最終更新日:2026年7月11日
この記事でわかること
- Wordの初期設定のままレポートを書くと減点される理由
- 大学レポート向けWord基本設定の推奨値リスト(余白・フォント・行間など)
- 見出しスタイル・目次・ページ番号などのWord便利機能の使い方
- Wordで表紙を作る手順と、ページ番号を表紙だけ除外する方法
- Wordで図・表・グラフを挿入するときの正しい方法
- PDF変換とファイル名の命名ルール
- Word・Google Docs・Pagesの比較と選び方
- 提出前チェックリスト20項目
執筆:レポートビズ編集部
2021年5月の開業以来、累計6,000件超のレポート・卒論作成を対応してきた編集チームが、Wordでのレポート作成を実際の画面メニューに沿って解説しています。
Wordでレポートを書き始めるときに、「そのままの初期設定でいいのか」迷ったことはないだろうか。
結論からいえば、Wordの初期設定はレポートに向いていない。整えないまま提出すると、内容がどれだけ良くても評価が伸びない。
この記事では、Wordの推奨設定値・便利機能・表紙作成・PDF変換・提出方法まで、大学生と社会人学生が迷わずに使えるよう、実際のメニュー階層を明記して解説する。
Wordでレポートを書くときの「初期設定NG」問題とは?
結論:Wordの初期設定は「行間が広すぎる」「フォントが游明朝で英数字が読みにくい」「ページ番号が入らない」など、大学レポートには向いていない。整えないまま提出すると、内容以前に見た目で減点される。
Wordを起動すると、デフォルト(初期設定)の白紙ページが開く。
そこにそのまま入力を始める人が多いが、これがレポート減点の第一の原因である。
Wordの初期設定のままレポートを書くと減点される理由
Wordの初期設定はビジネス文書向けに最適化されている。
大学レポートで求められる「学術的な体裁」とは大きく異なる。
- 行間が広すぎて「スッカスカ」の印象になる
- デフォルトの游明朝は英数字が中途半端な字体になる
- 1ページあたりの文字数が少なくなり、ページ数が水増しされて見える
- ページ番号や目次が自動で生成されない
初期設定と推奨設定の違い
初期設定と推奨設定を比べると、その違いは一目瞭然である。
教員から見た印象がまったく変わるので、必ず整えてから書き始めよう。
| 項目 | 初期設定(NG) | 推奨設定(OK) |
|---|---|---|
| フォント(日本語) | 游明朝 | MS明朝 |
| フォント(英数字) | 游明朝 | Times New Roman |
| フォントサイズ | 10.5pt | 10.5〜11pt |
| 行間 | 1行(狭すぎず広すぎず) | 1.5行または固定値18pt |
| 文字数×行数 | 指定なし | 40字×36行(1,440字) |
| ページ番号 | なし | フッター中央に配置 |
この記事で解説する全体像
この記事ではWordでレポートを完成させるまでの全工程を扱う。
順番通り読めば、初めての人でも迷わない構成になっている。
- Step1. 基本設定を整える(余白・フォント・行間など)
- Step2. 便利機能を使いこなす(見出しスタイル・目次・ページ番号)
- Step3. 表紙を作成する
- Step4. 図・表・グラフを挿入する
- Step5. 校正機能で誤字脱字をチェック
- Step6. PDFに変換して提出
Wordレポートの基本設定(推奨値の完全リスト)
結論:大学レポート向けWordの推奨設定は、用紙A4/余白上下35mm・左右30mm/フォントはMS明朝10.5pt/行間1.5行/文字数と行数は40字×36行が標準。この設定を1度作れば、テンプレートとして4年間使い回せる。
Wordの基本設定を推奨値に合わせることで、レポートの見た目が一気に整う。
ここで示す設定値は、多くの大学のレポート指導で標準的とされているものである。
用紙サイズ(A4横書き)
用紙はA4サイズの横書きが大学レポートの標準である。
Wordの初期設定はA4横書きになっているので、変更する必要はない場合が多い。
- 設定場所:「レイアウト」タブ →「サイズ」→「A4」
- 横書きの確認:「レイアウト」タブ →「文字列の方向」→「横書き」
- 変更する必要があるケース:B5指定など特殊な場合のみ
余白(上下35mm/左右30mm)
余白は上下35mm、左右30mmが標準である。
大学ごとに指定がある場合は、シラバスに従うのが基本となる。
- 設定場所:「レイアウト」タブ →「余白」→「ユーザー設定の余白」
- 上下余白:25〜35mmの範囲で調整
- 左右余白:20〜30mmの範囲で調整
- 綴じ代がある場合:「余白」設定内の「綴じ代」に10mmを追加
フォント(日本語:MS明朝 英数字:Times New Roman)
フォントは日本語と英数字で別々に設定するのが正解である。
日本語はMS明朝、英数字はTimes New Romanが大学レポートの標準的な組み合わせとなる。
- 設定場所:「ホーム」タブ →「フォント」グループ右下の起動アイコン →「日本語用フォント」と「英数字用フォント」を別々に指定
- 日本語用:MS明朝(または游明朝でも可)
- 英数字用:Times New Roman(またはCentury)
- ゴシック体は見出しにのみ使う(本文はNG)
フォントサイズ(本文10.5pt〜11pt)
フォントサイズは本文で10.5〜11ptが標準である。
見出しや表紙は本文より大きく設定するのが基本となる。
| 用途 | 推奨サイズ |
|---|---|
| 本文 | 10.5〜11pt |
| 見出し1(章) | 14〜16pt(太字) |
| 見出し2(節) | 12〜13pt(太字) |
| 見出し3(項) | 11〜12pt(太字) |
| 表紙タイトル | 16〜20pt |
| 表紙の氏名・学籍番号 | 10.5〜12pt |
行間(1.5行または固定値18pt)
行間は1.5行または固定値18ptが読みやすい設定である。
Wordの初期設定はやや広めなので、必ず調整する必要がある。
- 設定場所:「ホーム」タブ →「段落」グループ右下の起動アイコン →「行間」を「1.5行」に
- より厳密に指定したい場合:「行間」を「固定値」に、間隔を「18pt」に設定
- 広すぎる設定(2行など)は「スッカスカ」の印象になり、減点対象
- 狭すぎる設定(1行)は文字が詰まりすぎて読みにくい
文字数と行数(40文字×36行)
1ページの文字数と行数は40字×36行=1,440字が標準である。
この設定にすると、1ページあたりの文字数がほぼ一定になり、ページ数から文字数を逆算しやすい。
- 設定場所:「レイアウト」タブ →「ページ設定」右下の起動アイコン →「文字数と行数」タブ
- 「文字数と行数を指定する」を選択
- 文字数:40字
- 行数:36行
- 1ページあたりの文字数:1,440字
Wordの便利機能を使いこなす方法
結論:Wordの見出しスタイル・目次自動生成・ページ番号・脚注・段落インデントの5つの機能を使いこなすと、レポートの完成度が飛躍的に上がる。手作業で装飾するより10倍速く、体裁も統一される。
Wordには、レポート作成を大幅に効率化する便利機能がいくつも搭載されている。
手作業で装飾するより圧倒的に速いので、必ず使えるようになろう。
見出しスタイル(章・節・項の階層構造)
見出しスタイルは、レポートの構造を階層的に設定する機能である。
「章」「節」「項」の3階層を作れば、目次の自動生成やナビゲーションが可能になる。
- 設定場所:「ホーム」タブ →「スタイル」ギャラリー
- 章:「見出し1」を適用
- 節:「見出し2」を適用
- 項:「見出し3」を適用
- 見出しスタイルは右クリック →「変更」で自分好みにカスタマイズ可能
目次の自動生成
見出しスタイルを設定していれば、目次は自動生成できる。
手作業で目次を作ると、ページ数が変わるたびに更新する手間が発生するので、絶対に自動生成を使おう。
- 設定場所:「参考資料」タブ →「目次」
- プリセットから好みの目次スタイルを選択
- 本文を修正したら:目次を右クリック →「フィールド更新」で最新版に更新
- 目次にページ番号が自動的に付与される
ページ番号の挿入(表紙除外の設定)
ページ番号の挿入は1つコツがある。
単にページ番号を挿入すると、表紙にも1と番号が付いてしまう。表紙にはページ番号を付けないのが標準なので、除外設定が必要である。
- Step1:「挿入」タブ →「ページ番号」→ 位置を選択(推奨:「ページの下部」→「番号のみ2」で中央配置)
- Step2: 挿入されたページ番号のあるフッターをダブルクリック
- Step3:「ヘッダーとフッター」タブ →「先頭ページのみ別指定」にチェック
- Step4: 表紙のフッターに入っているページ番号を削除
- これで表紙にはページ番号が入らず、2ページ目から番号が始まる
脚注の挿入(引用の裏付け表示)
脚注は、本文の補足説明や引用の出典を、ページ下部に表示する機能である。
本文の流れを妨げずに補足情報を提示できるので、レポート・論文で頻繁に使われる。
- 設定場所:カーソルを脚注を入れたい位置に置き、「参考資料」タブ →「脚注の挿入」
- 自動的にページ下部に脚注欄が表示される
- 脚注番号は自動的に振られる(後から追加しても番号が自動修正される)
- 末尾注(章末や巻末に集約)にしたい場合:「文末脚注の挿入」を選択
段落インデント(1文字下げの自動化)
段落の先頭を1文字下げるのは、日本語レポートの基本ルールである。
手作業でスペースを入れる人が多いが、自動化した方が確実で楽になる。
- 設定場所:「ホーム」タブ →「段落」グループ右下の起動アイコン
- 「インデント」の「最初の行」を「字下げ」に
- 「幅」を「1字」に設定
- これで新しい段落を作るたびに、自動で1文字下がるようになる
Wordで表紙を作る方法
結論:Wordの表紙は、タイトル・副題・授業科目名・担当教員名・学部学科・学籍番号・氏名・提出日の6〜8項目を、白紙のページに中央揃えで配置するのが基本。Wordの「表紙テンプレート」は華美なため、大学レポートには不向きなことが多い。
Wordで表紙を作るときは、シンプルで必要情報が伝わることを優先する。
デザインに凝る必要はない。
表紙に書く6つの必須項目
表紙には、以下の6項目を必ず記載する。
大学から指定のフォーマットがある場合はそれに従うが、指定がない場合の標準的な項目である。
- レポートのタイトル(必要に応じて副題)
- 授業科目名
- 担当教員名
- 所属学部・学科
- 学籍番号・氏名
- 提出日
中央揃えでの配置手順
表紙は中央揃えで配置するのが標準である。
Wordの機能を使えば、簡単に美しく整列できる。
- Step1: 表紙用の白紙ページを作る(「挿入」タブ →「ページ区切り」)
- Step2: 各項目を改行で区切って入力
- Step3: すべての行を選択して「ホーム」タブ →「段落」グループ →「中央揃え」
- Step4: タイトルはフォントサイズを大きく(16〜20pt)して太字に
- Step5: 提出日は最下部に配置し、その上下に十分な余白を取る
Wordの「表紙テンプレート」を使うべきか
Wordには「挿入」タブ →「表紙」から選べる表紙テンプレートがある。
ただし、大学レポート向きとは言いにくいものが多い。
| 選択肢 | 特徴 |
|---|---|
| Wordの表紙テンプレート | 華美なデザインが多く、大学レポートには不向き |
| 白紙+自作 | シンプルで確実。大学レポートの標準 |
| 大学から配布のテンプレート | 指定がある場合は必ず使う |
表紙にページ番号を付けない設定
表紙にはページ番号を付けないのが標準的なマナーである。
先ほど「ページ番号の挿入」で解説した「先頭ページのみ別指定」を使えば、表紙にはページ番号が入らない設定にできる。
- 表紙は「ページ1」ではなく「ページなし」にする
- 2ページ目(本文の1ページ目)を「ページ1」とするのが標準
- ページ番号を「i, ii, iii」(ローマ数字)にする方法もある(卒論の目次部分など)
Wordで図・表・グラフを挿入する方法
結論:Wordで図・表・グラフを挿入するときは、「図番号」「表番号」を必ず付ける。Excelで作成した図表はコピペで貼り付けるのが最も効率的で、貼り付け時のオプションで「図」「テキスト」を選び分ける。
レポートに図や表を入れると、説得力が大幅に増す。
ただし、正しい方法で挿入しないと、体裁が崩れて逆効果になる。
表の挿入と「表番号」の付け方
表を挿入したら、必ず「表番号」を付ける。
表1・表2・表3のように連番で管理する。
- 表の挿入:「挿入」タブ →「表」→ 行数と列数を選択
- 表番号の付け方:表を右クリック →「図表番号の挿入」→ ラベル「表」を選択
- 表番号は表の「上」に配置するのが標準
- 形式例:「表1. 大学生の1日あたりの学習時間(2024年調査)」
図の挿入と「図番号」の付け方
図(グラフ・写真・イラスト)にも「図番号」を必ず付ける。
図番号の位置は表と逆で、図の「下」に配置する。
- 図の挿入:「挿入」タブ →「画像」または「図形」
- 図番号の付け方:図を右クリック →「図表番号の挿入」→ ラベル「図」を選択
- 図番号は図の「下」に配置するのが標準
- 形式例:「図1. 大学生の学習時間の推移(2020-2024)」
Excelで作った表・グラフの貼り付け方
Excelで作った表やグラフは、コピー&ペーストで簡単にWordに貼り付けられる。
ただし、貼り付け方によって編集可否や見た目が変わるので、用途に応じて使い分ける。
| 貼り付けオプション | 特徴 |
|---|---|
| 元の書式を保持 | Excelでの見た目そのまま。編集可能 |
| Wordの書式に合わせる | Wordのフォントに揃う。編集可能 |
| 図として貼り付け | 編集不可だがレイアウトが崩れない。提出用に最適 |
| リンクされた図 | Excelを更新するとWordも自動更新 |
画像を貼るときの著作権の注意
ネットから拾った画像を貼るときは、著作権への配慮が必須である。
無許可でネットの画像を貼るのは著作権侵害となる可能性がある。
- 自分で撮影・作成した画像なら問題なし
- 他人の画像は「引用」の要件を満たす必要がある(必然性、出所明示、主従関係)
- 著作権フリー素材サイト(ぱくたそ、いらすとや等)は許諾範囲を確認
- 政府・大学の白書のグラフを引用する場合は、必ず出典を明記
Wordの校正機能で誤字脱字をチェック
結論:Wordの「校閲」タブに搭載されている校正機能を使えば、誤字脱字・文法エラー・表記ゆれを一括でチェックできる。目視だけでの校正には限界があるので、必ず機能に頼るべきである。
提出前の校正は必須の工程である。
Wordには標準で校正機能が搭載されているので、これを活用しないのはもったいない。
校閲機能の基本
校閲機能は「校閲」タブにまとまっている。
執筆中は自動で下線が引かれ、ミスの可能性がある箇所を可視化してくれる。
- 赤い波線:スペルミスの可能性
- 青い波線:文法エラーの可能性
- 緑の波線:表記の統一が必要な可能性
- 下線を右クリックすると修正候補が表示される
スペルチェックと文章校正
執筆完了後に、一括で全文チェックすることもできる。
ページを1つずつ目視で確認するよりはるかに効率的である。
- 設定場所:「校閲」タブ →「スペルチェックと文章校正」
- 文書の先頭から順番にエラーが表示される
- 「無視」「変更」「すべて変更」を選んで進める
- すべてチェック後「校正が完了しました」と表示される
表記ゆれのチェック
表記ゆれとは、同じ意味の言葉に対して異なる表記を使ってしまうミスである。
レポートでは表記を統一するのが基本ルールなので、必ずチェックする。
- 設定場所:「校閲」タブ →「エディター」(2019以降)または「文章校正」
- よくある表記ゆれ:「引用」「ひきよう」/「引き用」など
- 数字の表記ゆれ:「1つ」「一つ」「ひとつ」
- カタカナ長音:「サーバー」「サーバ」/「コンピューター」「コンピュータ」
提出前のPDF変換とファイル名のルール
結論:レポートの提出はWord形式ではなく「PDF形式」が原則。PDFに変換することで、提出先の環境でレイアウトが崩れるリスクを防げる。ファイル名は「授業名_学籍番号_氏名.pdf」の形式が推奨される。
提出直前のPDF変換とファイル名の設定で、意外に多くの学生がつまずく。
ここでの手抜きは、教員からの印象を大きく損なう。
なぜWordファイルではなくPDFで提出するのか
PDFで提出する理由は「レイアウトが崩れないから」である。
Word形式で提出すると、提出先のWordのバージョン差やフォントの違いで見た目が変わってしまう可能性がある。
- PDFは環境に依存せず、どのデバイスでも同じ見た目で表示される
- Wordファイルは編集履歴が残るリスクがある
- Wordファイルは他人に無断で改変されるリスクがある
- 教員側は印刷して採点することが多く、PDFの方が印刷ミスが少ない
PDF変換の手順
WordからPDF変換は、非常に簡単にできる。
専用ソフトを買う必要はなく、Word標準の機能で対応可能である。
- Step1:「ファイル」タブ →「名前を付けて保存」または「エクスポート」
- Step2: 保存先を選択
- Step3: ファイルの種類で「PDF(*.pdf)」を選択
- Step4: 必要に応じて「オプション」でページ範囲などを指定
- Step5:「保存」または「発行」をクリック
ファイル名の命名ルール
ファイル名は、教員が識別しやすい形式にする。
大学から指定がある場合はそれに従うが、指定がない場合は以下の形式が標準的である。
| 形式 | ファイル名の例 |
|---|---|
| 推奨 | 経済学入門_2024001_山田太郎.pdf |
| 省略形 | 経済入門_山田太郎.pdf |
| NG例 | レポート.pdf(誰のか不明) |
| NG例 | document1.pdf(内容不明) |
| NG例 | 最終版最終FINAL.pdf(素人臭い) |
メール添付での提出マナー
メール添付で提出する場合のマナーを守る。
教員は多くのメールを受け取るので、簡潔で必要情報が揃ったメールが求められる。
- 件名:「【レポート提出】経済学入門_2024001_山田太郎」のように内容を明示
- 本文冒頭:「〇〇先生」で始める
- 本文中盤:授業名・学籍番号・氏名を明記
- 本文末:「ご査収のほどよろしくお願いいたします」で締める
- 署名:氏名・学籍番号・メールアドレスを最下部に
【比較】Word・Google Docs・Pages どれを選ぶ?
結論:大学レポートは「Word」で作成するのが最も無難である。Google DocsはWord形式に書き出せるが、レイアウトが崩れやすい。PagesはMac専用で、Word形式に書き出すと文字化けが起こる場合がある。
レポート作成に使えるソフトはWord以外にも複数ある。
どれを選ぶかで作業効率が大きく変わる。
Word(Microsoft 365)
Microsoft Wordは、レポート作成のデファクトスタンダードである。
多くの大学がMicrosoft 365を無料で提供しているので、コストの心配もない。
- 大学が包括ライセンスを持っていることが多く、無料で使えるケースが多い
- Windows・Mac両対応
- 機能が最も充実(見出し、目次、脚注、参考文献管理など)
- 大学レポートで最も無難な選択
Google Docs
Google Docsはブラウザで使える無料のワープロソフトである。
クラウド保存が自動で、他のデバイスからもアクセスできるのが強み。
- Googleアカウントさえあれば無料で使える
- 自動保存でデータが消えるリスクが低い
- 共同編集ができるので、グループワークに便利
- Word形式でダウンロード可能だが、レイアウトが崩れる場合がある
- 提出時にはPDFに変換してから提出するのが安全
Pages(Mac)
PagesはMac標準のワープロソフトである。
Macユーザーにとっては使いやすいが、Word形式との互換性に注意が必要である。
- Macに標準搭載で無料
- 操作が直感的で、初心者にやさしい
- Word形式で書き出せるが、レイアウトが崩れやすい
- Word形式で書き出したファイルは、必ずPDF変換前に確認
- 大学がMicrosoft 365を無料提供している場合は、Wordを使うのが安全
大学生におすすめの選び方
結論として、大学生はWord一択である。
ただし、状況によって使い分けるのも有効である。
- 基本はWord(Microsoft 365)を使う
- グループ作業は Google Docs で下書き → Word に取り込んで仕上げ
- Mac ユーザーで大学がMicrosoft 365を無料提供している場合はWordを使う
- 提出前は必ずPDFに変換
【完全版】Wordレポート提出前チェックリスト20項目
結論:提出前に「体裁面」「内容面」「提出手続き」の3カテゴリで計20項目をチェックすれば、初歩的なミスによる減点をほぼ防げる。1つずつ確認してから提出する習慣をつけよう。
ここまで解説してきた内容を、提出前チェックリストとしてまとめる。
すべてクリアしてから提出すれば、初歩的なミスによる減点を防げる。
内容面のチェック
まず内容面をチェックする。
体裁は後で整えられるが、内容の不備は書き直しになる。
- 1. 課題文の問いに答えているか
- 2. 序論・本論・結論の三部構成になっているか
- 3. 参考文献を2〜3件以上引用しているか
- 4. 引用箇所には出典が明記されているか
- 5. 文体(である調/ですます調)が統一されているか
- 6. 話し言葉が混ざっていないか
- 7. 誤字脱字がないか
体裁面のチェック
次に体裁面をチェックする。
Wordの設定を1つずつ確認していく。
- 8. 用紙サイズがA4になっているか
- 9. 余白は上下35mm・左右30mmになっているか
- 10. 日本語フォントはMS明朝(または游明朝)になっているか
- 11. 英数字フォントはTimes New Romanになっているか
- 12. 本文フォントサイズは10.5〜11ptになっているか
- 13. 行間は1.5行(または固定値18pt)になっているか
- 14. 段落の先頭が1文字下がっているか
- 15. ページ番号が付いているか(表紙除く)
提出手続きのチェック
最後に提出手続きをチェックする。
ここでの手抜きは、良いレポートを書いても評価されない原因になる。
- 16. PDF形式に変換したか
- 17. ファイル名は「授業名_学籍番号_氏名.pdf」の形式か
- 18. 提出期限を確認したか
- 19. 提出方法(メール・LMS・紙)を確認したか
- 20. メール提出の場合、件名・宛先・本文は適切か
Wordの設定は整えたが中身に自信がない場合の選択肢
結論:Wordの体裁は整えたが、レポートの中身に自信がない場合は、①添削サービスを利用する、②プロが書いた参考資料を活用する、の2つの選択肢がある。特に社会人学生など時間がない人には、参考資料の活用が有効である。
Wordの設定は完璧に整えても、中身に自信がないという経験は誰にでもある。
そんなときの選択肢を2つ紹介する。
添削サービスを利用する
まず検討したいのが添削サービスである。
自分が書いた文章をプロに見てもらうことで、書き方のクセや弱点が明確になる。
- 大学のライティングセンターは無料で利用可能な場合が多い
- 専門の添削サービスも有償で利用可能
- 自分の文章を通じて弱点が明確になる
- 次回以降のレポートに知見を持ち越せる
プロが書いた参考資料を活用する
もう1つの選択肢が、プロが書いた参考資料を活用することである。
特に、社会人学生として通信制大学やMBAで学んでいる人は、時間の制約が厳しい。
当メディアを運営するレポートビズでは、2021年5月の開業以来、累計6,000件超のレポート・卒論作成の依頼に対応してきた。1,000字あたり3,300円〜という料金で、社会人学生の学習レポートを含む幅広い分野で「参考資料」を提供している。
- プロが書いた実例を「型」として参考にできる
- 提出用ではなく「参考資料」として活用するのが基本
- 次回以降は自力で書けるようになる学習効果もある
- 公式LINEから匿名で無料見積もり可能
レポート 書き方 ワードに関するよくある質問(FAQ)
Wordでのレポート作成に関して、多くの学生から寄せられる質問をまとめた。
Q1. Wordを持っていません。どうすればいいですか?
多くの大学がMicrosoft 365の包括ライセンスを提供している。
まずは大学の情報センターや学生課に確認しよう。無料でWord・Excel・PowerPointがインストールできる場合が多い。大学がライセンスを提供していない場合は、Microsoft 365 Personal(月額約1,300円)を契約するか、無料のGoogle Docsを使う選択肢もある。ただし、Google Docsで作成したファイルをWord形式にエクスポートすると、レイアウトが崩れることがあるので注意が必要である。提出はPDFに変換して行うのが安全である。
Q2. Wordで縦書きレポートを書くには?
縦書き設定は「レイアウト」タブ →「文字列の方向」→「縦書き」で切り替えられる。
ただし、大学レポートは横書きが標準で、縦書き指定は文学系の一部授業に限られる。指定がない場合は横書きにするのが無難である。縦書きにすると、英数字や数式が読みにくくなる、図表の配置が難しくなる、といった問題も発生しやすい。縦書き指定がある場合以外は避けたほうがよい。
Q3. Wordでレポートのテンプレートを作りたい
1度作った設定をテンプレート(.dotx形式)として保存すれば、次回以降そのまま使い回せる。
設定手順は、まず基本設定(余白・フォント・行間)を整える。次に「ファイル」タブ →「名前を付けて保存」→ ファイルの種類で「Wordテンプレート(*.dotx)」を選択して保存する。以降、新しいレポートを書くときは、このテンプレートをダブルクリックすれば、設定済みの状態で新規ファイルが開ける。1度作れば4年間、あるいは社会人になっても使えるので、投資対効果が高い。
Q4. Wordで書いたレポートが提出時に文字化けしました
文字化けの原因は、フォントの互換性にあることが多い。
特殊なフォントを使うと、提出先の環境で正しく表示されないことがある。対策としては、①MS明朝・Times New Romanなど標準フォントのみを使う、②必ずPDFに変換してから提出する、の2つが確実である。PDFはフォントを埋め込む形式なので、どの環境でも同じ見た目で表示される。Word形式で提出せざるを得ない場合は、「ファイル」タブ →「オプション」→「保存」で「フォントを埋め込む」にチェックを入れると回避できることがある。
Q5. Wordの操作を練習するにはどうすればいいですか?
Microsoft公式の「Word ヘルプとラーニング」が最も信頼できる情報源である。
基本操作から高度な機能まで、動画付きで解説されている。また、明治大学の「Wordレポート作成」PDF(https://www.meiji.ac.jp/wsys/edu-info/6t5h7p00003a4d24-att/Wordreport.pdf)は、大学レポート作成に特化した内容で、初心者にもわかりやすい。YouTubeでも「Word 大学 レポート」で検索すると、無料の解説動画が多数見つかる。まず1本の動画を見ながら実際に操作してみるのが、上達の一番の近道である。
Q6. Wordファイルが急に開けなくなりました
復旧の可能性は比較的高いので、諦めずに以下の手順を試そう。
まず、Wordの「自動回復」機能を確認する。「ファイル」タブ →「情報」→「文書の管理」→「保存されていない文書の回復」を選択する。次に、OneDrive等のクラウドに保存していた場合は、バージョン履歴から復元できる。それでも回復しない場合は、Word修復ツール(有料)を使う手もある。今後の対策として、①執筆中は数分ごとにCtrl+Sで保存、②OneDriveやGoogle Driveへの自動保存を有効化、の2つを必ず設定しておこう。
Q7. Wordで論文執筆に便利なショートカットキーは?
執筆速度を大幅に上げるショートカットが多数ある。
覚えておくべき代表的なショートカットは、Ctrl+S(保存)、Ctrl+Z(元に戻す)、Ctrl+Y(やり直し)、Ctrl+C(コピー)、Ctrl+V(貼り付け)、Ctrl+B(太字)、Ctrl+I(斜体)、Ctrl+U(下線)、Ctrl+F(検索)、Ctrl+H(置換)、Ctrl+Enter(ページ区切り)、F7(スペルチェック)などである。特にCtrl+Sは1文書きに1回押す習慣をつけると、データ消失リスクが大幅に減る。
まとめ|Wordの基本設定を整えれば見た目は9割解決する
Wordでレポートを書くときは、「基本設定を整える」ことが最重要である。
この記事で解説した内容を実践すれば、初めての人でも見栄えの良いレポートが作れる。
- Wordの初期設定はレポート向きではないため、必ず整えてから執筆する
- 推奨設定:A4/余白上下35mm・左右30mm/MS明朝10.5pt/行間1.5行/40字×36行
- 見出しスタイル・目次自動生成・脚注・ページ番号のWord便利機能を使いこなす
- 表紙は6項目(タイトル・授業名・教員名・所属・氏名・提出日)を中央揃えで
- 図・表には必ず「図番号」「表番号」を付ける
- PDFに変換してから提出、ファイル名は「授業名_学籍番号_氏名.pdf」形式
- 提出前に20項目のチェックリストで最終確認
1度テンプレート(.dotx形式)を作れば、大学4年間そのまま使い回せる。
最初の投資と割り切って、丁寧に設定を整えておくことをおすすめする。
Wordの設定は整えたが、中身に自信がないという場合は、レポートビズのような参考資料提供サービスも選択肢の1つとして知っておくと、いざというときに役立つ。