最終更新日:2026年8月10日
この記事でわかること
- 「卒論60点狙い」が合理的なケースと危険なケースの判定基準
- 60点(合格ライン)の卒論に備わっている4つの必須要素
- 不合格を回避するための最低要件チェックリスト
- 60点狙いが向いている人・向いていない人の見分け方
- 60点未満で不合格になる5つの典型パターンと回避法
- 60点確保に必要な時間投下の現実的な目安
- 60点狙いでも絶対に守るべき倫理ラインの整理
執筆:レポートビズ編集部
2021年5月の開業以来、累計6,000件超のレポート・卒論作成の依頼に対応してきた編集チームが、卒論の「合格ライン=60点」を狙う戦略の合理性と限界、そして最低要件の具体的な整理を、業界内部の視点で誠実にまとめている。
「卒論、60点でいい。単位さえ取れれば卒業できる」——このキーワードで検索する人の多くは、就活優先や時間制約の中で、卒論に最小限の労力で臨みたい大学4年生である。
結論から言えば、「60点狙い」自体は合理的な選択となり得る。ただし、それが合理的なケースと危険なケースがあり、判断を誤ると卒業できないリスクを抱える。
上位の記事の多くは「60点狙いはやめよう」「頑張って80点を目指そう」で締めくくられている。しかし、現実にはあらゆる学生に高得点を目指す余裕があるわけではない。本記事では、60点=合格ラインを狙う戦略を正面から扱い、その具体的な要件と限界を業界内部の視点で整理する。
就活や資格取得に時間を割きたい学生、体調や家庭の事情がある学生にとって、卒論に投下する時間を最小化することは合理的な選択となり得る。ただし、その判断は自分の進路と冷静に照らし合わせて決める必要がある。以下では、その判断材料と最低要件を順に整理していく。
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卒論60点狙いは合理的か?判断基準を先に整理
結論:「60点狙い」は、就活優先や時間制約という明確な理由があり、大学院進学や研究職を目指さない場合には合理的な選択となる。
まず、60点狙いという戦略が自分に合っているかを判定する必要がある。何となく「楽したい」で選ぶと、後悔するケースが多い。
60点狙いが合理的な学生の特徴
以下の条件を複数満たす場合、60点狙いは合理的な選択となる。
- 既に就職先が決まっており、成績よりも卒業を優先したい
- 大学院進学や研究職を目指していない
- 卒論の成績が就職先に提出される予定がない
- 他の学業活動(資格取得、留学準備など)に時間を割きたい
- 就活が長引いており、卒論に時間を投下する余裕がない
60点狙いが危険な学生の特徴
以下に該当する場合、60点狙いは大きなリスクを伴う。
- 大学院進学を目指している(卒論が入試選抜資料になる)
- 研究職・大学教員を目指している
- 指導教員が厳しく、下限を割ると不合格を出すタイプ
- 成績優秀者奨学金など、GPAが直接的な利益に繋がる
- 就職先が卒論の成績を評価対象にしている
中間ゾーンの判断
「合理的」と「危険」の中間にある学生も多い。この場合は、60点をベースラインに置きつつ、余裕があれば加点を狙う姿勢が現実的である。
「絶対に60点」ではなく「最低60点、余力があれば70〜80点」という設計にすることで、リスクを下げつつ時間の柔軟性を確保できる。
この二段構えの目標設定は、精神的な負担も軽減する。「最低ラインは確保できている」という安心感があれば、就活や他の活動にも落ち着いて取り組める。逆に、いきなり80点を狙って途中で挫折するより、60点をベースに積み上げる方が結果的に高い点数に到達するケースもある。
60点=単位取得最低ラインの実際
結論:多くの大学で60点未満は不合格となり、単位が取れない。60点はまさに合格の最低ラインである。
日本の多くの大学では、成績評価の基準として60点を合格ラインに設定している。60点以上で「可」、それ未満は「不可」となり単位認定されない。この制度は文部科学省の指針に沿ったもので、大学教育の共通基準となっている。
ただし、大学や学部によって具体的な運用は異なる。卒論の合格ラインを別途設定している場合や、絶対評価ではなく相対評価で単位認定する場合もある。自分の大学の成績評価規定を事前に確認しておくことが、60点狙いの前提として重要である。
大学の成績評価制度
一般的な大学では、成績は5段階(秀・優・良・可・不可)で評価される。
- 秀(S):90点以上——卒論としても優れた水準
- 優(A):80〜89点——高い完成度
- 良(B):70〜79点——標準的な水準
- 可(C):60〜69点——合格最低ライン
- 不可(F):59点以下——単位認定されない
「60点狙い」とは、この「可」の範囲に着地させる戦略を意味する。「可」でも単位は取れるため、卒業要件は満たせる。
卒論の評価は「合否」で判定されることも
大学によっては、卒論を5段階ではなく「合格・不合格」の2段階で評価するケースもある。
この場合、目指すべきは明確に「不合格を回避する最低ライン」となる。5段階評価より判定が単純な分、60点狙いの戦略が立てやすい。自分の大学がどちらの評価方式か、事前に確認しておくとよい。
60点の卒論に備わっている4つの必須要素
結論:60点(合格ライン)の卒論には「明確なテーマ」「先行研究への言及」「本論の一貫性」「体裁の整備」の4つの要素が最低限備わっている必要がある。
これらの4要素のうち1つでも欠けると、60点を割り込んで不合格になるリスクが高まる。逆に言えば、これらを揃えれば「可」の評価は確保できる。
要素1:明確なテーマ設定
「何について、何を明らかにするのか」が1文で説明できる状態が最低ラインである。
テーマが曖昧なままだと、序論から結論までの一貫性が保てず、教員から「結局何が言いたいのか」と評価される。テーマは狭くて良いので、明確であることが第一である。
60点狙いでは、テーマを広く取るより狭く絞る方が有利である。「〇〇について考察する」ではなく「〇〇における△△の役割を分析する」といった限定的なテーマ設定の方が、限られた時間で論理的な卒論を書き上げやすい。
要素2:先行研究への言及
最低でも10〜15本の先行研究に言及し、参考文献としてリストに記載する必要がある。
参考文献が全くない、あるいは3〜5本しかない卒論は、学術的な体裁を満たさないと判定されるリスクがある。先行研究の量的な最低ラインは分野によるが、10本を下回ると要注意である。
要素3:本論の一貫性
序論で提示した問題意識と、本論の分析、結論の主張が一貫していることが必要である。
執筆を進めるうちにテーマがブレて、序論と結論で全く違うことを言っている卒論は評価が下がる。60点を確保するためには、章と章の論理的な繋がりを最低限維持することが求められる。
執筆の最後に序論と結論を並べて読み直すと、一貫性の破綻に気付ける。序論の問題設定に対する答えが結論に書かれているか、この対応関係だけは必ず確認したい。
要素4:体裁の整備
表紙・目次・章立て・参考文献リスト・ページ番号が揃っていることが最低要件である。
内容が良くても体裁が整っていないと、教員に「学術的な作法を守っていない」と判断される。60点狙いでも、体裁だけは真面目に整えることが評価を安定させる鍵となる。
60点を確保するための最低要件チェックリスト
結論:60点を確保するためには、8つの最低要件を全て満たす必要がある。1つでも欠けると、60点を割り込むリスクが上がる。
ここでは、卒論を提出する前に確認すべき8つの最低要件を整理する。全てが揃っていれば、多くの大学で「可」の評価が得られる水準となる。
要件1:必要文字数を満たしている
大学指定の文字数(通常1〜3万字)の90%以上を満たしている。
指定文字数を大幅に下回ると、内容以前の問題で不合格となる可能性がある。1万字指定なら9000字以上、2万字指定なら1万8000字以上を最低ラインとして確保したい。
要件2:章構成が揃っている
序論・先行研究・本論・考察・結論の5章(または4章)の構成が揃っている。
章のどれかが欠けている、あるいは極端に短い(500字未満など)状態は避けたい。各章が最低限の分量を持って完結していることが必要である。
要件3:参考文献が10本以上ある
参考文献リストに10本以上の学術的な文献が記載されている。
Wikipediaやまとめサイトばかりを参考文献に挙げると、学術性が疑われる。学術論文、大学出版会や専門出版社の書籍を最低8割は含めることが望ましい。
要件4:引用と参考文献が対応している
本文中の引用が、全て参考文献リストに掲載されている。
この不整合は口頭試問で必ず突っ込まれる。引用したはずの文献がリストにない、逆にリストにあるが本文で使われていない、といったズレをなくす必要がある。
要件5:序論と結論が対応している
序論で提示した問題意識に、結論で答えを提示している。
「序論で〇〇について考察する」と書いておきながら、結論で全く別のことを述べている卒論は不合格リスクが高い。60点狙いでも、この対応関係だけは維持したい。
要件6:表紙・目次が整備されている
表紙にタイトル・氏名・学籍番号・提出日、目次に見出しとページ番号が記載されている。
これらの表層の整備は評価に直結する。テンプレートを使う場合は、前年の日付や別人の名前が残っていないか必ず確認する。
要件7:誤字脱字が過度に多くない
1ページあたり誤字脱字が2〜3箇所を超えると、教員の印象が悪くなる。
誤字脱字が多いと、内容以前に「真面目に取り組んでいない」と判断される。Wordの校正機能を必ず活用し、提出前に一度は通しで読み返すことが最低限の作業となる。
要件8:期限内に提出している
提出期限を1分でも過ぎると、多くの大学で受理されない。
60点狙いの卒論であっても、期限内に提出することが絶対条件である。提出しなければ内容にかかわらず不合格となる。提出方法(紙・電子)と時刻を事前に必ず確認しておく。
60点狙いが合理的なケース(就活優先など)
結論:就職先が決まっており、成績よりも卒業を優先したい場合、60点狙いは十分に合理的な選択となる。
ここでは、60点狙いが合理的といえる代表的な3つのケースを具体的に整理する。
ケース1:就活が長引いている
秋採用や冬採用で就活が長引く場合、卒論に時間を割く余裕は限られる。この場合、60点狙いは合理的である。
就活を疎かにして卒論に集中した結果、就職先が決まらないまま卒業する方が長期的な損失は大きい。「まず就職を確保する、卒論は最低限」という優先順位が現実的な選択となる。
特に、10月以降になっても就活が続く場合、卒論の執筆時期と面接が完全に重なる。この状況では、卒論に高評価を求めるより、確実に60点で単位取得を確保し、就活に集中する方が合理的である。
ケース2:資格取得や留学準備に時間を割きたい
公認会計士、司法試験、留学準備といった、就職より優先度の高いプロジェクトを進めている場合も60点狙いは合理的である。
これらの活動は卒業後の人生に直結する。卒論の成績が10点上がることより、資格の合格や留学の実現の方が長期的な価値が高い場合、資源配分としての60点狙いは正当化される。
ケース3:体調不良や家庭の事情
体調不良、家族の看病、経済的事情でバイトを増やす必要がある、といった状況では、卒論に集中する余力が限られる。
この場合も、60点狙いは合理的な選択となる。無理をして高得点を目指すより、確実に単位を取って卒業する方が優先されるべきである。事情によっては指導教員に相談することで、配慮が得られる場合もある。
60点狙いが危険なケース
結論:大学院進学、研究職志望、成績優秀者奨学金、就職先が成績を評価する業界の場合、60点狙いは長期的な損失に繋がる。
「60点でいい」の判断は、目先の楽を優先しすぎると、後で取り返しがつかない結果を招く場合がある。
危険なケース1:大学院進学
大学院入試で卒論の成績・内容が評価対象になる場合、60点は致命的なマイナスとなる。
大学院、特に他大学の大学院を受験する際、卒論は研究能力の証明として重視される。低い成績は「研究に向いていない」というシグナルとなり、合格を大きく遠ざける。
また、進学先の指導教員が受け入れの判断材料として卒論を読むケースも多い。研究テーマの深掘りや論理構成、参考文献の精度から、その学生の研究者としての資質を判断される。この段階で60点相当の卒論は、大きなマイナス材料となる。
危険なケース2:研究職・大学教員志望
将来的に研究職や大学教員を目指す場合、卒論は研究者としての第一歩となる。
この道を選ぶなら、60点狙いは自分の可能性を狭める。時間投下に見合う価値のある活動と捉え、余裕をもって取り組む方が長期的に得となる。
危険なケース3:成績優秀者奨学金・GPA重視の就職
成績優秀者奨学金の対象になっている場合や、外資系金融・コンサルなどGPAを重視する就職先を目指す場合も注意が必要である。
卒論の成績は最終GPAに影響する。1科目分の成績で、GPAが0.1〜0.2下がることがある。奨学金の受給資格や就職の選考で影響が出る場合、60点狙いは損失となる。
60点未満で不合格になる典型パターン5選
結論:60点未満で不合格になるのは「未完成・盗用・テーマ逸脱・体裁未整備・期限遅延」の5パターンに集約される。
60点狙いでも、これらの5パターンに該当すると不合格のリスクが跳ね上がる。回避のポイントを整理する。
パターン1:未完成のまま提出
各章が中途半端で終わっている、必要文字数の半分以下しかない、といった卒論は不合格リスクが高い。
60点狙いでも、章の欠落や文字数不足は避けるべきである。7割の完成度でよいので、全章を通しで書き切ることが最低ラインとなる。
「未完成でも提出する方がマシ」というアドバイスをよく見るが、それは「不受理を回避する」という意味であって、「不完全でも合格する」という意味ではない。60点狙いでも、書き切ることは必須条件である。
パターン2:盗用・コピペの発覚
ネット上の文章や他人の卒論をコピペしたことが判明した場合、卒論不受理どころか学位取り消しになる可能性がある。
多くの大学が盗用チェックツールを導入している。「時間がないから」という理由でコピペに手を出すと、60点どころか卒業自体が危うくなる。
パターン3:テーマからの完全逸脱
序論で設定したテーマと、本論の内容が全く一致していない卒論は不合格となる。
執筆中にテーマが変わることは珍しくないが、序論と結論を書き直さないまま提出すると評価が急落する。最終的に、テーマ・本論・結論の3つが揃っているか確認する。
パターン4:体裁の未整備
表紙がない、目次が欠落、参考文献リストがない、といった体裁不備の卒論は「学術文書としての体裁を満たしていない」と判定される。
内容が60点分あっても、体裁が破綻していると総合評価で不合格ラインに落ちる。体裁は最低限だけでも整えることが必須である。
パターン5:期限遅延
提出期限を過ぎると、内容にかかわらず不受理となる大学が多い。
60点狙いの卒論であっても、期限を守れなければ全てが無駄になる。提出時刻の確認、印刷・製本の余裕、電子提出の場合はアクセス集中への備えを怠らない。
60点確保のための時間投下の目安
結論:60点狙いの場合、必要な時間投下は100〜150時間程度である。80点狙いなら200〜300時間、90点以上を狙うなら500時間以上が必要となる。
目標点数と時間投下の関係を把握することで、自分に必要な時間を見積もれる。60点狙いは、他の学業活動との両立が可能な水準である。
時間配分の目安
60点狙いの100〜150時間の内訳は、以下のように配分するのが現実的である。
- テーマ確定と章立て:10〜15時間
- 先行研究の収集と読み込み:30〜40時間
- 本文の執筆:40〜60時間
- 推敲・体裁調整・参考文献整形:15〜25時間
- 提出準備と口頭試問対策:5〜10時間
週別の時間配分の例
3〜4ヶ月かけて60点狙いなら、週7〜10時間の投下で足りる。就活や他の活動と両立できる水準である。
2〜3ヶ月に圧縮するなら週15〜20時間、1〜2ヶ月なら週25〜35時間、1ヶ月以内なら週40時間以上と、期間が短くなるほど週の負荷は増える。自分の状況に応じた期間設計をしたい。
60点狙いの利点は、この時間投下量の柔軟性にある。80点を目指すと週20時間×4ヶ月といった集中的な投下が必要になるが、60点であれば就活や資格取得と両立できる水準に収まる。
60点狙いでも守るべき倫理ライン
結論:60点狙いは合理的な戦略だが、コピペ・盗用・生成AIの全文生成・他人の卒論の流用は絶対にやってはいけない。
「60点でいい」という割り切りと、「不正をしてもいい」は全く別の話である。60点狙いでも、正当な手段の範囲内で戦略を選ぶ必要がある。
絶対NGの選択肢
- ネット上や書籍からのコピペ(盗用チェックで発覚する)
- 他人の卒論をコピーして提出
- 生成AIに全文を書かせてそのまま提出(架空の参考文献で発覚する)
- 先輩の卒論をタイトルだけ変えて提出
- データや実験結果の捏造
これらは発覚した場合、卒論不受理どころか学位取り消しや退学処分の対象となる。目先の60点を確保するために、卒業後の人生を失うのは割に合わない。
許容される時短の手段
一方で、正当な範囲で時間を節約する方法は多数存在する。
「不正」と「効率化」は明確に区別できる。前者は発覚時に取り返しのつかないダメージを負うが、後者は正当な戦略として広く認められている。60点狙いでは、この効率化の手段を積極的に活用したい。
- 生成AIを要約や骨子案作成に補助的に使う(全文生成はNG)
- 文献レビュー中心の型を選び、独自調査を最小化する
- 既存データを活用して独自の調査を省略する
- 指導教員が提示するテーマをそのまま採用する
- 過去の卒論を参考資料として活用する(コピーではなく参考)
それでも60点に届かない場合の対処
結論:60点確保が難しいと感じた場合の選択肢は「指導教員への相談」「テーマ縮小」「参考資料としての外部活用」の3つに整理できる。
60点狙いでも、状況によっては届かない可能性がある。この場合の対処法を整理する。
第一選択:指導教員への相談
不安を感じた時点で、指導教員に正直に相談する。
「単位取得を最優先にしたい」という前提を共有すると、教員から「この章さえ書ければ受理する」という具体的な指針が得られる場合がある。相談自体は無料であり、行動する価値がある。
第二選択:テーマ縮小
テーマを縮小して、書ける範囲に絞り込む。
「〇〇の全体像」ではなく「〇〇の特定の1側面」に絞ることで、限られた時間でも完成させられる。狭くて完結している卒論の方が、広くて未完成な卒論より高く評価される。
第三選択:参考資料としての外部活用
時間的な余裕がない場合、外部業者の作成した文章を参考資料として活用する選択肢もある。
ただし、この選択肢は「そのまま提出」を意味しない。レポートビズのような、卒論の参考資料作成を請け負う業者を活用する場合も、あくまで参考資料として位置づけ、自分の言葉と自分の考察で書き直すという使い方が現実的である。
詳細は、卒論代行がバレる仕組み、AIによる卒論作成の実情もあわせて参照してほしい。
卒論60点に関するよくある質問(FAQ)
60点狙いで卒論に取り組む学生から寄せられる質問を、7つに整理した。
Q1. 60点で本当に単位は取れますか?
多くの大学で60点=「可」の評価となり、単位認定されるため卒業要件を満たせる。
ただし、59点以下は「不可」となり単位が取れない。目標を60点丁度ではなく65〜70点あたりに置くことで、多少下振れしても合格ラインを守れる。
点数の見通しは自分では把握しにくいため、余裕を持った目標設定が安全である。「60点で十分」と考えて手を抜きすぎると、教員の評価が想定より低く、58〜59点で不可となるケースが実際に発生している。
Q2. 60点狙いは指導教員に伝えるべき?
「単位取得を最優先にしたい」と正直に伝える方が、結果的にスムーズに進む。
教員は多数の学生を指導する立場にあり、目標水準を共有することで指導の粒度が調整される。「高評価を狙う指導」ではなく「単位取得のための指導」に切り替わる。
Q3. 60点狙いは就活に不利になる?
多くの就職先で、卒論の成績は就活の選考に直接影響しない。ただし、GPA全体が下がる形で間接的に影響する可能性はある。
外資系金融・コンサル・研究職を除けば、卒論の成績が特別視されることは少ない。多くの学生にとって、卒論60点は就活への実害はほぼないと言える。
ただし、就活の面接で「卒論のテーマは何ですか」「どのような研究をしましたか」と問われることは多い。60点狙いでも、テーマと結論を自分の言葉で説明できる状態を作っておくことは必要である。
Q4. 60点確保の最低文字数は?
大学指定の90%以上を最低ラインとする。1万字指定なら9000字、2万字指定なら1万8000字である。
大幅な文字数不足は、内容以前の問題として不合格リスクを高める。60点狙いでも、指定文字数の90%は死守したい。
Q5. 60点で提出した卒論は再提出を求められる?
大学と教員による。多くの場合、60点=可の評価で受理され、再提出は求められない。
ただし、致命的な不備(章の欠落、テーマ逸脱など)がある場合は再提出を求められる場合がある。要件チェックリストを満たしていれば、再提出のリスクは大きく下がる。
Q6. 60点狙いで生成AIを使ってもいい?
要約・骨子案・リライトといった補助的な使い方は問題ない。ただし本文全文の生成は避ける。
大学の生成AI利用ガイドラインを事前に確認しておく。多くの大学が「補助的利用は可、本文の全文生成は不可」というスタンスを取っている。
Q7. 60点じゃなくてもう少し上を狙うべき?
大学院進学や研究職志望なら、必ず上を狙うべきである。それ以外なら60点狙いも合理的な選択となる。
自分の進路と目標に照らして判断する。目先の楽さと長期的な利益のトレードオフを冷静に考えることが、後悔のない選択に繋がる。
また、「今は60点狙い、余裕があれば70〜80点」というハイブリッド戦略も有効である。最低ラインを固めた上で、時間の余裕があった時に追加投下する形なら、リスクを抑えつつ加点の機会を残せる。
まとめ|卒論60点狙いは合理的だが、判断は慎重に
卒論60点狙いは、状況によっては十分に合理的な選択となる。就活優先、資格取得、体調・家庭事情といった正当な理由がある場合、卒論に過度な時間を投下しない判断は正当化される。
ただし、大学院進学、研究職志望、GPA重視の就職を目指す場合は、60点狙いは長期的な損失となる可能性がある。目先の楽さと将来の利益を天秤にかけた冷静な判断が必要である。
- 60点狙いが合理的なケースと危険なケースを最初に判定する
- 60点=単位取得最低ライン(可の評価)であり、卒業要件は満たせる
- 60点の卒論に必須の4要素:明確なテーマ・先行研究への言及・本論の一貫性・体裁の整備
- 最低要件チェックリスト8項目を全て満たすことが60点確保の条件
- 不合格の典型5パターン(未完成・盗用・テーマ逸脱・体裁未整備・期限遅延)を回避する
- 60点狙いの時間投下は100〜150時間程度が目安
- コピペ・盗用・生成AIの全文生成は絶対に避ける(発覚時に学位取り消しリスク)
- 不安があれば早めに指導教員に相談する
より詳細な情報は、卒論を3日で書く文系向け72時間タスク分解、卒論1週間で仕上げる方法、卒論を3ヶ月で仕上げる13週スケジュール、卒論を8月から始める場合の圧縮スケジュール、卒論を5月から始める理想スケジュール、レポートが間に合わない場合の対処法、卒論代行がバレる仕組みもあわせて参照してほしい。
60点狙いでも卒論の完成に不安が残る場合、参考資料としての外部活用も選択肢となる。レポートビズのような、卒論の参考資料作成を請け負う業者に相談してみるのも1つの道である。公式LINEから匿名で無料相談ができるので、まずは現状の相談から始めるのが安全な出発点となる。
ただし、外部の作成物をそのまま提出することは大学の学則違反となり、発覚時には学位取り消しなど重大な結果を招く。あくまで参考資料として活用し、最終的な卒論は自分の言葉と自分の考察で仕上げるという使い方が、60点狙いでも守るべき最低限のラインである。
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