最終更新日:2026年7月19日
この記事でわかること
- 統計データを「数値」「表」「グラフ」の3形態で引用する書式の違い
- 統計データソース4種類(政府/民間/国際/学術)の使い分け
- e-Stat・白書・民間調査・国際統計それぞれの出典書式
- 統計データの信頼性を見極める5チェックポイント
- 一次データと二次データの違いと使い分け
- 統計データを加工(算出・組み合わせ・並び替え)するときのルール
- 統計データの引用でNGな5パターンと対策
- ソース別に見る実際の記載例3本
執筆:レポートビズ編集部
2021年5月の開業以来、累計6,000件超のレポート・卒論作成の依頼に対応してきた編集チームが、業界内部の視点で統計データの引用ルールを中立的に整理している。
「レポート 統計データ 引用 書き方」——このKWで検索する人の多くは、政府統計や民間調査のデータをレポートに載せたいが、正しい書式に自信がない状況にある。「本文中に『〜%』と書くとき、どこまで出典を書くべきか」「白書とe-Statで書き方は違うのか」といった具体的な疑問がある。
結論から言えば、統計データの引用は「数値」「表」「グラフ」の3形態でそれぞれ書式が異なる。そして、政府統計・民間調査・国際統計・学術データベースの4ソースで、出典表記に必要な情報も変わる。
この記事では、3形態×4ソースの書式マトリクスを中心に、信頼性チェック、加工ルール、NGパターンまで、業界内部の視点で公平に整理する。
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統計データ引用の3形態|数値・表・グラフの書式
結論:統計データの引用は「数値」「表」「グラフ」の3形態がある。それぞれで本文への組み込み方と出典表記の位置が異なる。
統計データをレポートに使うといっても、載せ方によって書式が変わる。まず、業界で使われる3つの形態と、それぞれの基本書式を整理する。
形態1:数値としての引用(本文中に数値を組み込む)
本文中に「日本の高齢化率は28.7%である」と数値を組み込む形態である。出典は数値の直後にカッコで示すのが業界の標準となる。
書式例:「日本の高齢化率は2020年時点で28.7%に達している(総務省統計局, 2024)」。カッコ内には機関名と出版年を最低限入れる。ページ番号は該当箇所が特定できる場合に追加する。
形態2:表としての引用(データを行列で提示)
統計データを表形式でレポートに載せる形態である。表の上に番号+キャプション、表の下に出典を配置する。
書式例:表の上に「表1 都道府県別の高齢化率(2024年)」、表の下に「出典:総務省統計局『人口推計』2024年より作成」。表は列と行が明確なので、原典の項目と数値をそのまま引き写す場合が多い。
形態3:グラフとしての引用(視覚化して提示)
統計データを自分でグラフ化する形態である。多くの場合「筆者作成(データ:○○)」の扱いになる。
書式例:グラフの下に「図1 日本の高齢化率の推移(1990-2020)(筆者作成、データ:総務省統計局『人口推計』2024年)」。統計データをそのままExcelでグラフ化する場合、グラフ自体は自分の作成物となる。詳細はレポートで図を引用する方法もあわせて参照してほしい。
| 形態 | 使う場面 | 出典表記の位置 | 典型的な扱い |
|---|---|---|---|
| 数値 | 本文中に一部の数値を組み込む | 数値の直後にカッコ | 間接引用 |
| 表 | データを行列で提示 | 表の下 | 直接引用または作成 |
| グラフ | データを視覚化 | グラフの下 | 筆者作成が主 |
統計データ引用の3つの基本ルール
結論:統計データを引用するときは「出典の完全性」「文脈の保持」「一次データ優先」の3つの基本ルールを守る。これで著作権・研究倫理の両方をクリアできる。
統計データの引用には、通常の文章引用とは異なる特有のルールがある。ここでは、業界で共通して守られている3つの基本ルールを整理する。
ルール1:出典の完全性
統計データの出典は、機関名・調査名・調査年・(Webの場合)閲覧日を最低限記載する。省略すると読者が原典に辿り着けなくなる。
特に「調査年」は重要である。同じ調査でも、年によって数値が大きく変わることがあるためである。「総務省統計局2024年」と「総務省統計局2020年」は別のデータとして扱う必要がある。
ルール2:文脈の保持
統計データは、原典の調査対象・調査方法・定義を歪めずに引用する必要がある。都合の良い部分だけ切り取ったり、対象範囲を曖昧にしたりするのは研究倫理違反となる。
「大学生の68%がSNS疲れを感じる」と引用する場合、「どの大学の、何年生を、いつ、何人調査したのか」を原典で確認し、必要に応じて本文で補足する。
ルール3:一次データ優先
統計データを引用するときは、可能な限り一次データ(オリジナルの調査元)を参照する。ニュース記事や書籍で紹介されている数値をそのまま引用するのは、二次引用となり信頼性が下がる。
「新聞に載っていた総務省統計局のデータ」を引用する場合、新聞ではなく総務省統計局の原資料に当たるべきである。e-Statや白書といった一次データにアクセスする習慣が重要となる。
統計データソース4種類の使い分け
結論:統計データのソースは「政府統計」「民間調査」「国際統計」「学術データベース」の4種類に大別できる。それぞれ信頼性・利用条件・出典書式が異なる。
統計データを探すとき、どのソースを使うかで、レポートの信頼性が変わる。ここでは、業界で使われる4種類のソースを整理する。
ソース1:政府統計(e-Stat・白書・省庁サイト)
政府統計は、国勢調査・人口推計・労働力調査等、政府機関が実施する公式統計である。信頼性が最も高く、レポートで最も推奨されるソースとなる。
主なアクセス方法は、e-Stat(政府統計の総合窓口)、各省庁の白書、統計局のサイトである。多くの政府統計は、出典明示を条件に自由に引用・転載できる利用規約となっている。
ソース2:民間調査(調査会社・企業レポート)
民間調査は、電通・リクルート・野村総研等の調査機関や企業が公開する調査結果である。特定分野の詳細データが得られる利点がある。
ただし、政府統計に比べて標本サイズが小さいことが多く、調査方法にも偏りがある場合がある。信頼性を吟味してから引用する必要がある。利用規約も政府統計より制限が厳しい場合が多い。
ソース3:国際統計(OECD・WHO・世界銀行等)
国際統計は、OECD・WHO・世界銀行・国連機関等が公開する国際比較可能な統計である。国別比較や国際動向を論じるレポートで使われる。
OECD Data、WHO Global Health Observatory、World Bank Open Data等のポータルからアクセスできる。政府統計と同様に、公的機関の統計として信頼性が高い。
ソース4:学術データベース(J-STAGE・CiNii等)
学術データベースは、研究論文で提示された統計データにアクセスするための情報源である。学術的な信頼性が高い一方、専門性も高くなる。
J-STAGE、CiNii Articles、Google Scholar等でアクセスできる。論文中の統計データを引用するときは、論文の書式(著者・論文名・雑誌名・巻号・年・ページ)に従う。
| ソース | 信頼性 | アクセス | 主な利用場面 |
|---|---|---|---|
| 政府統計 | ★★★★★ | e-Stat・白書・省庁サイト | 国内全般の統計 |
| 民間調査 | ★★★ | 調査機関サイト | 特定分野の詳細調査 |
| 国際統計 | ★★★★★ | OECD/WHO/世界銀行 | 国際比較 |
| 学術データベース | ★★★★ | J-STAGE/CiNii | 研究論文の統計 |
ソース別出典書式|4種類の実例
結論:各ソースには、業界で使われる標準的な出典書式がある。ここでは政府統計・白書・民間調査・国際統計の4パターンの実例を示す。
ソースごとの出典書式を、実例とともに整理する。書式には多少のバリエーションがあるが、以下の型を押さえておけばまず問題ない。
実例1:e-Stat(政府統計の総合窓口)
e-Stat公式規定に沿った書式は「府省名・統計調査名」の明記が推奨されている。学習院大学図書館のSIST書式でも同様の要素が求められる。
本文中の数値引用:「日本の高齢化率は2020年時点で28.7%である(総務省統計局『人口推計』2024年)」
参考文献リスト:「総務省統計局『人口推計 令和2年国勢調査を基準とする推計結果』政府統計の総合窓口(e-Stat), https://www.e-stat.go.jp/○○/, (2026年7月19日閲覧)」
実例2:白書(政府各省庁の白書)
白書は書籍として扱うのが業界の標準である。発行機関・白書名・発行年・ページを記載する。
本文中の数値引用:「日本の子どもの貧困率は13.5%に達している(内閣府, 2024, p.32)」
参考文献リスト:「内閣府(2024)『令和6年版 子供・若者白書』日経印刷, p.32」
実例3:民間調査(電通・リクルート等)
民間調査は、調査主体名と調査名を明記する。標本サイズや調査時期も本文で補足するのが望ましい。
本文中の数値引用:「大学生の68%がSNS疲れを経験している(株式会社○○『大学生意識調査2024』2024, n=1,000)」
参考文献リスト:「株式会社○○(2024)『大学生意識調査2024』https://www.○○.co.jp/report/, (2026年7月19日閲覧)」
実例4:国際統計(OECD・世界銀行等)
国際統計は、機関名・データベース名・データセット名を明記する。政府統計と同様に、多くの国際機関で自由に引用できるが、出典明示が条件となる。
本文中の数値引用:「OECD諸国の平均GDP成長率は年3.2%であった(OECD, 2024)」
参考文献リスト:「OECD (2024) 『OECD Economic Outlook, Volume 2024 Issue 1』OECD Publishing, https://www.oecd.org/○○/, (2026年7月19日閲覧)」
統計データの信頼性を見極める5チェックポイント
結論:統計データの信頼性は「調査主体」「調査時期」「標本サイズ」「調査方法」「対象範囲」の5点でチェックする。1つでも問題があれば、引用を控えるか慎重に扱う。
統計データは、出典を書けば何でも引用してよいわけではない。信頼性の低いデータを引用すると、レポート全体の説得力が下がる。ここでは、業界で使われる5つのチェックポイントを整理する。
チェック1:調査主体は信頼できるか
調査を実施した機関の性格を確認する。政府機関・国際機関・学術機関は信頼性が高く、匿名の個人ブログや出典不明のまとめサイトは信頼性が低い。
民間調査でも、老舗の調査機関(電通・リクルート・野村総研等)は一定の信頼性があるが、宣伝目的の企業レポートは注意が必要である。
チェック2:調査時期は適切か
調査時期がレポートの論点にとって適切かを確認する。10年以上前のデータを「最新動向」の根拠にするのは不適切である。
ただし、歴史的推移を論じる場合は古いデータも有効である。目的に応じて、時期の適切性を判断する。
チェック3:標本サイズは十分か
調査の標本サイズ(n=○○)を確認する。n=50のような小サイズでは、統計的な代表性に欠ける可能性がある。
目安として、意識調査ならn=500以上、大規模調査ならn=1,000以上が望ましい。政府の国勢調査は全数調査なので、標本サイズの問題はない。
チェック4:調査方法は妥当か
調査方法(Web調査・対面調査・郵送調査等)を確認する。方法によって偏りが生じる可能性がある。
例えば、Web調査は若年層に偏りやすく、電話調査は高齢層に偏りやすい。方法の特性を理解したうえで、データの読み方に反映する。
チェック5:対象範囲は明確か
調査対象(地域・年代・属性)を確認する。「大学生の68%」というデータが、実は「東京の私立文系大学生」を対象としたものだった、といったケースがある。
対象範囲を確認せずに引用すると、一般化しすぎた誤った主張になる。対象範囲を本文で補足するか、対象を明示的に述べる。
一次データと二次データの使い分け
結論:一次データ(原調査の結果)を引用するのが業界の標準である。二次データ(他人が解釈・加工したデータ)は避け、可能な限り原典に当たる。
統計データには、原調査の結果である「一次データ」と、他人がそれを解釈・加工した「二次データ」がある。両者の違いを理解して使い分けることが重要である。
一次データとは
一次データは、調査主体が実施した原調査の結果である。e-Statの統計表、白書の巻末付表、論文のオリジナル調査データ等が該当する。
一次データを引用することで、レポートの信頼性が保たれる。可能な限り、原典まで遡って確認する習慣が重要となる。
二次データとは
二次データは、他人が原調査の結果を解釈・加工したデータである。ニュース記事の数値、書籍で紹介されているグラフ、まとめサイトの統計等が該当する。
二次データは、加工・解釈の過程で意図せぬバイアスが入る可能性がある。二次引用を避け、必ず一次データに当たるのが業界の慣習である。
やむを得ず二次データを使う場合
一次データに当たれない場合、二次データを使うが、必ず「○○(原調査:△△, 2024)」と両方を明記する。読者に二次引用であることを伝える。
例:「日本の子どもの貧困率は13.5%である(朝日新聞, 2024年5月15日, 原調査:内閣府『子供・若者白書』)」。この形式であれば、二次引用の透明性が保たれる。
統計データを加工するときのルール
結論:統計データの加工には「算出」「組み合わせ」「並び替え」の3種類があり、それぞれで許容される範囲と表記が異なる。
統計データを引用するとき、データをそのまま提示するだけでなく、加工して使う場面がある。加工の種類と、それに応じた表記ルールを整理する。
加工1:算出(平均・変化率・比率の計算)
原データから平均値・変化率・比率等を計算するのは、業界で許容される加工である。「筆者算出」を明記する。
例:「1990年から2020年までの高齢化率の年平均増加率は約0.7%である(筆者算出、データ:総務省統計局『人口推計』2024年)」
加工2:組み合わせ(複数データの統合)
複数のデータを組み合わせて分析するのは、レポート独自の分析として評価される加工である。組み合わせた複数の出典をすべて明記する。
例:「高齢化率(総務省統計局, 2024)と医療費(厚生労働省, 2024)を組み合わせて分析した結果、両者に強い相関が見られた(筆者作成)」
加工3:並び替え・部分抽出
原データから特定の項目を抽出したり、順番を並び替えたりする加工である。原意を歪めない範囲であれば許容される。
ただし、都合の良い部分だけ切り取ると、データの解釈が変わる場合がある。抽出の理由を本文で説明することで、透明性を保つ。
| 加工の種類 | 許容度 | 表記 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 算出 | 広く許容 | 「筆者算出、データ:○○」 | 算出方法を明記 |
| 組み合わせ | 広く許容 | 「筆者作成、データ:○○, △△」 | 全出典を明記 |
| 並び替え・抽出 | 条件付き許容 | 「○○を筆者が編集」 | 原意を歪めない |
統計データの引用でNGな5パターン
結論:統計データの引用で避けるべきNGは「出典なし」「都合よく切り取り」「調査時期の隠蔽」「対象範囲の誇張」「加工の非表記」の5パターンである。
統計データの引用では、通常の引用とは異なる特有のNGパターンがある。これらは研究倫理違反にあたる場合もあるため、注意が必要となる。
NG1:出典なしで数値を引用
「日本の高齢化率は28.7%である」と数値だけを書き、出典を書かないパターンである。統計データは必ず出典を明記する。
対策は、数値を書いた瞬間に出典を書く習慣を身につけることである。後回しにすると、どこから取ってきた数値かわからなくなる。
NG2:都合の良い部分だけ切り取り
データ全体では反対の結論が出ているのに、自分の主張に合う一部分だけを切り取って引用するパターンである。研究倫理違反の代表例となる。
対策は、データ全体を見て、主張と一致しない部分についても本文で言及することである。「一方で○○という側面もあるが、本レポートでは△△の観点に焦点を当てる」という書き方が誠実である。
NG3:調査時期の隠蔽
10年以上前のデータを「最新の調査によると」と表現するパターンである。時期を隠すことで、データの解釈を誤らせる。
対策は、調査時期を必ず明記することである。「2015年の調査によると」といった形で、時期を透明にする。
NG4:対象範囲の誇張
東京の私立大学生を対象とした調査結果を、「日本の大学生は」と一般化するパターンである。対象範囲を超えた一般化は誇張となる。
対策は、対象範囲を本文で明示することである。「本調査は東京の私立大学生300名を対象としており、全国の大学生に一般化できるかは要検討」といった補足が誠実である。
NG5:加工したことを表記しない
原データを算出・組み合わせ・並び替えしたのに、「筆者算出」「筆者作成」を書かないパターンである。加工したデータをあたかも原データのように見せる不正となる。
対策は、少しでも加工したら必ず「筆者算出」「筆者作成」を明記することである。加工の透明性が、レポートの信頼性を保つ。
実例|3ソース別の記載パターン
結論:実際のレポートで統計データがどう記載されるかを、3ソース別に示す。政府統計・民間調査・国際統計の使い分けが具体的に理解できる。
ここでは、実際のレポートで統計データを引用する記載例を、3つのソース別に示す。抽象論だけではイメージがつきにくい部分を、具体例で補う。
実例1:政府統計を使った社会学レポート
本文の記載例:「日本の高齢化率は2020年時点で28.7%に達し、世界最高水準となっている(総務省統計局『人口推計』2024年)。この数値は1990年の12.1%から約2.3倍に上昇しており、急速な高齢化が進んでいることを示唆する(筆者算出、データ:同上)。」
参考文献リスト:「総務省統計局(2024)『人口推計 令和2年国勢調査を基準とする推計結果』政府統計の総合窓口(e-Stat), https://www.e-stat.go.jp/○○/, (2026年7月19日閲覧).」
この例では、政府統計を引用しつつ、原データから変化率を筆者が算出している。「筆者算出」を明記することで、加工の透明性を保っている。
実例2:民間調査を使ったマーケティングレポート
本文の記載例:「大学生のSNS利用に関する調査によると、大学生の68.2%が『SNS疲れ』を経験している(株式会社○○『大学生意識調査2024』2024, n=1,000)。ただし、本調査はWebアンケートで実施されており、SNSを積極的に利用する層に偏りがある可能性は考慮する必要がある。」
参考文献リスト:「株式会社○○(2024)『大学生意識調査2024』https://www.○○.co.jp/report/, (2026年7月19日閲覧).」
この例では、民間調査の標本サイズ(n=1,000)を明記し、さらに調査方法の限界(Webアンケートの偏り)を本文で補足している。信頼性チェックを本文に反映させる誠実な記載である。
実例3:国際統計を使った国際比較レポート
本文の記載例:「OECD諸国の平均出生率は1.59であり、日本(1.26)は加盟国中でも低い水準にある(OECD, 2024)。特に、日本の出生率は2000年の1.36から一貫して低下傾向にあり、少子化が加速していることが明らかである(筆者算出、データ:同上)。」
参考文献リスト:「OECD (2024) 『OECD Family Database: Fertility rates』https://www.oecd.org/○○/, (2026年7月19日閲覧).」
この例では、国際比較の文脈で、日本の位置づけを明確にしている。原語(OECD)を維持しつつ、日本語で説明を加える形式が国際統計引用の標準である。
3実例に共通する構造
3つの実例に共通するのは、「本文中に数値+出典→分析・考察を添える→加工がある場合は明記」の構造である。数値の羅列にならず、レポート独自の分析を伴う形になっている。
また、いずれの例でも、調査対象・調査方法の限界に触れる姿勢が見られる。これが「単なるコピー」ではなく「学術的な引用」との違いとなる。
どうしても書式に自信がないときの選択肢
結論:締切直前で統計データの引用書式に自信がない場合、レポート代行サービスは「参考資料としての活用」という選択肢の一つとなる。ただし、大学の学則を確認したうえで慎重に判断すべきである。
統計データの引用書式は、ソース別に細かな違いがあり、加工ルールや信頼性チェックまで含めると習得に時間がかかる。「これで合っているのか自信がない」と感じる学生は少なくない。
そのような場合、外部の作成サービスを「参考資料」として活用するのも、選択肢の一つとなる。ただし、多くの大学の学則では、他者に書かせたレポートをそのまま提出することは不正行為として扱われる。この点は必ず理解したうえで判断する必要がある。
レポートビズのような法人型のレポート作成サービスは、参考資料としての活用を前提に、統計データの引用書式・信頼性チェックまで含めた形で対応している。累計6,000件超の実績から、e-Stat・白書・国際統計といった各ソースに対応した納品体制が整っている。
公式LINEから匿名で無料相談ができるため、料金や納期を確認したうえで、自身の学則と照らして判断するのが安全な進め方となる。
レポートの統計データ引用に関するよくある質問(FAQ)
レポートの統計データ引用に関して、多くの相談者から寄せられる質問をまとめた。
Q1. 政府統計は自由に引用できるのか?
結論:出典明示を条件に、多くの政府統計は自由に引用・転載できる。
e-Stat公式の利用規約では、「府省名・統計調査名」の出典明示を条件に、複製・公衆送信・翻訳・変形・翻案が認められている。学生のレポートで政府統計を使うのは、この範囲内で許容される。ただし、規約の詳細はe-Stat公式サイトで最新版を確認するのが確実である。詳細はレポートで図を引用する方法もあわせて参照してほしい。
Q2. 民間調査データは出典を書けば自由に使えるか?
結論:利用規約を確認してから使う。
民間調査は、調査主体によって利用規約が異なる。多くの場合、学術・非商用目的で出典明記があれば引用可能だが、商用利用や再配布が禁止されているケースもある。企業の公式サイトで公開されているサマリーレベルの数値なら、通常は引用可能である。ただし、詳細レポート(有料版)は購入者以外の利用が制限されることがあるため注意が必要である。
Q3. ニュース記事の統計を引用してもよいか?
結論:できれば避け、原調査の一次データに当たるのが望ましい。
ニュース記事の統計は二次データにあたる。記者の解釈や要約が入っている可能性があり、正確性が保証されない。「ニュース記事で紹介されていた総務省統計局のデータ」を使うなら、必ず総務省統計局の原資料まで遡って確認する。どうしても原資料が見つからない場合、「(記事名, 発行日, 原調査:○○)」の形で両方を明記する。
Q4. 統計データを引用するときにページ番号は必要か?
結論:紙媒体や白書はページ番号を明記、Webデータは不要。
白書や書籍のような紙媒体では、該当ページを特定できるようにページ番号を明記する。e-Stat等のWebデータは、URLと閲覧日で特定できるため、ページ番号は不要である。ただし、PDFファイルとして公開されている統計表なら、PDFのページ番号を記載しておくと親切である。
Q5. 数値と%はどう表記するのが正しいか?
結論:半角数字+半角%が業界の標準である。
「28.7%」の形式が業界標準で、「28.7%」(全角%)や「28.7パーセント」は使わない。「二十八・七%」のような漢数字も学術文章では不適切である。小数点以下の桁数は、原データに合わせる。「28.7%」を「29%」と丸めるのは避け、原データの精度を保つ。
Q6. 国際統計を引用するときの言語は?
結論:機関名・データベース名は原語(英語)のまま、レポート本文は日本語で対応。
OECD、WHO、World Bank等の名称は英語のまま「OECD」「WHO」と表記する。データベース名(例:OECD Economic Outlook)も原語のままとする。レポート本文中の説明は日本語で問題ない。「OECDによると、加盟国のGDP成長率は年平均3.2%である(OECD, 2024)」といった形式が標準である。
Q7. 統計データの引用が多すぎるとレポートとして評価されるか?
結論:数値の羅列だけでは評価されにくい。分析と考察を添えることが重要である。
統計データを多く引用するだけでは、レポートの評価は上がらない。むしろ「単なるデータの羅列」と受け取られる可能性がある。統計データは論述の裏付けとして使い、それぞれのデータについて「何を意味するのか」「なぜ重要なのか」を本文で分析することが求められる。データ1個につき2〜3段落の分析・考察を添えるのが業界の標準である。締切直前で対応できないとき、即日でのレポート代行のような選択肢もあるが、大学の学則を確認したうえで判断する必要がある。
まとめ|レポートで統計データを正しく引用する要点
統計データの引用は、「数値」「表」「グラフ」の3形態でそれぞれ書式が異なり、政府統計・民間調査・国際統計・学術データベースの4ソースで出典表記も変わるのが業界の標準である。ソースと形態の組み合わせで適切な書式を選ぶ。
統計データの信頼性は、調査主体・調査時期・標本サイズ・調査方法・対象範囲の5点でチェックする。加工する場合は「筆者算出」「筆者作成」を必ず明記し、透明性を保つのが業界の慣習である。
この記事の重要ポイントを整理する。
- 統計データの引用は「数値」「表」「グラフ」の3形態でそれぞれ書式が異なる
- ソース4種類(政府/民間/国際/学術)で書式と信頼性が変わる
- 基本ルールは「出典完全性」「文脈保持」「一次データ優先」の3つ
- e-Stat・白書・民間調査・国際統計それぞれで標準書式がある
- 信頼性は「調査主体/時期/標本サイズ/方法/対象範囲」の5点でチェック
- できるだけ一次データに当たり、二次引用は避ける
- 加工(算出・組み合わせ・並び替え)する場合は「筆者算出/作成」を明記
- NGパターン5選(出典なし・切り取り・時期隠蔽・対象範囲誇張・加工非表記)を避ける
- 数値の羅列だけでなく、分析・考察を添えることが評価につながる
より詳細な情報は、レポートの書き方の総合ガイド、レポートで図を引用する方法、参考文献の書き方、レポートの例文集、レポートの結論の書き方、大学生向けレポートの書き方もあわせて参照してほしい。
統計データの引用書式に自信が持てないとき、レポートビズのような法人型の作成サービスに参考資料として相談してみるのも1つの選択肢となる。公式LINEから匿名で無料相談ができるので、まずは料金と納期の確認から始めるのが安全な道となる。ただし、大学の学則を確認したうえで慎重に判断してほしい。
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