卒論と修論の違い|定義・要件・難易度・進学判断の実践指針

最終更新日:2026年8月10日

ゼミ論と卒論の違いについては卒論とゼミ論の違い|定義・要件・書き方・接続の実践ガイドを参照してほしい。卒論本体の書き方は卒論を4ヶ月で書き上げる週別ロードマップ、質の高め方は卒論のクオリティを高める7要素と実践的な改善アクションを参照してほしい。この記事は、卒論の「次段階」である修論(修士論文)との違いを体系的に整理する。

この記事でわかること

  • 修論(修士論文)の定義と学部卒論との位置づけの違い
  • 卒論と修論の6つの違い(分量・目的・新規性・審査・期間・独自性)
  • 修論の難易度と質的要求の具体像
  • 学部と大学院の違い(教育観・指導体制)
  • 卒論から修論への移行時の意識変革
  • 修論のテーマ設定と卒論との接続方法
  • 大学院進学の判断材料(向いている人・向いていない人)
  • 修論を見据えた卒論の書き方と失敗パターン7つ

執筆:レポートビズ編集部
2021年5月の開業以来、累計6,000件超のレポート・卒論作成の依頼に対応してきた編集チームが、「卒論と修論の違いを理解したい」という学生・院生の相談データをもとに、業界内部視点で整理ガイドを提供している。卒論から修論への飛躍は大きく、事前に違いを理解することで、大学院進学の判断も、進学後の適応もスムーズになる。この記事は、学部生・院進予定者・修士1年生の3層を意識した設計である。

「卒論 修論 違い」——このキーワードで検索する人は、卒論と修論の関係を理解したい学生・院生である。「大学院進学を検討中で違いが知りたい」「修士1年になって卒論との違いに戸惑っている」——こうしたニーズを持って、この記事にたどり着いているはずである。

結論から先に伝えたい。修論(修士論文)は、卒論の「拡張版」ではなく、質的に異なるレベルの学術論文である。分量が2〜3倍になるだけでなく、「独自性・新規性」が明確に求められ、学問分野への実質的な貢献が要求される。卒論が「学部での学びの集大成」だとすれば、修論は「研究者としての第一歩」である。両者の違いを理解することで、大学院進学の判断も、進学後の適応もスムーズになる

この記事では、修論の定義、6つの違い、難易度、学部と大学院の違い、移行のポイント、テーマ設定、進学判断、修論を見据えた卒論の書き方まで、業界内部の視点で実務的に整理する。この記事を参考に、卒論と修論の関係を見通し、自分の学びの計画を立ててほしい。

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修論(修士論文)とは何か

結論:修論は、大学院修士課程(博士前期課程)で執筆する学術論文である。修士号取得の必須要件であり、学部卒論とは質的に異なるレベルの独自研究が求められる。

修論の基本を整理する。

修論の定義

修論は、大学院修士課程の2年間で行った研究の成果をまとめた学術論文である。

修士号(Master of ~)を取得するために提出する必須課題である。分野によっては「修士論文」「Master’s Thesis」「修士研究成果」などの呼称もあるが、実質的には同じものを指す。

修論の位置づけ

修論は「研究者としての第一歩」を示す論文である。

卒論が「学部で学んだ知識を使ってまとめる論文」だとすれば、修論は「新しい知見を生み出す論文」である。学問分野への実質的な貢献が求められる、質的に異なる次元の課題である。

修論の目的

修論には、以下の教育的目的がある。

これらが「新規性・独自性」の要求につながる。

  • 独自の研究テーマを設定し、遂行する能力の証明
  • 先行研究を深く理解し、既存知識に対する新たな貢献を示す
  • 研究方法(定量・定性)を高度に運用する能力
  • 学術論文の形式に沿った本格的な論述
  • 研究者として通用する基礎的な能力の証明

修論が求められる場面

修論は以下の場面で必要になる。

大学院進学=修論執筆と理解してよい。

  • 修士課程修了と修士号取得(必須)
  • 博士後期課程進学の準備段階
  • 研究職・専門職への就職時の実績
  • 学会発表・学術論文投稿のベース
  • 研究能力の対外的な証明

分野別の呼称と特徴

分野によって、修論の名称・形式が異なる場合がある。

MBA(経営学修士)では「修士論文」ではなく「修士研究成果報告書」「ケーススタディ」となる場合がある。専門職大学院では実務的な成果物が求められる。理系では実験・シミュレーション結果のまとめが中心である。文系では理論的・実証的な議論が中心である。

卒論と修論の6つの違い

結論:卒論と修論には、分量・目的・新規性・審査・期間・独自性の6軸で違いがある。単なる「規模の違い」ではなく「質的な違い」であることを認識することが重要である。

6つの違いを整理する。

違い1:分量

卒論は20,000〜40,000字程度、修論は40,000〜80,000字程度が目安である。

分野・大学によって差はあるが、修論は卒論の1.5〜3倍の分量になる。理系ではより短い場合もあり、文系では特に長い傾向がある。単純な分量以上に、内容の密度が違う。

違い2:目的

卒論は「学部での学びの集大成」、修論は「研究者としての第一歩」を目的とする。

卒論が「教わったことを応用できる能力の証明」なら、修論は「新しいことを生み出せる能力の証明」である。位置づけが根本的に異なる。

違い3:新規性・独自性

卒論では「自分なりの視点」があれば十分だが、修論では「学問分野への貢献」が求められる。

「先行研究では扱われていない切り口」「新しい方法論の適用」「これまで結ばれていない知見の統合」——このような明確な新規性が修論には必要である。この差が両者の最も大きな違いである。

違い4:審査プロセス

卒論は指導教員中心の審査、修論は複数教員による厳格な審査(修論審査会)がある。

修論の審査では、主査(指導教員)+副査(2〜3名の他教員)による審査が一般的である。修論発表会・公開審査会もある。審査の厳格性が卒論とは比較にならない。

違い5:執筆期間

卒論は主に4年生の半年〜1年、修論は修士課程の2年間全体が執筆期間となる。

修論は入学と同時に取り組み始める。文献レビュー・研究計画・データ収集・分析・執筆を、2年間かけて段階的に進める。腰を据えた長期プロジェクトである。

違い6:学術的独立性

卒論は指導教員の指導のもと書くが、修論は「自立した研究者」としての性格が強い。

修論では、テーマ設定・方法選択・分析・執筆すべてを、学生自身が主体的に決定・遂行する。指導教員は助言者であり、決定者ではない。この主体性が卒論との大きな違いである。

6違いの意味

これらの違いは、卒論と修論が根本的に異なる性格の論文であることを示している。

単に「規模が大きい」のではなく、「質的に異なる論文を書く」ことが修論では求められる。この認識が、大学院進学の判断と、進学後の適応の両方で重要である。

修論の難易度と質的要求

結論:修論の難易度は卒論の数倍と言ってよい。単純な分量ではなく、独自性・方法論・議論の深さの3軸で、質的に高いレベルが求められる。

修論の難易度を整理する。

独自性のレベル

修論は「学問分野に何を新たに付け加えたか」が問われる。

卒論では「先行研究をきちんと押さえた上で自分なりの視点を示す」で十分な場合が多い。修論では「先行研究では明らかにされていなかったことを、自分の研究で明らかにする」という水準が求められる。

方法論の高度化

修論では研究方法(定量・定性)を高度に運用することが求められる。

卒論では既存の方法を借用するのが基本だが、修論では方法選択の根拠・限界を意識的に議論し、必要に応じて方法自体を改良する。統計手法・実験計画・調査設計などの熟達が求められる。

議論の深さ

修論では、結果の議論に長い時間・紙面を割く。

「先行研究とどう対話するか」「限界と可能性をどう提示するか」「今後の研究への含意は何か」——このような議論の深さが求められる。卒論での「考察」の何倍もの分量と深さになる。

論述の学術性

修論では、学術論文の形式・言葉遣い・引用ルールを厳密に守ることが求められる。

用語の正確な使用、参考文献の完全性、査読者を意識した論述——これらが徹底される。卒論でも学術性は求められるが、修論ではそのレベルが大きく上がる。

先行研究の徹底

修論では、テーマ関連の先行研究をほぼ網羅する徹底ぶりが求められる。

卒論では30〜50本の参考文献が一般的だが、修論では100〜300本になることも珍しくない。海外文献も含めた広い視野が必要である。詳細な文献検索は卒論のデータベース活用術|論文検索と資料収集の実践ガイドを参照してほしい。

難易度の実感

「卒論の延長」と考えて修論に取り組むと、多くの学生が挫折する。

質的な違いを認識せず、量だけを増やそうとすると、深さが伴わない論文になる。修論では「別の次元の課題」として、意識を切り替える必要がある。

学部と大学院の違い

結論:卒論と修論の違いは、学部と大学院そのものの違いを反映している。教育観・指導体制・学問への向き合い方が根本的に異なる。

環境の違いを整理する。

教育観の違い

学部は「教える」場、大学院は「研究する」場である。

学部では教員が体系化された知識を学生に教える。大学院では学生自身が問いを立て、答えを探す。教員と学生が「研究仲間」に近い関係になる。この違いが学びの姿勢を根本から変える。

指導体制の違い

学部は「一斉授業+ゼミ」、大学院は「個別指導が中心」である。

大学院では、指導教員との個別の対話・議論が中心となる。ゼミ・研究会での発表・議論も、より本格的になる。授業ではなく研究が主軸である。

時間の使い方の違い

学部は「授業に出る」時間、大学院は「研究する」時間が中心である。

大学院では授業数は少なく、その分研究に多くの時間を使う。1日8時間以上を研究に費やす院生も多い。時間管理・自己管理の能力が問われる。

評価軸の違い

学部は「単位取得+卒論」で卒業、大学院は「単位+修論+学会活動」が求められる場合がある。

大学院では、修論だけでなく、学会発表・論文投稿を求められる場合が多い。評価軸が多面的になる。

環境の違い

研究室・院生室・図書館の使い方が大きく変わる。

院生には個別の机・PCが与えられる場合が多い。研究室が「第二の家」になる。この環境の変化は、生活リズムにも大きく影響する。

経済状況の違い

大学院進学は経済的な負担を伴う。学部と比べて、この点も考慮すべきである。

奨学金・TA(ティーチングアシスタント)・RA(リサーチアシスタント)などの制度を活用することが一般的である。就職して稼ぐ2年間を、投資として大学院で学ぶ選択となる。

卒論から修論への移行のポイント

結論:卒論から修論への移行では、意識・方法・時間管理の3つの切り替えが求められる。「学生」から「研究者」への転換とも言える。

移行のポイントを整理する。

意識の切り替え

「教わる姿勢」から「自ら問う姿勢」への切り替えが必要である。

学部までは「教員に教わる」が中心だったが、大学院では「自分が問いを立て、答えを探す」姿勢が求められる。この意識の切り替えができない院生は、修論で苦労する。

方法の高度化

研究方法(定量・定性)を、より本格的に運用する。

統計手法・実験計画・調査設計・質的分析——これらを深く学ぶ。多くの大学院で、研究方法論の授業が必修になっている。積極的に受講する。

時間管理の抜本的見直し

2年間という長期スパンでの時間管理を身につける。

卒論は「駆け込みでも間に合う」場合があったが、修論では「日々の積み重ね」が不可欠である。1日単位・週単位のルーチンを作る。

先行研究レビューの徹底

修士1年の前期は、先行研究レビューに徹底的に時間を使う。

この段階での「読み込み」の量が、修論の質を大きく左右する。100本以上の論文を批判的に読み込む姿勢が必要である。

アウトプットの継続

ゼミ・研究会での発表を、定期的にこなす。

大学院では、月に1回程度の頻度で研究発表がある場合が多い。この機会を活かして、思考を言語化・可視化する習慣を身につける。

共同体への参加

学会・研究会に積極的に参加する。

学部の閉じた世界から、学問分野の広い共同体に飛び出す。同じテーマに取り組む他大学の院生・研究者と交流することで、視野が広がる。

修論のテーマ設定と卒論との接続

結論:修論のテーマは、卒論の延長・発展として設定するのが効率的である。ただし、大学院でテーマを大きく変える選択もあり、その判断は個別状況による。

テーマ設定を整理する。

卒論テーマの延長

卒論のテーマを深掘り・発展させて修論にするパターンである。

先行研究・方法論の蓄積が活きる、最も効率的なパターンである。「卒論では〇〇までを扱ったが、修論では〇〇まで拡張する」といった発展性を持たせる。

新テーマの設定

大学院で全く新しいテーマを設定するパターンもある。

興味の変化、指導教員の変更、進学先大学院での研究環境の変化——理由は様々である。この場合、先行研究レビューをゼロから始めることになるが、より情熱を持って取り組める可能性もある。

テーマ設定の判断基準

修論のテーマ選定には、以下の基準を意識する。

卒論以上に慎重なテーマ設定が求められる。

  • 2年間持続する興味・関心があるか
  • 先行研究で「まだ扱われていない切り口」があるか
  • 研究方法(データ収集・分析)が実行可能か
  • 指導教員が支援できるテーマか
  • 2年間で完成可能な規模か

研究計画書の重要性

大学院入試の研究計画書は、修論のテーマ設定の第一歩である。

研究計画書段階で明確な問いを立てておくことで、進学後の研究がスムーズに始まる。単なる「興味の羅列」ではなく、「明らかにしたいこと」を具体化する。

指導教員との対話

修論テーマは、指導教員との対話を通じて磨き上げる。

教員の専門・関心と、自分のテーマが接続できることが重要である。教員が助言しやすいテーマにすることで、指導の質が高まる。

大学院進学の判断材料

結論:大学院進学は、修論を書き上げる覚悟と、その後のキャリアビジョンをセットで判断する。「なんとなく」の進学は避けるべきである。

判断材料を整理する。

大学院進学に向いている人

以下の特徴を持つ人は、大学院進学が適している。

該当項目が多いほど、進学の適合性が高い。

  • 特定分野を深く探求したい強い動機がある
  • 2年間、自分で問いを立て続けられる自律性がある
  • 研究職・専門職・大学教員を目指している
  • 読書・思考・議論を楽しめる
  • 孤独な作業に耐えられる
  • 経済的な準備がある(または見通しがある)

大学院進学が向いていない人

以下の特徴が強い人は、慎重に判断する必要がある。

該当する場合、就職を優先することが実務的な選択となる場合もある。

  • 「就職から逃げたい」が主な動機
  • 特定の研究テーマへの強い興味がない
  • 自律的に研究を進める習慣がない
  • 孤独な作業を苦手とする
  • 経済的な負担が難しい

キャリアビジョンとの整合性

大学院進学は、その後のキャリアと連動して判断する。

研究職・大学教員・専門職(公認会計士・弁護士・エンジニア等)を目指す場合、大学院修士は有利である。一般企業就職では、業界・職種によって評価が分かれる。事前調査が重要である。

経済的な準備

大学院の学費・生活費への準備を整える。

奨学金(日本学生支援機構等)、TA・RAの給与、家族の援助、貯金——これらを組み合わせて2年間を賄う。学費免除制度がある大学院も多い。

情報収集の方法

大学院進学の判断には、以下の情報収集が有効である。

複数の情報源で判断材料を集める。

  • 指導教員との相談(研究者としての視点)
  • 大学院の先輩院生との対話(実態の理解)
  • キャリアセンターでの相談(就職観点)
  • 大学院説明会への参加(進学先の把握)
  • OB・OGの就職実績の確認

迷ったら

迷ったら、指導教員・キャリアセンター・家族と多角的に相談する。

一人で決めるのではなく、複数の観点を取り入れる。決断を先送りする方が、決断を焦るよりリスクが低い場合もある。既卒(1年就職を経てから進学)・社会人大学院・海外大学院なども選択肢である。「今すぐ決めなければ」と自分を追い詰めず、じっくり考える時間を持ってほしい。

修論を見据えた卒論の書き方と失敗パターン

結論:大学院進学予定なら、卒論を「修論の下準備」として書くことで、修論作成が大きく楽になる。以下のポイントを意識する。

卒論での準備と失敗パターンを整理する。

修論を見据えたテーマ選び

卒論のテーマを、修論で発展可能なものにする。

「卒論で〇〇の入り口を扱い、修論で〇〇の本格的な検証を行う」——このような接続性を意識する。「単発の卒論」ではなく「修論への布石」として位置づける。

文献管理の徹底

卒論の段階から、文献管理ツール(Zotero・Mendeley等)で本格的に管理する。

修論では100〜300本の文献を扱う。卒論からこの習慣を身につけることで、修論段階での大きな時間短縮になる。

研究方法の深化

卒論で使う研究方法を、修論でも展開可能なレベルで身につける。

統計手法・調査設計・質的分析——これらを卒論の段階で本格的に学ぶ。単に「使う」だけでなく「なぜその方法か」を意識する。

失敗パターン1:卒論を軽視する

「どうせ院進するから卒論は適当でいい」と考える失敗である。

この姿勢は、修論での基礎不足につながる。防止策:卒論を修論の準備として本気で取り組む。

失敗パターン2:テーマ断絶

卒論と修論で全く別のテーマを選び、蓄積が活かせない失敗である。

先行研究・方法論の蓄積が生きない。防止策:継続性のあるテーマ設定を心がける。

失敗パターン3:文献管理の不備

卒論で集めた文献を管理せず、修論で再度探し直す失敗である。

時間の大きな無駄が生じる。防止策:卒論の段階から文献管理を徹底する。

失敗パターン4:意識の甘さ

「卒論の延長」で修論を捉える失敗である。

修論では質的に異なるレベルが求められることを認識しない。防止策:大学院進学時に意識を切り替える。

失敗パターン5:先行研究の甘さ

先行研究レビューが不十分なまま、修論を書き始める失敗である。

「新規性」が示せず、既存研究の焼き直しになる。防止策:修士1年前期を先行研究レビューに集中する。

失敗パターン6:時間管理の失敗

2年間の長期スパンでの時間管理に失敗し、後半で追い詰められる失敗である。

防止策:1年目からのマイルストーン設定(先行研究レビュー完了・研究計画確定・データ収集完了・分析完了・執筆完了)を明確にする。

失敗パターン7:指導教員との関係悪化

指導教員との対話が減り、方向性が独りよがりになる失敗である。

防止策:定期的な相談を習慣化する。研究の進捗を月1回は共有する。

選択肢の1つとしてのレポートビズ

結論:卒論・修論の書き方に不安がある場合、参考資料としてレポートビズも選択肢の1つとなる。

レポートビズは2021年5月の開業以来、累計6,000件超のレポート・卒論作成依頼に対応してきた法人型サービスである。卒論と修論の両方について、豊富な相談実績がある。

参考資料としての活用法

「そのまま提出する」のではなく、書き方の型を確認する参考資料として活用する使い方が推奨される。

累計6,000件超の実績データから、卒論・修論の書き方の型を参考にできる。「章構成」「先行研究レビューの書き方」の参考として役立つ。

相談の流れ

公式LINEから匿名で無料相談ができるため、状況に応じて活用してほしい。

いきなり依頼するのではなく、まずは自分の状況を相談する流れが自然である。相談段階での料金は発生せず、依頼するかどうかも自由に判断できる。

「卒論と修論の違い」に関するよくある質問(FAQ)

「卒論と修論の違い」に関して、多くの相談者から寄せられる質問をまとめた。

Q1. 修論は卒論の何倍難しいですか?

「難易度」を単純比較するのは難しいが、質的に異なる次元の課題と考えるべきである。分量で1.5〜3倍、質的には数倍の水準が求められる。

「卒論を難しくしたもの」ではなく「別の性格の論文」と捉えるのが実務的である。

Q2. 卒論のテーマを修論で発展させても大丈夫ですか?

大丈夫。むしろ推奨されるパターンである。

ただし、卒論の内容をそのままコピペするのは自己剽窃となる。「テーマの継続」と「文の使い回し」は別問題である。

Q3. 大学院進学を迷っています。判断のポイントは?

「修論を書き上げる覚悟」と「その後のキャリアビジョン」の2軸で判断する。

「なんとなく」の進学は、修論段階で挫折リスクが高い。目的意識が重要である。

Q4. 修論の新規性ってどのくらい必要ですか?

「先行研究では扱われていない切り口」があれば十分である。ノーベル賞級の新発見が求められるわけではない。

「小さな新規性」でも、それを丁寧に示せることが重要である。

Q5. 修士1年の過ごし方はどうすればいいですか?

先行研究レビューに徹底的に時間を使う。夏休み以降に研究計画を確定させる。

修士1年の質が、修論全体の質を左右する。焦らず、じっくり文献を読み込む時期である。

Q6. 修論の分量が達成できるか不安です

分量は「充実した内容」の結果である。無理に膨らませず、内容の充実を優先する。

先行研究レビュー・方法論の詳細な議論・分析結果・考察を丁寧に書けば、自然と目標分量に達する。

Q7. 大学院進学予定なら卒論はどう書けばいいですか?

「修論への下準備」として、テーマ・文献・方法論の継続性を意識する。

詳細は本文「修論を見据えた卒論の書き方」を参照してほしい。卒論での努力は、修論で確実に活かせる。

まとめ|質的に異なる次元の課題として修論を理解する

修論は、卒論の「拡張版」ではなく、質的に異なる次元の学術論文である。分量・目的・新規性・審査・期間・独自性の6軸で違いがあり、単なる規模の違いではなく、性格そのものの違いを認識することが重要である。卒論が「学部での学びの集大成」なら、修論は「研究者としての第一歩」である。難易度は単純比較できないが、独自性・方法論・議論の深さの3軸で質的に高いレベルが求められる。学部と大学院そのものの違い(教育観・指導体制)も反映されている。卒論から修論への移行では、意識・方法・時間管理の3つの切り替えが必要である。大学院進学は「修論を書き上げる覚悟」と「その後のキャリアビジョン」をセットで判断する。大学院進学予定なら、卒論を「修論の下準備」として書くことで、修論作成が大きく楽になる。7つの失敗パターンを避け、テーマ・文献・方法論の継続性を意識してほしい。

本記事の要点を再掲する。以下のリストは、卒論・修論の見通しを立てるチェックリストとしても活用してほしい。

  • 修論は「研究者としての第一歩」、卒論とは質的に異なる
  • 6つの違い(分量・目的・新規性・審査・期間・独自性)を認識
  • 難易度は3軸(独自性・方法論・議論の深さ)で高い
  • 学部と大学院そのものの違い(教育観・指導体制)を理解
  • 卒論から修論への移行では意識・方法・時間管理の3切り替え
  • 修論テーマは卒論の延長・発展が効率的
  • 大学院進学は覚悟とキャリアビジョンの2軸で判断
  • 修論を見据えた卒論では継続性(テーマ・文献・方法)を意識
  • 失敗パターン7つ(軽視・断絶・管理不備・意識甘さ・先行研究甘さ・時間管理・指導関係悪化)を避ける
  • 迷ったら指導教員・キャリアセンター・家族と多角的に相談

より詳細な情報は、卒論とゼミ論の違い|定義・要件・書き方・接続の実践ガイド卒論を4ヶ月で書き上げる週別ロードマップ卒論のクオリティを高める7要素と実践的な改善アクション卒論の評価基準|A評価の取り方と不可判定になるパターン卒論のデータベース活用術|論文検索と資料収集の実践ガイド卒論のNotion活用ガイド|管理から執筆までの実践テンプレ卒論のマインドマップ活用術|アイデア整理と章立ての実践技法卒論が迷走する原因|方向性を取り戻す4段階の立て直し卒論が書けない時の6つの症状と原因別の対処テクニック卒論は1日何時間やるべき?期間別・状況別の目安一覧もあわせて参照してほしい。

卒論・修論の書き方に不安がある場合、レポートビズのような、累計6,000件超の実績を持つ業者を参考資料として活用するのも1つの選択肢である。公式LINEから匿名で無料相談ができる。ただし、本記事で繰り返してきたとおり、卒論と修論は連続する2つのプロセスである。卒論の段階から修論を見据えることで、両者の質が同時に高まる。逆に、卒論を軽視した院進は、修論段階での大きな苦労につながる。今日、この記事を参考に、まず自分が「大学院進学を目指すか」「目指すならどのテーマで」を紙に書き出してほしい。その1枚が、卒論・修論を通した学びの計画への第一歩である。卒論と修論を通して身につく力は、研究者になるにせよ、社会人になるにせよ、一生の財産となる。目の前の課題を丁寧にこなすことが、その財産を築く道である。

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