最終更新日:2026年7月21日
この記事でわかること
- 大学レポートの推奨行間(1.5行が標準)
- 行間・行送り・段落間隔の3概念の区別
- 教員から指定される3つの行間パターン(倍率/行×字/pt)
- Wordで行間を設定する具体手順
- 段落と段落の間隔の推奨設定(段落後6pt)
- フォントサイズと行間の推奨組み合わせ表
- 字数稼ぎと見なされる境界(2.0倍以上)
- 手書きレポートの行間の考え方
- 行間で減点される7つのミス
執筆:レポートビズ編集部
2021年5月の開業以来、累計6,000件超のレポート・卒論作成の依頼に対応してきた編集チームが、業界内部の視点でレポートの行間の設定方法を中立的に整理している。学生向けの一般記事では扱われにくい「字数稼ぎと見なされる境界」や「教員指定パターンへの対応」まで踏み込んで解説する。
「レポート 行間」——このKWを検索する人は、行間をどのくらいに設定すべきか迷っている、あるいは教員から具体的な指定があったが設定方法が分からない状況にあることが多い。
結論から言えば、大学レポートの推奨行間は「1.5行」が標準である。フォントサイズ10.5〜11ptと組み合わせて、A4用紙で最も読みやすい状態となる。2.0行を超えると字数稼ぎと見なされる可能性が高くなる。
この記事では、行間の基本・3つの概念の区別・推奨値・教員指定パターン・Word設定・段落間隔・フォントバランス・字数稼ぎ境界・手書き・減点パターンまで、業界内部の視点で公平に整理する。
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レポートの行間とは何か
結論:行間は「1行と次の行の間の空間」を指し、レポートの可読性を大きく左右する。フォントサイズと同じくらい重要な設定要素である。
まず、行間の基本的な定義を整理する。
単なる装飾ではなく、レポートの読みやすさを決める要素である。
行間の定義
行間は「本文中の1行と次の行の空白部分」を指す。
1.5行の場合、文字の下端から次の文字の上端までの距離が、文字サイズの0.5倍になる。この空白があることで、目が次の行にスムーズに移動できる。
目は文字を読むとき、直線的に横に動くのではなく、少しずつ跳ねながら移動している。この動きが自然にできるよう、適度な行間が必要になる。行間が狭すぎると次の行を見失い、広すぎると視線移動の距離が長くなる。
行間の重要性
行間はレポートの可読性を大きく左右する。
狭すぎる行間は目が疲れる原因となり、広すぎる行間は文の連続性が失われる。適切な行間は、教員が読みやすさを感じる第一の要素である。フォント選びと同じくらい重要な設定要素として意識する必要がある。
特にA4用紙で長文のレポートを書く場合、行間の影響は大きい。1ページに30行入るか40行入るかで、字数感覚も大きく変わる。書き始める前に必ず行間を設定してから執筆に入るのが原則である。
行間が印象に与える影響
行間の設定はレポート全体の印象を左右する。
狭い行間は密度が高く、真剣に書いた印象を与える一方、読みにくくもある。広い行間は読みやすいが、字数稼ぎと見なされるリスクがある。バランスの取れた1.5行が最も無難な選択となる。
行間・行送り・段落間隔はどう違うか
結論:「行間」は行と行の空白、「行送り」は文字ベースラインの間隔、「段落間隔」は段落と段落の間の余白を指す。3つの概念を区別しないと、正しく設定できない。
3つの似た概念を、明確に区別する。
Wordの設定でも項目が分かれているため、区別を理解する必要がある。
行間(line spacing)
行間は「行と行の間の空白の大きさ」を指す。
Wordでは「1行」「1.15行」「1.5行」「2行」「倍数」「固定値」といった選択肢で指定する。一般的な「行間の設定」はこれを指す。
「倍数」は「1.3行」といった端数の指定に、「固定値」は「15pt」といったpt指定に使う。通常のレポートでは「1.5行」を選ぶだけで済む。
行送り(leading)
行送りは「1行分の文字の高さ+行間」を指す。
デザイン用語では「ある行のベースラインから、次の行のベースラインまでの距離」となる。ptで表される場合が多い。「行送り15pt」といった指定は行送りである。学生が意識する必要がある概念ではないが、教員指定で「行送り〇pt」と言われた場合は行送りである。
段落間隔(paragraph spacing)
段落間隔は「段落と段落の間の余白」を指す。
「段落前」「段落後」の設定で調整する。行間とは別に、段落の切り替わりを視覚的に強調するための空白である。段落間隔をうまく使うと、レポートの構造が視覚的に分かりやすくなる。
3概念の関係
3つの概念の関係は以下の通り。
| 概念 | 指すもの | Wordでの設定 |
|---|---|---|
| 行間 | 行と行の空白 | 「行間」の項目 |
| 行送り | ベースラインの距離 | 「倍数」「固定値」で指定 |
| 段落間隔 | 段落と段落の余白 | 「段落前」「段落後」 |
大学レポートの推奨行間はどのくらいか
結論:大学レポートの推奨行間は「1.5行」が標準である。フォントサイズ10.5〜11ptとの組み合わせで、A4用紙で最も読みやすい状態を作れる。
推奨行間を、実務的に整理する。
迷ったら1.5行を選ぶのが最も安全である。
1.5行が標準の理由
1.5行が大学レポートの標準となっているのは「読みやすさ・書き込みスペース・字数の適度なバランス」の3つの理由による。
1.5行は、1行と2行の中間で、目が次の行に移動しやすい。教員がフィードバックを書き込むスペースもある。字数もページに適度に入るため、レポートに最適である。
この「教員がフィードバックを書き込めるスペース」という視点は重要である。行間が狭いレポートは教員の書き込みができず、コメントを入れづらい。読み手の視点で行間を選ぶ意識が、学術文書としての完成度を上げる。
Wordの初期設定との比較
Wordの初期設定は「1行」または「1.15行」となっている。
初期設定のままではやや詰まった印象を与える。レポートを書く際は、初期設定を1.5行に変更するのが標準的な作業となる。バージョンによって初期値が異なるため、必ず確認する。
Word 365やWord 2021の初期設定は1.15行、それより前のバージョンは1.0行になっていることが多い。レポート作成の第一歩として、行間を1.5行に変更する習慣が重要である。
分野・レポート種別による違い
分野やレポートの種類によって、推奨行間が微妙に異なる。
文系の長文レポート・学術論文では1.5行〜2行、理系の実験レポートでは1.15行〜1.5行が多い。卒業論文では2行が指定されるケースもある。分野の慣習を確認するのが安全である。
教員から行間指定されるパターンは何か
結論:教員から指定される行間は「倍率指定(1.5行)・行数×字数指定(40行×40字)・pt指定(行送り15pt)」の3パターン。それぞれの解釈と対応を押さえる必要がある。
教員指定の3パターンを、実務的に整理する。
指定の意図を正しく解釈することが重要である。
パターン1:倍率指定
倍率指定は「行間1.5」「行間2.0」といった倍率での指定である。
最も一般的な指定パターン。Wordで「行間」を「1.5行」「2行」と設定すれば従える。「1.5倍」と書かれていても意味は同じである。
倍率指定はシンプルで分かりやすく、Wordの標準機能で対応できる。多くの教員はこのパターンで指示を出す。「1.5行」を選ぶだけで指定を満たせる。
パターン2:行数×字数指定
行数×字数指定は「1ページ40行×40字」といった指定である。
Wordの「レイアウト」タブ →「原稿用紙の設定」または「文字数と行数の指定」で、行数を40に指定する。字数も同様に指定する。この設定は行間・字間・フォントサイズを含めて自動調整されるため、直接指定するより確実である。
「40行×40字」は「1ページ1,600字」を意味する。指定字数と組み合わせて、レポート全体の枚数を逆算できる。指定字数2,000字なら1.25ページ、4,000字なら2.5ページが目安となる。
パターン3:pt指定
pt指定は「行送り15pt」「行間20pt」といった具体的なpt数での指定である。
Wordの「段落」→「行間」で「固定値」を選び、指定のpt数を入力する。フォントサイズ10.5ptなら行送り15ptが1.5行相当となる。学術論文の投稿規定でよく見られる指定形式である。
pt指定は精密な書式指定を目的とする。行送り15ptと指定されたら、必ず15ptにする。「1.5行相当だから1.5行でよい」と判断せず、指定通りに設定する。
Wordで行間を設定する具体手順はどうなるか
結論:Wordの行間設定は「ホーム」タブの「段落」から行う。全体設定・部分設定・スタイル経由の3方法がある。
Wordでの行間設定の3つの方法を整理する。
状況に応じて使い分ける。
方法1:全体を選択して設定
本文全体の行間を一括で変更する場合、まず本文全体を選択(Ctrl+A)する。
「ホーム」タブ →「段落」の右下の小さな矢印をクリック →「段落」ダイアログを開く。「間隔」の「行間」を「1.5行」に指定して「OK」で反映される。最もシンプルな方法である。
この操作を提出前に1回行うだけで、レポート全体の行間が統一される。書き始める前ではなく提出前に行うのは、コピペなどで途中で行間が変わっている可能性があるためである。
方法2:段落単位で設定
特定の段落だけ行間を変えたい場合、その段落にカーソルを置く。
「ホーム」タブの「段落」から行間を指定する。長い引用部分だけ行間を狭くする、といった使い方ができる。ただし、レポート全体では行間は統一するのが原則である。
方法3:スタイル経由で設定
Wordのスタイル機能を使えば、以後作成する文書のデフォルト行間を1.5行にできる。
「標準」スタイルを右クリック →「変更」→「書式」→「段落」→「行間」を1.5行に指定。「Normal.dotmテンプレートに設定」を選べば、新規文書のデフォルトが1.5行になる。Wordの操作全般はレポートのWord使い方ガイドで扱っている。
スタイル設定を一度しておけば、以後のレポート作成では書式設定を気にする必要がなくなる。時間の節約になり、学期を通して同じ設定でレポートが書ける。
段落と段落の間隔はどう設定するか
結論:段落間隔は「段落後6pt」を追加するのが読みやすい。段落間で空白行を入れる方法もあるが、段落間隔の設定の方が学術文書として整った印象を与える。
段落間隔の推奨設定を整理する。
行間とは別に段落の切り替わりを演出できる。
段落後6ptの活用
「段落後」に6ptの間隔を追加すると、段落の切り替わりが視覚的に明確になる。
Wordの「段落」ダイアログで「間隔」→「段落後」を「6pt」に設定する。段落と段落の間に、通常の行間より少し広い余白が入る。読み手が段落の切れ目を認識しやすくなる。
この設定を全段落に適用すれば、Enterキーで空白行を入れなくても段落の切り替わりが自然に表現される。書式を細かく整えなくても、統一感のあるレポートが完成する。
空白行を入れる方法との違い
段落間に空白行(Enter1回で1行)を入れる方法もあるが、段落間隔設定の方が推奨される。
空白行は行間が広すぎる印象を与えたり、行間が変わったときに全体の見た目が乱れやすい。段落間隔設定なら、行間と独立して調整できる。
段落間隔設定は「意味的な段落切り替え」と「視覚的な余白」を独立して管理できるのが利点である。Enterキーによる空白行は、意味的な意図が伝わりにくい。
段落間隔の使い分け
段落間隔と空白行の使い分けの目安は以下の通り。
- 段落間隔6pt:通常の段落切り替え
- 段落間隔12pt:節の切り替え(見出しの前)
- 空白行1行:章の大きな切り替え
- 改ページ:章の完全な切り替え
フォントサイズと行間のバランスはどう取るか
結論:フォントサイズが大きくなるほど、必要な行間も広くなる。10.5ptなら1.5行、12ptなら1.75行が推奨の組み合わせである。
フォントサイズと行間の組み合わせを整理する。
読みやすさを保つには、両者の連動を意識する必要がある。
推奨組み合わせ表
フォントサイズと行間の推奨組み合わせは以下の通り。
| フォントサイズ | 推奨行間 | 備考 |
|---|---|---|
| 10pt | 1.5行 | やや小さめ・字数を稼ぐ |
| 10.5pt | 1.5行 | Word標準・最も無難 |
| 11pt | 1.5〜1.75行 | やや大きめ・読みやすさ優先 |
| 12pt | 1.75〜2.0行 | 大きめ・広い行間で調整 |
なぜフォントサイズと行間は連動するか
フォントサイズが大きくなると、行間も広く見せる必要があるためである。
小さい文字なら狭い行間でも読みやすいが、大きい文字だと同じ行間では詰まって見える。フォントサイズを変えたら、行間も同時に見直すのが原則である。
逆に、行間を広げただけでは読みやすくならない。フォントサイズと行間はセットで最適化する必要がある。教員の指定が「10.5pt・1.5行」とセットで書かれているのはこのためである。
1ページあたりの文字数
10.5pt・1.5行・A4縦の設定で、1ページあたり約1,500字が入る。
2,000字レポートなら1〜2ページ、4,000字レポートなら3ページ程度が目安となる。この基準を知っておくと、レポートの分量感覚を養える。
行間で「字数稼ぎ」と見なされる境界はどこか
結論:行間2.0倍以上、または段落間隔を過剰に設定すると「字数稼ぎ」と見なされる可能性が高くなる。教員は行間から書式操作の意図を見抜く。
字数稼ぎと見なされる境界を、実務的に整理する。
誤解を避けるための知識として重要である。
2.0倍以上は黄色信号
行間が2.0倍以上になると、字数稼ぎと見なされる可能性が高くなる。
1.5行までは無難だが、2.0行、2.5行と広げると読み手に「引き伸ばしている」印象を与える。教員から指定がある場合を除き、2.0行以上は避けるのが安全である。
ただし、卒業論文や修士論文では2.0行の指定が慣習となっている大学もある。この場合の2.0行は字数稼ぎではなく、規定に従った書式である。指定文脈での2.0行と、字数稼ぎ意図の2.0行は、教員には別物として認識される。
段落間隔の過剰使用
段落間隔も、過剰に設定すると字数稼ぎと見なされる。
段落後18pt、24ptといった大きな間隔は、意図的な字数稼ぎとして見抜かれやすい。段落間隔は6〜12pt程度に留めるのが安全である。
教員はどう見抜くか
教員は書式のバランスから、字数稼ぎの意図を見抜く。
1ページに入る字数、行間の広さ、段落間の広さ、余白の広さを見れば、標準的な書式かどうかは一目で分かる。書式操作で字数を稼いでも、内容が薄ければ結局評価は下がる。字数不足なら内容を充実させるのが本筋である。
書式操作で字数を稼ぐ意図は、教員側から見ると「内容の質を追求する意欲の欠如」と映る。書式改変の労力を、内容の充実に振り向ける方が結果的に評価も高くなる。
手書きレポートの行間はどう決めるか
結論:手書きレポートの行間は、罫線ありのレポート用紙(A罫7mm/B罫6mm)を使えば自動的に決まる。方眼罫や無地では、字の大きさに応じて自分で決める。
手書きレポートの行間の考え方を整理する。
罫線の選び方が行間の設定と直結する。
罫線ありの場合
罫線ありのレポート用紙では、罫線が行間を自動的に決めてくれる。
A罫(7mm)は標準的な行間、B罫(6mm)はやや詰まった行間となる。用紙選びが行間選びと同義となる。用紙選択についてはレポート用紙の選び方ガイドで扱っている。
手書き提出では罫線がある用紙を選ぶことで、行間設定の手間が省ける。この意味で、Wordよりも手書きの方が書式設定は簡単である。ただしトータルの提出効率ではWordが上回る。
1行おきに書く方法
手書きで行間を広げたい場合、罫線を1本飛ばして書く方法もある。
1行書いて、次の罫線を飛ばして、その次の罫線から書く。これでWord換算での2行相当の行間となる。書きにくい場合や、教員のフィードバックを書き込むスペースを確保したい場合に有効である。
この方法は「教員が採点コメントを書き込みやすくなる」という利点もある。学生の意図的な配慮として、教員から好印象を得られる場合がある。
無地の場合
無地の用紙で手書きする場合、字の大きさに応じて行間を自分で決める。
字の高さと同じ間隔を空けるのが1.5行相当となる。ただし、無地の用紙は字が斜めになりやすく、行間が乱れやすい。学術レポートには罫線ありを選ぶのが安全である。
無地に書き慣れていない人が無地の用紙を選ぶと、行間が不均一になり、教員に「体裁が整っていない」印象を与える。手書きなら罫線あり一択と考えてよい。
行間で減点される7つのミスとは何か
結論:行間ミスは「過剰・不足・不統一・段落間過剰・空白行乱用・改ページ乱用・指定違反」の7つに分類できる。
行間で頻出する7つのミスを整理する。
提出前のセルフチェックリストとして活用できる。
ミス1:行間過剰
行間を2.5行、3.0行と広げすぎるミスである。
字数稼ぎと見なされる可能性が高い。1.5〜2.0行に留めるのが安全である。
ミス2:行間不足
行間を1.0行のままにするミスである。
Wordの初期設定のままだと1.0行または1.15行になる。詰まった印象を与え、読みにくくなる。必ず1.5行に変更する。
ミス3:不統一
本文内で行間が場所によって違うミスである。
コピペで貼り付けた部分だけ行間が違うケースが多い。提出前に本文全体を選択して行間を統一する。
ミス4:段落間隔の過剰
段落間隔を18pt、24ptと過剰に設定するミスである。
段落間が広すぎると、文の連続性が失われる。段落後は6〜12pt程度に留める。
読み手は段落間の余白の大きさから、段落の意味的な距離を無意識に感じ取る。過剰な余白は「別の話題が始まる」印象を与えるため、通常の段落切り替えでは避ける。
ミス5:空白行の乱用
段落と段落の間で、空白行を2〜3行入れるミスである。
空白行の連続は、意味的な区切りにはならない。段落間隔の設定を使うのが標準である。
また、空白行を多用するとレポート全体の印象がスカスカになる。段落間隔の6ptなら適度な余白を保ちつつ、全体としてまとまったレポートに見える。
ミス6:改ページの乱用
短いレポートで章ごとに改ページを入れるミスである。
2,000字程度のレポートで章ごとに改ページすると、ページ数だけ膨れて字数不足が目立つ。改ページは長い論文でのみ使う。
ミス7:指定違反
教員から指定があるのに、それに従わないミスである。
「行間1.5」と指定されているのに1.0のまま提出するケース。書式指定違反は大きな減点対象となる。シラバスや課題文で指定を必ず確認する。
指定違反は「内容の質」以前の問題として、レポートの評価軸から外れる。「教員の指示を読んでいない」と判断され、内容の評価にも波及する。
行間で迷ったときの選択肢
結論:1.5行のデフォルト設定に従う、教員に確認する、代行サービスの参考資料を活用するなどの選択肢がある。
行間で迷ったときの対処を整理する。
優先度順に3つの選択肢を紹介する。
選択肢1:1.5行のデフォルトに従う
「行間1.5行・フォントサイズ10.5pt」のデフォルト設定に従うのが最も安全である。
大学レポートで最も無難な設定であり、何も指定がない場合はこの設定で書けば書式ミスは起きない。
選択肢2:教員に確認する
不安があれば、教員に直接質問するのが確実である。
「行間の指定はありますか」と質問すれば、教員は指示してくれる。授業内・オフィスアワー・メールなど、質問手段はいくつもある。
選択肢3:代行サービスの参考資料利用
時間が全くない場合、レポート代行サービスの「参考資料」として利用する選択肢もある。
業界標準の書式設定で作成された成果物を参考に、自分のレポートの書式として学ぶことができる。レポートビズのような法人型のサービスでは、レポート1,000字あたり3,300円〜で書式込みの完成形が納品される。公式LINEから匿名で無料相談ができるため、まずは相談から始めるのが安全な道となる。ただし、代行サービスを本文の丸ごと提出用として使うことには学業上のリスクがあるため、あくまで「参考資料」としての利用にとどめるべきである。
レポートの行間に関するよくある質問(FAQ)
レポートの行間に関して、多くの相談者から寄せられる質問をまとめた。
Q1. 行間1.0と1.5はどのくらい違うか?
1ページに入る字数が、1.5倍近く違ってくる。
10.5pt・A4・行間1.0なら約2,000字、行間1.5なら約1,500字、行間2.0なら約1,100字が入る。指定字数から逆算して行間を選ぶ場合の目安となる。
ただしこの逆算で行間を決めるのは字数稼ぎに近い意図がある場合が多い。学術文書としては、まず適切な行間を選び、その上で必要な字数を書くのが本筋である。
Q2. 行間の指定がない場合はどうする?
指定がない場合は1.5行を選ぶのが最も無難である。
大学レポートの慣習的なデフォルト値である。1.0行や2.0行を選ぶのは、明確な理由がある場合に限る。
Q3. 行間で字数稼ぎするのはバレるか?
教員はほぼ確実に見抜く。
多数のレポートを採点している教員は、標準的な書式を体感で覚えている。行間が広すぎるレポートを見た瞬間、字数稼ぎの意図を見抜ける。字数不足なら内容を充実させるのが本筋である。
字数稼ぎと見なされると、内容の評価にも波及する。「この学生は書式操作で字数を水増しする傾向がある」と印象づけられれば、以後のレポートも厳しい目で評価される。
Q4. 見出しと本文で行間を変えてもよいか?
見出しと本文で行間を変えるのは一般的である。
見出しは1.0〜1.15行、本文は1.5行と使い分けることが多い。見出しはコンパクトに、本文は読みやすく、というのが基本的な考え方である。見出しの設計はレポート見出しの書き方完全ガイドで扱っている。
Q5. 引用部分の行間はどうするか?
引用部分は本文と同じ行間で統一するのが基本である。
ただし、長い引用ブロック(3行以上)を段落から独立させる場合、行間を1.0〜1.15行に狭めることもある。この場合はインデント(字下げ)も併用する。
Q6. 1.15行と1.5行のどちらが読みやすいか?
読みやすさでは1.5行が有利である。
1.15行はWord初期設定として使われるが、日本語の長文にはやや詰まった印象を与える。字数を稼ぎたい場合は1.15、読みやすさ優先なら1.5が選択肢となる。
1.15行はもともと英語での読みやすさを想定した設定であり、日本語の縦線が多い文字には十分な余白とならない。日本語レポートでは1.5行が推奨される。
Q7. 提出前に行間をチェックする方法は?
本文全体を選択(Ctrl+A)し、「段落」ダイアログで行間を確認する。
行間が統一されていれば、「行間」の欄に「1.5行」と表示される。統一されていない場合、欄が空白になる。この機能で行間の不統一を検出できる。
まとめ|レポートの行間
レポートの行間は、「1.5行が標準・フォントサイズ10.5ptとの組み合わせが最適・2.0行以上は字数稼ぎと見なされるリスク」という原則に集約される。
行間は装飾ではなく、レポートの可読性と学術性を左右する要素である。基本を押さえておけば、書式で減点されることはなくなる。
- 行間の基本:1行と次の行の空白
- 3つの概念区別:行間・行送り・段落間隔
- 推奨行間:1.5行が標準
- 教員指定の3パターン:倍率/行×字/pt
- Word設定:「ホーム」→「段落」→「行間」1.5行
- 段落間隔:段落後6ptが推奨
- フォントサイズ×行間:10.5pt×1.5行が最適
- 字数稼ぎの境界:2.0行以上・段落間隔18pt以上
- 手書きの行間:A罫(7mm)が標準
- 減点7パターン:過剰・不足・不統一・段落間過剰・空白行乱用・改ページ乱用・指定違反
より詳細な情報は、レポート用紙の選び方、レポート表紙の文字サイズ、レポートの明朝体ガイド、Word使い方ガイド、レポートの書き方完全ガイドもあわせて参照してほしい。
それでも行間の設定や書式が難しい状況にある場合、レポートビズのような、業界標準の書式で作成できる法人型のサービスに相談してみるのも1つの選択肢となる。公式LINEから匿名で無料相談ができるので、まずは状況を伝えて自分に合った選択肢を確認するところから始めるのが安全な道となる。
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