最終更新日:2026年7月19日
この記事でわかること
- 大学レポートで敬語を使うべきかの判断基準と、敬語を避ける学術的な理由
- である調とですます調の使い分け(レポート vs リアクションペーパー)
- 引用時の敬称(呼び捨て・氏・先生)の使い分けルール
- 「~と述べられている」などの敬語表現の代替パターン
- 教員・研究者への言及方法と、外国人研究者への呼び方
- 文末表現のバリエーションとNG例5パターン
執筆:レポートビズ編集部
2021年5月の開業以来、累計6,000件超のレポート・卒論作成の依頼に対応してきた編集チームが、レポートの敬語・文体の使い方を体系的に整理している。「〇〇先生」「述べられている」といった敬語表現は、実は学術文書では減点対象になることが多い。学術文書特有の文体作法を、業界内部視点で公平にまとめた。
「レポート 敬語」——このキーワードを検索する人の多くは、「敬語で書いていいのか」「教授を呼び捨てにするのは失礼では」「ですます調にすべきか」という状況にある大学生である。
結論から言えば、大学レポートでは敬語を使わないのが原則で、である調で書き、引用する研究者は「氏」を付けるか呼び捨てにするのが標準的な作法である。「先生」「~と述べられる」等の敬語表現は、学術文書では減点対象となる場合がある。
この記事では、敬語を避ける学術的な理由・である調とですます調の使い分け・引用時の敬称ルール・敬語表現の代替・教員への言及・文末表現・NG例まで、業界内部の視点で公平に整理する。
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レポートで敬語を使うべきか?
結論:大学レポートでは基本的に敬語を使わないのが原則である。学術文書としての客観性を保つためである。
まず、なぜ敬語を使わないのかという理由を整理する。単なる作法ではなく、学術文書としての本質に関わる理由がある。
敬語を使わない3つの学術的理由
敬語を避ける理由は「客観性の保持」「権威への従属回避」「文体の統一」の3つである。
それぞれの理由の詳細は以下の通りである。学術文書として「対等な議論の場」を作るための作法と理解したい。
- 客観性の保持:敬語を使うと感情的な色合いが加わり、客観性が損なわれる
- 権威への従属回避:「〇〇先生によれば」という書き方は、「先生が偉いから信用に値する」というニュアンスを含み、内容そのものの評価から離れる
- 文体の統一:一部だけ敬語を使うと、文体の不統一で読みにくくなる
これらの理由は、学生の間で認識が広まっていない部分でもある。多くの学生は「教授には敬意を払うべきだから敬語を使う」と考えるが、学術文書における「敬意」は、対等な議論の場を提供することそのものである。敬語を使わないこと自体が、研究者への最大の敬意となる。
学術文書の書き手の立場
レポートを書く時、書き手は「一人の研究者」として、先生や引用する研究者と対等な立場に立つ必要がある。
学部生であっても、レポート内では研究者として振る舞うことが求められる。教員に対する日常のコミュニケーションでは敬語を使うのが当然だが、レポートの中では別のルールが適用される。この違いを理解することが、学術的な書き方の第一歩となる。
この切り替えができない学生は、大学のレポートで苦労する。文体・敬語の作法は、内容理解ができていても、それだけで印象評価に大きく影響する要素である。書き始める前に、学術文書としての姿勢を意識的に整えたい。
敬語を使うと減点になるか
敬語の使用が明確な減点対象になるかは教員によるが、印象評価に影響する可能性は高い。
厳格な学術基準を求める教員なら、敬語表現があるだけで大幅減点になる可能性もある。逆に、内容重視で文体は緩やかに見る教員もいる。しかし、どの教員に採点されても不利にならない書き方を選ぶなら、敬語を避けるのが安全な選択となる。
である調とですます調の使い分け
結論:大学レポートは「である調」が原則、リアクションペーパー等は「ですます調」も許容される。
である調とですます調の違いと、それぞれが適する場面を整理する。両者の混在は避け、レポート全体で統一するのが原則である。
である調の特徴
である調は、断定的で客観的な文体で、学術文書に適する。
である調の特徴と用途は以下の通りである。ほとんどの大学レポートはである調で書く。
- 文末:「~である」「~だ」「~と考えられる」「~が明らかとなった」
- 特徴:客観的、簡潔、権威的、断定的
- 用途:大学レポート、卒論、学術論文、報告書
- 相性のよい書き手の立場:研究者・分析者としての立場
である調は、書籍・新聞・学術論文で長年使われてきた文体である。書き言葉としての伝統があり、読み手も「この文体なら学術的な内容」と自然に判断する。逆に、ですます調のレポートは、読み手に「これは学術文書ではない」という印象を与えかねない。
ですます調の特徴
ですます調は、丁寧で親しみやすい文体で、コミュニケーション文書に適する。
- 文末:「~です」「~ます」「~と考えられます」「~でした」
- 特徴:丁寧、親しみやすい、感情的、控えめ
- 用途:リアクションペーパー、感想文、ビジネスメール
- 相性のよい書き手の立場:読み手にメッセージを伝える立場
どちらを選ぶかの判断基準
「論じる・分析する」ならである調、「感想・報告」ならですます調が基本の判断基準となる。
| 提出物 | 推奨文体 |
|---|---|
| 大学のレポート課題 | である調 |
| 卒業論文・修士論文 | である調 |
| 実験レポート | である調 |
| リアクションペーパー | ですます調も可 |
| 感想文 | ですます調 |
| 就活のエントリーシート | ですます調 |
文体の選択に迷ったら、教員に確認するのが確実である。指示がなければ、大学のレポート課題ではである調を選ぶのが無難な選択となる。
高校までの作文教育では、ですます調で書く機会が多い。しかし大学のレポートは、高校の作文とは別の文書ジャンルである。この違いを意識的に切り替えることが、大学生としての最初のハードルの一つと言える。
引用時の敬称(氏・先生・呼び捨て)の使い分け
結論:引用する研究者の敬称は、日本人研究者なら「氏」を付けるか呼び捨て、外国人研究者なら姓のみで呼ぶのが標準である。
研究者を引用する時の敬称の付け方は、多くの学生が悩むポイントである。分野の慣例を踏まえて整理する。
「氏」を付ける方法
「山田氏によれば〜」と、姓に「氏」を付けて言及する方法は、学術文書の標準的な作法である。
「氏」を付けるのは、以下のメリットがある。ほとんどの分野で許容される表現となる。
- 呼び捨てより丁寧な印象を与えるが、敬語ほど権威的でない
- 研究者としての立場を尊重しつつ、対等な議論ができる
- 教員が採点する時に違和感を与えにくい
「氏」を付ける方法は、日本の学術書・論文で最も普及している表記である。特に文系分野(文学・歴史・哲学・法学)で標準的である。学部生のレポートで、どれを選ぶか迷ったら、まず「氏」を付ける方法を選ぶのが無難な選択となる。
呼び捨てで書く方法
「山田(2020)は〜と述べている」と、姓のみで呼び捨てにするのは、より学術性の高い書き方である。
呼び捨てが標準的なのは以下の分野である。「氏」を付けるより形式的に堅い印象を与える。
- 心理学(APAスタイル)
- 社会学
- 経済学
- 自然科学全般
- 国際的な学術論文
呼び捨てが違和感を与えない理由は、それが「対等な研究者としての表現」だからである。国際的な学術論文では、著者名を単純に姓のみで表記するのが標準となる。「Smith(2020) argued that…」といった英語論文の表記に慣れると、日本語でも同じ感覚で呼び捨てが使えるようになる。
「先生」を避ける
「〇〇先生」という書き方は、大学レポートでは避けるのが原則である。
「先生」を付けると、以下の問題が起きる。
- 研究者の権威に従属している印象を与える
- その研究者が偉いから信用に値する、というニュアンスになる
- 学術文書としての客観性が損なわれる
- 「先生」以外の研究者(外国人・故人等)への表現と不統一になる
「先生」を避けるのは、その研究者を軽んじるためではない。むしろ、その研究者の主張を対等な議論の場に持ち込み、正面から評価するための作法となる。教員は、自分が「先生」と呼ばれることを喜ぶ立場にはない(あくまで研究者・分析者として扱われることを望む)、という理解が学術文書の基本である。
外国人研究者・故人の場合
外国人研究者は姓のみ(呼び捨てまたは Dr./Prof.)、故人は「氏」を付けても付けなくても問題ない。
| 対象 | 推奨表記 | 例 |
|---|---|---|
| 日本人研究者(現存) | 姓+氏 または 姓のみ | 「山田氏」「山田」 |
| 日本人研究者(故人) | 姓のみが多い | 「夏目」「夏目漱石」 |
| 外国人研究者(現存) | 姓のみ | 「Smith」 |
| 外国人研究者(故人・古典的) | 姓のみ | 「Kant」「Marx」 |
敬語表現の代替パターン(before/after)
結論:「~と述べられている」「~とおっしゃっている」等の敬語表現は、「~と述べている」「~と論じている」に書き換えるのが標準である。
実際のレポート執筆で使える、敬語表現の代替パターンを整理する。学生の書き癖で無意識に敬語を使ってしまうケースが多いため、意識的に置き換えたい。
動詞の書き換え
研究者の言明・行動を示す動詞は、敬語表現から普通体に書き換える。
| Before(敬語) | After(普通体) |
|---|---|
| 述べられている | 述べている |
| おっしゃっている | 述べている・論じている |
| 言われている | 言われている(受動)/主張している |
| ご指摘の通り | 指摘の通り |
| ご覧の通り | 示された通り |
| お考えになる | 考える |
| ご研究 | 研究 |
敬語表現を書き換える時は、単純に「〜られる」を外すだけで自然な文になることが多い。「述べられる」→「述べる」、「示される」→「示す」といった置き換えは機械的にできる。書き終わった後の見直しで、「〜られている」「〜られる」の受動表現を見つけたら、能動表現に書き換えを検討したい。
敬語表現の言い換え例文
具体的な文の書き換え例を提示する。
【Before(敬語)】 山田先生は、若者の投票率について興味深いご研究をされている。 先生によれば、投票率低下の主因は教育の不足だと述べられている。 【After(普通体)】 山田(2020)は、若者の投票率について重要な研究を行っている。 山田は、投票率低下の主因を教育の不足に求めている。
Beforeの書き方は、日常のコミュニケーションでは適切だが、学術文書には不向きである。Afterの書き方は、「山田」を対等な研究者として扱い、その主張を客観的に評価する姿勢を示している。学部生であっても、この書き方が求められる。
丁寧すぎる表現の書き換え
敬語ではないが、必要以上に丁寧な表現も学術文書では避ける。
- 「大変興味深い」→「注目すべき」「重要な」
- 「素晴らしい研究」→「意義ある研究」「重要な研究」
- 「ご意見をお伺いする」→「意見を得る」
- 「~していただく」→「~を得る」「~される」
これらの言い換えは、意味を保ちつつ客観性を高める効果がある。書き手の感情を示す表現(「興味深い」「素晴らしい」)は、学術文書では「注目すべき」「意義ある」といった評価的表現に置き換えると、対等な議論の姿勢が示される。
教員・研究者への言及方法
結論:講義の担当教員に言及する時も、「〇〇先生」ではなく「〇〇」または「担当教員」の表記が学術的である。
提出先の教員への言及は、学生が特に悩む部分である。実用的な指針を整理する。
担当教員への言及
提出先の教員に言及する場合、「〇〇先生」ではなく、「担当教員」「〇〇教授」等の表現を選ぶ。
実際にレポート内で教員に言及する例は以下の通りである。
- NG:「山田先生の講義で〜」
- 推奨:「本講義では〜」「担当教員の指導のもと〜」
- NG:「先生からご説明いただいた」
- 推奨:「講義で説明された」「授業で提示された」
引用する研究者への言及
レポート内で研究者を引用する時は、姓+氏または姓のみで統一する。
1つのレポート内で表記を統一するのが原則である。「山田氏」「山田」「山田先生」が混在すると、書式ミスとして目立つ。以下のパターンから1つ選び、レポート全体で徹底したい。
- パターン1:全員「氏」を付ける(「山田氏」「田中氏」「Smith氏」)
- パターン2:全員呼び捨て(「山田」「田中」「Smith」)
- パターン3:著者・年方式(「山田(2020)」「田中(2019)」「Smith(2018)」)
分野別の慣例
分野によって、研究者への言及方法の慣例は異なる。自分の分野の慣例を身につけたい。
| 分野 | 主流表記 |
|---|---|
| 文学・歴史 | 「氏」または呼び捨て |
| 哲学 | 呼び捨てが多い |
| 法学 | 「氏」または呼び捨て |
| 経済学 | 著者・年方式(山田(2020)) |
| 心理学 | 著者・年方式(APAスタイル) |
| 自然科学 | 呼び捨て・著者・年方式 |
分野別の慣例は、その分野で使われる標準スタイル(APA・MLA・シカゴ等)から派生している。自分の分野の標準スタイルを1つ選んで、それに準拠した書き方をすると、表記に一貫性が出る。特に卒業論文の場合、学部・研究科の指定スタイルに従うのが最優先である。
参考文献の引用形式の詳細はレポートの参考文献の書き方もあわせて参照してほしい。
文末表現のバリエーションと単調さの回避
結論:である調は「~である」「~だ」「~と考えられる」「~が明らかとなった」など複数の文末表現を使い分けることで、単調さを避けられる。
である調は、ですます調と比べて文末が単調になりやすいという弱点がある。複数の表現を使い分ける工夫を整理する。
断定の文末表現
断定的な表現には、いくつかのバリエーションがある。
- ~である(最も基本的な断定)
- ~だ(やや口語的、時折使う程度)
- ~となる(結果を示す)
- ~と言える(やや控えめな断定)
- ~に他ならない(強い断定)
推論・見解の文末表現
推論や見解を述べる時は、断定を避けた表現を使う。
- ~と考えられる
- ~と推測される
- ~と解釈できる
- ~と見ることができる
- ~と評価できる
- ~の可能性がある
推論の表現には、「〜と考えられる」が最も汎用的である。ただし、多用すると単調になるため、他の表現とのバリエーションを意識する。特に段落末の結論では、断定的な表現(「〜となる」「〜と結論づけられる」)を使うと、書き手の主張が明確に伝わる。
証明・確定の文末表現
分析結果や証明された事実を述べる時は、以下の表現を使う。
- ~が明らかとなった
- ~が示された
- ~が判明した
- ~が確認された
- ~が導き出される
単調さを避ける工夫
連続する文末で同じ表現が2回以上続かないよう、意識的にバリエーションを付ける。
【Before(単調)】 本調査の結果、Aである。次に、Bである。またCである。よってDである。 【After(バリエーション)】 本調査の結果、Aが明らかとなった。次に、Bと解釈できる。またCの傾向が見られる。よってDと結論づけられる。
Afterの方が同じ内容でも読みやすく、書き手の分析力も高く感じられる。文末表現のバリエーションは、書き手の語彙力を示す要素でもある。毎回意識しなくても、5〜6種の表現を頭に入れておくだけで、自然と使い分けられるようになる。
リアクションペーパーとレポートの文体の違い
結論:リアクションペーパーは講義後の感想としてですます調も許容されるが、レポートは論述としてである調が原則である。
両者の違いを明確にすることで、それぞれの提出物に適した文体を選べる。
リアクションペーパーの位置づけ
リアクションペーパーは、講義後に授業の感想・気づきを書く短い文書である。
- 目的:講義への理解度・関心を教員に伝える
- 文体:ですます調(である調も可)
- 文字数:200〜800字程度
- 内容:感想・気づき・質問
レポートの位置づけ
レポートは、特定のテーマについて論じる本格的な論述文書である。
- 目的:テーマに対する分析・考察を体系的に示す
- 文体:である調が原則
- 文字数:2,000〜10,000字以上
- 内容:序論・本論・結論の論述構造
両者の文体の使い分け
提出物の性質を見極めて、適切な文体を選ぶ。
教員が「レポート」という言葉を使っていても、実際にはリアクションペーパー的な感想文を求めている場合もある。逆に、「感想文」と表現されていても、実質的にはレポートの内容が求められている場合もある。文字数や課題文で内容を判断し、迷ったら教員に確認するのが確実である。
減点される敬語のNG例5パターン
結論:減点される敬語のNG例は「先生付け」「である/ですます混在」「引用の敬語表現」「必要以上の謙譲語」「表記統一なし」の5パターンである。
累計6,000件超のレポート作成に関わってきた編集チームの経験から、敬語でありがちなNG例を5つ整理する。
NG例1:研究者・教員に「先生」を付ける
「〇〇先生の研究によれば」という書き方は、学術文書としては不適切である。
普段のコミュニケーションでは「〇〇先生」と呼ぶ相手でも、レポート内では「〇〇氏」または「〇〇」と表記する。この切り替えができるかが、学術的な書き方の分かれ目となる。
特に、レポートを提出する教員自身に言及する場合、「〇〇先生の講義で〜」と書きたくなる。しかし、「本講義では〜」「本授業で提示された〜」のように、教員個人ではなく「講義・授業」を主体にした表現に置き換えたい。
NG例2:である調とですます調の混在
1つのレポート内で「~である」と「~です」を混在させると、書式ミスとして目立つ。
典型的な例は、序論・結論はですます調で本論はである調、というパターンである。書き始める前にどちらかに決め、レポート全体で徹底したい。書き終わった後、文末表現をチェックする作業を必ず行う。
文体の統一チェックは、Wordの「検索」機能で「です」「ます」を検索することで効率的に行える。である調で書くはずのレポートに「です」「ます」がヒットしたら、その部分を書き換える。逆にですます調で書くはずのレポートに「である」「だ」がヒットしたら、書き換えを検討する。
NG例3:引用時の敬語表現
「〇〇は~と述べられている」「~とおっしゃっている」という書き方は避ける。
引用は「述べている」「論じている」「主張している」「指摘している」等の普通体で書く。敬語表現を無意識に使ってしまう場合、書き終わった後に文末をチェックする習慣をつけたい。
特に「〜られている」「〜られる」といった受動表現は、敬語のように見えて実は違う場合もある。判断が難しい場合、能動表現(「〜している」「〜する」)に書き換えられるかを試すと分かりやすい。書き換えられるなら書き換え、書き換えると意味が変わるなら受動のままで問題ない。
NG例4:必要以上の謙譲語
「私が~させていただく」「~させていただきたい」等の謙譲表現を多用すると、必要以上に控えめな印象を与える。
書き手の意思や見解を述べる時は、「本稿は~を目的とする」「本稿では~と論じる」等の断定的な表現を使う。過剰な謙譲は、書き手の主張の弱さを示唆してしまう。
NG例5:表記の不統一
1つのレポート内で「山田氏」「山田」「山田先生」等の表記が混在するのは避ける。
研究者への表記は1つのパターンに統一する。「氏」を付けるならすべての研究者に「氏」を付け、呼び捨てにするなら全員呼び捨てにする。書き始める前に決めておくと、書きながら迷わなくてすむ。
レポート本文作成に時間が取れない時の選択肢
結論:敬語・文体のルールを押さえてもレポート本体の作成時間が確保できない場合、業者が作成したレポートを参考資料として活用する選択肢がある。
文体の作法を身につけても、そもそもレポート全体を書く時間がないという状況もある。アルバイト・就活・体調不良・複数課題の重複など、時間不足には様々な原因がある。
参考資料としての活用という考え方
業者が作成したレポートを、そのまま提出するのではなく「構成の参考」「論点整理の材料」として活用するのが現実的な使い方である。
他人の作成物をそのまま提出することは、著作権や大学の学則上の問題を引き起こす。業者が作成した「模範例」を参考にしながら、自分の言葉で書き直す方法なら、時間短縮と学習効果を両立できる。
業者選びの基準
業者を選ぶ際は、法人型で実績が公開されており、料金体系が透明なところを選ぶ。
個人業者・クラウドソーシングは価格が安い反面、品質のバラつきや納期トラブルのリスクがある。レポートビズのような、累計6,000件超の実績を持つ法人業者であれば、品質と納期の両面で安定したサービスが期待できる。公式LINEから匿名で無料相談ができるため、まずは料金や納期の見積もりから始めるのが安全な進め方となる。
業者の選び方の詳細は、レポート代行業者の選び方もあわせて参照してほしい。
レポートの敬語に関するよくある質問(FAQ)
レポートの敬語に関して、多くの相談者から寄せられる質問をまとめた。
Q1. 教員から「ですます調で書け」と指定された時は?
教員指示があれば、それに従うのが最優先である。
「ですます調で書け」という明示指示があれば、である調で書くと減点される。逆に「である調」の指定なら、ですます調で書くと減点される。指示の内容を最初に確認する習慣をつけたい。
Q2. 「私」「筆者」「本稿」の使い分けは?
大学レポートでは「本稿」「本レポート」が最も客観的で、「筆者」も許容される。「私」は主観的すぎるため避けたい。
使い分けの目安は以下の通りである。分野によって主流表記が異なるが、「本稿」を使えば大きく外すことはない。
- 「本稿」「本レポート」:最も学術的、汎用
- 「筆者」:許容範囲、やや古めかしい印象
- 「私」:主観的すぎ、避けるのが望ましい
Q3. 「思う」「考える」は使ってよいか?
「〜と思う」は主観的すぎるため避け、「〜と考えられる」「〜と解釈できる」に書き換える。
「思う」を使う書き手の考えの表明としては弱い印象を与える。学術文書では、根拠に基づく客観的な表現に置き換えたい。
Q4. 敬語を使うと減点されるか?
教員によって扱いが異なるが、印象評価に影響する可能性は高い。
厳格な教員なら明確に減点、緩やかな教員なら印象評価にとどまる。どちらの教員でも不利にならないよう、敬語を避けるのが安全である。
Q5. 感想を含める課題の場合は?
感想部分だけですます調にせず、全体をである調で統一し、感想部分は「~と考える」「~の意義がある」等の表現を使う。
「感想」を求められても、である調で書ける表現は存在する。感想の内容そのものより、文体の統一の方が重視される。
Q6. 引用文が敬語で書かれている場合は?
引用文自体は原文のまま引用し、書き手のコメントはである調で書く。
引用元がですます調・敬語であっても、引用は原文のまま扱う。それ以外の書き手の文はである調で統一するのが原則である。詳細はレポートの参考文献の書き方を参照してほしい。
Q7. 「~であろう」「~かもしれない」は使えるか?
「~であろう」「~かもしれない」は控えめな推論を示す表現として、である調と共存できる。
ただし、多用すると書き手の主張が弱くなる印象を与える。1つの段落に1回程度に留め、断定できる部分は明確に断定するバランスが望ましい。
まとめ|敬語なしは「対等な議論」のための作法
レポートで敬語を使わないのは、単なる形式ではなく、書き手が「一人の研究者」として対等な議論を行うための学術的作法である。「〇〇先生」「述べられている」等の敬語表現は、日常のコミュニケーションでは当然でも、レポートの中では別のルールが適用される。
この記事の要点を再掲する。
- 大学レポートでは基本的に敬語を使わない(客観性・権威回避・文体統一のため)
- である調が原則、リアクションペーパーはですます調も可
- 研究者への敬称は「氏」または呼び捨てに統一、「先生」は避ける
- 「述べられている」→「述べている」等の敬語表現を書き換える
- 担当教員への言及も「〇〇先生」ではなく「本講義」等で表現
- である調の文末は複数のバリエーションで単調さを避ける
- リアクションペーパー(感想)とレポート(論述)の文体を区別
- NG例5パターン(先生付け・混在・引用の敬語・過剰な謙譲・表記不統一)を避ける
より詳細な情報は、大学レポートのフォーマット、レポートの書き出しフレーズ集、レポートの段落の書き方、レポートの参考文献の書き方、レポートの書き方完全ガイドもあわせて参照してほしい。
敬語・文体のルールを押さえてもレポート本体の作成に時間が取れない場合、レポートビズのような、参考資料として活用できる代行サービスに相談してみるのも1つの選択肢となる。公式LINEから匿名で無料相談ができるので、まずは料金や納期の見積もりから始めるのが安全な道となる。
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