最終更新日:2026年8月10日
この記事でわかること
- 3ヶ月で卒論を書き上げるのは現実的か(統計データと判定基準)
- 3ヶ月=13週=92日の日数フレームで考える時間設計
- 文系向けの13週圧縮ロードマップ(週単位のタスク管理)
- 理系向けの13週ロードマップとピボット判断の目安
- 3ヶ月で書ける「論文型」の3選択肢(実証・レビュー・事例)
- 3ヶ月で意識的に切り捨てるべき5つのタスク
- 3ヶ月開始で失敗する典型5パターンと具体的な回避法
執筆:レポートビズ編集部
2021年5月の開業以来、累計6,000件超のレポート・卒論作成の依頼に対応してきた編集チームが、3ヶ月という限られた期間で卒論を仕上げる現実的な設計と、切り捨てるべきタスクの見極めを、業界内部の視点で体系的に整理している。
「卒論、あと3ヶ月しかない。これで書き上げられるのか?」——このキーワードで検索する人の多くは、10月〜11月時点で本格的な進捗がゼロに近い、逼迫した状況にある大学4年生である。
結論から言えば、3ヶ月で卒論を書き上げることは現実的に可能である。ただし、通常の理想スケジュールでやることを、意識的に切り捨てる決断が必要になる。
この記事では、3ヶ月=13週=92日という日数フレームを軸に、文系・理系それぞれの圧縮ロードマップ、3ヶ月で書ける論文型の3選択肢、意識的に切り捨てるべきタスクまで、3ヶ月で「単位が取れる卒論」を仕上げる現実的な方法を、業界内部の視点で整理する。理想論ではなく、緊急時に実際に使える設計を提示する。
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卒論を3ヶ月で書き上げるのは可能か?統計データと判定基準
結論:3ヶ月での卒論完成は、統計的にもごく一般的な期間である。ただし、「3ヶ月で理想の卒論」ではなく「3ヶ月で単位が取れる卒論」を目指す前提での話となる。
民間の調査によれば、卒論執筆にかけた期間で最も多い回答は「3ヶ月」であり、全体の約17%を占める。次いで多いのが「2ヶ月」で約17%、「1ヶ月未満」も約13%存在する。つまり、3ヶ月かそれ以下で書き上げる学生は決して少数派ではない。
ただし、この統計には「テーマや先行研究の準備期間」が含まれていない可能性が高い。純粋な執筆期間としての3ヶ月と、テーマ決定から仕上げまでの全工程3ヶ月では、負荷が全く異なる。
また、3ヶ月で書き上げた学生の多くは、ゼミの先生が綿密な計画を組んでくれていたり、事前に文献の読み込みが済んでいたりと、実質的な「準備の下地」があったケースも多い。ゼロからの3ヶ月と、下地ありの3ヶ月では、必要な戦略も変わってくる。
3ヶ月で「間に合う」条件
3ヶ月で完成させるためには、いくつかの前提条件が揃っている必要がある。
- 研究テーマの方向性は既に決まっているか、1週間以内に決められる
- 指導教員との連絡が取れる状態にある
- 週30時間以上を卒論に投下できる時間的余裕がある
- 「理想の卒論」ではなく「単位が取れる卒論」を目指す割り切りができる
- 実験や独自調査に頼らない論文型を選択できる
3ヶ月では「厳しい」条件
テーマ未定・指導教員との接点なし・実験系必須の三重苦の場合、3ヶ月は極めて厳しい。
この状態からのスタートでは、通常の卒論の形にこだわらず、指導教員と相談の上で「文献レビュー中心」の卒論に切り替える判断が必要になる。詳細は後述する「論文型の3選択肢」を参照してほしい。
3ヶ月=13週=92日|開始時期別3タイプ
結論:3ヶ月の卒論スケジュールを組む際は「月」ではなく「週」または「日数」で管理する。13週または92日として捉えると、残り時間の可視化ができる。
「3ヶ月ある」と考えると余裕を感じてしまうが、「13週」「92日」と数え直すと危機感が具体化する。この認識の切り替えが、3ヶ月スケジュールを回すための出発点となる。
「〇〇までにどこまで進めるか」を月単位で考えていた学生が、週単位・日数単位に切り替えた瞬間から、作業のリズムが変わり始める。時間の捉え方を変えることが、そのまま行動の変化につながる。
タイプA:11月開始・1月末提出(理想的な3ヶ月)
11月頭に本格着手して1月末提出の場合、3ヶ月フルに使えるため最も現実的なパターンとなる。
このパターンでは、11月の4週間をテーマ確定と先行研究、12月の4週間を執筆本格化、1月の4週間を仕上げに割り当てられる。緊急度は高いが、破綻するリスクは相対的に低い。
タイプB:10月末開始・1月中旬提出(標準的な3ヶ月)
10月末に着手する場合、中間発表と重なる可能性が高いため、負荷はさらに増す。
中間発表がある場合は11月〜12月にかけて発表準備と本論執筆を同時進行させる必要が出る。この場合、発表内容と論文内容を意図的に一致させて、二重作業を減らす工夫が有効となる。
タイプC:12月開始・2月中旬提出(超緊急の3ヶ月)
12月開始で2月提出の場合、冬休みを完全に卒論に投下する覚悟が必要となる。
正月休みも含めた冬休みの3週間を、実質的に卒論の集中期間として使う想定になる。実家に帰省する予定がある場合も、卒論作業ができる環境を持ち込む必要がある。
文系版|3ヶ月13週圧縮ロードマップ
結論:文系の13週ロードマップは「第1〜4週:テーマ確定と先行研究」「第5〜9週:執筆本格化」「第10〜13週:仕上げと提出」の3フェーズで構成される。
ここでは、11月開始・1月末提出のタイプAを想定した13週ロードマップを提示する。各週で達成すべきタスクを明確にすることで、3ヶ月を計画的に使い切れる。
第1〜2週:テーマ確定と章立て設計
最初の2週間で、テーマを確定させ、章立てを固める。この段階で完璧を求めない。
指導教員に相談してテーマ承認を得ることが最優先である。序論・先行研究・調査方法・結果・考察・結論の6章構成を仮でよいので確定させ、各章にどんな内容を書くかを箇条書きで整理する。
第3〜4週:先行研究の集中インプット
3〜4週目は先行研究を集中的に読み込む2週間となる。目標は15〜20本である。
全文を精読する時間はない。アブスト・結論・図表を軸にした「速読モード」で数を稼ぐ。文献管理はExcelやNotionで一元化し、後で執筆時に検索できる形にしておく。
第5〜7週:序論・先行研究章の執筆
5〜7週目は序論と先行研究の章を集中的に執筆する時期となる。
執筆着手が早いほど、後半の余裕が生まれる。「調査が終わってから書き始める」のではなく、「書きながら調査する」意識で進めたい。この時期に指導教員に一度中間報告を入れておくと、方向性のズレを早期発見できる。
第8〜9週:本論と考察の執筆
8〜9週目で本論部分と考察を書き切る。全章を7割の完成度で埋めることが目標である。
未完成でも一通り書き終わっている状態を作ることが最優先である。前半だけ完璧で後半が空白よりも、全体が7割埋まっている方が圧倒的に安全である。
第10〜11週:添削反映と全体推敲
10〜11週目は指導教員に一次稿を提出し、添削を反映する時期となる。
9週目末までに全章のドラフトを提出できていれば、10週目には添削が返ってくる。この段階で新規の章を書き足すような大改造は避け、既存の内容の精緻化に集中する。
第12〜13週:体裁調整と提出
最後の2週間は体裁調整と提出準備に充てる。
参考文献の書式統一、フォント・行間の統一、ページ番号の確認、表紙作成といった作業を集中的に済ませる。この時期に内容の大幅修正が入らないよう、11週目までに内容は確定させておきたい。
理系版|3ヶ月13週ロードマップとピボット判断
結論:理系の3ヶ月ロードマップは、新規実験を諦めて既存データや文献レビューにピボットする前提で組む必要がある。
理系、特に実験系では、3ヶ月で新規実験を回して結果を出し、論文にまとめることは物理的に困難である。ここでの現実的な選択は、既存の枠組みからピボットすることになる。
ピボットの判断は早いほど楽になる。第1〜2週の時点で「新規実験は無理」と割り切り、教員と相談してどの方向にピボットするかを決める。ここで踏ん切りをつけられずに時間を浪費するのが、理系3ヶ月モードで最もありがちな失敗である。
ピボット選択肢1:既存データの追加解析
研究室で既に取得済みのデータや、公開されているデータセットを追加解析する方向にピボットする。
既存データがあれば、新規実験なしで独自の解析結果を出せる。統計解析の手法を変える、別の切り口で解析するといった工夫で、3ヶ月でも論文として成立させられる。
ピボット選択肢2:先行研究の追試
既存の先行研究の追試を行い、条件を変えて比較検討する形式である。
「先行研究の再現+条件変更+比較検討」という形は、卒論として十分に成立する。追試の対象を教員と相談して決めれば、3ヶ月で回せる規模に絞り込める。
ピボット選択肢3:文献レビュー中心の卒論
特定の分野の先行研究を体系的にレビューする形式である。
研究室によっては文献レビュー中心の卒論を認めているケースもある。この形式は独自データ不要で、時間投下を執筆に集中させられるため、3ヶ月圧縮スケジュールと相性が良い。
3ヶ月で書ける「論文型」の3選択肢
結論:3ヶ月で成立する論文型は「実証研究(既存データ)」「文献レビュー」「事例研究」の3つに絞られる。新規の大規模実験は現実的でない。
3ヶ月スケジュールを回すためには、そもそも「どんな型の卒論を書くか」の選択が重要となる。無理な型を選ぶと、途中で頓挫するリスクが跳ね上がる。
型1:既存データを使う実証型
既存のデータセットや公開統計を使って独自の分析を行う形式である。
政府統計、企業の公開データ、学術データセットなどを活用すれば、独自の分析を3ヶ月で完了できる。データ取得の時間が不要な分、分析と考察に集中できる利点がある。
具体例として、e-Stat(政府統計)、総務省の白書データ、経済産業省の産業統計、大学の公開データセットなどが挙げられる。分野によっては、既存の学術論文が使用したデータを再利用して別の切り口で分析する方法も成立する。
型2:文献レビュー型
特定のテーマに関する先行研究を体系的に整理・比較する形式である。
「〇〇に関する先行研究の動向」「〇〇の研究史」といった切り口で、既存文献を整理・分析する。独自データを取得しない分、3ヶ月でも十分に完成度を高められる。文系では特に相性が良い。
型3:事例研究型
特定の事例を深掘りして分析する形式である。
企業事例、地域事例、歴史事例など、1〜2つの事例に絞って詳細に分析する。事例のデータは公開情報から集められることが多く、3ヶ月スケジュールに乗せやすい。
3ヶ月で切り捨てるべき5つのタスク
結論:3ヶ月では、大規模な新規調査・完璧なテーマ選び・網羅的な先行研究・美しい図表・複数回の全面書き直しを意識的に切り捨てる必要がある。
3ヶ月スケジュールを回すコツは、通常やることの何を切り捨てるかを事前に決めることである。ここで決断できないと、時間が足りなくなって全てが中途半端になる。
切り捨て1:大規模な新規調査
アンケート調査、フィールドワーク、大規模実験は3ヶ月では回せない。既存データや小規模事例に絞る。
調査の設計、実施、集計、分析には最低2〜3ヶ月が必要となる。3ヶ月ロードマップでは、この時間を確保できない。既存データや既存の枠組みを活用する方向に思い切って切り替える。
切り捨て2:完璧なテーマ選び
テーマ選びに2週間以上使わない。1週間以内にそこそこのテーマで決断する。
3ヶ月の中でテーマに1ヶ月使うのは致命的である。指導教員から提示されたテーマや、過去の卒論の類似テーマを受け入れる柔軟さが必要となる。
切り捨て3:網羅的な先行研究
先行研究は15〜20本に絞る。100本読もうとしない。
本気で書くなら理想は50本以上だが、3ヶ月では現実的でない。テーマに直結する重要文献15〜20本に絞り、それ以外は「今回の卒論では扱わない」と割り切る。
切り捨て4:美しい図表
図表の美的な調整に時間を使いすぎない。「意味が伝わる最低限」で妥協する。
ExcelやMatplotlibのデフォルト出力に少し手を加える程度で構わない。色やフォントの完璧な統一に何時間もかけるより、その時間を本文の内容充実に回す。
切り捨て5:複数回の全面書き直し
3ヶ月では、大規模な全面書き直しは1回までに抑える。
指導教員の添削で大きな指摘が入っても、「章構成を根本から作り直す」ような修正は避ける。既存の枠を維持したまま部分修正で対応する方向にする。
週割タスク管理術|13週の目標設定
結論:3ヶ月スケジュールは、週単位で目標を設定し、金曜または日曜にレビューを行う。月単位の管理では大雑把すぎ、日単位では細かすぎる。
13週という数字は、意外と少ない。1週間の遅れが3ヶ月全体の8%に相当する。この感覚を持って、週次管理を徹底する必要がある。
そもそも「3ヶ月」という単位は感覚的に緩みやすい。「92日」「13週」と数え直すことで、残り時間が明白に見えるようになる。カレンダーに13週分の枠を書き出し、各週に達成タスクを埋めていく形で管理すると、進捗が可視化される。
週次目標の型
各週の目標は「達成が明確に判定できる形」で設定する。
「先行研究を進める」ではなく「先行研究5本の要約を書き終える」と設定する。曖昧な目標は、達成したかの判断がつかず、遅延に気付くのが遅れる原因となる。
週次レビューの型
毎週金曜または日曜に、その週の進捗と翌週のタスクをレビューする。
レビュー項目は「今週の達成」「未達成タスクの原因」「翌週の目標」「相談すべきこと」の4点でよい。所要時間は20〜30分に収める。この習慣が、13週の完走可能性を大きく左右する。
遅延時のリカバリー
1週間の遅れは翌週で取り戻す。2週間の遅れは指導教員に報告して計画を再調整する。
3ヶ月スケジュールでは、2週間の遅れは全体の15%に相当する。この規模の遅延は自力での回復が困難なため、早めに教員と相談してタスクの一部を削るなどの調整が必要となる。
3ヶ月モード限定の生成AI活用術
結論:3ヶ月モードでは、生成AIを「時間節約用途」で戦略的に使う。ただし本文の丸ごと生成は避け、確認プロセスは省略しない。
3ヶ月という限られた時間では、生成AIによる時間短縮のメリットが特に大きい。ただし、使い方を誤ると発覚リスクが跳ね上がるため、線引きを明確に持つ必要がある。
使ってよい場面
3ヶ月モードで生成AIが有効なのは、時間節約系のタスクである。
- 先行研究の要約(全文を読む時間がない時)
- 章立ての骨子案の作成(たたき台として)
- 統計解析の手法の解説
- 英語論文の翻訳補助
- 文章のリライト(自分の下書きを整える)
避けるべき場面
時間がなくても、本文の丸ごと生成と参考文献の生成は避ける。
特に参考文献リストは、生成AIが架空の論文を混ぜてくることが多い。3ヶ月モードでも、参考文献は必ず原典を確認する時間を確保する。口頭試問で追求されて答えられないと、卒論そのものが受理されないリスクがある。
指導教員との3ヶ月コミュニケーション設計
結論:3ヶ月モードでは、指導教員との相談頻度を通常の2倍に上げる。月1回ではなく、隔週または毎週の相談機会を確保する。
3ヶ月という限られた時間では、方向性のズレを早期発見することが致命的に重要である。指導教員との頻繁な相談が、そのための最大のセーフティネットとなる。
初回相談で伝えるべきこと
初回相談で「3ヶ月で仕上げたい」という前提を正直に伝える。
この情報を共有することで、教員側もアドバイスの粒度を調整してくれる。「理想の卒論」の指導ではなく、「3ヶ月で成立する卒論」の指導に切り替わる。隠して進めると、後で大きな軌道修正を要求されるリスクがある。
相談頻度の目安
3ヶ月モードでは、隔週または毎週の相談機会を確保する。
面談が難しい場合はメールでの週次報告に切り替える。「今週やったこと」「来週やること」「相談したいこと」の3点セットで簡潔に送る。教員も返信しやすく、方向性のズレを早期に発見できる。
3ヶ月開始で失敗する典型5パターン
結論:3ヶ月開始の失敗は「テーマ迷子」「先行研究の読みすぎ」「一人抱え込み」「体裁こだわり」「後半失速」の5パターンに集約される。
3ヶ月という短期間では、失敗パターンにハマる余裕がない。ここでは典型的な5パターンと具体的な回避法を整理する。
パターン1:テーマ迷子
テーマ決めに3週間以上使ってしまい、執筆時間が消えるパターンである。
回避法は「1週間以内にそこそこのテーマで決断する」ことである。教員から提示されたテーマをそのまま受け入れる、過去の卒論の類似テーマを選ぶ、といった柔軟さが必要となる。
パターン2:先行研究の読みすぎ
先行研究を50本以上読もうとして、執筆に入れないパターンである。
回避法は「上限を20本」と決めることである。20本読んだら、以降は執筆と並行して必要な文献を追加で読む形に切り替える。
パターン3:一人抱え込み
進捗が悪いことを教員に隠して、独力で解決しようとするパターンである。
回避法は「3ヶ月モードであることを最初に伝える」ことである。教員は多数の学生を見てきており、進捗が悪い学生は珍しくない。隠されて手遅れになる方が困る立場にある。
パターン4:体裁こだわり
フォントや図表の見た目に時間を使いすぎて、内容が進まないパターンである。
回避法は「体裁は最終週で一気に整える」と決めることである。3ヶ月モードでは、内容が固まる前に体裁を整えても、修正で崩れて二度手間になる。
パターン5:後半失速
前半で頑張りすぎて、後半で燃え尽きるパターンである。
回避法は「週次の作業時間を平準化する」ことである。1週間だけ80時間走って翌週20時間、といった波を作らない。毎週40〜50時間を安定して確保する方が完走可能性が高まる。
特に注意すべきは、テーマ確定と先行研究インプットが終わった時点(第4週前後)の油断である。「一山越えた」と感じてペースが落ちるが、実際にはここから執筆本番が始まる。第5週以降こそが正念場であると認識しておきたい。
それでも間に合わない場合の選択肢
結論:3ヶ月モードでも間に合わない場合の選択肢は「テーマ縮小」「卒業延期」「参考資料としての外部活用」の3つに整理できる。
3ヶ月スケジュールを走らせても、途中で行き詰まる可能性はある。第9〜10週の時点で「これは間に合わない」と判明した場合の対処法を整理する。
第一選択:テーマ縮小
指導教員に相談してテーマを縮小する。範囲を狭めることで、残り時間で完結させる。
「〇〇の全体像」ではなく「〇〇の〇〇に絞った分析」に切り替える。この切り替えは早いほど楽になる。第10週を過ぎてから縮小するのは物理的に困難なため、第9週までに判断したい。
第二選択:卒業延期
就職先との調整が可能な場合、9月卒業などへの延期も選択肢となる。
不完全な卒論で単位を落とすより、半年延期して納得のいく卒論を出す方が、長期的には得策なケースもある。就職先への影響を含めて総合的に判断する必要がある。
第三選択:参考資料としての外部活用
時間的にどうしても間に合わない場合、外部業者の作成した文章を参考資料として活用する選択肢もある。
ただし、この選択肢は「そのまま提出」を意味しない。外部で作成された文章を参考にしながら、自分の言葉と自分の考察で書き直すという使い方が現実的である。レポートビズのような、卒論の参考資料作成を請け負う業者を活用する場合も、参考資料として位置づけることが重要となる。
詳細は、レポート代行の全体像、卒論代行がバレる仕組み、卒論代行の即日対応もあわせて参照してほしい。
卒論3ヶ月に関するよくある質問(FAQ)
3ヶ月で卒論を書き上げようとする学生から寄せられる質問を、7つに整理した。
Q1. 3ヶ月で本当に卒論は書けますか?
統計的にも約17%の学生が3ヶ月で書き上げており、決して非現実的ではない。
ただし、「理想の卒論」ではなく「単位が取れる卒論」を目指す割り切りが必要となる。実験や大規模調査を諦め、既存データや文献レビューにピボットする判断も含まれる。
Q2. 週何時間くらい卒論に使うべきですか?
目安は週30〜40時間である。3ヶ月合計で400〜500時間の投下が必要となる。
平日4時間、休日6時間のペースで週30時間程度は最低確保したい。バイトや就活と並行する場合は、削れる予定を意識的に削る判断が必要となる。
Q3. テーマが全く決まりません
1週間以内に指導教員に相談してテーマを提示してもらう選択肢が最も現実的である。
3ヶ月モードでは、テーマ選びに時間をかけすぎることが致命傷になる。教員から提示されたテーマや、過去の卒論の類似テーマを受け入れる柔軟さが必要となる。
Q4. 指導教員に「進んでいない」と言うのが怖いです
隠すよりも、早めに正直に伝える方が結果的に楽になる。
教員は多数の学生を指導してきており、進捗が遅れている学生は珍しくない。むしろ、隠されて手遅れになる方が困る立場にある。「3ヶ月で仕上げたい」という前提を最初に伝えるだけで、指導の粒度が調整される。
Q5. 生成AIを使ってもいいですか?
時間節約用途では使ってよいが、本文の丸ごと生成は避ける。
先行研究の要約、章立ての骨子案、文章のリライトといった補助的な使い方であれば、大きく時間を節約できる。ただし、参考文献の生成は架空論文が混じるため、原典確認は省略しない。
Q6. 3ヶ月で書いた卒論の質は低くなりますか?
10ヶ月かけた卒論と比べれば、深さや網羅性で差は出る。ただし単位取得には十分な水準に到達できる。
教員側も、3ヶ月で書き上げた学生と10ヶ月かけた学生を同じ基準では評価しない。「限られた時間の中でできる最善」を出せば、単位は取れる水準に達する。
むしろ、3ヶ月で完成させた学生の卒論の方が、論点が絞られていて読みやすいと評価されるケースもある。「時間があるから網羅的に書けた」ことが、必ずしも良い卒論に繋がるわけではない。
Q7. 途中で間に合わないと判明したら?
第9〜10週までに判断し、指導教員に相談してテーマ縮小や方向転換を検討する。
3ヶ月モードで最も避けたいのは、最終週になって間に合わないことに気付くパターンである。隔週または毎週の相談機会を確保しておけば、遅延の兆候を早期発見できる。
また、間に合わないと判明した際に選べる選択肢は、判明時期が早いほど多い。第9週なら「テーマ縮小」が可能でも、第12週では「体裁だけ整えて未完成のまま提出」しか残らないケースが出てくる。早期発見・早期相談が、選択肢の広さを保つ唯一の方法である。
まとめ|卒論3ヶ月は現実的だが、切り捨ての決断が要る
卒論を3ヶ月で書き上げることは、統計的にも決して珍しくなく、現実的に可能な範囲である。ただし、通常やることの何を切り捨てるかの決断が必要となる。
本記事で提示した13週ロードマップと切り捨てタスクの整理に沿って、3ヶ月=92日を計画的に使えば、単位が取れる水準の卒論を仕上げることは十分可能である。
- 3ヶ月=13週=92日として日数レベルで捉える
- 「理想の卒論」ではなく「単位が取れる卒論」を目指す割り切りが必要
- テーマ確定は1週間以内、先行研究は上限20本
- 文系は既存データや文献レビュー、理系はピボット前提で組む
- 大規模新規調査・完璧なテーマ選び・網羅的先行研究の3つは切り捨てる
- 週次目標を明確に設定し、金曜または日曜にレビューする
- 指導教員との相談は隔週または毎週に頻度を上げる
- 第9〜10週で間に合わないと判明したら、早めに縮小・方向転換を判断する
より詳細な情報は、卒論を8月から始める場合の圧縮スケジュール、卒論を5月から始める理想スケジュール、レポートが間に合わない場合の対処法、レポートを遅れて提出する場合の減点相場、卒論代行がバレる仕組み、AIによる卒論作成の実情もあわせて参照してほしい。
3ヶ月の圧縮スケジュールでも卒論に不安が残る場合、参考資料としての外部活用も現実的な選択肢となる。レポートビズのような、卒論の参考資料作成を請け負う業者に相談してみるのも1つの選択肢である。公式LINEから匿名で無料相談ができるので、まずは現状の相談から始めるのが安全な道となる。
ただし、外部の作成物をそのまま提出することは大学の学則違反となる場合が多い。あくまで参考資料として活用し、最終的な卒論は自分の言葉と自分の考察で仕上げるという使い方が、長期的にも安全で誠実な選択となる。3ヶ月モードでも、この原則は変わらない。
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