最終更新日:2026年8月10日
この記事でわかること
- 「卒論の90点」が意味するもの(S判定・A判定の境界としての位置づけ)
- 大学の実際の評価基準と100点満点の配点構造
- 90点卒論に共通する5つの特徴(累計6,000件超からの整理)
- 90点を取るための加点10要素と、逆に減点される10要素
- 教員の採点視点で見た「印象を決める」3つの要素
- 学部系統別(文系/理系実験系/理系分析系/実技系)の90点戦略の違い
- 80点卒論と90点卒論の質的差|+10点に必要な要素の内訳
執筆:レポートビズ編集部
2021年5月の開業以来、累計6,000件超のレポート・卒論作成の依頼に対応してきた編集チームが、上位評価(S判定・A判定)を狙う学生のために、教員の採点視点と加点・減点要素を業界内部の視点で公平に整理している。
「卒論 90点」——このキーワードを検索する人は、単に卒業できればよいという水準を超えて、上位評価を狙う意欲を持つ学生である。ゼミ内での上位ランキング、優秀論文賞、大学院進学時のアピール材料、就職活動での実績——目的はさまざまだが、共通して「他の学生と一線を画す卒論」を仕上げたいという強い意志がある。
結論から言えば、卒論で90点を取ることは、正しい戦略と行動を積み重ねれば十分に達成可能である。多くの大学で90点は「S判定」または「A判定の上位」の境界となり、優秀論文表彰の対象となる水準でもある。この水準は、時間をかければ誰でも到達できるわけではないが、加点要素と減点要素を体系的に理解して行動すれば、確実に近づける水準である。
この記事では、90点を取るための加点10要素と減点10要素、教員の採点視点、学部系統別の戦略、そして80点と90点の質的差を、累計6,000件超の相談実績から得た知見をもとに整理する。「がんばれば大丈夫」という精神論ではなく、業界内部の視点から具体的な行動指針を示すことを目的としている。
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卒論の「90点」とは何か|大学評価基準の実態
結論:多くの大学で90点は「S判定」または「A判定の上位」の境界となり、優秀論文賞の対象となる水準である。
まず「卒論の90点」が具体的に何を意味するかを整理する。大学によって評価方式は異なるが、多くの大学で共通する基本構造がある。
S/A/B/C判定と点数の関係
多くの大学の卒論評価は、以下のような判定区分になっている。
- S判定(最優秀論文):90点以上
- A判定(優秀論文):80点以上90点未満
- B判定(佳作論文):70点以上80点未満
- C判定(要修正論文):60点以上70点未満
- D判定(再査読論文):40点以上60点未満
- E判定(再提出論文):40点未満
この区分から見ると、90点は「S判定の入り口」であり、優秀論文として認められる境界となる。多くの大学ではS判定の卒論が優秀論文表彰の対象となり、ゼミ・研究室内での上位ランキング、大学院進学の推薦資料、就職活動の実績として活用できる。
評価される4つの項目
大学の卒論評価は、以下の4項目で構成されるケースが多い。この4項目のそれぞれで高得点を取ることが、90点到達の条件となる。
- 論文の内容(30〜40点):テーマ設定・論理性・独自性
- 調査・研究プロセス(20〜30点):方法の妥当性・データの信頼性
- 口頭発表・質疑応答(15〜20点):プレゼン能力・質問への対応
- 研究態度・取り組み(10〜20点):日常の努力・指導への対応
大学・学部による違い
ただし評価方式は大学・学部によって大きく異なる。指導教員のみが採点する大学もあれば、複数教員による審査会形式もある。
自分の所属大学の評価方式を早期に確認することが、90点を狙う第一歩となる。ゼミの先輩や指導教員に、過去の優秀論文の例と評価基準の詳細を確認したい。
90点卒論に共通する5つの特徴(業界内部視点)
結論:累計6,000件超の相談実績から見えた、90点卒論に共通する5つの特徴を体系化する。この特徴を意識することで、上位評価を狙う戦略が明確になる。
ここで示す5つの特徴は、抽象的な精神論ではなく、実際に90点以上の評価を得た卒論に共通して見られた具体的な要素である。
特徴1:「問い」が明確で具体的
90点卒論の第1の特徴は、研究の「問い」が明確で具体的であることである。「〇〇について研究する」ではなく、「〇〇において△△という現象はなぜ生じるのか」という明確な問いが設定されている。
問いが具体的であれば、以降の調査・執筆・考察が全て一貫した方向を持つ。逆に問いが曖昧だと、卒論全体が散漫になり評価が下がる。
特徴2:先行研究への言及が的確
90点卒論では、先行研究への言及が的確かつ豊富である。単に「〇〇氏は△△と主張している」と羅列するのではなく、先行研究の限界を指摘し、そこから自分の研究の位置づけを導く構造になっている。
先行研究の量は10〜20本程度が目安だが、量より「どう位置づけて自分の研究とつなげるか」の質が重要である。
特徴3:方法の選択理由が明示されている
90点卒論では、研究方法の選択理由が明確に書かれている。「なぜこの調査方法を選んだのか」「なぜ他の方法ではなくこの方法なのか」が説得力を持って説明されている。
方法の選択理由が書かれていない卒論は、たとえ結果が優れていても「たまたま良い結果になっただけ」と評価されがちである。
特徴4:結果と考察が分離されている
90点卒論では、「結果(何が起きたか)」と「考察(それが何を意味するか)」が明確に分離されている。結果の中に自分の解釈を混ぜず、結果は事実として提示し、考察で解釈を加える構造になっている。
この分離ができていると、読み手は論理の飛躍を見つけやすくなり、逆説的に説得力が増す。
特徴5:研究の限界を明示している
90点卒論の最も特徴的な要素は、研究の限界を正直に明示している点である。「本研究には〇〇という限界があり、これは今後の課題である」と書かれていることで、逆に研究者としての誠実さが評価される。
限界を隠そうとすると、教員はすぐに気づき、逆に評価が下がる。限界の明示は「弱点の告白」ではなく「誠実な自己評価能力」の証明となる。
90点を取るための加点10要素
結論:90点を狙う場合、以下の10要素を意識的に組み込むことで、評価を確実に押し上げられる。
90点は「基本を完璧に押さえた上で、上位評価につながる要素を加える」ことで到達する水準である。以下は加点につながる10要素を優先順位順に整理したものである。
最重要の加点要素(上位3つ)
以下の3つは、卒論の質を根本から押し上げる要素である。
- 加点1:明確で具体的な「問い」が冒頭で提示されている
- 加点2:先行研究の批判的レビューがあり、自分の研究の位置づけが明快
- 加点3:研究方法の選択理由が説得力を持って書かれている
重要な加点要素(中位4つ)
以下の4つは、卒論の完成度を高める要素である。
- 加点4:図表が論理を補強するものとして配置されている(装飾ではなく機能として)
- 加点5:考察が結果に基づいた論理的な推論になっている
- 加点6:研究の学術的意義または社会的意義が明示されている
- 加点7:研究の限界が誠実に明示されている
仕上げの加点要素(下位3つ)
以下の3つは、細部の完成度を高める要素である。
- 加点8:参考文献リストが充実し、引用形式が統一されている
- 加点9:目次・章立てが論理的に整理されている
- 加点10:誤字脱字・体裁の乱れがない
90点を取り逃す減点10要素
結論:加点要素と同じくらい重要なのが「減点される要素」の回避である。以下の10要素は評価を大きく下げる原因となる。
いくら加点要素を積み重ねても、減点要素が残っていると90点には届かない。以下は業界内部で見た代表的な減点要素である。
致命的な減点要素(上位3つ)
以下の3つは、他の要素が優れていても評価を大きく下げる致命的な減点要素である。
- 減点1:剽窃(コピペ・無断使用)の疑い
- 減点2:研究の「問い」が曖昧または存在しない
- 減点3:結果と考察が混在し、論理の飛躍がある
大きな減点要素(中位4つ)
以下の4つは、卒論の質を明確に低下させる要素である。
- 減点4:先行研究の羅列のみで批判的レビューがない
- 減点5:方法の選択理由が書かれていない
- 減点6:結論が本論の内容と乖離している
- 減点7:研究の限界に言及していない
細部の減点要素(下位3つ)
以下の3つは、細部の質を下げる要素である。単独では小さいが、複数重なると印象を大きく損なう。
- 減点8:誤字脱字・タイポが目立つ
- 減点9:参考文献の記載形式が統一されていない
- 減点10:図表のタイトル・出典が不完全
教員の採点視点|印象を決める3つの要素
結論:教員は卒論を採点する際、「冒頭10ページ」「章末の締め方」「参考文献リスト」の3つで概ねの印象を決めている。この3ヶ所を意識するだけで評価が大きく変わる。
教員は多数の卒論を短期間で採点する必要があり、全ての文字を平等に読むわけではない。実際にはいくつかの重点ポイントで印象を形成する。以下でその3ヶ所を整理する。これらを意識するだけでも評価が数点分変わる可能性がある。
要素1:冒頭10ページで印象が決まる
教員は冒頭10ページ(序論・第1章程度)を読んで、その卒論の質を概ね判断する。ここで「良い印象」を持ってもらえるかどうかが、以降の評価の土台となる。
冒頭で意識すべきは、明確な問いの提示、先行研究の位置づけ、そして研究の意義の説明である。この3点が最初の10ページで綺麗に配置されていると、教員は「この学生はしっかり考えている」と評価する。
要素2:各章の末尾で論理の締まりを見る
教員は各章の末尾を注意深く読み、その章が何を明らかにしたかを確認する。章末が曖昧だと、章全体の論理が甘い印象を与える。
各章の末尾には「本章では〇〇について論じた。その結果、△△が明らかになった」といった明確なまとめを入れると、教員の理解を助け、評価も高まる。
要素3:参考文献リストの充実度を確認する
教員は参考文献リストを見て、その学生がどれだけ真剣に先行研究に向き合ったかを判断する。参考文献の数・質・時代のバランスが評価の重要な指標となる。
90点を狙う場合、参考文献は最低15本、可能なら20〜30本程度を配置したい。書籍だけでなく、査読付き論文が半数以上含まれていることも重要である。
学部系統別の90点戦略の違い
結論:90点を取るための戦略は、学部系統によって大きく異なる。自分の系統に合った戦略を選ぶことが重要となる。
「同じ90点」でも、文系と理系実験系では評価される要素が根本的に違う。以下で4系統別の戦略を整理する。
文系(文学・法学・経済・社会学など)
文系で90点を狙う場合、最も重要なのは「論述の説得力」である。文献の読み込み量、独自の視点、論理の緻密さが評価される。
- 重視されるポイント:論理性・独自性・先行研究への言及
- 参考文献数の目安:20〜30本(査読論文を半数以上)
- 字数の目安:20,000〜25,000字
理系実験系(化学・生物・工学・薬学など)
理系実験系で90点を狙う場合、実験データの信頼性と分析の妥当性が評価される。字数より、実験プロセスの厳密さが重要となる。
- 重視されるポイント:実験デザイン・データの信頼性・考察の深さ
- 参考文献数の目安:15〜25本(査読論文中心)
- 字数の目安:10,000〜15,000字(図表が多いため字数は少なめ)
理系分析系(情報・数学・経営工学など)
理系分析系で90点を狙う場合、分析手法の選択理由と結果の解釈の質が評価される。データセットの選択とその妥当性の説明も重要となる。
- 重視されるポイント:手法の妥当性・分析結果の解釈・応用可能性
- 参考文献数の目安:15〜25本
- 字数の目安:15,000〜20,000字
実技系(芸術・体育・看護実習系など)
実技系で90点を狙う場合、制作物のコンセプトと制作プロセスの言語化が評価される。制作物のクオリティだけでなく、それを支える理論的背景が重要となる。
- 重視されるポイント:コンセプトの独自性・制作プロセスの言語化・理論的背景
- 参考文献数の目安:10〜20本
- 字数の目安:8,000〜15,000字+制作物
80点卒論と90点卒論の質的差|+10点の内訳
結論:80点卒論と90点卒論の間には、「基本の完成度」と「独自性・厳密性」という質的な差がある。この+10点の内訳を理解することが、上位評価突破の鍵となる。
「80点=A判定の卒論」と「90点=S判定の卒論」の間には、具体的な質の差が存在する。以下でその差の内訳を整理する。
差1:「問い」の深さ(+3点分)
80点卒論の問いは「〇〇について論じる」で終わるが、90点卒論の問いは「〇〇において△△という現象がなぜ生じるのか」と深く掘り下げられている。問いの深さが以降の全ての質を左右する。
問いを深めるコツは、「なぜ」を3回繰り返すことである。表面的な問いに対して「なぜそれが問題なのか」を3回問い直すことで、本質的な問いに到達できる。この作業を4月〜5月の早い段階で完了させたい。
差2:先行研究の批判的レビュー(+3点分)
80点卒論は先行研究を「紹介」するが、90点卒論は先行研究を「批判的にレビュー」する。「〇〇氏の研究は△△という点で限界があり、その空白を埋めるのが本研究である」という論述が求められる。
批判的レビューには「先行研究の主張・方法・限界」の3点セットで整理する型が有効である。1本の先行研究につき、この3点を1段落でまとめる訓練をすると、レビューの質が飛躍的に高まる。
差3:考察の論理的厳密性(+2点分)
80点卒論の考察は「結果から〇〇が言える」で終わるが、90点卒論の考察は複数の解釈可能性を検討し、なぜその解釈が最も妥当かを論じる。複層的な思考が評価される。
複数解釈の検討では「解釈A・解釈B・解釈C」を並列で示し、それぞれの妥当性を根拠を挙げて比較する。この過程を経ることで、選ばれた解釈の説得力が段違いに高まる。
差4:研究の意義の明示(+2点分)
80点卒論は研究内容だけで完結するが、90点卒論は「この研究は学問領域にどう貢献するか」「社会にどう活かせるか」という意義を明示する。意義の明示が卒論全体の説得力を高める。
意義は「学術的意義」と「実践的意義(社会的意義)」の2軸で書き分けるのが理想である。学術的意義は先行研究への貢献、実践的意義は現実の課題解決への示唆として整理する。
90点を狙う執筆プロセス(4段階)
結論:90点を狙う場合、通常より1段階多い「批判的自己レビュー」を組み込んだ4段階の執筆プロセスが有効である。
単に「書いて提出」ではなく、意識的にプロセスを設計することで、90点に到達しやすくなる。以下は業界内部で見た効果的な4段階プロセスである。
段階1:問いの設計フェーズ(全体の10%の時間)
最初の10%の時間を、問いの設計に集中的に使う。問いが浅いまま執筆に入ると、以降の作業が全て中途半端になる。
問いを「なぜ」「どのように」「どのような条件で」といった疑問詞で具体化し、答えられる規模まで絞り込む。この段階で指導教員と2〜3回相談することが望ましい。
段階2:先行研究レビューと執筆フェーズ(全体の70%の時間)
先行研究の批判的レビューを終えてから本文執筆に入る。先行研究レビューを軽視すると、独自性を主張する土台がなくなる。
執筆時は全章を貫通させることを優先し、各章の完成度を追求するのは後段階に回す。まず「通し」を作ることが重要である。
段階3:批判的自己レビューフェーズ(全体の10%の時間)
初稿完成後、教員に提出する前に、自分自身で批判的にレビューする段階を設ける。これが80点と90点の分岐点となる。
「もし自分が採点者だったら、この論文にどんな指摘をするか」という視点で読み直す。論理の飛躍、根拠不足の主張、章間の矛盾を自分で発見して修正する。
批判的自己レビューには、初稿を1週間放置してから読み直すのが効果的である。書き終えた直後は自分の文章に愛着があり、欠点が見えにくい。1週間の距離を置くことで、他人の文章を読むように客観的な視点を取り戻せる。この工程を省略すると、80点で止まるケースが多い。
段階4:仕上げフェーズ(全体の10%の時間)
最終仕上げでは、体裁と細部に集中する。誤字脱字・参考文献の統一・図表の見やすさなど、細部の完成度が印象を大きく左右する。
この段階で指導教員に最終稿を見せ、フィードバックを受けることも重要である。教員の視点で気づく細部の指摘は、90点への最後のひと押しになる。細部を軽視した卒論は「内容は良いのに惜しい」と評価され、-2〜-3点分の減点を招きやすい。90点の壁を超えるには、この最終仕上げに全体の10%以上の時間を割く覚悟が必要である。
業界内部視点|90点を取る学生の3タイプ
結論:90点を取る学生は3つのタイプに分かれる。自分がどのタイプに近いかを理解することで、自分に合った戦略を選べる。
累計6,000件超の相談実績を通じて見えてきた、上位評価を得る学生の3つの典型パターンを整理する。
タイプA:早期着手・積み上げ型
4月から着実に卒論に取り組み、10ヶ月かけて質を積み上げるタイプ。時間的な余裕が独自性と論理性を生む。
- 強み:先行研究の熟成期間、テーマの試行錯誤ができる
- 推奨アクション:週次で指導教員に進捗報告を続ける
タイプB:テーマ厳選・集中特化型
スタート時期は普通だが、テーマを厳選して集中的に取り組むタイプ。「浅く広く」ではなく「狭く深く」で質を出す。
- 強み:テーマの深掘り、独自の視点の獲得
- 推奨アクション:先行研究20本以上の徹底的な読み込み
タイプC:教員密着・フィードバック活用型
指導教員との密な相談を武器にして、フィードバックを徹底的に活かすタイプ。教員の視点を取り込むことで質を高める。
- 強み:教員の専門知識を活用、細部の完成度が高まる
- 推奨アクション:月2〜3回の定期面談を設定する
選択肢の1つとしてのレポートビズ|参考資料としての活用
結論:90点を狙う学生にとって、参考資料としての外部支援は自分の卒論を客観的に見直す素材として活用できる。
90点を狙う学生は、自分の卒論を多角的に評価する視点が必要となる。1人で書いていると気づけない改善点を発見するために、外部の視点を「参考資料として」活用する選択肢もある。
レポートビズのような法人型サービスは、業界内で「代行」と呼ばれることが多いが、当社では「参考資料としての活用」という位置づけを推奨している。プロが作成した参考文の構成・論述の型・章立ての整理などを確認することで、自分の卒論の改善点を発見する素材として活用する使い方である。
「そのまま提出する」ことを推奨するものではない。むしろ90点を狙う学生こそ、自分の言葉で書き上げることに意味がある。ただし、自分の視野を広げるための参考資料として、外部の視点を借りることは有効な戦略の1つとなる。公式LINEから匿名で無料相談ができるため、自分の卒論の質を客観的に評価したい段階での相談も受け付けている。
卒論で90点を取ることに関するよくある質問(FAQ)
上位評価を狙う学生から、当社に寄せられる代表的な質問をまとめた。
Q1. 卒論で90点を取ることは現実的に可能ですか?
正しい戦略と行動を積み重ねれば十分に可能である。90点は「特別な才能が必要な水準」ではなく、「加点要素を意識して積み上げれば到達できる水準」である。
本記事の加点10要素と減点10要素を意識し、4段階の執筆プロセスに沿って進めれば、多くの学生が90点に近づける。
Q2. 90点を狙う場合、何ヶ月前から準備すべきですか?
90点を狙う場合、最低でも10ヶ月前(4月)からの着手が推奨される。これは時間的余裕が独自性と論理性の質を生むためである。
6月からの着手でも90点は不可能ではないが、3週間や1ヶ月からの逆算では現実的に困難である。90点は「量的な追い込み」ではなく「質的な熟成」の結果として得られる評価である。
Q3. 新規性の高いテーマの方が90点を取りやすいですか?
必ずしもそうではない。新規性の高すぎるテーマは卒論レベルでは扱いきれないケースが多く、逆に評価が下がる可能性もある。
90点を狙う戦略として推奨されるのは、既存研究の枝分かれに位置する「少し新規性のあるテーマ」である。土台となる先行研究が豊富にありつつ、独自の切り口を加えられるテーマが理想的である。
Q4. 字数は多い方が90点を取りやすいですか?
字数と評価は必ずしも比例しない。大学規程の最低ラインを超えていれば、それ以上は字数より論理の緻密さが評価される。
むしろ字数を過剰に増やすと、論述の焦点がぼやけて評価が下がる可能性もある。「必要十分な字数で、論理を最大化する」意識が90点への近道である。
Q5. 指導教員との相性が悪くても90点は取れますか?
相性の悪さは90点への大きな障壁になるが、克服不可能ではない。指導教員のフィードバックを可能な限り取り入れる姿勢が、結果的に評価につながる。
相性が悪くても、教員は「自分の指摘を真摯に受け止める学生」を高く評価するケースが多い。感情的な対立を避け、建設的な関係を維持することが90点への鍵となる。
Q6. 90点の卒論と80点の卒論の最大の違いは何ですか?
最大の違いは「研究の問いの深さ」と「先行研究への批判的レビュー」の2点である。この2点で+6点分の差が生まれるケースが多い。
80点の卒論は「基本を守った良い卒論」だが、90点の卒論は「問いが深く、先行研究の限界を明示的に超えていく卒論」となる。
Q7. 発表・質疑応答で90点評価を確定させるコツは?
発表・質疑応答は総合評価の15〜20%を占めるため、90点確定の重要ポイントとなる。特に質疑応答で「研究の限界」と「今後の展望」を的確に答えられるかが評価を左右する。
発表対策の詳細は卒論発表のスライド構成と質疑応答完全攻略を参照してほしい。想定質問リストを事前に10問作成しておくことが、質疑応答での高評価につながる。
まとめ|90点は「熟成」の結果として得られる評価
卒論で90点を取ることは「加点要素と減点要素を体系的に理解し、質的に熟成させれば十分に可能」という現実的な位置づけにある。特別な才能や運が必要な水準ではなく、正しい戦略と行動の積み重ねで到達できる。
累計6,000件超の相談実績から見えた実態は、90点を取る学生には3つの共通タイプ(早期着手・テーマ厳選・教員密着)があり、それぞれ異なるアプローチで上位評価に到達しているという事実である。「がんばれば90点」ではなく、「意識的に加点要素を組み込み、減点要素を排除する」ことで達成される評価である。自分の得意な戦略を選び、それを徹底することが最短ルートとなる。
- 90点は多くの大学で「S判定」または「A判定の上位」の境界であり、優秀論文表彰の対象となる
- 90点卒論に共通する5つの特徴(明確な問い・的確な先行研究レビュー・方法の選択理由・結果と考察の分離・研究の限界明示)を意識する
- 加点10要素を意識的に組み込み、減点10要素を徹底的に排除する
- 教員は「冒頭10ページ」「章末の締め方」「参考文献リスト」の3ヶ所で印象を決める
- 学部系統別(文系/理系実験系/理系分析系/実技系)に90点戦略は異なる
- 80点と90点の差は「問いの深さ」と「先行研究の批判的レビュー」で+6点
- 4段階の執筆プロセス(問い設計→レビューと執筆→批判的自己レビュー→仕上げ)を意識する
- 発表・質疑応答も評価の15〜20%を占めるため、事前対策を怠らない
より詳細な情報は、卒論4月の新学期スタート10ヶ月フルスケジュール、卒論6月の分岐月にすべきこと、卒論を9月から始める場合のスケジュール、卒論発表のスライド構成と質疑応答攻略、レポートの書き方完全ガイド、参考文献の書き方もあわせて参照してほしい。
90点を狙う過程で自分の卒論を客観的に見直したい場合、レポートビズのような法人型サービスに「参考資料として」相談してみるのも1つの選択肢となる。公式LINEから匿名で無料相談ができるため、自分の卒論の改善点を発見する対話から始めるのも有効である。ただし、90点を狙う卒論は自分の言葉で仕上げることに最大の価値があり、外部支援はあくまで自己の視野を広げる補助として位置づけるのが誠実な使い方である。上位評価は自分自身の思考の深さの結果として得られるものであり、そこに価値がある。
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