最終更新日:2026年7月21日
この記事でわかること
- ページ番号を付けるべきレポートと付けなくてよいレポートの判断基準
- ページ番号の適切な位置(下中央・右下・上中央・上外側)の使い分け
- ページ番号の書式3種(1/1形式・1 of 10形式・1ページ形式)の選び方
- 表紙にページ番号を付けるべきかの判断
- 表紙・目次のページ番号を除外する3つの方法
- 目次にローマ数字(i, ii)を使う慣習
- Wordでページ番号を挿入する具体手順
- ページ番号と組み合わせるヘッダー(氏名・学籍番号)の設定
- 手書きレポートのページ番号の考え方
- ページ番号で減点される7つのミス
執筆:レポートビズ編集部
2021年5月の開業以来、累計6,000件超のレポート・卒論作成の依頼に対応してきた編集チームが、業界内部の視点でレポートのページ番号の付け方を中立的に整理している。学生向けの一般記事では扱われにくい「表紙除外の3方法」や「ローマ数字の慣習」まで踏み込んで解説する。
「レポート ページ番号」——このKWを検索する人は、ページ番号を付けるべきか迷っている、あるいはWordでの設定方法や表紙除外の方法が分からない状況にあることが多い。
結論から言えば、3ページ以上のレポートにはページ番号を付けるのが標準である。位置は下中央または右下、書式は「1」または「1/10」形式、表紙にはページ番号を付けないのが慣習である。
この記事では、ページ番号の必要性・位置・書式・表紙除外・ローマ数字・Word設定・ヘッダー・手書き・ミスパターンまで、業界内部の視点で公平に整理する。
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レポートにページ番号は必要か
結論:ページ番号は「複数ページのレポート」に付けるのが標準である。読み手がページを見失ったときに戻れる目印であり、学術文書の基本要素となる。
まず、ページ番号の役割と重要性を整理する。
単なる装飾ではなく、学術文書としての基本要素である。
ページ番号の3つの役割
ページ番号は「順序の明示・散逸防止・引用参照」の3つの役割を担う。
ページ番号があれば、教員がページ順序を確認できる。ホチキス留めが外れて散逸してもページ番号があれば復元可能である。教員がフィードバックを書く際、「3ページ目の3行目を修正」といった具体的な指示ができる。
この3つの役割はすべて「読み手のため」に存在する。ページ番号は書き手の見栄えのためではなく、読み手が使いやすくするための配慮という位置づけである。
ページ番号がない場合の問題
ページ番号がないレポートは、複数のリスクを抱える。
ページが散逸したときに順序が分からない、教員が「〇ページ目」の指示ができない、学術文書としての体裁が整わない、といった問題が生じる。長文レポートで最も避けるべき状態である。
学術文書の慣習
学術文書ではページ番号を付けるのが世界共通の慣習である。
学術論文・書籍・公式報告書には必ずページ番号が付いている。大学レポートも学術文書の一種であり、この慣習に従うことでレポートの完成度が上がる。
ページ番号を付けるべきレポートと付けなくてよいレポート
結論:3ページ以上のレポートにはページ番号を付ける。1〜2ページの短文レポートやミニッツペーパーでは付けなくてよい。分野の慣習によっても異なる。
ページ番号の要否を判断する基準を整理する。
ページ数と分野で判断する。
ページ番号を付けるべき場合
次の場合はページ番号を付けるのが標準である。
- 3ページ以上のレポート
- 字数が3,000字を超える
- 教員からページ番号の指定がある
- 正式な学術文書(卒論・修論・投稿論文)
- 目次や参考文献リストがある
ページ番号が不要な場合
次の場合はページ番号を付けなくても問題ない。
- 1〜2ページの短文レポート
- ミニッツペーパーや小テスト形式
- 教員から「ページ番号不要」と指定されている
- 1枚で完結する感想文
分野別の慣習
分野によってページ番号の慣習が異なる。
文系の長文レポートではページ番号必須、理系の実験レポートではフォーマットに含まれることが多い、医学系の症例報告では番号+ヘッダー(氏名・学籍番号)が慣習となる。自分の分野の主要レポートフォーマットを確認するのが安全である。
ページ番号の適切な位置はどこか
結論:ページ番号の位置は「下中央」または「右下」が学術文書の標準である。上部配置は目立ちすぎるため、本文の下部に配置するのが慣習となる。
ページ番号の位置の4パターンを整理する。
迷ったら下中央を選ぶのが最も安全である。
下中央(推奨)
下中央はページ番号の最も一般的な位置である。
本文の下部の中央にページ番号を配置する。書籍のページ番号の位置と同じで、視覚的に安定する。学術論文でも最も採用される位置である。
下中央は目立ちすぎず、本文の邪魔にならない位置である。ページをめくるたびに視線が自然に向かう位置でもあり、機能面でも優れている。
右下(準推奨)
右下も学術文書で広く使われる位置である。
本文の下部の右側に配置する。ページをめくる際に自然と目に入る位置で、読み手が今何ページを読んでいるかを認識しやすい。ビジネス文書でも標準的な位置である。
右下配置は「めくる方向」との相性がよい。右手でページをめくる文化圏では、右下のページ番号が視線移動と一致するため実用的である。
上中央・上外側
上中央や上外側はヘッダーと組み合わせる場合に使う。
氏名・学籍番号・章タイトルなどのヘッダー情報と一緒に、ページ番号を上部に配置するパターンである。医学論文や公式報告書で多く見られる。ただし本文の読みやすさを損なうため、通常のレポートでは下部配置が無難である。
上部配置は、ヘッダーとの一体感が生まれる利点がある一方、ページを開くたびに最初に目に入るのがページ番号となり、本文への集中が削がれる面もある。
位置別の比較表
ページ番号の位置別の比較は以下の通り。
| 位置 | 印象 | 用途 |
|---|---|---|
| 下中央 | 書籍的・安定 | 学術論文・卒論 |
| 右下 | 実務的・視認性高 | ビジネス文書・レポート |
| 上中央 | フォーマル・強調 | 報告書・公式文書 |
| 上外側 | ヘッダー統合 | 医学論文・書籍 |
ページ番号の書式にはどんな選択肢があるか
結論:ページ番号の書式は「単純表記(1)・分数表記(1/10)・of表記(1 of 10)」の3種類。学術レポートでは単純表記または分数表記が標準である。
ページ番号の書式の選択肢を整理する。
3つの書式の使い分けを押さえる。
書式1:単純表記(1, 2, 3…)
単純表記は「1」「2」「3」とページ番号だけを表示する形式である。
最もシンプルで、学術論文・書籍でよく使われる。ページ番号の存在感が控えめで、本文の読みやすさを損なわない。迷ったらこの書式を選ぶのが無難である。
単純表記は「余計な情報を出さない」という学術文書の姿勢に合致する。全ページ数の情報が必要なら、目次や表紙で示せば十分である。
書式2:分数表記(1/10, 2/10…)
分数表記は「1/10」「2/10」と現在ページ/総ページ数を表示する形式である。
読み手が「全体のどこにいるか」を認識しやすい。ページが散逸したときに、何ページ抜けているかも分かりやすい。ビジネス文書や実用書で多く使われる。
分数表記は特にホチキス留めなしの提出や、ページが散逸するリスクが高い場合に有効である。教員に「今どこを読んでいるか」を明確に伝えられる書式でもある。
書式3:of表記(1 of 10, Page 1 of 10)
of表記は「1 of 10」「Page 1 of 10」の英語形式である。
英語論文や国際的な文書で使われる。日本語レポートでも見かけるが、日本語表記(「1」または「1/10」)の方が統一感がある。指定がない限り日本語表記を選ぶ。
表紙にページ番号を付けるべきか
結論:表紙にはページ番号を付けないのが学術文書の慣習である。表紙は「レポートの本体の前にある独立した情報ページ」であり、番号カウントの対象外となる。
表紙のページ番号の扱いを整理する。
表紙除外の慣習を理解する。
表紙にページ番号を付けない理由
表紙にページ番号を付けないのは、表紙が「本文の一部ではない」という位置づけによる。
表紙はレポートの本体の前に置かれる独立した情報ページである。本文の「1ページ目」は表紙の次のページから始まる。学術書籍でも表紙にページ番号は付いていない。
この慣習は書籍の伝統から続くもので、レポートも同じ考え方に従う。表紙の役割は本文とは別の位置づけであり、番号カウントの対象外という理解が重要である。
本文の1ページ目からのカウント
本文の「1ページ目」は、表紙の次のページから始まる。
表紙を除外して、本文の最初のページに「1」を振る。表紙を「0ページ」や「表紙」と表記する必要はない。表紙の書き方はレポート表紙の書き方完全ガイドで扱っている。
目次がある場合
目次がある場合は「表紙 → 目次 → 本文」の順で、目次にはローマ数字を使う流派もある。
目次のページ番号を「i、ii、iii」と小文字ローマ数字で示し、本文の「1」から始めるのが学術書籍の慣習である。次章で詳しく扱う。
表紙・目次のページ番号を除外する具体手順
結論:表紙・目次のページ番号除外は「セクション区切り・先頭ページのみ別指定・2ページ目から番号開始」の3つの方法がある。セクション区切りが最も柔軟である。
表紙除外の3方法を整理する。
状況に応じて使い分ける。
方法1:セクション区切り(推奨)
セクション区切りは、表紙と本文を別セクションに分けてページ番号を独立管理する方法である。
表紙の末尾に「レイアウト」→「区切り」→「次のページから開始(セクション区切り)」を挿入する。本文のセクションでヘッダー/フッターを開き、「前と同じヘッダー/フッター」のリンクを解除してから、ページ番号を挿入する。表紙にはページ番号が入らず、本文の1ページ目から番号が始まる。
セクション区切りは最も柔軟な方法で、卒業論文でも標準的に使われる。目次と本文でページ番号の書式を変える場合にも、この方法が必要となる。少し複雑だが、一度習得すれば以後のレポートでずっと使える技術である。
方法2:先頭ページのみ別指定
先頭ページのみ別指定は、Wordのヘッダー/フッター機能の「先頭ページのみ別指定」を使う方法である。
「レイアウト」タブ →「ページ設定」→「その他」→「先頭ページのみ別指定」にチェックを入れる。これで表紙(先頭ページ)のフッターは空白のまま、2ページ目からページ番号が入る。ただし表紙が2ページ目としてカウントされる。
この方法は設定が最もシンプルだが、本文の1ページ目が「2」と表示される問題がある。目次がある場合には対応できない。短いレポートで表紙+本文2〜3枚程度なら十分機能する。
方法3:2ページ目からページ番号開始
ページ番号の「開始番号」を「0」または「1」に指定して、表紙を0ページとして扱う方法もある。
「ページ番号」→「ページ番号の書式設定」→「開始番号」を「0」に指定する。表紙が0、本文の1ページ目が1として表示される。ただしこの方法は複雑になりやすく、セクション区切りが推奨される。
「開始番号を0にする+表紙のヘッダー/フッターを非表示にする」といった組み合わせが必要で、設定の見通しが悪くなる。目次がある場合はセクション区切りに切り替えるのが賢明である。
目次にはローマ数字(i, ii)を使うか
結論:学術書籍・卒業論文では、目次に小文字ローマ数字(i, ii)を使うのが伝統的な慣習である。通常のレポートでは目次を付けない、または本文と同じアラビア数字を使うのが実務的である。
目次のページ番号の扱いを整理する。
レポートの規模と分野で判断する。
ローマ数字の慣習
学術書籍では、目次・はしがき・要旨などの前付けに小文字ローマ数字を使う。
「i, ii, iii, iv…」と表記する。本文からアラビア数字「1, 2, 3…」に切り替わる。この慣習は書籍の組版から来ており、卒業論文でも採用される。
大文字ローマ数字(I, II, III)ではなく、小文字(i, ii, iii)を使うのが正式である。「Preface」「Introduction」といった前付けの章もローマ数字で通す。
この2段組の番号体系は、書籍の「Front matter(前付)」と「Main matter(本文)」を区別する伝統から続くものである。
通常レポートでの扱い
通常の大学レポートでは、目次を付けないケースが多い。
10ページ以下のレポートには目次は不要である。目次を付ける場合も、アラビア数字で通しで振るのが実用的で、ローマ数字の切り替えは卒論・修論以上のボリュームで採用する。
通常のレポートで目次があると、逆に「読みにくい」印象を与える場合もある。5ページ以下ならまず目次は不要と考えてよい。
Wordでのローマ数字設定
Wordでは「ページ番号の書式設定」でローマ数字を選択できる。
「挿入」→「ページ番号」→「ページ番号の書式設定」→「番号書式」で「i, ii, iii…」を選ぶ。目次セクションだけこの書式にし、本文セクションはアラビア数字にする。セクション区切りが必要となる。
Wordでページ番号を挿入する具体手順
結論:Wordでのページ番号挿入は「挿入」タブ →「ページ番号」から行う。位置と書式を選ぶだけで、自動的に全ページに番号が振られる。
Wordでの基本的なページ番号設定手順を整理する。
基本操作は3ステップで完了する。
ステップ1:「挿入」タブから開始
Wordの「挿入」タブ →「ページ番号」をクリックする。
ドロップダウンメニューが開き、「ページの上部」「ページの下部」「ページの余白」「現在の位置」といった選択肢が表示される。
この段階で位置を選ぶだけで、後はWordが自動で全ページにページ番号を挿入してくれる。手動で1ページずつ入力する必要はない。
ステップ2:位置を選ぶ
「ページの下部」を選び、「シンプル」の「番号のみ(中央)」または「番号のみ(右)」を選ぶ。
下中央か右下を選ぶのが標準である。プレビューで実際の見た目を確認しながら選べる。
選択後、Wordが自動的にフッター編集モードに入る。編集モードから抜けるには、本文をダブルクリックするか、「ヘッダーとフッターを閉じる」ボタンをクリックする。
ステップ3:書式の詳細設定
「ページ番号の書式設定」で番号書式と開始番号を指定する。
「挿入」→「ページ番号」→「ページ番号の書式設定」で細かい設定を変更できる。単純表記(1, 2, 3)、ローマ数字(i, ii, iii)、開始番号などを指定できる。Wordの操作全般はレポートのWord使い方ガイドで扱っている。
細かい設定は最初は不要で、まずは基本設定で挿入してから、必要に応じて調整すればよい。書式設定の中で最も使う機能は「開始番号」の変更である。
ページ番号と組み合わせるヘッダーはどう設定するか
結論:ページ番号と組み合わせるヘッダー情報は「氏名・学籍番号・レポートタイトル・提出日」の4要素から選ぶ。教員が採点時に識別しやすくなる。
ヘッダーの組み合わせパターンを整理する。
ヘッダー情報の追加は、教員から好印象を得る要素となる。
推奨ヘッダー内容
推奨されるヘッダー内容は「氏名・学籍番号」または「レポートタイトル」である。
ヘッダーの左端に「山田太郎(20241234)」、右端にページ番号「1/10」といった配置が一般的である。教員が採点時にレポートを識別しやすくなる。
特に大人数のクラスで、教員が複数のレポートを一気に採点する場合、ヘッダーの氏名情報が役立つ。ページが混ざったときの復元にも有効である。
ヘッダーが不要な場合
表紙がある場合はヘッダーが不要となることが多い。
表紙に氏名・学籍番号が書かれているなら、本文のヘッダーには氏名を書かなくてよい。表紙なしのレポートで、ページ番号だけでは足りない場合にヘッダーを活用する。
Wordでのヘッダー設定
「挿入」→「ヘッダー」→「編集」でヘッダーに書き込める。
「氏名(学籍番号)」を左端に、ページ番号を右端に配置するには、タブキーで区切って書き込む。ヘッダーは全ページに自動反映されるため、1回の設定で全ページに適用される。
手書きレポートのページ番号はどうするか
結論:手書きレポートでもページ番号を付けるのが標準である。用紙の下中央または右下に、「1」「2/5」などと自分で書き込む。レポート用紙にページ番号欄が印刷されているものもある。
手書きレポートのページ番号の付け方を整理する。
Wordとは違い、自分で書き込む手間がある。
手書きでのページ番号記入
手書きレポートでは、用紙の下中央または右下にページ番号を書き込む。
「1」「2」…と順に書く、あるいは「1/5」「2/5」と分数表記で書く。分数表記の方が散逸防止に有効である。用紙選びについてはレポート用紙の選び方ガイドで扱っている。
手書きでは書き終わってからページ番号を入れるのが安全である。書きながら番号を入れると、途中でページを追加・削除した場合に修正が煩雑になる。
レポート用紙のページ番号欄
市販のレポート用紙には、ページ番号欄が印刷されているものがある。
コクヨの「Campus レポートパッド」やマルマンの「レポートパッド」の一部には、右上または下部に「No.」の欄がある。この欄に手書きで記入すれば、ページ番号として機能する。
記入するタイミング
ページ番号は書き終わった後に、まとめて記入するのが安全である。
途中で書き直しがあると、ページ数が変わる可能性がある。全ページ書き終えてから、順番に記入すればページ番号のずれが起きない。
ページ番号で減点される7つのミスとは何か
結論:ページ番号のミスは「番号なし・表紙に番号・番号飛ばし・書式混在・位置不統一・目次と本文の混同・過剰装飾」の7つに分類できる。
ページ番号で頻出する7つのミスを整理する。
提出前のセルフチェックリストとして活用できる。
ミス1:ページ番号なし
3ページ以上のレポートでページ番号を付けないミスである。
散逸したときに順序が分からず、教員からの指摘対象となる。書き終わったら必ずページ番号の有無を確認する。
ミス2:表紙にページ番号
表紙に「1」を振ってしまうミスである。
表紙は番号カウントの対象外である。表紙を「1」、本文を「2」から始めるのは学術文書の慣習に反する。セクション区切りで表紙を除外する。
ミス3:番号飛ばし
「1、2、4、5」と番号が飛ぶミスである。
Wordでは自動で連番になるため滅多に起きないが、手書きで書き込みを間違えると発生する。提出前に全ページの番号を目視で確認する。
Wordでも、ページを追加・削除した後にセクション区切りが崩れると番号が飛ぶ場合がある。編集の最終段階では、必ずページ番号の連続性を確認する。
ミス4:書式の混在
1つのレポート内で「1」と「1/10」が混在するミスである。
ページ番号の書式は必ず1つに統一する。単純表記か分数表記かを最初に決めて、全ページで一貫させる。
この不統一は、書式を途中で変更したり、コピペで他のファイルからページを持ってきた場合に起きる。書式変更をした際は、必ず全ページに反映されているかを確認する。
ミス5:位置の不統一
ページによって番号の位置が違うミスである。
下中央のページと右下のページが混在すると、統一感が失われる。1つの位置に統一する。Wordのヘッダー/フッター機能を使えば自動で統一される。
途中でセクション区切りを入れた場合、区切り後のセクションでフッター設定を忘れると、この位置不統一が起きやすい。全ページのプレビューで最終確認する。
ミス6:目次と本文の混同
目次と本文を同じ番号でカウントするミスである。
厳密には目次のページ番号もアラビア数字でよいが、卒論では前付け(目次・要旨)にローマ数字を使うのが慣習である。指定がある場合は従う。
ミス7:過剰装飾
ページ番号を大きな文字にしたり、色を付けたり、囲み線で装飾するミスである。
学術文書では、ページ番号は本文と同じフォント・同じサイズか少し小さめが標準である。装飾はレポートの学術性を損なう。
ページ番号に「-1-」「(1)」といった記号を付ける学生もいるが、これも過剰装飾となる。純粋な数字か「1/10」の分数表記が学術文書として適切である。
レポートのページ番号に関するよくある質問(FAQ)
レポートのページ番号に関して、多くの相談者から寄せられる質問をまとめた。
Q1. 2ページのレポートにページ番号は必要か?
2ページのレポートではページ番号は必須ではないが、付けても問題ない。
3ページ以上で必須となる。2ページなら付けても付けなくてもよい。付ける場合は表紙を除いた本文の1ページ目から「1」で始める。
短いレポートでもページ番号を付ける習慣をつけておくと、卒論・修論の作成時に困らない。学部段階から慣れておくのが賢明である。
Q2. ページ番号のフォントは本文と揃える必要があるか?
ページ番号は本文と同じフォント・同じか少し小さめのサイズが標準である。
本文が游明朝10.5ptなら、ページ番号は游明朝9〜10.5ptが自然である。装飾的なフォントは避ける。フォントの選び方はレポートの明朝体ガイドで扱っている。
Q3. ページ番号の後に「ページ」と付けるか?
「1」と数字だけ、または「1/10」の分数表記が標準である。
「1ページ」「1 ページ目」と表記する必要はない。冗長になり、学術文書としては不自然である。指定がある場合はそれに従う。
Q4. 表紙とページ番号のセクション区切りが上手くいかない
セクション区切り後、ヘッダー/フッターの「前と同じ」を解除するのが重要である。
本文のフッターを開き、「前と同じヘッダー/フッター」ボタンをクリックしてリンクを解除する。この操作を忘れると、表紙のフッターも本文と同じになってしまう。
Q5. 見開きレポートのページ番号はどうするか?
見開き印刷では、左ページに左寄せ、右ページに右寄せでページ番号を配置する。
Wordの「ページ設定」で「印刷の形式」を「見開き」に指定すると、自動的に外側配置となる。大学レポートで見開き印刷を求められることは稀である。
Q6. デジタル提出でもページ番号は必要か?
デジタル提出でもページ番号は必要である。
教員がPDFで読む場合も、ページ番号があると特定のページに言及しやすい。プリントアウトを想定した書式で提出する意識が重要である。
Wordファイルで提出する場合でも、教員が画面上でスクロールしながら読むときに、ページ番号があると位置感覚が生まれる。デジタル・アナログを問わず、ページ番号は付ける習慣がよい。
Q7. 参考文献リストにもページ番号を付けるか?
参考文献リストにも本文と同じ通しでページ番号を付ける。
参考文献はレポートの一部として扱われるため、本文の続きとしてページ番号を振る。参考文献の書き方は参考文献の書き方ガイドで扱っている。
まとめ|レポートのページ番号
レポートのページ番号は、「3ページ以上には必ず付ける・下中央または右下・単純表記または分数表記・表紙は除外」という原則に集約される。
ページ番号は装飾ではなく、学術文書としての基本要素である。Wordなら1回の設定で全ページに自動反映されるため、書き終わった後の必須作業として意識する。
- ページ番号の3役割:順序明示・散逸防止・引用参照
- 付ける基準:3ページ以上・3,000字以上・教員指定
- 位置4パターン:下中央(推奨)・右下・上中央・上外側
- 書式3種:単純表記(1)・分数表記(1/10)・of表記
- 表紙のページ番号:付けない、本文1ページ目から番号開始
- 表紙除外の3方法:セクション区切り・先頭ページ別指定・開始番号0
- 目次のローマ数字:卒論・修論で使う伝統的慣習
- Word設定:「挿入」→「ページ番号」→「ページの下部」→「番号のみ」
- ヘッダー活用:氏名・学籍番号を左、ページ番号を右
- 手書き:分数表記(1/5)で散逸防止
- 減点7パターン:番号なし・表紙に番号・番号飛ばし・書式混在・位置不統一・目次混同・過剰装飾
より詳細な情報は、レポート用紙の選び方、レポート表紙の書き方、Word使い方ガイド、レポートの明朝体ガイド、レポートの行間ガイド、レポートの書き方完全ガイドもあわせて参照してほしい。
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