卒論の見つけ方|公開状況・入手先・活用時の実践的な注意点

最終更新日:2026年8月10日

先行研究(論文・書籍)の探し方については卒論のデータベース活用術|論文検索と資料収集の実践ガイド、Wikipediaでの参考の仕方は卒論でWikipediaは引用できるか|理由・代替・活用の実践指針を参照してほしい。この記事は、参考にできる「過去の卒論そのもの」を見つける方法に特化した実践ガイドである。

この記事でわかること

  • 卒論公開の実態(「基本的に非公開」という現実)
  • 卒論を入手する6つの方法
  • 卒論と修論・博論の公開状況の違い
  • CiNii・大学リポジトリで卒論を探す限界
  • 修論・論文で卒論を代替する方法
  • 卒論を参考にする際の引用倫理(剽窃リスクを避ける)
  • 見つけた卒論の実践的な活用5方法
  • オンラインで公開されている卒論の探し方

執筆:レポートビズ編集部
2021年5月の開業以来、累計6,000件超のレポート・卒論作成の依頼に対応してきた編集チームが、「先輩や他大学の卒論を参考にしたい」と考える学生の相談データをもとに、業界内部視点で実践ガイドを整理している。多くの学生が「CiNiiで卒論が探せる」と誤解しているが、実は卒論は基本的に非公開である。この現実を踏まえた上で、実際に入手可能な情報源と活用方法を提示することを最優先の方針としている。

「卒論 見つけ方」——このキーワードで検索する人は、参考にできる過去の卒論を探している学生である。「先輩の卒論を見たい」「他大学の同じテーマの卒論を参考にしたい」「CiNiiで卒論は見つかるのか」——こうした具体的なニーズを持って、この記事にたどり着いているはずである。

結論から先に伝えたい。卒論は、修論・博論と異なり基本的にインターネットで公開されていない。CiNiiやGoogleでは、卒論はほぼ見つからないのが現実である。ただし、大学図書館・ゼミの卒論棚・教員のデータ・先輩からの直接入手など、複数のルートで参考にできる。また「卒論そのもの」でなくても、修論・論文で代替できる場合が多い。この現実を理解した上で、実際に活用可能な情報源を賢く使い分けることが、質の高い卒論作成につながる

この記事では、卒論公開の実態、入手6方法、修論・博論との違い、CiNii・リポジトリの限界、代替方法、引用倫理、活用方法、オンライン公開卒論の探し方まで、業界内部の視点で実務的に整理する。この記事を参考に、参考卒論への現実的なアプローチを身につけてほしい。

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卒論公開の実態(「基本的に非公開」という現実)

結論:卒論は、修論・博論と異なり、原則としてインターネット上には公開されていない。この現実を最初に理解することが、効率的な情報収集の出発点である。

公開の実態を整理する。

なぜ卒論は公開されないのか

卒論が非公開なのには、いくつかの理由がある。

この理由を理解することで、公開の限界が納得できる。

  • 学位申請目的の論文であり、対外公表が主目的ではない
  • 学術的な新規性・独自性の水準が修論・博論より低いため公表基準を満たさない
  • 執筆者(学部生)にオープンアクセスへの合意を得るのが難しい
  • 大学側にも積極的に公開するインセンティブがない
  • 執筆者本人が公開を望まない場合が多い

修論・博論との違い

修論・博論は、多くの場合オンラインで公開されている。

2013年の学位規則改正以降、博士論文はインターネットでの公表が原則化されている。修士論文も、大学リポジトリで公開されるケースが増えている。詳細は卒論と修論の違い|定義・要件・難易度・進学判断の実践指針を参照してほしい。

「卒論 見つけ方」への現実的な回答

「卒論 見つけ方」で期待される情報の多くは、実は「実質的には見つけられない」のが現実である。

この現実を受け入れた上で、代替情報源(修論・論文・過去の学内卒論など)を賢く活用することが実務的である。

大学内での閲覧は可能な場合が多い

「一般公開」はされないが、自分の大学内での閲覧は可能な場合が多い。

大学図書館の書庫・ゼミの資料棚・研究室のデータ——大学の在学生向けには開放されている場合が多い。この学内リソースを活用することが、卒論参考の中心となる。

大学によって異なる方針

大学・学部・ゼミによって、卒論の閲覧方針は異なる。

「全ての卒論を図書館で保管・閲覧可能」の大学もあれば、「教員個人が保管、閲覧は要相談」の大学もある。まずは自分の大学の方針を確認する。

過去の卒論を入手する6つの方法

結論:過去の卒論を入手する方法は6つある。それぞれの特徴を理解し、状況に応じて使い分けることが実務的である。

6つの入手方法を整理する。

方法1:大学図書館の書庫

多くの大学では、優秀な卒論を図書館の書庫で保管している。

「学士論文」「卒業論文」の書架または書庫があり、閲覧可能な場合が多い。図書館OPACで検索できることもある。「〇〇大学 卒業論文 書庫」で検索するか、直接図書館カウンターで相談する。

方法2:ゼミの卒論棚・研究室の書架

ゼミや研究室の物理的な書架に、過去の卒論が保管されている場合が多い。

自分の所属ゼミ・研究室の書架を必ず確認する。同じゼミの先輩の卒論は、テーマの近さ・書き方の型の近さで、最も参考になる情報源である。

方法3:教員のデータ保管

指導教員は、過去の卒論をデータ(PDF・Word)で保管していることが多い。

「参考になる過去の卒論を見せてもらえますか」と教員に直接相談する。教員は積極的に協力してくれることが多い。教員推薦の卒論は、自分では見つけられない良質な作品に出会える可能性がある。

方法4:先輩から直接借りる

知り合いの先輩・OB・OGから直接借りる方法である。

ゼミ・サークル・アルバイト先などのつながりを活用する。先輩から直接受け取ることで、執筆時の苦労話・工夫なども聞ける。単なる資料以上の学びが得られる。

方法5:オンラインで公開されている卒論

一部の大学・学部では、卒論を機関リポジトリで公開している。

数は少ないが、以下のパターンで公開されている場合がある:優秀卒論賞受賞作、特別な取り組みの卒論、ゼミが独自に公開しているケース。「〇〇大学 学士論文 リポジトリ」等で検索する。

方法6:国立国会図書館

一部の卒論は、国立国会図書館に納本されている場合がある。

ただし、極めて少数である。基本的には「見つかったらラッキー」程度に考える。国立国会図書館サーチで検索できる。

最も効率的な方法

実務的には、方法1〜3(大学図書館・ゼミ棚・教員データ)が最も効率的である。

この3つで、多くの学生が必要な卒論参考にアクセスできる。まずはこの3つから試すことを推奨する。

CiNii・学術リポジトリで卒論を探す限界

結論:CiNii・学術リポジトリ・Google Scholarでは、卒論はほぼ検索できない。これらは修論・博論・学術論文向けのプラットフォームであり、卒論は対象外がほとんどである。

各サービスの実態を整理する。

CiNii Researchの実態

CiNiiは学協会誌・大学紀要・修論・博論を扱うが、卒論はほぼ収録されていない。

「学位論文」で検索しても、ほぼ修士・博士論文である。「学士論文」「卒業論文」で検索してもヒット数は非常に限られる。CiNiiは卒論を探すツールではないことを認識する。

大学機関リポジトリ

大学リポジトリでも、卒論はほぼ公開されていない。

博士論文は義務的公開、修士論文は選択的公開が多く、卒論は原則として公開されない。ただし、優秀卒論賞受賞作などが限定的に公開される場合はある。

Google Scholar

Google Scholarは学術論文・書籍中心で、卒論は基本的に対象外である。

個人ページで公開されている卒論がヒットする場合はあるが、極めて限定的である。「〇〇 卒論」と検索してもほぼ意味のある結果は得られない。

Google一般検索

Google一般検索で「〇〇 卒論 PDF」で検索する方法もあるが、ヒット率は低い。

個人のブログ・note・SlideShareに投稿された卒論・卒論スライドが見つかることはある。ただし、学術的な信頼性は担保されないため、参考程度に留める。

検索の見切りをつける

オンラインで卒論が見つからない場合、早めに検索を切り上げる。

「もっと探せば見つかる」と時間を浪費するより、大学図書館・教員相談などのオフライン方法に切り替える方が効率的である。オンラインで見つからないのは「探し方が悪い」のではなく「そもそもない」のが実態である。

代替情報源への切り替え

卒論が見つからない場合、修論・論文で代替する発想が重要である。

次章で詳細に扱う。実は多くの場合、修論・論文の方が卒論より参考になる情報を含んでいる。

修論・論文で卒論を代替する方法

結論:卒論が見つからない場合、修論・学術論文で代替できる。むしろ、質・アクセス性の両面で優れている場合が多い。

代替方法を整理する。

代替1:修士論文の活用

修士論文は、卒論より豊富にオンラインで公開されている。

大学リポジトリで多くの修論が公開されている。テーマが近ければ、修論のほうが「深い分析」の参考になる。「〇〇大学 修士論文 リポジトリ」で検索する。

代替2:博士論文の活用

博士論文は、2013年以降ほぼ全てオンラインで公開されている。

CiNii Dissertationsで検索できる。分野の理論的枠組み・研究方法の参考として、卒論では得られない深い議論が読める。

代替3:学協会誌の論文

学協会誌の論文が、卒論の書き方・構成の参考になる。

「同分野の論文の書き方」を学ぶには、修論・博論より短い分、学協会誌論文が読みやすい場合がある。詳細は卒論のデータベース活用術|論文検索と資料収集の実践ガイドを参照してほしい。

代替4:大学紀要

大学紀要には、学部生に近い形式の論文も掲載されている。

教員による論文だけでなく、大学院生の論文や、優秀な学部卒論をベースにした論文が掲載される場合がある。学協会誌ほど厳しくない形式で、参考にしやすい。

代替5:学部の紀要・論集

一部の学部・大学院では、優秀卒論を集めた論集を発行している。

「〇〇大学〇〇学部卒業論文集」「〇〇論集」のような形式である。自分の大学・学部にこうした論集があれば、最も直接的な参考になる。

代替情報源のメリット

実は、卒論より修論・論文の方が参考としては優れている場合が多い。

質の高さ・アクセス性・分野の網羅性——これらの点で優れている。「卒論を探せない」を「修論・論文を活用する」に転換することで、より豊かな参考リソースが得られる。

卒論を参考にする際の引用倫理

結論:過去の卒論を参考にする際は、引用倫理を厳格に守る。参考にすることと剽窃(コピペ)は全く異なる行為である。

引用倫理を整理する。

「参考」と「剽窃」の違い

「参考」は書き方の型・構造を学ぶこと、「剽窃」は他人の文をコピペすることである。

両者を明確に区別する。参考にすること自体は問題ないが、コピペは絶対NGである。近年、多くの大学がコピペ検出ソフトを導入しており、剽窃は高確率で発覚する。

剽窃のリスク

剽窃が発覚した場合、以下のリスクがある。

リスクの大きさを認識する。

  • 卒論の不合格判定
  • 単位取得の取消
  • 卒業判定への影響(最悪の場合、卒業できない)
  • 就職内定への影響(発覚時期による)
  • 研究不正としての記録

許容される「参考」の範囲

以下の範囲での参考は、一般的に問題ない。

これらは自分の卒論を良くするための正当な学び方である。

  • 章立て・構成の型を学ぶ
  • 先行研究レビューの書き方を学ぶ
  • 研究方法の記述の仕方を学ぶ
  • 考察の展開方法を学ぶ
  • 参考文献リストから、自分に必要な文献を見つける

NGな「参考」

以下は剽窃・研究不正となる。

これらは絶対に避ける。

  • 本文をコピペする
  • 本文を微修正して使う(表現を少し変えて剽窃)
  • 他人のデータをあたかも自分のものとして使う
  • 先輩の卒論をゼミごと・研究室ごと使い回す
  • 他大学の卒論を購入・入手して丸ごと提出

参考にした場合の記述

卒論の内容を参考にした場合、参考文献リストに記載する。

「〇〇大学〇〇学部〇〇年度卒業論文『〇〇』〇〇氏」——このように、他人の卒論を実質的に参考にした場合は明記する。「参考」ではあっても「情報源」であることには変わりない。

自己剽窃への注意

自分の過去のレポート・ゼミ論・卒論の文を、別の課題で再利用する「自己剽窃」も避ける。

「自分の書いた文だから問題ない」と考えがちだが、多くの大学で自己剽窃も研究不正とされる。詳細は卒論とゼミ論の違い|定義・要件・書き方・接続の実践ガイドを参照してほしい。

見つけた卒論の実践的な活用方法

結論:過去の卒論を入手したら、以下の5つの視点で活用することで、自分の卒論作成に最大限活かせる。

活用方法を整理する。

活用1:章立て・構成の把握

過去の卒論の章立て・構成を確認し、自分の卒論の骨組みを設計する。

「序論→先行研究→方法→結果→考察→結論」といった基本構造の実例が見られる。分野・テーマによって適切な構造が異なるため、同分野の卒論を複数参考にする。

活用2:分量感の把握

各章の分量配分を確認する。

「先行研究レビューは全体の20%程度」「分析結果は30%程度」——このような分量感を掴む。自分の卒論の各章にどれだけ紙面を割くかの判断材料になる。

活用3:先行研究の発見

過去の卒論の参考文献リストから、自分にも必要な文献を発見する。

同じテーマ・分野なら、必読の古典・重要文献が共通することが多い。参考文献リストは、卒論の「地図」として活用できる。

活用4:分析方法の学習

研究方法・分析方法の具体的な使い方を学ぶ。

「アンケート調査をこう設計して、こう分析している」「フィールドワークをこう実施している」——実例から学ぶことは、教科書だけでは得られない実務知である。

活用5:「型」の内在化

複数の卒論を読むことで、学術論文の「型」が内在化する。

3〜5本読めば、卒論の書き方の感覚が身につく。この感覚があるかないかで、自分の執筆速度・質が大きく変わる。

活用時の注意

優秀作品ばかりを参考にすると、逆にプレッシャーになる場合がある。

「こんな高いレベルは書けない」と萎縮するリスクがある。標準的な作品も含めて複数読み、「これくらいならできそう」という現実的な水準感を掴むことも重要である。

オンラインで公開されている卒論の探し方

結論:限られているが、オンラインで公開されている卒論もある。効率的な探し方を身につけることで、限られたリソースからも情報を得られる。

オンライン探索の方法を整理する。

大学リポジトリの検索

「〇〇大学 リポジトリ」で検索し、卒論(学士論文)の公開状況を確認する。

数は少ないが、優秀卒論を公開している大学もある。特に「〇〇大学 卒業論文 優秀作品」「〇〇学部 学士論文 公開」で検索する。

ゼミ・研究室の公式サイト

一部のゼミ・研究室は、公式サイトで過去の卒論を公開している。

「〇〇ゼミ 卒業論文一覧」「〇〇研究室 過去の研究」等で検索する。教育熱心なゼミほど、こうした情報を公開している傾向がある。

個人のブログ・note

執筆者本人が卒論をブログ・noteで公開している場合がある。

「卒論 note」「〇〇 卒論 公開」等で検索する。ただし、正規の公開ではないため、内容の質・信頼性は各自で判断する。

SlideShareでの発表資料

卒論そのものはなくても、卒論発表のスライドが公開されている場合がある。

「卒論発表 スライド」「〇〇 卒論 発表資料」等で検索する。要点だけを掴む用途には有用である。

学会・研究会での発表資料

優秀卒論が学会・研究会で発表される場合、その発表資料が公開されることがある。

「〇〇学会 学生発表」「〇〇研究会 学部生」等で検索する。学会のウェブサイトで過去のプログラムを確認する。

検索のコツ

検索クエリに「PDF」「filetype:pdf」を含めると、卒論の実体ファイルを見つけやすい。

「〇〇 卒業論文 filetype:pdf」——このように検索することで、PDF形式で公開されている資料に絞れる。

卒論を「探し始める」タイミングと進め方

結論:卒論の参考にする過去の卒論は、テーマ確定直後(4年生の春〜夏)に集めるのが理想である。執筆段階で慌てて探し始めると、時間が足りず十分に活用できない。

時期別の進め方を整理する。

4年生の春:テーマ確定と同時に

卒論テーマが決まったら、すぐに過去の卒論を集め始める。

この段階で参考卒論を集めることで、テーマの妥当性・分析方法の実現可能性を判断できる。「他の学生はどう扱っているか」を知ることで、自分のテーマも磨かれる。

4年生の夏:先行研究レビューと並行

先行研究レビューを進める段階で、過去の卒論の参考文献リストを活用する。

同じテーマの卒論には、必読の古典・重要文献が挙がっている。これを起点に自分の先行研究リストを充実させる。

4年生の秋:章立て設計時

執筆開始前に、複数の卒論の章立て・構成を比較する。

「自分のテーマにはどの構成が適するか」を判断する材料として活用する。この段階を丁寧に行うことで、執筆段階での迷走が減る。

4年生の冬:執筆詰まった時に

執筆中に「この章はどう書けばいい?」と詰まった時、参考卒論の該当箇所を見る。

「他の学生はここをこう表現しているか」の実例が、突破口になることが多い。ただし、コピペは絶対NGなので、あくまで表現の参考に留める。

避けたい時期

提出直前(1〜2週間前)に卒論を探し始めるのは避ける。

時間的余裕がなく、参考の吸収も不十分になる。かえって「参考にしよう」がコピペにつながる危険性もある。詳細な執筆スケジュールは卒論を4ヶ月で書き上げる週別ロードマップを参照してほしい。

継続的な参照が理想

「一度読んで終わり」ではなく、執筆過程で繰り返し参照するのが理想である。

各段階で違う視点で読むことで、新たな学びが得られる。物理的に手元に置ける環境を整えておく(コピーを取る、データを保管する等)。返却期限がある場合は事前に注意する。

複数分野の視点

同じ分野だけでなく、隣接分野の卒論も参考にすることで視野が広がる。

心理学の卒論なら、社会学・教育学の卒論も参考にする。分野横断的な視点は、卒論に独自性を与える源泉となる。

選択肢の1つとしてのレポートビズ

結論:参考にできる卒論が見つからず、書き方の型が掴めない場合、参考資料としてレポートビズも選択肢の1つとなる。

レポートビズは2021年5月の開業以来、累計6,000件超のレポート・卒論作成依頼に対応してきた法人型サービスである。多分野の卒論について、豊富な実績データがある。

参考資料としての活用法

「そのまま提出する」のではなく、書き方の型を確認する参考資料として活用する使い方が推奨される。

累計6,000件超の実績データから、テーマに近い卒論の型を参考にできる。「章構成」「先行研究レビューの書き方」の参考として役立つ。

相談の流れ

公式LINEから匿名で無料相談ができるため、状況に応じて活用してほしい。

いきなり依頼するのではなく、まずは自分の状況を相談する流れが自然である。相談段階での料金は発生せず、依頼するかどうかも自由に判断できる。

「卒論の見つけ方」に関するよくある質問(FAQ)

「卒論の見つけ方」に関して、多くの相談者から寄せられる質問をまとめた。

Q1. CiNiiで卒論は見つかりますか?

基本的に見つからない。CiNiiは修論・博論・学協会誌が中心である。

時間を無駄にしないよう、CiNiiでの卒論検索は早めに切り上げる。大学図書館・ゼミ・教員相談に切り替える。

Q2. 他大学の卒論を見たいのですが、どうすれば?

他大学の卒論を直接見るのは、原則として難しい。修論・博論・学協会誌で代替する方が現実的である。

知り合いに他大学の学生がいる場合、その大学の卒論棚を借りる方法もある。

Q3. 卒論の書き方を参考にしたいだけです

「書き方」を学ぶだけなら、卒論そのものより、書き方の指南書・学術論文が有用である。

「卒論の書き方」の書籍(戸田山『論文の教室』等)、大学図書館の卒論ガイド、本サイトの各記事(卒論を4ヶ月で書き上げる週別ロードマップ等)を活用する。

Q4. 過去の卒論のコピペはバレますか?

高確率でバレる。近年、多くの大学がコピペ検出ソフトを導入している。

「バレなければいい」の発想は極めて危険である。剽窃は卒業取り消しリスクもある研究不正である。参考と剽窃を明確に区別する。

Q5. ゼミの先輩の卒論を借りるのは失礼ですか?

失礼ではない。多くの先輩は、後輩から相談されると喜んで見せてくれる。

直接ではなくても、ゼミの教員経由で貸してもらえることも多い。「相談する」姿勢が大切である。

Q6. 卒論を何本くらい参考にすべきですか?

3〜5本程度が目安である。1本だけだと視野が狭くなる、多すぎると混乱する。

同じテーマの卒論を1〜2本、近いテーマの卒論を1〜2本、優秀作品を1本——このバランスが実務的である。

Q7. 自分の大学の卒論棚がなかった場合は?

指導教員に直接相談する。教員個人がデータで保管している場合が多い。

制度として卒論棚がなくても、教員経由で過去の卒論にアクセスできる場合がほとんどである。

まとめ|卒論公開の実態を理解し、賢く情報源を活用する

卒論は、修論・博論と異なり、基本的にインターネットで公開されていない。CiNiiやGoogle Scholarでは、卒論はほぼ見つからないのが現実である。この現実を最初に理解することで、効率的な情報収集ができる。過去の卒論を入手する主な方法は6つあり、大学図書館の書庫・ゼミ棚・教員のデータが最も効率的である。オンライン検索に時間を使うより、大学内のリソースを活用する方が実務的である。卒論が見つからない場合、修論・論文で代替できる。実は、修論・論文の方が質・アクセス性の両面で優れている場合が多い。過去の卒論を参考にする際は、引用倫理を厳格に守る。「参考」と「剽窃(コピペ)」は全く異なる行為である。近年、多くの大学がコピペ検出ソフトを導入しており、剽窃は高確率で発覚する。見つけた卒論は、章立て・分量感・先行研究発見・分析方法・「型」の5視点で活用することで、自分の卒論作成に最大限活かせる。卒論公開の実態を理解し、賢く情報源を使い分けることが、質の高い卒論作成への近道である。

本記事の要点を再掲する。以下のリストは、卒論参考の探し方チェックリストとしても活用してほしい。

  • 卒論は基本的にオンライン非公開、CiNiiではほぼ探せない
  • 修論・博論はオンライン公開が多く、代替として有用
  • 入手6方法(大学図書館・ゼミ棚・教員データ・先輩・オンライン・国会図書館)
  • 最も効率的なのは大学図書館・ゼミ棚・教員相談の3つ
  • オンライン検索は早めに切り上げ、オフライン方法へ切り替える
  • 修論・論文で代替する発想が実は有効
  • 「参考」と「剽窃」の違いを厳格に守る
  • コピペは高確率でバレる、卒業取り消しリスクも
  • 参考文献リストに他人の卒論を実質的に参考にしたら明記
  • 活用は5視点(章立て・分量感・先行研究・分析方法・型)で

より詳細な情報は、卒論のデータベース活用術|論文検索と資料収集の実践ガイド卒論を4ヶ月で書き上げる週別ロードマップ卒論のクオリティを高める7要素と実践的な改善アクション卒論の評価基準|A評価の取り方と不可判定になるパターン卒論でWikipediaは引用できるか|理由・代替・活用の実践指針卒論と修論の違い|定義・要件・難易度・進学判断の実践指針卒論とゼミ論の違い|定義・要件・書き方・接続の実践ガイド卒論のNotion活用ガイド|管理から執筆までの実践テンプレ卒論が迷走する原因|方向性を取り戻す4段階の立て直し卒論が書けない時の6つの症状と原因別の対処テクニックもあわせて参照してほしい。

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