最終更新日:2026年8月13日
この記事でわかること
- 卒論(卒業論文)と卒研(卒業研究)の基本的な違い
- 履修科目としての「卒研」と成果物としての「卒論」の関係
- 文系・理系での典型的な扱いの違い
- 分量・形式・評価方法(口頭試問等)の違い
- 進め方(実験研究/文献研究)の違い
- 大学・学部ごとの扱いの違い
- どちらの用語を使うべきかの判断基準と、卒業生としての心構え
執筆:レポートビズ編集部
2021年5月の開業以来、累計6,000件超のレポート・卒論作成の依頼に対応してきた編集チームが、卒論と卒研の違いを業界内部の視点で体系的にまとめている。定義・関係性・文理の扱い・進め方まで、実践的な概念整理ガイドとして構築した。
「卒論と卒研って何が違うの?」「自分がやってるのはどっち?」——このキーワードで検索する人は、大学4年生の始まりに用語の意味を確認したい学生である。
結論から言えば、卒研(卒業研究)は履修科目としての「研究活動」全体を指し、卒論(卒業論文)はその成果を文章化した「論文」を指す。多くの大学では、卒研の一環として卒論を提出する形になっている。両者は対立する概念ではなく、包含関係にある。ただし、文系と理系、大学・学部によって扱いは異なる。
上位の記事の多くは断片的な情報に留まり、両者の関係を体系的に整理したガイドは限られている。本記事では、基本的な違い、履修科目と成果物の関係、文理の扱い、分量・評価の違い、大学ごとの違いまで、実践的な概念整理の全体像を扱う。
用語の混乱は、卒業年次の学生の多くが経験するものである。周囲の学生同士でも「卒論?卒研?」と迷うケースがある。この記事で全体像を把握することで、自信を持って自分の卒業研究・卒業論文に取り組める。
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卒論と卒研の基本的な違い
結論:卒研(卒業研究)は「活動全体」、卒論(卒業論文)は「成果物としての文章」を指す。カテゴリが異なる用語であり、対比するものではなく、両者は包含関係にある。
まずは両者の基本的な定義を整理する。この理解が、以降の議論の土台となる。
卒業研究(卒研)の定義
卒業研究は、学部4年生(または最終学年)が取り組む研究活動全体を指す。研究テーマの設定、先行研究の調査、実験・調査、分析、論文執筆までのプロセス全体が含まれる。
履修科目としての名称も「卒業研究」となっている大学が多い。単位数は4〜8単位が標準で、卒業に必須の科目である。
「研究」という言葉から分かるように、単発の作業ではなく、通年(または半年)にわたる継続的な活動を指す。この期間全体を通じて研究を進めることが求められる。
他の一般科目とは、時間的なスケールが大きく異なる。1コマ90分×15回で完結する通常科目とは違い、卒業研究は数か月単位で自主的に取り組む科目である。この時間感覚の違いを理解することが、スケジュール設計の出発点となる。
卒業論文(卒論)の定義
卒業論文は、卒業研究の成果を文章化した論文である。研究の背景・方法・結果・考察・結論を含む学術論文の形式で書かれる。
卒論は、卒業研究の評価の中心となる成果物である。多くの大学で、卒業研究の単位認定は卒論の提出と評価を経て行われる。
「論文」の名前が示す通り、学術論文としての形式が求められる。単なる感想文やレポートとは異なり、先行研究の位置づけ、独自の議論、根拠に基づく主張などが必要である。
両者の関係
「卒研の中で卒論を書く」というのが一般的な関係である。研究活動(卒研)のアウトプットとして、論文(卒論)が生まれる。
ただし、大学によっては「卒業研究」と「卒業論文」を別科目として扱う場合もある。この場合、卒研は研究活動と発表、卒論は論文提出、と役割が分かれる。詳細は卒論の章別構成もあわせて参照してほしい。
この扱いの違いは、大学の学則で定められている。自分の大学の学則を確認することで、正確な理解が得られる。学則は大学のWebサイトで公開されているケースが多い。
履修科目と成果物の関係
結論:多くの大学で、履修科目名は「卒業研究」、その成果物として「卒業論文」を提出する形になっている。この場合、卒研の単位取得には卒論の提出が必須となる。
履修科目としての卒研と、成果物としての卒論の関係を整理する。
履修科目名の実例
「卒業研究I」「卒業研究II」といった通年科目、「卒業研究演習」「卒業論文」といった名称が使われる。大学によって表記は様々である。
シラバスに記載された正式名称を確認したい。この正式名称が、履修登録・成績表・卒業証明書に反映される。
卒業証明書に記載される正式名称は、卒業後の履歴書や資格申請でも参照される。学生時代のうちに、自分の科目の正式名称を確実に把握しておきたい。
大学の教務課で確認する方法もある。シラバスや履修画面で見つからない場合は、直接教務課に問い合わせて確認する姿勢が求められる。曖昧な理解のまま卒論に取り組むのは避けたい。
単位認定の流れ
「卒業研究」の単位認定は、「卒業論文の提出→審査→評価」というプロセスを経て行われる。論文提出が単位取得の必須条件となる。
ゼミへの出席や中間発表なども評価対象となる場合がある。卒論だけでなく、活動全体が単位認定に関わる。
ゼミへの参加姿勢、指導教員とのコミュニケーション、他のゼミ生への貢献なども、実質的な評価に影響する。単に論文だけを書けばよいという発想は避けたい。
卒業要件との関係
卒業研究は多くの大学で卒業必修科目である。単位を落とすと卒業できないため、他の授業以上に重要度が高い。
「他の単位は取れているのに、卒論だけで留年」というケースが実際にある。詳細は卒論と落単の関係もあわせて参照してほしい。
この事態を避けるには、通年での計画的な取り組みが必要である。年度前半から少しずつ準備を進める姿勢が、後半の焦りを防ぐ。
文系での典型的な扱い
結論:文系では「卒業論文」の名称が一般的である。文献研究・調査研究が中心で、実験は少ない。分量は20,000〜40,000字が標準的である。
文系での典型的な扱いを整理する。ただし、大学・学部により違いがある点は留意したい。
「卒業論文」が中心用語
文系では、履修科目名も「卒業論文」となる大学が多い。「卒業研究」より「卒業論文」の呼び方が定着している。
成果物である論文が評価の中心となるため、その名称が科目名にも反映されている。学生同士の会話でも「卒論」の使用が圧倒的に多い。
ただし、社会学・心理学など、実証的な調査が中心の学部では、「卒業研究」の呼び方も使われる。同じ文系でも、分野によって用語の傾向が異なる。
研究方法の中心は文献と調査
文系の卒論は、文献研究・アンケート調査・インタビュー調査・事例研究などが中心となる。実験室での実験は稀である。
データ収集は、図書館・データベース・現地調査で行うことが多い。詳細は卒論の調査もあわせて参照してほしい。
文系の中でも、経済学部・経営学部などでは、統計分析やアンケート調査を扱うケースが増えている。純粋な文献研究だけではなく、実証的な要素も含まれる傾向にある。
分量の目安
文系の卒論の分量は、20,000〜40,000字が標準的である。学部・大学により、10,000字〜60,000字と幅がある。
指導教員から明確な指定がある場合が多い。事前に確認して、目標を明確にしたい。
「〇〇字以上」という下限指定と、「〇〇字以内」という上限指定の両方がある。両方を確認して、無理な字数調整を避けたい。
理系での典型的な扱い
結論:理系では「卒業研究」の名称が一般的である。実験・計測・シミュレーションなどの研究活動が中心で、論文は成果物の1つに位置づけられる。分量は10,000〜20,000字と文系より短めである。
理系での典型的な扱いを整理する。理系では研究活動そのものの比重が大きい。
「卒業研究」が中心用語
理系では、履修科目名も「卒業研究」となる大学が多い。研究活動そのものが評価対象となるため、この呼び方が定着している。
学生同士の会話でも「卒研」の使用が多い。「卒業論文」ではなく「卒業研究」を強調する文化がある。
この文化の背景には、研究活動そのものへの重視がある。理系では実験・計測・データ収集という活動自体に長い時間と労力がかかり、論文はその集大成として位置づけられる。
研究方法の中心は実験・計測
理系の卒研は、実験室での実験、計測、シミュレーション、プログラミングなどが中心となる。研究室に配属され、教員の指導下で研究を進める。
研究室の設備を使うため、長時間の研究室滞在が必要となるケースが多い。文系との時間の使い方が大きく異なる。
実験結果が期待通りに出ないケースも多く、繰り返しの実験が必要になる。実験の失敗にも柔軟に対応する忍耐力が求められる。
論文の位置づけと分量
理系の論文は、実験結果と考察の記述が中心となる。分量は10,000〜20,000字と文系より短めだが、図表・数式が多い。
実験内容と結果の正確な記述が重要で、文章そのものの長さより、内容の質と正確性が評価される。
実験プロトコルの明確な記述、データの正確な報告、統計処理の適切な適用など、科学的な厳密性が求められる。文章表現の巧さより、事実の正確な伝達が最優先される。
分量・形式の違い
結論:分量は「文系20,000〜40,000字/理系10,000〜20,000字」、形式は「文系は文章中心/理系は図表・数式が多い」というのが典型的な違いである。ただし、大学・学部により異なる。
分量と形式の違いを整理する。
分量の典型的な差
文系は分量が多く、理系は少ないという傾向がある。文系は理論的な議論を丁寧に展開する必要があるためである。
ただし、分量は目安に過ぎない。内容の質が最も重要で、無理に字数を増やすと逆効果となる。
字数を稼ぐために不要な引用や冗長な説明を入れると、卒論全体の完成度が下がる。字数は結果として達成されるべきで、目的化するのは避けたい。
形式の典型的な差
文系は文章中心、理系は図表・数式・写真が多いという特徴がある。この差は、研究方法の違いを反映している。
理系では実験データの視覚化が必須で、多数のグラフが含まれる。文系では、統計的分析を扱う場合を除き、図表は限定的である。
この形式の違いは、卒論作成のツール選びにも影響する。理系ではLaTeXが使われることも多いが、文系ではWordが主流である。分野の慣行を確認して、適切なツールを選びたい。
章立ての違い
理系はIMRAD(序論・方法・結果・考察)の形式が定着している。文系はより柔軟な章立てが可能である。
理系の形式は世界的に標準化されており、卒論もこの型に沿う。文系は分野やテーマに応じた自由な構成が許されるケースが多い。
この形式の自由度は、文系のメリットでもデメリットでもある。自由に構成できる反面、自分で構成を考える必要がある。指導教員との相談が特に重要となる。
評価方法・発表の違い
結論:評価は「文系は論文中心/理系は論文+口頭発表(卒研発表会)」というのが典型である。理系では公式な発表会があり、質疑応答も評価対象となる。
評価方法と発表の違いを整理する。
文系の評価
文系では、論文の内容が評価の中心となる。口頭試問がある大学もあるが、論文の質が最も重視される。
指導教員と副査(2〜3名)が論文を読み込み、評価する。詳細は卒論60点で通す基準もあわせて参照してほしい。
副査は指導教員以外の教員である。異なる視点から評価されるため、指導教員だけを意識した論文作りは危険である。学術論文としての基本的な質が求められる。
副査の教員は、必ずしも自分のテーマに詳しくない場合もある。専門外の教員にも分かるように、丁寧な説明を心がける姿勢が重要である。「専門用語の初出時に注釈をつける」といった配慮が、質の高い論文を作る。
理系の評価
理系では、論文提出+卒研発表会での口頭発表が評価対象となる。発表会は公式行事で、多くの教員が参加する。
発表時間は10〜20分、質疑応答が5〜10分程度である。この発表と質疑応答の質も評価に含まれる。
発表資料(PowerPoint等)の作り込みも重要となる。伝わりやすい図表、明確なメッセージが、良い評価に繋がる。理系の学生はプレゼン能力も同時に磨かれる。
中間発表の有無
理系では中間発表が制度化されている大学が多い。文系でも中間発表があるゼミもある。
中間発表は、研究の進捗確認と方向性の修正の機会となる。プレッシャーだが、有効に活用したい機会である。
中間発表で受けたフィードバックを、最終論文に反映することが重要である。指摘されたことを無視すると、最終評価に影響する。前向きに受け止める姿勢が求められる。
進め方の違い
結論:進め方は「文系は個人作業中心/理系は研究室メンバーとの協働」というのが典型である。理系は研究室文化が強く、教員・先輩・同期との日常的な交流が研究の質を左右する。
進め方の違いを整理する。この違いを理解することで、自分の卒論・卒研への向き合い方が明確になる。
文系の進め方
文系は個人での作業が中心である。図書館や自宅で1人で文献を読み、執筆するスタイルが多い。
ゼミでの定期的な相談・報告はあるが、日常的な作業は個人ベースである。自己管理能力が問われる。
この個人作業の性質から、モチベーション管理が課題となりやすい。定期的にゼミの仲間と進捗を共有する仕組みを、自分から作る姿勢が重要である。
理系の進め方
理系は研究室メンバーとの協働が中心である。日常的に研究室で作業し、教員・先輩・同期と情報交換しながら進める。
「コアタイム」といって、決まった時間帯に研究室に必ずいる制度もある。研究室文化への適応が、卒研を進める鍵となる。
研究室のコアタイムは、10時〜18時など長時間に及ぶ場合もある。この時間拘束を前提とした生活設計が必要となる。アルバイトや就活との両立には工夫が求められる。
教員との関係
文系は個別指導が中心、理系は研究室単位での指導が中心となる。教員との接触頻度は理系の方が高い。
文系の学生は、意識的に教員に相談する機会を作りたい。詳細は卒論を教授に相談する5タイミングもあわせて参照してほしい。
理系の学生は、日常的な接触があるため相談自体はしやすい。ただし、逆にこの環境に慣れてしまい、質の高い質問ができなくなるケースもある。相談内容の準備は文理を問わず重要である。
大学・学部ごとの違い
結論:卒論と卒研の扱いは、大学・学部・学科・ゼミによって大きく異なる。上記の「文系vs理系」は典型例に過ぎず、自分の所属先の実情を確認することが最も重要である。
個別の状況を確認する視点を整理する。
シラバスの確認
自分の履修科目「卒業研究」または「卒業論文」のシラバスを、必ず確認したい。単位数・評価方法・提出物が明記されている。
シラバスは公式な情報源である。指導教員の口頭説明とシラバスに食い違いがある場合、指導教員に確認する姿勢が求められる。
提出期限・提出方法・書式指定などの重要事項は、シラバスと大学の公式案内の両方で確認したい。1つの情報源だけに依存すると、情報の抜けが生じるリスクがある。
先輩からの情報
同じゼミ・研究室の先輩から、実際の運用を聞くことが有効である。書面には現れない実務的な情報が得られる。
「実際のところ、分量は何字くらいだったか」「発表はどんな雰囲気か」といった具体的な情報は、先輩からしか得られない。
ゼミの新歓や研究室の顔合わせなどで、意識的に先輩と接点を作りたい。過去の卒論を見せてもらう機会も貴重である。実物を見ることで、目標が具体化する。
同じ学部でもゼミで違う
同じ学部・学科でも、ゼミによって卒論・卒研の扱いは大きく異なる。指導教員の方針が、実際の運用を決める。
「隣のゼミでは〇〇だから」といった判断は危険である。自分のゼミの方針を、指導教員から直接確認したい。
特に「分量」「形式」「発表の有無」「評価基準」は、ゼミごとに大きく異なる項目である。年度の早い段階で、指導教員に確認する場を作りたい。
指導教員へのこうした確認は、遠慮する必要はない。むしろ、教員側も学生からの積極的な確認を歓迎する場合が多い。「基本的なことですみません」という前置きをして、確認する姿勢が信頼を築く。
卒論と卒研に関するよくある質問(FAQ)
卒論と卒研の違いについて、よく寄せられる質問を7つに整理した。
Q1. 自分は卒論と卒研のどちらをやっているの?
履修科目名を確認したい。「卒業研究」なら卒研、「卒業論文」なら卒論が科目名である。多くの場合、卒業研究の中で卒業論文を書く形になっている。
シラバス・履修登録画面・成績表で正式名称を確認できる。会話で使う「卒論」「卒研」は、正式名称と一致しない場合もある。
正式名称は略さずに書くことが原則である。ただし、日常的な会話では略称を使っても問題ない。この使い分けが、社会人としての基本的な言葉遣いにも通じる。
Q2. 履歴書にはどう書くべき?
正式な履修科目名を書く。「卒業研究」「卒業論文」いずれかを、大学の科目名に従って記載したい。
ただし、日常会話やエントリーシートの文中では、「卒論」「卒研」の略称も許容される。TPOに応じた使い分けが求められる。
就活のエントリーシートでは、「卒業論文のテーマは〇〇です」といった形で正式名称を使う方が丁寧である。面接での口頭説明では、略称を使っても違和感がない。
Q3. 卒研は論文を書かないの?
ほとんどの場合、卒研の一環として卒論を書く。論文なしで卒研の単位が取れるケースは稀である。
「実験だけで論文不要」というケースは、実技系(芸術・体育など)の一部で見られる。一般的な学部では、必ず論文を書く。
ただし、実技系でも簡易な説明書や制作意図の記述が求められることが多い。「一切の文章不要」というケースは実際にはほぼない。
Q4. 卒論の代わりに卒業制作は認められる?
芸術系・デザイン系・建築系などでは、卒業制作(作品)が卒論の代替となる場合がある。ただし多くは制作+説明書(論文)の両方が必要である。
自分の学部の規定を確認したい。制作物のみで卒業できる学部は、実際には限定的である。
制作物と論文の両方が求められる場合、制作物の制作記録・コンセプト説明・技法解説などを論文にまとめることが多い。制作と執筆の両輪で進める必要がある。
Q5. 卒論と卒研でどちらが大変?
単純比較は困難である。文系の卒論は分量が多く、理系の卒研は実験時間が長い。それぞれ異なる大変さがある。
「どちらが楽か」で選ぶ余地は通常ないが、自分に合う進め方を意識することで、負担感が変わる。詳細は卒論がきつい時の対処もあわせて参照してほしい。
文系は個人での長期的な計画性、理系は研究室での協働と時間拘束、といった特性がある。自分の性格と生活リズムに応じて、負担の感じ方は変わる。
Q6. 卒業研究発表会は必ずあるの?
理系ではほぼ全ての大学で発表会がある。文系では大学・ゼミによって異なる。
発表会がある場合、プレゼン資料の作成・発表練習・質疑応答対策など、追加の準備が必要となる。
発表練習は、可能なら本番前に3〜5回は実施したい。研究室の仲間や友人の前で話すことで、本番での余裕が生まれる。想定質問への準備も、練習の中で見えてくる。
Q7. 卒論の質が悪いと卒研の単位も落ちるの?
多くの場合、そうなる。卒研の評価は卒論を含む研究活動全体を対象とするため、卒論が不合格なら卒研の単位も認定されない。
ただし、追加提出や再提出の機会があるケースもある。詳細は卒論が落ちる7つのパターンもあわせて参照してほしい。
再提出を経て単位を取得できるケースもあるが、卒業式に間に合わない、卒業が半年遅れる、といった事態は避けたい。締切前の万全な準備が最も重要である。
まとめ|包含関係を理解し、自分の所属先の実情を確認する
卒論と卒研は、対立する概念ではなく、卒研(研究活動全体)の中で卒論(成果物としての論文)を書くという包含関係にある。文系では卒論、理系では卒研の呼び方が定着する傾向があるが、大学・学部・ゼミによって扱いは大きく異なる。
本記事で提示した基本的な違い、履修科目と成果物の関係、文理の扱い、分量・形式・評価の違い、進め方の違いを踏まえれば、自分の卒業研究・卒業論文の位置づけを正確に把握できる。
- 卒研は「研究活動全体」、卒論は「成果物としての論文」。両者は包含関係にある
- 多くの大学で、卒研の単位認定に卒論の提出が必須となっている
- 文系は「卒業論文」の呼び方が中心、20,000〜40,000字が標準、文献研究が主
- 理系は「卒業研究」の呼び方が中心、10,000〜20,000字が標準、実験・計測が主
- 形式は文系が文章中心、理系はIMRAD形式+図表・数式が多い
- 評価は文系が論文中心、理系は論文+発表会での口頭発表
- 進め方は文系が個人作業中心、理系は研究室メンバーとの協働が中心
- 大学・学部・ゼミごとに扱いが異なる。シラバスと指導教員に確認する姿勢が重要
より詳細な情報は、卒論の章別構成、卒論の調査、卒論を教授に相談する5タイミング、卒論を3ヶ月で仕上げる13週スケジュールもあわせて参照してほしい。
卒論・卒研の進め方や書き方に不安が残る場合、参考資料としての外部活用も選択肢となる。レポートビズのような、卒論の参考資料作成を請け負う業者に相談してみるのも1つの道である。公式LINEから匿名で無料相談ができるので、まずは現状の相談から始めるのが安全な出発点となる。
ただし、外部の作成物をそのまま提出することは大学の学則違反となる。あくまで参考資料として活用し、最終的な卒論は自分の言葉と自分の考察で仕上げるという原則は守りたい。用語の違いよりも、内容の質が最終的な評価を決める。自分の所属先の実情を理解し、価値ある卒業研究を仕上げていってほしい。
最後に伝えたいのは、「卒論と卒研の呼び方の違いにこだわりすぎないこと」である。呼び方は表面的な違いに過ぎない。本質は「大学4年間の学びの集大成として、独自の研究成果を残す」という点にある。この本質に集中して、良質な卒業研究を作り上げていってほしい。
用語の理解は、単なる知識ではなく、自分の位置を把握する道具である。「今、自分が取り組んでいるのは何か」を明確に理解することで、日々の作業に迷いがなくなる。この理解を土台に、卒業年次の1年間を充実したものにしていってほしい。
卒業研究・卒業論文は、大学4年間で最も自主性が問われる科目である。他の科目のように「与えられた課題をこなす」のとは違い、「自分でテーマを設定し、独自の答えを出す」という姿勢が求められる。この経験自体が、卒業後の人生で大きな財産となる。
大変な作業ではあるが、その分だけ達成感も大きい。卒論・卒研を提出した瞬間の充実感は、多くの卒業生が生涯記憶する体験である。この体験を、ぜひ自分のものにしていってほしい。応援している。
まずは自分の履修科目の正式名称を確認することから始めたい。そこから、自分の卒論・卒研への理解が深まっていく。用語の理解は、良質な卒論への出発点である。丁寧に取り組んでいってほしい。
もし不安があれば、先輩・同期・指導教員・司書、多くの相談相手が周囲にいる。1人で抱え込まず、周囲のサポートを頼っていってほしい。良質な卒論の完成を、心から願っている。
本記事の内容が、卒論・卒研への理解を深める一助となれば幸いである。この記事は、いつでも読み返せるように、ブックマークしておくのも1つの方法である。時期ごとに見返すことで、その時に必要な情報が改めて見えてくる。
卒論・卒研への取り組みは、大学生活の集大成である。この最終フェーズを、悔いのないものにしていってほしい。良い1年になることを、心から祈っている。
用語の理解を深めた次のステップは、実際の作業に取り組むことである。まずはテーマ設定、次に文献収集、そして執筆へ——一歩一歩、着実に進めていきたい。焦らず、丁寧に、自分のペースで進める姿勢が、良質な卒論を生む。
卒論・卒研は、あなたが大学で学んだ全てを注ぎ込む場である。誇りを持って取り組み、価値ある成果を残していってほしい。良質な卒業論文が完成することを、心から応援している。この記事が、その第一歩の助けとなれば嬉しい。丁寧な取り組みが、必ず良い結果を生む。自分を信じて、進んでいってほしい。あなたの卒論・卒研の成功を、心から祈っている。よい成果を、ぜひ残していってほしい。応援している。心から。
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