| おわりに | 丁寧・文学的 | 卒業論文・文学系レポート |
| 結び | 古典的・文学的 | 文学系レポート(頻度は低い) |
まとめの3つの役割
まとめには「本論の要約」「問いへの回答」「読み手への最終印象作り」の3つの役割がある。
それぞれの役割の詳細は以下の通りである。この3役割を意識するだけで、まとめの中身は自然と定まる。
- 本論の要約:長い本論を短く再提示し、読み手の理解を強化する
- 問いへの回答:序論で立てた問いに、明確な答えを与える
- 読み手への最終印象作り:レポート全体の主張を最後にもう一度届ける
まとめが評価に与える影響
まとめは教員が最後に読む部分であり、レポートの印象を確定させる重要パートである。
心理学における「終末効果」により、最後に読んだ内容は記憶に残りやすい。序論と本論が優れていても、まとめが弱いと「散らかった印象」を与えてしまう。逆に、序論・本論が平凡でも、まとめが的確なら全体評価は上がる。
まとめに含めるべき5要素(要約・回答・意義・限界・展望)
結論:まとめは「要約・回答・意義・限界・展望」の5要素から必要なものを組み合わせて書く。
まとめに何を書けばよいか迷った時、この5要素から選んで組み立てれば必ず完成する。すべてを含める必要はなく、レポートの分量とテーマに応じて2〜4要素を選ぶのが標準となる。
要素1:本論の要約
本論の要約は、まとめに必ず含める必須要素である。
本論で論じた内容を、読み手が思い出せる形で短く再提示する。要約は本論の「順序どおりに」まとめるのが基本で、章立てのレポートなら章の順序に沿うと自然な流れになる。
要約の書き方の例は以下の通りである。冒頭に「本レポートでは〜を論じた」と切り出し、内容を簡潔にたどる形式が最も汎用性が高い。
- 「本レポートでは、まず〇〇について整理し、次に△△の分析を行った上で、□□について考察した」
- 「以上、本稿では〇〇について、【観点A】【観点B】【観点C】の3つの視点から検討してきた」
要素2:問いへの回答
序論で立てた問いに対する明確な回答は、まとめのもう1つの必須要素である。
序論の問いに答えていないまとめは、そもそもレポートとして完成していない。「〜はなぜ起きたのか」という問いには「〜は◯◯によって起きた」という明確な答えを対応させる。
回答の書き方の例は以下の通りである。「〜と言える」「〜であることが明らかとなった」といった断定的な表現を使う。
- 「以上の分析から、〇〇は△△によって説明できることが明らかとなった」
- 「したがって、本稿の問いに対しては〇〇と結論づけられる」
要素3:研究の意義
研究の意義は、本レポートの結果が学術的・社会的にどのような価値を持つかを示す。
「なぜこの結論に意味があるのか」を明示することで、レポート全体の価値が高まる。意義には学術的意義と社会的意義の2種類がある。
- 学術的意義:「本稿の結論は、〇〇の研究に新たな視点を提供する」
- 社会的意義:「この結果は、〇〇問題への政策的対応に示唆を与える」
要素4:限界の明示
本レポートの限界を明示することで、誠実さが伝わり、教員からの評価も上がる。
「本稿では扱えなかった論点」「分析対象の範囲」「用いたデータの制約」などを具体的に述べる。限界の明示は自己批判ではなく、レポートの誠実さを示す学術的作法である。
- 「本稿では〇〇に焦点を当てたため、△△については十分に扱えなかった」
- 「用いたデータは【期間・地域】に限定されており、より広範な検証は今後の課題である」
要素5:今後の展望
今後の展望は、本レポートの続きとなる研究や、応用可能性を示す要素である。
展望を書くことで、レポートが単発の作業ではなく、研究の連続体の一部として位置づけられる。「今後の課題」「発展可能性」といった形で書くのが定番である。
- 「今後は、〇〇の視点をさらに深めるため、△△の分析が必要となる」
- 「本稿の知見を〇〇に応用することで、□□への貢献が期待される」
まとめの文字数の目安と構成の作り方
結論:まとめの文字数はレポート全体の5〜10%が標準で、要素の組み合わせで構成を作る。
まとめの適切な文字数と、5要素をどう組み合わせるかの実践的な指針を提示する。文字数を守り、要素を絞ることで、簡潔で締まったまとめが完成する。
レポート全体の文字数別のまとめ目安
まとめはレポート全体の5〜10%が標準で、長すぎると本論の印象を薄める。
文字数別のまとめの目安は以下の通りである。この目安を超過する場合、要素を絞るか、内容が本論と重複していないか確認したい。
| レポート全体 | まとめの目安 | 推奨する要素数 |
|---|---|---|
| 1,500字 | 75〜150字 | 2要素(要約・回答) |
| 2,000字 | 100〜200字 | 2〜3要素 |
| 4,000字 | 200〜400字 | 3要素 |
| 8,000字 | 400〜800字 | 4要素 |
| 卒業論文(1万字以上) | 1,000字以上 | 5要素すべて |
短いレポート(2,000字以下)のまとめ構成
短いレポートのまとめは「要約+回答」の2要素で十分である。
2,000字以下のレポートで意義・限界・展望まで書くと、まとめが本論より大きな比重を占めてしまう。必須の2要素に絞るのが賢明である。
【要約1〜2文】 本レポートでは、〇〇について【観点】から考察した。 【回答1〜2文】 その結果、〇〇は△△であることが明らかとなった。
中程度のレポート(4,000〜8,000字)のまとめ構成
中程度のレポートは「要約+回答+意義」または「要約+回答+展望」の3要素構成が標準である。
3要素構成の例は以下の通りである。意義と展望はどちらか片方を選ぶのが自然で、両方入れると重複感が出る。
【要約2〜3文】 本レポートでは、まず〇〇について整理し、次に△△の分析を行った上で、□□について考察した。 【回答1〜2文】 以上の分析から、〇〇は△△によって説明できることが明らかとなった。 【意義または展望2〜3文】 本稿の結論は、〇〇の研究に対して△△の視点を提供する。 今後は□□の観点からさらなる検討が必要となる。
卒論・修論のまとめ構成
卒論・修論では5要素すべてを含めるのが標準で、章立てで書く場合もある。
卒論・修論のまとめ(または「終章」「結論章」)は、通常のレポートより情報量が多くなる。以下のような構成が典型である。
- 本研究の要約(各章の要旨を順に再掲)
- 本研究の主要な結論(研究の問いへの答え)
- 本研究の学術的・社会的意義
- 本研究の限界
- 今後の課題と発展の可能性
締めの1文パターン辞典(20フレーズ)
結論:まとめの最後の1文には20の定番パターンがあり、テーマや文体に合わせて選べる。
まとめの最後の1文は、レポート全体を締めくくる重要な部分である。以下の20パターンから選んで使えば、締めで迷わなくなる。
断定型(5パターン)
断定型は、結論を強く言い切って終わる締め方である。
- ①「以上の考察から、〇〇であると結論づけられる。」
- ②「本稿の分析から、〇〇であることが明らかとなった。」
- ③「したがって、〇〇と言うことができる。」
- ④「本レポートの結論は、〇〇である。」
- ⑤「〇〇——これが本稿における結論である。」
条件付き結論型(3パターン)
条件付き結論型は、単純なYes/Noで答えられない場合に、留保付きで結論する締め方である。
- ⑥「〇〇の条件下では△△であるが、□□の場合はこの限りではない。」
- ⑦「〇〇であると言えるが、これは【前提】が満たされる場合に限られる。」
- ⑧「〇〇は、【観点A】からは△△であり、【観点B】からは□□である。」
展望型(4パターン)
展望型は、今後の研究課題や発展可能性を提示して終わる締め方である。
- ⑨「今後は、〇〇の視点からさらなる検討が求められる。」
- ⑩「本稿の知見が、〇〇の分野に発展的に活用されることが期待される。」
- ⑪「これらの点については、今後の研究課題としたい。」
- ⑫「〇〇の可能性については、稿を改めて論じることとしたい。」
意義強調型(3パターン)
意義強調型は、本研究の意義を最後に打ち出して終わる締め方である。
- ⑬「本稿の結論は、〇〇の研究に新たな視座を提供するものである。」
- ⑭「この結論は、△△の議論に対して重要な示唆を与える。」
- ⑮「〇〇の理解を深める上で、本稿の分析は一定の意義を持つ。」
限界明示型(3パターン)
限界明示型は、本研究の制約を認めた上で締める、学術的に誠実な締め方である。
- ⑯「本稿の分析は【対象・期間】に限定されるが、その範囲内では〇〇と言える。」
- ⑰「本稿の結論は限定的なものであり、より広範な検証は今後の課題として残る。」
- ⑱「なお、〇〇については本稿では扱えなかった。この点は今後の検討事項である。」
問題提起型(2パターン)
問題提起型は、新たな問いを提示して終わる、文学系レポートに適した締め方である。
- ⑲「〇〇を明らかにした今、次に問われるのは△△である。」
- ⑳「本稿の考察は、〇〇という新たな問いを浮かび上がらせた。」
分野別のまとめ完成例文集
結論:文学・社会科学・自然科学・実験レポートでは、それぞれ適したまとめの書き方が異なる。
分野ごとにまとめの作法が異なる。4分野の完成例を提示するので、自分の分野に近いものを参考にしてほしい。
文学・人文系のまとめ例文
文学系のまとめは、作品解釈の独自性を最後に打ち出す形式が定番である。
本レポートでは、夏目漱石『こころ』における主人公「先生」の孤独を、「他者への信頼喪失」「自己嫌悪」「時代からの疎外」の3層構造として分析した。以上の考察から、「先生」の孤独は単一の心理現象ではなく、明治期の知識人が置かれた重層的な状況の産物であると結論づけられる。この視点は、漱石の他作品における知識人像の分析にも応用可能である。今後は、同時代の他作家(森鴎外・志賀直哉など)との比較を通じて、明治期知識人論をさらに深化させることが課題となる。
社会科学系のまとめ例文
社会科学系のまとめは、分析結果を明示した上で、政策的含意を示す形式が評価されやすい。
本レポートでは、若者の投票率低下の要因を、制度的・情報環境的・教育的の3つの観点から分析した。その結果、単一の要因ではなく、3要因が相互に作用することで低下が進んでいることが明らかとなった。特に、SNSを介した政治情報の断片化と、高校までの政治教育の不足が組み合わさることで、投票行動への動機が形成されにくくなっている点が本稿の主要な発見である。この結論は、若者向けの選挙対策として、制度改革だけでなく情報リテラシー教育の充実が必要であることを示唆する。ただし、本稿は文献調査に基づくものであり、実証データによる裏付けは今後の課題として残る。
自然科学系のまとめ例文
自然科学系のまとめは、研究成果を客観的に述べ、今後の研究方向を提示するのが標準である。
本レポートでは、植物のサーカディアンリズムに関する先行研究をレビューし、光受容と時計遺伝子の連関メカニズムを整理した。特にシロイヌナズナにおけるCCA1・LHY・TOC1の相互抑制ループが、24時間周期の生体リズムを生成する中核機構であることを確認した。これらの知見は、農業分野における作物の光応答制御や、生育予測モデルへの応用が期待される。今後は、複数の光受容体(フィトクロム・クリプトクロム)の相互作用に焦点を当てた研究が、より精密な機構の解明に寄与するであろう。
実験レポートのまとめ例文
実験レポートのまとめは、実験結果の数値と、公称値・理論値との比較で締める形式が標準である。
【4. 結論】 本実験では、酸塩基滴定法を用いて食酢中の酢酸濃度を定量した。3回の測定の平均から、酢酸濃度は4.12±0.08%であり、市販食酢の公称値(4.0〜4.5%)の範囲内に収まった。誤差要因としては、指示薬の変色点判定における主観誤差、および滴下速度のばらつきが考えられる。今後は、電位差滴定を併用することで、より精度の高い定量が可能となる。
より多くの分野別例文が知りたい場合は、レポートの書き方の例文、レポートの例文もあわせて参照してほしい。
序論と結論の呼応構造の作り方
結論:優れたレポートは、序論の問いと結論の答えが明確に呼応する構造を持つ。
序論とまとめは、レポートの「入口」と「出口」であり、両者が呼応することで一貫性のある論述が完成する。呼応構造を意識するだけで、レポート全体の完成度が飛躍的に上がる。
呼応構造の基本パターン
序論で立てた問いに、まとめで明確に答えるのが呼応の基本である。
典型的な呼応構造の例は以下の通りである。序論の問いとまとめの答えを並べて見せた時、対応関係が明確に見える構造が理想となる。
| 序論の問い | まとめの答え |
|---|---|
| 「なぜ若者の投票率は低下しているのか」 | 「制度・情報環境・教育の3要因が相互作用しているためである」 |
| 「『先生』の孤独はどのような構造か」 | 「他者への信頼喪失・自己嫌悪・時代からの疎外の3層構造である」 |
| 「食酢中の酢酸濃度は何%か」 | 「4.12±0.08%であり、公称値の範囲内である」 |
呼応構造を作る3ステップ
呼応構造は、書く順序を工夫することで自然に作れる。
実践的な作り方は以下の3ステップである。この順序で書くと、序論と結論が自然に対応する。
- 本論の要点を書き終えた段階で、結論を先に書く
- 結論に対応する形で、序論の問いを最終調整する
- まとめの本文で、序論の問いを引き取って答える構造にする
呼応チェックの方法
書き終わった後、序論とまとめだけを続けて読む「呼応チェック」で、両者の対応を確認する。
チェックの手順は以下の通りである。この手順で違和感がなければ、呼応構造は保たれている。
- 本論を除いて、序論とまとめだけを続けて読む
- 序論の問いに、まとめが答えているかを確認する
- 「〇〇について論じる」→「〇〇は△△である」のような対応が成立しているか確認する
- ズレがあれば、まとめではなく序論の問いを修正する(本論と結論が一致していれば、序論を合わせる方が容易)
詳しい序論の書き方は、レポートの序論の書き方もあわせて参照してほしい。
減点されるまとめのNG例5パターン
結論:減点されるまとめの典型例は「感想化」「新論点持ち出し」「トートロジー」「水増し」「序論コピー」の5パターンである。
累計6,000件超のレポート作成に関わってきた編集チームの経験から、教員に減点されるまとめの典型的なNG例を5つ整理する。いずれも書く前の注意で回避できる。
NG例1:感想化
「〜と感じた」「〜は面白かった」といった感想は、まとめには不適切である。
レポートは学術文書であり、感想文ではない。以下のような感想化した表現は、学術文書としての体裁を損なう。
- NG:「今回のレポートを通して、〇〇の重要性を感じた」→ 主観的感想
- 推奨:「本稿の分析から、〇〇が【観点】において重要であることが明らかとなった」→ 客観的結論
- NG:「〇〇について調べてみて面白かった」→ 感想文
- 推奨:「〇〇に関する本稿の考察は、△△の議論に新たな視座を提供する」→ 意義の明示
NG例2:新論点の持ち出し
まとめで、本論に登場していなかった新しい論点を持ち出すのはNGである。
まとめは本論の要約と回答の場であり、新たな議論を始める場ではない。「〜も重要である」「〜も見逃せない」と本論にない論点を出すと、「なぜ本論で論じなかったのか」という疑問を招く。
新論点を書きたい場合は、まとめではなく本論に戻して該当章に追加する、または「今後の展望」として位置づけて示すのが望ましい。
NG例3:トートロジー(同語反復)
「〇〇は〇〇である」といった何も言っていない文を書くと、まとめの中身が空洞になる。
まとめが書けない時に陥りがちなのが、同じことを別の言葉で繰り返すトートロジーである。以下のような表現は避けたい。
- NG:「以上のように、若者の投票率低下は深刻な問題である。若者の投票率が低下していることは、社会にとって深刻な問題と言える」→ 同じ内容の重複
- NG:「〇〇が重要である。〇〇の重要性は、本稿の考察を通じて確認できる」→ 中身なし
NG例4:文字数の水増し
文字数を稼ぐためにまとめを水増しすると、読み手にすぐに気づかれ、印象評価を下げる。
水増しの典型は、冗長表現の多用、同じことの繰り返し、無関係な話題の追加である。まとめが指定文字数に届かない場合、水増しではなく、以下の対処を優先したい。
- 意義・限界・展望など、まとめの他要素を追加する
- 本論に戻り、内容を充実させる(まとめが短くなるのは本論の情報不足のシグナルの場合も)
- 参考文献を追加し、それに基づく分析を本論・まとめに加える
NG例5:序論のコピー
まとめで序論の文をそのまま繰り返すのは、手抜きと見なされる典型的なNG例である。
序論の問いに答えるのは正しいが、序論の文言をコピーするのは避ける。まとめでは、序論の問いに「本論で得た知見を踏まえた形で」答えるのが正しい姿勢である。
- NG:序論「近年、若者の政治離れが問題となっている」→ まとめ「本稿では、近年問題となっている若者の政治離れについて論じた」→ ほぼ同じ
- 推奨:序論「近年、若者の政治離れが問題となっている」→ まとめ「本稿では、若者の政治離れの背景を3要因の相互作用として分析し、教育的要因が最も強い影響を持つことを示した」→ 序論を発展させる形
まとめが書けない時の対処法
結論:まとめが書けない時は「本論を読み返す」「序論の問いを見直す」「5要素チェックリスト」の3段階で突破する。
本論を書き終えても、まとめで手が止まる学生は多い。以下の対処法で、書けない状態を突破できる。
対処法1:本論を読み返して要点を抽出する
まとめが書けない最大の原因は、本論の要点が自分でも把握できていないことである。
本論を最初から読み返し、各段落・各章の要点を1行ずつメモする。この作業を終えた時点で、要約の骨子が自然と出来上がっている。
対処法2:序論の問いを見直して答える
序論に戻り、そこで立てた問いに1行で答えるだけで、まとめの回答部分は完成する。
「序論の問い」+「その答え」の2文だけでも、まとめの中核は完成する。これを起点に、本論の要約と展望を加えれば、必要な文字数に届く。
対処法3:5要素チェックリストで埋める
5要素(要約・回答・意義・限界・展望)を1つずつ確認しながら、書ける要素から埋めていく。
5要素のうち、書きやすいものから順に埋める。全部書く必要はなく、書けたものから採用すれば、まとめは完成する。
- □ 要約:本論で何を論じたか、1〜3文で書けるか
- □ 回答:序論の問いに何と答えるか、1〜2文で書けるか
- □ 意義:この結論に何の価値があるか、1〜2文で書けるか
- □ 限界:本稿で扱えなかった論点は何か、1文で書けるか
- □ 展望:今後の課題や発展方向は何か、1〜2文で書けるか
レポート本文の作成に時間が取れない時の選択肢
結論:まとめだけでなくレポート本体の作成時間が確保できない場合、業者が作成したレポートを参考資料として活用する選択肢がある。
まとめは対処法で乗り切れるが、レポート全体を書く時間がないという状況もある。アルバイト・就活・体調不良・複数課題の重複など、時間不足には様々な原因がある。
参考資料としての活用という考え方
業者が作成したレポートを、そのまま提出するのではなく「構成の参考」「論点整理の材料」として活用するのが現実的な使い方である。
他人の作成物をそのまま提出することは、著作権や大学の学則上の問題を引き起こす。業者が作成した「模範例」を参考にしながら、自分の言葉で書き直す方法なら、時間短縮と学習効果を両立できる。
業者選びの基準
業者を選ぶ際は、法人型で実績が公開されており、料金体系が透明なところを選ぶ。
個人業者・クラウドソーシングは価格が安い反面、品質のバラつきや納期トラブルのリスクがある。レポートビズのような、累計6,000件超の実績を持つ法人業者であれば、品質と納期の両面で安定したサービスが期待できる。公式LINEから匿名で無料相談ができるため、まずは料金や納期の見積もりから始めるのが安全な進め方となる。
業者の選び方の詳細は、レポート代行業者の選び方もあわせて参照してほしい。
レポートのまとめに関するよくある質問(FAQ)
レポートのまとめに関して、多くの相談者から寄せられる質問をまとめた。
Q1. まとめは「〜と考える」「〜だろう」で終わってもよいか?
まとめは断定型で終わるのが原則で、「〜だろう」等の推測型は避けるのが望ましい。
本論で根拠を示したのだから、まとめでは「〜である」「〜と言える」と断定するのが学術文書の作法である。「〜だろう」「〜と思われる」といった推測表現は、本論の議論が弱いことを示唆する印象を与える。詳細はレポートの書き方完全ガイドを参照してほしい。
Q2. 「まとめ」と「おわりに」はどちらを使うべきか?
どちらを使っても減点対象ではなく、レポートの分野と文体で自然な方を選べばよい。
汎用レポートや理系実験レポートでは「まとめ」または「結論」が自然である。文学系・卒業論文では「おわりに」が多く使われる。教員から指定がある場合はそれに従うのが最優先となる。
Q3. まとめに参考文献リストは含めるか?
参考文献リストはまとめの後、独立したセクションとして置くのが標準である。
参考文献はレポートの構成要素の1つだが、「まとめ」の中に含めるものではない。「まとめ」の後に、独立した「参考文献」または「引用文献」というセクションを設ける。詳細な書式はレポートの参考文献の書き方を参照してほしい。
Q4. まとめで謝辞を書いてもよいか?
通常のレポートでは謝辞は不要で、卒論・修論では独立した「謝辞」セクションを設ける。
通常の講義レポートで指導教員への謝辞を書くと、過剰な印象を与える。卒業論文・修士論文では、まとめの後、参考文献の前に「謝辞」セクションを設けるのが標準的な形式である。
Q5. まとめが文字数に届かない時の対処法は?
文字数不足の対処は、水増しではなく「意義・限界・展望」の3要素を追加するのが正攻法である。
要約と回答だけで足りない場合、意義(この結論に何の価値があるか)、限界(本稿で扱えなかった点)、展望(今後の課題)を追加すれば、自然と文字数は増える。それでも足りない場合は、本論の内容自体が薄いサインである可能性があるため、本論に戻って充実させたい。
Q6. まとめに図表を入れてもよいか?
まとめには通常、図表は入れないのが原則である。
まとめは文章によるパートで、図表は本論に配置するのが標準である。例外として、実験レポートでは、結果を集約した表を「結論」パートに入れる形式もある。分野の慣例に従うのが望ましい。
Q7. まとめは本論を書く前に書けるか?
まとめは本論を書き終えた後に書くのが原則だが、仮のまとめを先に書いてから本論を書く手法も有効である。
プロの研究者・ライターの中には、結論を先に決めてから本論を書き、最後にまとめを最終調整する手法を取る人もいる。「どこに向かって書くのか」が明確になり、本論が書きやすくなるメリットがある。書き出しの詳細はレポートの書き出しフレーズ集もあわせて参照してほしい。
まとめ|終わりよければすべてよし
レポートのまとめは、本論で論じた内容を要約し、序論の問いに明確な答えを与えるパートである。感想を書く場所でも、水増しで埋める場所でもない。5要素から必要なものを選び、序論と呼応させれば、レポート全体の完成度が飛躍的に上がる。
この記事の要点を再掲する。
- まとめの5要素は「要約・回答・意義・限界・展望」、必要なものを組み合わせて書く
- 文字数の目安はレポート全体の5〜10%、長すぎず短すぎず
- 締めの1文には20の定番パターンがあり、断定型が最も汎用的
- 分野(文学・社会・理系・実験)ごとに適した書き方が異なる
- 序論の問いと結論の答えを呼応させる構造が優れたレポートの条件
- 減点されるNG例5パターン(感想化・新論点・トートロジー・水増し・序論コピー)は避ける
- まとめが書けない時は「本論を読み返す→序論を見直す→5要素チェック」で突破する
より詳細な情報は、レポートの序論の書き方、レポートの書き出しフレーズ集、レポートの書き方完全ガイド、レポートの書き方の例文、レポートの例文、レポートの参考文献の書き方もあわせて参照してほしい。
まとめの書き方は5要素と対処法で解決できるが、レポート本体の作成に時間が取れない場合、レポートビズのような、参考資料として活用できる代行サービスに相談してみるのも1つの選択肢となる。公式LINEから匿名で無料相談ができるので、まずは料金や納期の見積もりから始めるのが安全な道となる。
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