最終更新日:2026年8月20日
この記事でわかること
- 公務員ES/面接カードと民間ESの3つの違い
- 公務員ES特有の6項目(志望動機/自己PR/挑戦したい仕事/関心事項/専攻分野/これまでの活動)
- 職種別4パターン(国家/地方/市役所/警察・消防)の志望動機例文
- 強み別の自己PR例文
- 「挑戦したい仕事」「関心事項」「これまでの活動」の例文
- 添削者視点|公務員ESで落ちる4パターン
- 民間ES→公務員ESへの書き換えNG例
執筆:レポートビズ編集部
2021年5月の開業以来、累計6,000件超の作成・添削依頼に対応してきた編集チームが、公務員ES/面接カードの例文を6項目・4職種で体系的に整理している。公式LINE1,700名超、納期遵守率100%の実績に基づく実践的なノウハウをお届けする。
「エントリーシート 公務員 例文」——このキーワードで検索する人は、公務員試験の面接カード(=公務員におけるES)を書く段階で、実際の例文を参考にしたいと考えているケースが多い。結論から言えば公務員ESは民間ESと根本的に評価軸が異なり、そのまま流用すると即減点される。「公共の利益」への貢献意識を伝える書き方が求められる。
公務員ES/面接カードは、志望動機・自己PR以外にも「挑戦したい仕事」「関心事項」「専攻分野」「これまでの活動」など、民間にはない項目が並ぶ。また国家公務員・地方公務員・市役所・警察・消防など職種によって書き方の重点が異なる。個別の例文を参考に、自分の志望先に合わせて調整することが必須である。
この記事では、公務員ESと民間ESの3つの違い・特有の6項目・職種別4パターンの志望動機例文・強み別の自己PR例文・その他項目の例文・落ちる4パターン・民間ESからの書き換えNG例を、累計6,000件超の作成・添削実績から得た知見をもとに整理する。ES作成全般についてはエントリーシート書き方|準備から提出まで7ステップ完全版もあわせて参照してほしい。
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公務員ES/面接カードと民間ESの3つの違い
結論:公務員ESは民間ESと「評価軸」「設問項目」「文体」の3つで異なる。この違いを理解せずに民間ESをそのまま流用すると、公務員試験では致命的な減点につながる。まず違いを押さえることが最優先である。
違い1:評価軸(利益追求 vs 公共の利益)
民間ESは「利益追求への貢献」が評価軸だが、公務員ESは「公共の利益・住民サービス」への貢献意識が問われる。「バリバリ成果を上げたい」「競合に勝ちたい」といった表現は公務員では逆効果となる。「住民一人ひとりの生活を支えたい」「地域課題の解決に貢献したい」という視点への転換が必要である。
違い2:設問項目(民間4項目 vs 公務員6項目)
民間ESは「志望動機/自己PR/ガクチカ/長所短所」の4項目が基本だが、公務員ESでは「挑戦したい仕事」「関心事項」「専攻分野」「これまでの活動」など独自項目が加わる。特に「挑戦したい仕事」は志望動機と重複しない書き分けが必要である。
違い3:文体(民間は自由 vs 公務員はですます調が原則)
民間ESでは「ですます調」「である調」どちらでもよいが、公務員ESはほぼ全員が「ですます調」で記入する。公務員特有の慎重さ・誠実さを示す上でも、ですます調で統一するのが無難である。手書きでの提出を求められるケースも多く、字の丁寧さも評価対象となる。
公務員ES特有の6項目
結論:公務員ES/面接カードの主要項目は6つある。民間ESにはない項目もあるため、事前に各項目の書き方を押さえておく必要がある。各項目には明確な役割の違いがある。
公務員ESの6項目一覧
- 1. 志望動機・受験動機:なぜ公務員か・なぜこの自治体か
- 2. 自己PR:長所や人柄
- 3. 挑戦したい仕事:採用後に取り組みたい業務・分野
- 4. 関心事項:最近関心のある社会問題・出来事
- 5. 専攻分野:大学等での学び
- 6. これまでの活動・体験:学業・社会活動・アルバイト・サークル
各項目は独立して評価される。志望動機と挑戦したい仕事、自己PRとこれまでの活動が内容重複しないよう、事前に役割分担を整理しておくのが賢明である。全項目で一貫した人物像が浮かび上がるように設計したい。
志望動機の例文|職種別4パターン
結論:志望動機は「なぜ公務員か→なぜこの職種・自治体か→どう貢献したいか」の3構成で書く。国家/地方/市役所/警察・消防で書き方の重点が異なる。各職種の特性に応じた表現が必須である。
パターン1:国家公務員(総合職・一般職)の志望動機例
「私は、国の制度設計を通じて日本全体の暮らしを底上げする仕事に携わりたいと考え、国家公務員を志望します。大学のゼミで日本の少子高齢化と地方創生政策を研究する中で、個別の自治体だけでは解決困難な広域課題が多数存在することを実感しました。特に貴省が進める『デジタル田園都市国家構想』のように、全国自治体を横断する政策設計に強い興味を持っています。ゼミで培った政策分析力を活かし、現場の声を政策に反映する橋渡し役として貢献したいと考えます」
パターン2:地方公務員(県庁)の志望動機例
「私は、県内45市町村を横断する広域行政を通じて、〇〇県の住民生活を支えたいと考え、県庁を志望します。生まれ育った〇〇県は、県内格差(人口集中地域と過疎地域)が大きな課題であり、大学のフィールドワークで訪れた県北部では、医療機関へのアクセス困難で暮らしに支障をきたす高齢者の声を多く聞きました。県庁の広域調整機能を活かした地域医療体制の再構築に、大学で学んだ社会保障制度の知識を持って貢献したいと考えます」
パターン3:市役所の志望動機例
「私は、住民に最も近い立場で日常生活を支える〇〇市役所を志望します。市内で3年間続けた学習支援ボランティアを通じて、経済的に厳しい家庭の子どもたちが抱える教育格差を目の当たりにしました。〇〇市が全国に先駆けて導入した『子ども食堂ネットワーク支援事業』の取り組みに強く共感し、市民に寄り添う行政の力を実感しています。ボランティアで培った傾聴力を活かし、市民一人ひとりの声を丁寧に汲み取る職員になりたいと考えます」
パターン4:警察官・消防官の志望動機例
「私は、住民の安全・安心を最前線で守る警察官(消防官)を志望します。中学2年時、深夜に発生した近所の火災で駆けつけた消防隊員が住民の安否を最優先に対応する姿を見て、『命を守る仕事』への憧れを持ちました。大学ではラグビー部で4年間フィジカルと精神力を鍛え、副主将としてチームの規律維持にも尽力してきました。この経験で培った体力・チームワーク・責任感を活かし、〇〇県警察(消防)の一員として、住民の安全を24時間支える存在になりたいと考えます」
自己PRの例文|強み別
結論:公務員の自己PRは「協調性」「責任感」「コミュニケーション能力」「論理的思考力」などの公共サービス業務に活きる強みを選ぶ。数値と具体的なエピソードで再現性を示すのがコツである。強みは仕事での活かし方まで踏み込みたい。
例文1:傾聴力・コミュニケーション能力
「私の強みは、相手の話を丁寧に聞き取り、真意を引き出す傾聴力です。大学3年時、高齢者向け地域サロン(利用者平均年齢78歳・週2回開催)でボランティアリーダーを務め、当初は無口だった参加者から徐々に本音を引き出せるよう、1対1で15分間の傾聴時間を取り入れる仕組みを提案・導入しました。半年後には参加者アンケートで『話しやすい』との評価が63%から92%に上昇しました。この傾聴力を、市民相談窓口や地域住民との対話の場で活かしたいと考えます」
例文2:責任感・粘り強さ
「私の強みは、一度引き受けた仕事を最後まで完遂する責任感です。塾講師のアルバイトで担当した中学3年生5名は、当初、志望校の合格判定がD判定でした。私は個別の学習履歴を分析し、生徒ごとの弱点分野を特定して週次で学習計画を修正し続けた結果、5名全員が第一志望校に合格しました。この最後までやり遂げる姿勢を、住民の生活に直結する行政業務でも発揮し、責任を持って任務を遂行する職員になりたいと考えます」
例文3:論理的思考力・課題解決力
「私の強みは、課題を構造化して解決策を組み立てる論理的思考力です。大学の政策系ゼミで担当した『商店街活性化政策』の研究では、来街者数減少という漠然とした課題を『若年層の減少』『滞在時間の短さ』『情報発信不足』の3要素に分解。各要素の因果関係を分析した上で、SNS発信の強化を優先施策として提案し、実際に地元商店街の会合で採用されました。この課題解決力を、多岐にわたる行政課題への取り組みに活かしたいと考えます」
「挑戦したい仕事」の例文
結論:「挑戦したい仕事」は志望動機と重複しない具体的な業務を書く。志望動機が「なぜこの自治体か」を答えるのに対し、この項目は「入庁後に何をやりたいか」を答える。両者の役割分担を意識したい。
例文:市役所志望・子育て支援分野
「私は、〇〇市の子育て支援部門で、共働き家庭を対象とした学童保育の拡充事業に挑戦したいと考えます。市が公開している『子育て世帯実態調査(2025年)』では、学童保育の待機児童数が3年連続で増加している一方、放課後の居場所を求める声が全体の72%に上ることを知りました。学生時代の学習支援ボランティア経験を活かし、既存施設の運用改善と民間との連携拡大の両面から、共働き家庭の子どもたちに安心できる放課後の居場所を提供する仕組みづくりに取り組みたいと考えます」
書き方のコツ
- 志望動機と重複させない
- 「〇〇部」など具体的な部署に触れる
- その自治体の実際の課題や施策に言及する
- 自分の経験・スキルとの接続を示す
関心事項・専攻分野の例文
結論:「関心事項」は最近のニュースや社会問題への意見を、「専攻分野」は大学の学びを簡潔に書く。両項目とも、公務員業務との接続を意識するのがコツである。単なる知識披露で終わらせない。
関心事項の例文
「私が最近関心を持っているのは、行政サービスのDX化です。マイナンバーカードと連動した電子申請システムの普及で、住民の負担軽減と職員の業務効率化が同時に進む可能性に注目しています。一方で、高齢者や電子機器に不慣れな住民への配慮も不可欠と考えます。行政のDX化は『効率化』と『公平性』の両立が課題であり、両立に貢献できる職員になりたいと考えます」
専攻分野の例文
「経済学部経済政策学科に所属し、地方財政論と社会保障制度を専攻しています。卒業論文では『高齢化率の高い自治体における医療費財源の持続可能性』をテーマに、都道府県別のデータを分析しています。この学びは、地方公務員として社会保障制度の運営に携わる際の基礎となると考えています」
これまでの活動・体験の例文
結論:「これまでの活動・体験」は民間のガクチカに相当する項目である。学業・ボランティア・アルバイト・サークルなど、幅広い経験から「公務員業務に活きる要素」を含むものを選ぶ。再現性のある学びまで書きたい。
例文:地域ボランティア活動
「私は大学2年から3年間、地元〇〇市の『多世代交流サロン』でボランティアリーダーを務めました。当初、参加者は高齢者に偏っており、若年層(20〜30代)の参加率はわずか8%でした。私は原因を分析し、SNSでの情報発信と『世代を超えたテーマ別ワークショップ』の企画を導入。半年後には若年層参加率が32%まで上昇し、参加者アンケートでも『多世代の交流が刺激になる』との声を多数得ました。この経験から、住民の潜在ニーズを可視化し、行動につなげる企画力を身につけました。公務員として住民サービスの企画・運営に活かしたいと考えます」
添削者視点|公務員ESで落ちる4パターン
結論:累計6,000件超の作成・添削実績から、公務員ESで落ちるパターンは4つに集約される。いずれも民間ESとの違いを理解していないことが原因である。添削者の目線から率直に整理する。
パターン1:「安定志向」が透けて見える
「安定した職場で長く働きたい」「福利厚生が充実している」といった条件面の魅力を志望動機に書くと即減点である。公務員も税金で運営される仕事であり、住民サービスへの貢献意識が最重視される。安定志向は本音で持っていても、志望動機には出さないのが鉄則である。
パターン2:民間ESの言葉をそのまま流用
「貴社の成長性に魅力を感じ」「業界トップの実績」といった民間ES表現を「貴庁」「業界」に置き換えただけの文章。「なぜ公務員か」の本質的な理由が抜け落ちる。公務員ESは民間ESと別物として、ゼロから書き起こす姿勢が必要である。
パターン3:全項目に同じ内容を書く
志望動機・自己PR・挑戦したい仕事・これまでの活動、全てに「相手の立場になって考える」といった同じフレーズを繰り返すケース。多面性が見えず「一面的な人物」と判断される。各項目で異なる側面を見せる設計が必要である。
パターン4:自治体研究不足による抽象化
「地域に貢献したい」「住民の役に立ちたい」だけで、その自治体固有の課題・施策への言及がない。他の自治体でも通用する内容と判断され、志望度が低いと映る。自治体HP・広報誌・議会議事録などを事前にリサーチし、具体的な施策名や数字に言及したい。
選択肢の1つとしてのレポートビズ|参考資料としての活用
結論:公務員ESは自分の経験と言葉で書くのが原則である。ただし民間ESからの発想転換や自治体研究に迷った時、プロが作成した参考文を「見本」として活用することも有効な選択肢となる。まずは自分で書くことが最優先である。
レポートビズのES作成・添削サービスは、業界内で「代行」と呼ばれることが多いが、当社では「参考資料としての活用」という位置づけを推奨している。公務員特有の6項目の参考文から、構成・表現・自治体研究の見せ方を学べる。累計6,000件超の作成・添削実績、納期遵守率100%、公式LINE1,700名超の信頼性の中で、書き方面での参考材料としての活用が可能である。
ただし、参考文をそのまま提出することは推奨しない。公務員ESは自分の志望動機・地域への思い・経験を伝える書類であり、その本質は自分自身にしかない。参考文は「型を学ぶ教材」として活用するのが正しい使い方である。
「エントリーシート公務員例文」に関するよくある質問(FAQ)
「エントリーシート公務員例文」について、当社に寄せられる代表的な質問をまとめた。公務員ES作成で迷う人が抱きやすい疑問を整理している。
Q1. 公務員ESと民間ESで文体は変えるべきですか?
公務員ESはですます調が原則である。民間ではどちらでもよいが、公務員ではほぼ全員がですます調で記入する。慎重さ・誠実さの印象が求められる公務員試験では、ですます調が無難である。
Q2. 志望動機と挑戦したい仕事は同じ内容でいいですか?
別の内容にする。志望動機は「なぜこの自治体か」、挑戦したい仕事は「入庁後に何をやりたいか」を答える別の項目である。同じ内容を書くと「多面性がない」と判断される。
Q3. 民間企業と併願している場合、志望動機はどう書く?
公務員ES上では公務員一本の姿勢で書く。併願していても、面接カード上で明かす必要はない。公務員としての貢献意識を軸に、迷いなく書ききることが重要である。
Q4. 地元以外の自治体を志望する場合、志望動機はどう書く?
その自治体を選んだ具体的理由を必ず入れる。「学生時代のフィールドワークで訪れて」「祖父母の居住地で」など、自治体との接点を示す。単なる「地方創生に興味がある」では弱い。
Q5. 面接カードは手書きが必須ですか?
自治体の指示に従うが、手書き指定が多い。公務員試験は面接官の年齢層(40〜50代)が高く、手書きを重視する傾向がある。丁寧な字で書くことが評価対象となる。
Q6. 「地元愛」だけで志望動機になりますか?
不十分である。「地元が好き」は動機として弱く、「地元の何が課題で、どう解決に貢献したいか」まで踏み込む必要がある。地域の実際の課題への言及が必須である。
Q7. 関心事項は政治的な話題を選んでもいいですか?
党派的な立場は避ける。政策全般への関心は問題ないが、特定政党への支持・反対を示す内容は不適切である。公務員は政治的中立性が求められるため、行政課題への関心という視点で書きたい。
まとめ|「公共の利益」への貢献意識が全ての土台
「エントリーシート公務員例文」の実務的な答えは、「公務員特有の6項目を、公共の利益への貢献意識を軸に、職種・自治体に合わせて書き分ける」ことに尽きる。民間ESの流用や、安定志向の透け出しは即減点となる。ゼロから書き起こす姿勢が必須である。
累計6,000件超の作成・添削実績から見えた公務員ESで落ちる4パターンは、安定志向の透け出し・民間ESの流用・全項目に同じ内容・自治体研究不足である。いずれも「公務員ES=民間ESとは別物」という認識で解決できる。
- 公務員ESと民間ESは評価軸・設問・文体が異なる
- 公務員ES特有の6項目を押さえる
- 志望動機は職種別(国家/地方/市役所/警察・消防)に書き分ける
- 自己PRは公務員業務に活きる強みを選ぶ
- 「挑戦したい仕事」は志望動機と役割分担する
- 関心事項は党派的な立場を避ける
- 「安定志向」「地元愛だけ」は志望動機として不十分
- 自治体固有の施策・数字への言及が必須
ES作成の全体像についてはエントリーシート書き方|準備から提出まで7ステップ完全版、設問別の記入例についてはエントリーシート記入例|基本情報+4設問の正解例文完全版もあわせて参照してほしい。
公務員ES作成に不安があれば、大学のキャリアセンター・公務員試験専門予備校、あるいはレポートビズのES作成・添削サービスのような法人型サービスを「参考資料として」活用することも選択肢の1つとなる。公共の利益への貢献意識と、自分の言葉——この両方を持って臨むことが結果を分ける。
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