最終更新日:2026年7月28日
この記事でわかること
- Googleドキュメントでレポートを書くメリットとデメリット
- レポート作成に役立つGoogleドキュメントの5つの機能
- Word形式で提出する際の変換手順とレイアウト崩れ対処法
- Word vs Googleドキュメントの使い分け(場面別マトリクス)
- 共同編集機能を使った指導教員との添削術
- レポート作成に便利なアドオン(拡張機能)
- 卒論など重要文書のセキュリティ・プライバシー対策
執筆:レポートビズ編集部
2021年5月の開業以来、累計6,000件超のレポート・卒論作成の依頼に対応してきた編集チームが、日々の実務でGoogleドキュメントを活用してきた経験をもとに、業界内部の視点で中立的に整理している。
「レポートをGoogleドキュメントで書いてよいのか」「Word提出が指定されているけどGoogleドキュメントで作成しても大丈夫か」——このKWで検索する書き手の多くは、無料で使えるGoogleドキュメントをレポート作成に活用したいと考えている。実際、GoogleドキュメントはWord並みの機能を持ち、共同編集や自動保存といったWord以上の便利機能もある。
結論から言えば、レポート作成にGoogleドキュメントは十分に使える。無料で使え、自動保存・共同編集・音声入力といった便利機能もある。ただしWord形式で提出する場合はレイアウト崩れに注意が必要で、事前の対策が重要である。
この記事では、GoogleドキュメントのメリットとデメリットからWord変換の実務、共同編集の活用、アドオン紹介、セキュリティ対策まで、業界内部の視点で公平に整理する。
特にレポート作成に特化したGoogleドキュメントの活用術は、業界内でも体系化された記事が少ない領域である。書き手の実務的なニーズに応える内容として、丁寧に整理する。
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Googleドキュメントでレポートを書く3つのメリット
結論:GoogleドキュメントでレポートをGoogleドキュメントで書くメリットは「無料」「自動保存」「マルチデバイス対応」の3つが特に大きい。Word購入の負担なく、いつでもどこでも書き続けられる。
3つのメリットを整理する。
いずれもWordにはない、または優れた特徴を持つメリットである。特に社会人学習者や複数の環境で作業する書き手にとって、大きな価値がある。
Word経験者がGoogleドキュメントに移行する際も、これらのメリットが移行の後押しとなる。
メリット1:完全無料で使える
Googleアカウントさえあれば、Googleドキュメントは完全無料で利用できる。
Microsoft Office 365の学生プランは年間数千円かかるが、Googleドキュメントは0円である。特に社会人学習者や複数のPCで作業する書き手にとって、コスト面のメリットは大きい。
大学在学中はOfficeが無料で使える場合もあるが、卒業後は有料になる。長期的にレポートや書類を書き続ける可能性を考えると、Googleドキュメントに慣れておくメリットは大きい。
また、Chromebookなど安価なデバイスでもGoogleドキュメントは軽快に動く。高スペックPCが不要なため、機器の選択肢も広がる。
メリット2:自動保存でデータ消失リスクなし
Googleドキュメントは書いた内容を自動的にクラウドに保存する。
Wordのように「保存を忘れて数時間分の作業が消えた」といった悲劇が起こらない。停電、PCフリーズ、電池切れといったトラブルでも、書いた内容は失われない。レポート作成中の書き手にとって、この安心感は大きい。
特に卒論や修論の締切直前は、PCへの負担が大きくフリーズしやすい時期でもある。この時期にGoogleドキュメントを使っていれば、突然のトラブルでも安心である。
徹夜作業中の予期せぬPC再起動で作業が消えるといった事態も、Googleドキュメントなら回避できる。心理的な安心感が集中力にもつながる。
メリット3:マルチデバイスで書き続けられる
PC、タブレット、スマホなど複数のデバイスで、同じレポートを開いて書き続けられる。
自宅のPCで書き始めて、通勤中のスマホで見直して、大学のPCで仕上げる——といった作業が自然にできる。社会人学習者や忙しい書き手にとって、隙間時間の活用が容易になる。詳細は社会人のレポート時間管理術を参照してほしい。
USBメモリを持ち歩く必要もなく、メール添付でファイルを送る必要もない。デバイスさえあれば、いつでもどこでも同じ最新版が開ける。
USBメモリの紛失や、メール添付ミスによるデータ流出のリスクも減る。セキュリティ面でも利点がある。
レポート作成に役立つGoogleドキュメントの5つの機能
結論:Googleドキュメントには、レポート作成に特に役立つ5つの機能がある。「音声入力」「自動保存」「共同編集」「コメント」「バージョン履歴」で、それぞれWordにはない、または優れた特徴を持つ。
5つの機能を紹介する。
これらの機能を使いこなすことで、書き手の作業効率が大きく上がる。書き始める前に一度確認しておくとよい。
すべての機能を最初から使いこなす必要はない。自分に必要な機能から順番に試していくのが実務的である。少しずつ習熟していけば大丈夫である。
機能1:音声入力(タイピング苦手な人におすすめ)
「ツール」→「音声入力」で、話した内容をそのまま文字に変換できる。
タイピングが苦手な書き手や、疲れているときに便利である。日本語の変換精度も年々向上しており、レポートの下書き作成に十分実用的である。ただし変換ミスの確認は必要である。
音声入力は、通勤中の車内(運転手以外)、家事の合間など、両手が使えない場面でも活用できる。書き手の作業時間の幅を広げる機能である。
ただし公共の場では周囲への配慮が必要である。静かな場所や、周囲の許可を得た場所で活用したい。
機能2:自動保存(数秒ごとに保存)
Googleドキュメントは書きながら数秒ごとに自動保存する。
「保存」ボタンを押す必要がない。「変更内容をすべてドライブに保存しました」という表示で、保存状態を確認できる。書き手が意識せずにデータが守られる。
「Ctrl+S」を無意識に押す癖がある書き手も、Googleドキュメントでは必要ない。書くことに集中できる環境が整う。
「保存しないと消えてしまう」という不安がなくなることで、書き手の心理的な負担も軽くなる。純粋に書くことに向き合える。
機能3:共同編集(複数人で同時に書ける)
URLを共有するだけで、複数人が同時に同じレポートを編集できる。
グループレポート、共同研究、指導教員との添削作業などに便利である。相手の編集がリアルタイムで見えるため、修正の意図が理解しやすい。
Zoomなどのビデオ会議と組み合わせると、遠隔でも一緒に作業している感覚が生まれる。リモートワークやオンライン授業が普及した現代では、必須ともいえる機能である。
ビデオ会議で議論しながら、同じ画面で編集する体験は、対面よりも効率的な場合もある。物理的な距離が制約にならない時代のツールである。
機能4:コメント(指摘や質問を残せる)
文書内の特定部分にコメントを付けて、指摘や質問を残せる。
指導教員が「ここは根拠が薄い」といったコメントを付け、書き手が返信する形式のやりとりができる。修正指示と本文が別々に管理されるため、混乱が起きにくい。
解決したコメントは「解決」ボタンで非表示にできるため、対応済み/未対応の管理も容易である。作業進捗の把握にも役立つ。
解決済みのコメントも「コメント履歴」で後から確認できる。指導の全記録が残るため、書き手の成長の記録にもなる。
機能5:バージョン履歴(以前の版に戻せる)
「ファイル」→「変更履歴」→「変更履歴を表示」で、過去のすべての編集履歴を確認・復元できる。
「昨日の版に戻したい」「先週書いた文章をもう一度使いたい」といった要望に応えられる。書き手の心理的な安心感が大きい。
Wordにも「変更履歴」機能はあるが、Googleドキュメントの方が細かい編集履歴まで自動的に記録される。書き手が意識しなくても、すべての履歴が残るのは大きな安心である。
特に「昨日書いた文章のほうが良かった」と感じた場合、簡単に復元できる。書き手の試行錯誤を支える機能である。
Word形式で提出する際の変換手順とレイアウト崩れ対処法
結論:Googleドキュメントで作成したレポートをWord形式で提出する場合、「ファイル」→「ダウンロード」→「Microsoft Word (.docx)」で変換できる。ただしフォント・行間・図の位置などが崩れる可能性があるため、変換後の確認が必須である。
変換手順とレイアウト崩れへの対処を整理する。
変換自体は簡単だが、崩れへの対処が本質的な課題となる。事前の準備と変換後の確認が重要である。
特に卒論など重要な提出物では、崩れの確認を最終仕上げの一部として組み込むことが不可欠である。
Word形式への変換手順
「ファイル」メニュー→「ダウンロード」→「Microsoft Word (.docx)」を選ぶだけで変換できる。
数秒でダウンロードが始まり、.docxファイルがPCに保存される。この操作は簡単だが、変換後の確認作業を必ず行う必要がある。
PDF形式でのダウンロードも同じメニューから可能である。読み手が編集する必要がない場合は、PDFのほうがレイアウト崩れの心配がなく安全である。
提出時にPDFが指定されている場合、Googleドキュメントから直接PDFに変換できるのは大きな利点である。
よくあるレイアウト崩れ4種
変換時によく発生するレイアウト崩れは4種類ある。それぞれ事前の対策で回避できる。
| 崩れる箇所 | 原因 | 対策 |
|---|---|---|
| フォント | Googleフォントが未対応 | MS明朝など標準フォントを使う |
| 行間・段落間 | 設定差異 | 変換後に手動調整 |
| 図・画像の位置 | 配置方法の違い | 「文字と重ねる」設定を避ける |
| 目次 | 再生成が必要 | Wordで目次を更新 |
変換後の確認チェックリスト
変換したWordファイルは、必ず以下の項目を確認する。
フォントが指定通りか、行間や段落間が適切か、図の位置がずれていないか、ページ数が変わっていないか、目次のページ番号が正しいか——この5項目を確認するだけで、多くの崩れは修正できる。
変換後の確認は、Wordで開いて印刷プレビューで見るのが確実である。ページの区切り、図の位置、フォントなど、印刷時の見え方が事前にわかる。
特に卒論では印刷提出が求められる場合が多い。実際に印刷して確認するのが最も確実である。
Word vs Googleドキュメントの使い分け
結論:WordとGoogleドキュメントには、それぞれ得意な場面がある。個人作業でPC1台完結ならWord、複数人・複数デバイスならGoogleドキュメント、が基本的な使い分けである。
場面別の使い分けを整理する。
WordとGoogleドキュメントは対立するツールではなく、補完的なツールと捉えるのが実務的である。
両方使えるようになることで、場面に応じた最適な選択ができる。書き手の作業の幅が広がり、対応力が上がる。
Wordが向いている場面
個人作業でPC1台完結、複雑なレイアウトが必要、Word提出が絶対条件、といった場面ではWordが向いている。
特に卒論・修論といった長文レポートで、複雑な数式や図表を多用する場合、Wordのほうが機能面で優れている。長期的に取り組む重要なレポートでは、Wordを推奨する場面も多い。
Wordは長い歴史があり、機能が細部まで作り込まれている。特に数式エディタ、目次自動生成、脚注機能などは、Googleドキュメントより高機能である。
数式が多い理系レポートや、脚注が多い法学レポートなどでは、Wordの方が使いやすい場面が多い。詳細はレポートの数式の書き方を参照してほしい。
Googleドキュメントが向いている場面
共同編集が必要、複数デバイスで作業したい、指導教員とオンラインでやりとりしたい、といった場面ではGoogleドキュメントが向いている。
グループレポート、リモート指導、忙しい社会人学習者などにとって、Googleドキュメントは強力なツールとなる。
特に近年増えているオンライン授業や、リモートワークとの相性が良い。従来のWord中心の環境からの移行を検討する書き手も増えている。
特に大学院や社会人MBAでは、Googleドキュメントを標準ツールとする教員も増えている。今後この傾向はさらに広がる見込みである。
使い分けマトリクス
場面別の使い分けを表で整理する。
| 場面 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| 個人・短いレポート | Googleドキュメント | 手軽で自動保存 |
| 卒論・修論(長文) | Word | 複雑機能が充実 |
| グループレポート | Googleドキュメント | 共同編集 |
| 指導教員と添削 | Googleドキュメント | コメント機能 |
| Word提出指定 | Word | 変換の手間なし |
| 複数デバイス作業 | Googleドキュメント | クラウド同期 |
共同編集を使った指導教員との添削術
結論:Googleドキュメントの共同編集機能を使えば、指導教員との添削作業が大きく効率化される。「編集権限」「提案モード」「コメント機能」の3つを使い分けることが重要である。
指導教員との添削に活用する方法を整理する。
リモート指導が普及した現代では、こうしたツール活用が指導の質を左右する要素となる。
ツールを使いこなす書き手ほど、指導教員との関係構築でも有利になる。
権限の使い分け(閲覧/コメント/編集)
指導教員に共有する際は「コメント権限」が最も適している。
「編集権限」だと教員が直接書き換えてしまい、書き手の学びが減る。「コメント権限」なら教員は指摘のみ残せ、修正は書き手が行うため、学びの機会が保たれる。
権限は共有時に選ぶだけで簡単に設定できる。共有相手や場面に応じて、適切な権限を選ぶ習慣を持つとよい。
特に指導教員には基本「コメント権限」、共同執筆者には「編集権限」、参考として見せる人には「閲覧権限」といった使い分けが基本形となる。
提案モードの活用
「提案モード」を使うと、教員の修正案が「提案」として表示され、書き手が承認・却下を選べる。
この機能はWordの「変更履歴の記録」に相当する。修正案を1つずつ確認しながら反映できるため、書き手の学びも深まる。
提案モードは画面右上のペン先アイコン→「提案」で切り替えられる。教員に「提案モードで修正してください」と伝えることが重要である。
提案として記録された修正は、書き手が「承諾」または「拒否」を選べる。書き手の判断力を養う機会にもなる。
コメント機能でやりとりを残す
教員のコメントに書き手が返信することで、指導の記録が残せる。
「この部分の根拠は?」「〇〇論文を参照しました」といったやりとりが、文書に紐付いて記録される。後で見返すと、指導の意図が明確に理解できる。
Word添削では別々のメールでやりとりすることが多いが、Googleドキュメントなら文書内で完結する。指導の記録が散らばらないメリットも大きい。
特に複数回にわたる添削では、Word+メールの管理が煩雑になりがちである。Googleドキュメントなら1つの文書ですべてが完結する。
レポート作成に便利なアドオン(拡張機能)
結論:Googleドキュメントには、レポート作成に役立つアドオン(拡張機能)がある。文字数カウント、表記統一、参考文献管理、翻訳など、書き手の作業を効率化できる。
代表的なアドオンを整理する。「拡張機能」→「アドオン」→「アドオンを取得」でインストールできる。
アドオンは無料と有料の両方がある。まず無料版で試してから、必要に応じて有料版を検討するとよい。
Google Workspace Marketplaceで、レビューを確認してから導入するのが安全である。信頼できる開発元のアドオンを選ぶことも重要である。
文字数カウント系
文字数の目安管理に便利なアドオンがある。
Googleドキュメント標準の「文字カウント」機能でも十分だが、より詳細な統計が欲しい場合はアドオンで拡張できる。段落別、章別の文字数管理などが可能となる。
標準機能では「ツール」→「文字カウント」で全体の文字数、単語数、ページ数が表示される。書きながら文字数を意識するには十分な機能である。
ショートカットキー「Ctrl+Shift+C」で瞬時に文字数を確認できる。頻繁に確認する書き手には便利な機能である。
指定文字数まであと何字かを常に把握しながら書けるため、字数管理が容易になる。
表記統一・校正系
表記揺れや誤字脱字を自動チェックするアドオンがある。
「「思う」「感じる」といった主観語の自動検出、半角/全角の統一チェックなどが可能である。詳細はレポートで使ってはいけない言葉、レポートの数字は半角?全角?を参照してほしい。
校正系アドオンは書き手の癖を客観的に把握できるツールでもある。自分では気付かないNG表現の混入を、機械的に発見できる。
ただし機械的な指摘に頼りすぎず、書き手自身の判断で最終確認する姿勢が重要である。
参考文献管理系
参考文献の書式を自動生成するアドオンがある。
APAスタイル、MLAスタイルなど、分野に応じた書式で参考文献リストを自動生成できる。卒論・修論など参考文献が多いレポートで威力を発揮する。
手動で参考文献の書式を整えるのは大変な作業である。アドオンを使えば、書式の統一と時間短縮が同時に実現できる。
ただし分野特有の書式は、指導教員のガイドラインに従うのが最も安全である。アドオンの出力もチェックが必要となる。
卒論など重要文書のセキュリティ・プライバシー対策
結論:Googleドキュメントで卒論など重要文書を扱う場合、「共有設定」「二段階認証」「バックアップ」の3つを徹底する必要がある。データはGoogleのクラウドに保存されるため、アカウントの管理が重要となる。
セキュリティ対策を3つ整理する。
卒論・修論のような重要文書では、これらの対策を徹底する必要がある。
数か月から数年にわたる労力の結晶を失わないためにも、対策への投資は惜しまないでほしい。
対策1:共有設定を確認する
共有設定を誤ると、意図しない人にレポートが見られる可能性がある。
初期設定は「非公開」だが、共有時に「リンクを知る全員が閲覧可能」に変えると、誰でも見られる状態になる。共有先を「特定のメールアドレス」に限定するのが安全である。
過去に「リンクを知る全員」で共有した場合、URLが流出すると誰でも見られる。共有設定は定期的に確認し、不要な共有は解除する習慣が大切である。
特に卒論やビジネス機密文書は、共有先を厳格に管理する必要がある。「共有」ボタンから現在の共有先一覧を確認する習慣を持つとよい。
対策2:二段階認証を有効にする
Googleアカウントの二段階認証を有効にすることで、不正アクセスを防げる。
Googleアカウントの設定から数分で有効化できる。卒論など重要な文書を扱うなら、二段階認証は必須と考えてよい。
スマホの認証アプリまたはSMSで確認コードを受け取る方式が一般的である。ログイン時に一手間増えるが、セキュリティの観点では必須の対策である。
Google Authenticatorアプリを使うのが最も安全である。SMSは番号のっとり被害の可能性があるため、認証アプリのほうが推奨される。
対策3:定期的にバックアップを取る
定期的にWord形式やPDF形式でダウンロードし、ローカルに保存する。
Googleアカウントが停止された場合や、誤って文書を削除した場合の備えとなる。週に1回程度、重要な段階で保存する習慣を持つとよい。
クラウドは便利だが、100%安全とは言えない。ローカル保存とクラウドの二重体制が、卒論など失いたくない文書には有効である。
過去にはGoogleのサーバー障害でファイルが一時的にアクセス不能になった事例もある。バックアップは必須である。
Googleドキュメントに関するよくある質問(FAQ)
Googleドキュメントの使い方に関して、多くの相談者から寄せられる質問をまとめた。
特にWord変換や共有権限に関する質問が頻出する。
これらの回答が、書き手の悩みの多くを解決するはずである。実際の相談内容を反映した実務的な内容を心がけている。
Q1. Googleドキュメントは本当に無料で使える?
個人利用は完全無料である。
Googleアカウントを作成すれば、追加費用なしで使える。ただしGoogleドライブの保存容量が15GBを超えると、追加容量の購入が必要となる。
テキスト中心のレポートなら、15GBで数千本のファイルが保存できる。画像を大量に使わない限り、無料枠で十分である。
Gmailやスマホの写真バックアップも同じ15GBを共有する。写真が多い場合は、レポート用にGoogleアカウントを分けるのも一つの方法である。
Q2. 大学の指定がWordの場合、Googleドキュメントは使える?
使える。
Googleドキュメントで作成後、Word形式でダウンロードして提出できる。ただし変換時のレイアウト崩れに注意が必要で、変換後の確認は必須である。
ただし提出前の最終仕上げは、実際に提出するWord環境で行うのが最も確実である。指定の書式で表示を確認してから提出する。
大学のPCルームでWordを使って最終確認する方法も有効である。学生であれば大学の設備を活用できる。
Q3. オフラインでも使える?
設定すれば使える。
Chromeブラウザで「Googleドキュメントのオフライン編集を有効にする」設定を行えば、ネット接続がない場所でも編集できる。編集内容はオンライン復帰時に自動的に同期される。
飛行機の中や電波の弱い場所でも作業を続けられる。ただし事前にオフライン有効化の設定が必要なため、外出前に確認しておくとよい。
移動時間の多い社会人学習者にとって、オフライン編集は重要な機能である。設定は1回だけで永続的に有効である。
Q4. Googleドキュメントで音声入力を使う手順は?
「ツール」→「音声入力」でマイクアイコンが表示される。
マイクアイコンをクリックすると音声入力が始まる。日本語の変換精度は高く、レポートの下書き作成に十分実用的である。ただし専門用語は変換ミスが起こりやすいため、確認が必要である。
音声入力はChromeブラウザでのみ利用できる。SafariやFirefoxでは使えないため、Chromeを使うことが前提となる。
Macユーザーはデフォルトブラウザで開くとSafariで起動する。音声入力を使う場合は明示的にChromeを起動する必要がある。
Q5. WordファイルをGoogleドキュメントで開ける?
開ける。
Googleドライブにアップロードして「Googleドキュメントで開く」を選ぶだけで、Word形式を編集可能になる。ただし変換時にレイアウトが崩れる可能性があるため、確認が必要である。
WordファイルのままGoogleドキュメントで編集する方法もある。「.docxのままGoogleドキュメントで開く」設定を選ぶことで、変換せずにそのまま扱える。
この方法なら変換によるレイアウト崩れも起こらない。ただし一部のWord高度機能は利用できない場合がある。
Q6. 共同編集で誰かに勝手に変えられたくないときは?
共有時に「コメント権限」または「閲覧権限」を選ぶ。
「編集権限」だと他人が本文を書き換えられるが、「コメント権限」ならコメントのみ、「閲覧権限」なら見るだけとなる。用途に応じて適切な権限を選ぶことが重要である。
権限は共有後にも変更できる。「編集」で共有した後で「コメント」に変えるといった対応も可能である。
共有相手ごとに個別の権限を設定できるため、細かい管理が可能である。
Q7. GoogleドキュメントとAIツールは連携できる?
連携できる。
Google GeminiがGoogleドキュメントに統合されており、文章の推敲や要約、翻訳などをAIに頼める。ただしAIが生成した文章をそのまま使うのは避け、書き手の学びとして活用する姿勢が重要である。詳細はレポート代行とAIの関係を参照してほしい。
AI連携は近年急速に進化している分野である。今後さらに便利な機能が追加される見込みである。
ただしAI連携機能は有料プランでの提供が多い。無料枠での利用範囲は限定的な場合がある。
まとめ|Googleドキュメントでレポート作成を効率化するために
Googleドキュメントでレポート作成を効率化するために最も重要なのは、「無料」「自動保存」「マルチデバイス」の3つのメリットを活かしつつ、Word提出時のレイアウト崩れ対処と、卒論など重要文書のセキュリティ対策を徹底することである。用途に応じてWordと使い分けることで、書き手の作業効率が大きく上がる。
Googleドキュメントはツールに過ぎない。どんなに便利なツールを使っても、書き手の内容分析や文章表現の質が変わるわけではない。ツールを活用しつつ、書き手自身のレポート作成能力を高める姿勢が最も重要である。
ツール選びより、書く内容の質にこだわる姿勢が、最終的には書き手のレポートの評価を決める。ツールは手段であり、目的ではない。
特に共同編集機能を使った指導教員との添削は、リモート指導が普及した現代において強力な武器となる。書き手と教員の距離が離れていても、リアルタイムのやりとりが可能となる。
特にコロナ禍以降、対面での指導が難しくなった学生や社会人学習者にとって、Googleドキュメントの共同編集機能は指導教員との橋渡しとして機能する。
また、社会人MBAや通信制大学のように、対面機会が限られる書き手にも有効である。時間と場所の制約を超えて、質の高い指導を受けられる。
- Googleドキュメントは無料・自動保存・マルチデバイスの3つのメリットが大きい
- 音声入力/共同編集/コメント/バージョン履歴の機能が便利
- Word提出は変換可能だがレイアウト崩れに注意
- 個人短文はGoogleドキュメント、卒論・修論はWordが基本
- 指導教員との添削には「コメント権限+提案モード」がおすすめ
- アドオンで文字数管理・表記統一・参考文献管理が効率化できる
- 卒論など重要文書は共有設定・二段階認証・バックアップを徹底する
より詳細な情報は、レポートの書き方完全ガイド、社会人のレポート時間管理術、レポートで使ってはいけない言葉、レポートの数字は半角?全角?、大学レポートの書き方、レポート代行とAIの関係もあわせて参照してほしい。
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