最終更新日:2026年8月19日
この記事でわかること
- ES失敗の3類型(体裁・内容・戦略)と重大度
- 体裁ミス5パターン(誤字脱字・文字数・書式・敬語・記号)
- 志望動機の失敗3パターン
- 自己PRの失敗3パターン
- ガクチカの失敗3パターン
- 戦略的失敗1パターン(使い回し)
- 失敗の原因別分類(準備不足・理解不足・戦略ミス)
- 失敗を防ぐ事前対策5つ
- 失敗を発見する方法(セルフチェック・第三者チェック)
- 失敗した後のリカバリー方法
執筆:レポートビズ編集部
2021年5月の開業以来、累計6,000件超の作成・添削依頼に対応してきた編集チームが、ESでよくある失敗15パターンを体系的に整理している。添削者視点の落選パターン・重大度別ランキング・原因別分類・防止策まで、実際の添削現場で発見される失敗を統合した実務ガイドとして構築した。
「ESで何を書くと落ちるのか?」「よくある失敗を事前に知りたい」「自分のESに落選パターンが含まれていないか心配」——このキーワードで検索する就活生の悩みは、失敗の型を事前に把握して回避したいという実務的な必要性にある。
結論から言えば、ESでよくある失敗は「体裁ミス・内容ミス・戦略ミス」の3類型に分類される。体裁ミス5パターン(誤字脱字・文字数超過/不足・書式乱れ・敬語誤り・記号乱用)、志望動機3パターン(他社流用・企業研究不足・自分の関心不明)、自己PR3パターン(抽象的表現・具体性不足・業務接続なし)、ガクチカ3パターン(事実羅列・成果偏重・組織依存)、戦略的失敗1パターン(内容の使い回し)の合計15パターン。原因は「準備不足・理解不足・戦略ミス」の3つに大別される。事前対策5つとセルフ&第三者チェックで、多くの失敗は防げる。
本記事では、失敗の3類型・15パターン・原因別分類・防止策・発見方法・リカバリーまで実務的に整理する。各失敗パターンは該当する個別記事へのリンクを付けている。ES提出前の確認としても活用してほしい。詳細な提出前チェックは「ES提出前チェックリスト」も参照。
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ES失敗の3類型と重大度
結論:ES失敗は「①体裁ミス(重大度中)、②内容ミス(重大度高)、③戦略ミス(重大度最高)」の3類型に分類される。体裁ミスは減点対象、内容ミスは通過率大幅低下、戦略ミス(致命的失敗)は即不合格の可能性がある。重大度を認識して優先的に対処する。
3類型を整理する。
類型①:体裁ミス(重大度:中)
体裁ミスは、ES本文の見た目・表記に関する失敗。誤字脱字・文字数超過/不足・書式乱れ・敬語誤り・記号乱用等。「基本的なビジネス文書作成能力の欠如」として受け取られる。
単独では不合格にならないが、他の評価要素と組み合わさると通過率を下げる。基本ルールを守れば全て回避できる。
類型②:内容ミス(重大度:高)
内容ミスは、志望動機・自己PR・ガクチカ等の本文内容に関する失敗。企業研究不足・抽象的表現・具体性不足等。「本気度・能力の疑い」として受け取られる。
内容ミスは通過率を大幅に下げる。書類選考通過のためには、内容ミスを最優先で修正する必要がある。
類型③:戦略ミス(重大度:最高)
戦略ミスは、ES全体の方針に関する失敗。他社の内容の使い回し・企業名の間違い・志望動機と自己PRの矛盾等。「志望度ゼロ」「注意力の欠如」として即不合格の可能性がある。
戦略ミスは最も重大。1つでもあると、他の要素が優れていても不合格になる可能性が高い。絶対に避ける。
体裁ミス5パターン
結論:体裁ミス5パターンは「①誤字脱字、②文字数超過/不足、③書式・レイアウトの乱れ、④敬語・言葉遣いの誤り、⑤記号・略語の乱用」。この5パターンは基本ルールで防げるが、意外と多くの学生が犯している失敗である。
5パターンを解説する。
失敗①②:誤字脱字・文字数
①誤字脱字:「志望」を「思望」等の変換ミス、送り仮名の誤り、固有名詞の誤字。特に企業名・大学名・資格名の誤字は致命的。Wordのスペルチェック+目視で確認する。
②文字数超過/不足:企業指定を守らない。「200字以内」を280字で書く、「400字」を150字で書く等。指定の90〜100%が理想的な文字数。
失敗③④:書式・敬語
③書式・レイアウトの乱れ:改行位置がおかしい、段落分けがない、手書きの場合の文字の大きさがバラバラ等。読みにくさは印象を下げる。
④敬語・言葉遣いの誤り:「です・ます調」と「だ・である調」の混在、「御社」と「貴社」の使い分けミス、「〜させていただく」の過剰使用等。ESでは「貴社」が正しい。
失敗⑤:記号・略語の乱用
⑤記号・略語の乱用:「!」「?」「…」等の記号の多用、「バイト」「サークル」等の略語使用。ビジネス文書では記号は最小限、略語は正式名称に。
「アルバイト」「サークル活動」等、正式な表記に置き換える。若者言葉・SNS的な表現は避ける。
志望動機の失敗3パターン
結論:志望動機の失敗3パターンは「①他社でも通用する内容、②企業研究不足、③自分の関心が不明」。志望動機は書類選考で最も重視される項目。この3パターンを避けるだけで、志望動機の質は大きく向上する。
3パターンを解説する。
失敗①:他社でも通用する内容
「業界の成長性」「社会貢献性の高さ」等、他社でも同じことが言える内容。企業名を変えても通用してしまう志望動機は、志望度の低さの証明になる。
対処法:企業固有の要素(事業内容・強み・社風等)に必ず言及する。詳細は「ES志望動機の書き方」を参照。
失敗②:企業研究不足
企業の事業内容・業界動向・競合との違い等を理解していない志望動機。「〇〇に興味があります」等、企業の実態と乖離した内容は、企業研究不足として即座に見抜かれる。
対処法:企業HP・IR情報・業界研究本・OB訪問で情報収集。企業の「今」を理解する。
失敗③:自分の関心が不明
企業のことは書けているが、「なぜ自分がその企業に関心を持ったか」が不明。企業説明が中心で、自分の視点が抜けている。
対処法:自分の経験・興味・キャリアビジョンを起点に、企業への関心の理由を書く。「自分×企業」の接点を明確にする。
自己PRの失敗3パターン
結論:自己PRの失敗3パターンは「①抽象的な表現、②具体性不足、③業務接続なし」。「コミュニケーション能力があります」「頑張りました」等の抽象表現、エピソードの薄さ、業務との接続不足は自己PRの3大失敗である。
3パターンを解説する。
失敗①:抽象的な表現
「コミュニケーション能力」「協調性」「主体性」等の抽象表現の羅列。誰でも書ける内容で、差別化にならない。
対処法:抽象的な能力名を、具体的な場面と結果で置き換える。「〇〇の場面で、△△の工夫で、□□の成果を出した」等の具体化。
失敗②:具体性不足
エピソードが薄い、数字がない、固有名詞がない自己PR。「多くの人と関わりました」「大きな成果を得ました」等、具体的な内容が見えない。
対処法:数字・固有名詞・具体的な行動を必ず入れる。「〇名のスタッフと連携」「△%の売上向上」等。詳細は「ES自己PRのアルバイト経験の書き方」を参照。
失敗③:業務接続なし
自己PRの話で完結してしまい、業務でどう活かせるかの言及がない。「〇〇の能力があります」で終わり、企業での活用可能性を書いていない。
対処法:「この〇〇を貴社の△△業務で□□の形で活かしたい」の1文を必ず入れる。業務接続を明示することで、自己PRが単なる自慢話にならない。
ガクチカの失敗3パターン
結論:ガクチカの失敗3パターンは「①事実の羅列、②成果偏重、③組織依存」。「〇〇をしました」の事実列挙、成果ばかりでプロセスがない、「チームで達成しました」で自分の役割が不明等がガクチカの3大失敗である。
3パターンを解説する。
失敗①:事実の羅列
「〇〇に取り組みました。△△をしました。□□を得ました」の事実列挙。動機・工夫・思考プロセスが見えない。
対処法:「なぜそれに取り組んだか」「どんな困難があったか」「どう乗り越えたか」の背景・プロセスを丁寧に書く。詳細は「ESガクチカの書き方」を参照。
失敗②:成果偏重
「〇〇の成果を出しました」「△△を達成しました」の成果ばかり書いて、そこに至るプロセスがない。企業が知りたいのは「思考プロセス・行動特性」であり、成果だけではない。
対処法:成果:プロセス:動機 = 1:3:1 の比率で書く。プロセスに最も文字数を割く。
失敗③:組織依存
「チームで達成しました」「みんなで頑張りました」等、組織の成果として書き、自分個人の役割・貢献が不明。
対処法:「チームで〇〇を達成した中で、私は△△の役割を担い、□□の貢献をした」等、チーム内での自分の位置づけを明示する。主語の切り分けを明確にする。
戦略的失敗1パターン(使い回し)
結論:戦略的失敗の代表格は「内容の使い回し」。他社のESをそのまま流用、企業名だけ変更、志望動機のテンプレ使用等が該当する。この失敗は「志望度ゼロ」の証明になり、即不合格の可能性がある。全ES失敗の中で最も避けるべき失敗である。
使い回しの3パターンを整理する。
他社ESそのまま流用・企業名だけ変更
他社のESをそのままコピペ、企業名だけ変更するのは最悪の失敗。企業特性への言及がない内容は、一目でバレる。「志望度がゼロ」の証明になる。
複数企業に応募していても、志望動機は必ず企業別にカスタマイズする。企業研究の時間を惜しんではいけない。
志望動機テンプレの使用
Web上のテンプレをそのまま使用するのも失敗。「〇〇業界の成長性」「社会貢献性」等、テンプレ的な表現は多くの就活生が使用しているため、採用担当者は即座に見抜く。
テンプレは参考程度に留め、必ず自分の言葉・経験・視点で書き直す。
企業名の間違い
A社のESにB社の名前を書く、使い回しでの企業名変更漏れは致命的。その時点で不合格になる可能性が高い。
提出前に企業名を必ず全体で検索・確認する。志望動機・自己PR・面接接続等、全項目で企業名の一致を確認する。
失敗の原因別分類(準備不足・理解不足・戦略ミス)
結論:ES失敗の原因は「①準備不足、②理解不足、③戦略ミス」の3つに大別される。原因を理解することで、根本対処が可能になる。表面的な修正ではなく、原因からのアプローチが失敗防止の鍵である。
3つの原因を整理する。
原因①:準備不足
準備不足による失敗は、体裁ミス(誤字脱字・文字数・書式)・企業研究不足による志望動機の弱さ等。「時間不足」「取り組み不足」が原因。
対処法:ES作成を早めに開始する。提出締切の1週間以上前に大枠完成を目指す。詳細は「ES提出前チェックリスト」を参照。
原因②:理解不足
理解不足による失敗は、抽象的な表現・業務接続なし・企業特性への言及不足等。「ES設問の意図を理解していない」「業界・企業を理解していない」が原因。
対処法:ES設問の意図を分析、業界・企業の研究を深める。当社の個別記事群(志望動機・自己PR・ガクチカ等)で書き方の型を学ぶ。
原因③:戦略ミス
戦略ミスによる失敗は、内容の使い回し・企業名間違い・志望動機と自己PRの矛盾等。「戦略的な思考の欠如」「複数企業並行応募の管理不足」が原因。
対処法:企業別のカスタマイズを徹底、スプレッドシート等で並行応募の管理、提出前の全体チェック。
失敗を防ぐ事前対策5つ
結論:ES失敗を防ぐ事前対策は「①早めのES作成開始、②企業研究の徹底、③個別記事での書き方の型学習、④第三者チェックの活用、⑤提出前チェックリストの実施」の5つ。この5対策で、ほとんどの失敗は防げる。
5対策を整理する。
早めのES作成開始・企業研究の徹底
早めのES作成開始:提出締切の1週間以上前に開始。前日・当日の慌ただしい作業を避ける。時間の余裕が失敗防止の基本である。
企業研究の徹底:企業HP・IR情報・業界研究本・OB訪問・企業説明会等で情報収集。企業の「今」を理解する。志望動機の質が決まる。
個別記事での学習・第三者チェック・提出前チェックリスト
個別記事での書き方の型学習:志望動機・自己PR・ガクチカ等の書き方は、当社の個別記事群で学ぶ。「ES志望動機の書き方」「ESガクチカの書き方」等が参考になる。
第三者チェック:友人・家族・キャリアセンター・OB/OG・添削サービス等に見てもらう。自分では気づかない見落としを発見できる。
提出前チェックリスト:「ES提出前チェックリスト」の30項目で網羅的に確認。体裁・内容・戦略・提出方法の全カテゴリを漏れなく確認する。
失敗を発見する方法(セルフチェック・第三者チェック)
結論:失敗を発見する方法は「①時間を置いてのセルフチェック、②音読による違和感発見、③他人視点でのシミュレーション、④第三者チェックの活用」の4つ。1つの方法だけでは限界がある。複数を組み合わせて漏れを防ぐ。
4つの発見方法を整理する。
時間を置いてのセルフチェック・音読
時間を置いてのセルフチェック:執筆直後は主観的になりがち。1〜3日置いてから読み返すと、客観的な視点で見落としを発見できる。
音読による違和感発見:目で読むと見落とすが、耳で聞くと違和感を感じる。文章の流れの不自然さ、繰り返し表現、論理の飛躍等が発見しやすい。
他人視点シミュレーション・第三者チェック
他人視点シミュレーション:「採用担当者(業界の非専門家)が読んで理解できるか」の視点で読み返す。専門用語・略語・業界用語等の使用を減らす。
第三者チェック:実際に他人に読んでもらう。友人・家族・キャリアセンター・添削サービス等。異なる視点からの指摘が得られる。
失敗した後のリカバリー方法
結論:ES失敗した場合のリカバリー方法は「①次回への学び、②同じ失敗の防止策構築、③マインドの切り替え」の3つ。過去のESに引きずられず、次の企業のESに集中する。失敗は改善の機会である。
3つのリカバリー方法を整理する。
次回への学び・防止策構築
次回への学び:失敗の原因を分析。「準備不足?理解不足?戦略ミス?」と原因を特定し、次回に活かす。失敗ノートを作ると効果的。
同じ失敗の防止策構築:次のES提出時のチェックリストに、今回発見した失敗パターンを追加。同じ失敗を繰り返さない仕組みを作る。
マインドの切り替え
マインドの切り替え:「1社落ちても、他の企業がある」と割り切る。1社の失敗に引きずられて他の応募が滞ると、機会損失が大きい。
失敗は誰でも経験する。失敗から学び、次のチャンスに活かす姿勢が重要である。
15パターンのチェックリスト形式まとめ
結論:失敗15パターンをチェックリスト形式でまとめる。提出前に1つずつチェックすることで、失敗を漏れなく防止できる。「該当なし」を1つずつ確認する。
15項目のチェックリストを整理する。
体裁・志望動機のチェック
体裁チェック:①誤字脱字はないか、②文字数指定を守っているか、③書式・レイアウトが整っているか、④敬語・言葉遣いは適切か、⑤記号・略語の乱用はないか。
志望動機チェック:⑥他社でも通用する内容ではないか、⑦企業研究が反映されているか、⑧自分の関心が明確か。
自己PR・ガクチカ・戦略のチェック
自己PRチェック:⑨抽象的な表現ではないか、⑩具体性(数字・固有名詞)があるか、⑪業務接続が書かれているか。
ガクチカチェック:⑫事実の羅列で終わっていないか、⑬成果とプロセスのバランスが取れているか、⑭自分の役割が明確か。
戦略チェック:⑮他社ES内容の使い回し・企業名の間違いはないか。
失敗パターン別の具体的な修正例
結論:代表的な失敗パターンについて、Before/Afterの修正例を示す。「志望動機の他社流用/自己PRの抽象表現/ガクチカの事実羅列」の3つで具体的な書き換えパターンを見る。修正イメージが具体的になり、実践しやすい。
3つの修正例を整理する。
志望動機の他社流用の修正
Before(他社流用):「貴社の業界成長性と社会貢献性に共感し、志望しました。挑戦できる環境で成長したいと考えます」(他社でも通用)。
After(修正版):「貴社の〇〇事業(具体的な事業名)における△△(具体的な取り組み)に強い興味を持ちました。私自身の□□の経験から◇◇の側面に共感し、貴社の◎◎業務で活かしたいと考えました」(企業特性への言及+自分の経験接続)。
自己PRの抽象表現の修正
Before(抽象表現):「私の強みはコミュニケーション力です。人と関わるのが好きで、多くの人と良い関係を築けます」(具体性なし)。
After(修正版):「私の強みは対人調整力です。アルバイト先の飲食店で、〇〇のトラブル対応(具体的な場面)を担当、△名のスタッフと連携し、□時間で解決した経験があります。この対人調整力を貴社の営業職で活かしたい」(具体場面+数字+業務接続)。
ガクチカの事実羅列の修正
Before(事実羅列):「大学時代、〇〇のサークルに所属しました。△△の役職を務めました。□□のイベントを開催しました」(動機・工夫・プロセスなし)。
After(修正版):「大学時代、〇〇のサークルで△△の役職を務めた(背景)。参加者減少という課題に対して、□□の企画(工夫)を提案・実行し、参加者数を△%増加させた(成果)。この課題解決力を貴社の企画職で活かしたい」(背景→工夫→成果→接続)。
失敗の重大度別優先順位付け
結論:失敗の修正優先順位は「①戦略ミス(即対処)、②内容ミス(高優先)、③体裁ミス(中優先)」の順。時間が限られる場合、この優先順位で対処することで、通過率への影響を最小化できる。
3段階の優先順位を整理する。
戦略ミス(即対処)
戦略ミスは1つでも致命的。「企業名の間違い」「他社ES流用」等が発見されたら、他の全ての作業を中断してでも修正する。修正しないと即不合格の可能性。
提出前の全体チェックで必ず確認する項目。
内容ミス(高優先)
内容ミスは通過率への影響が大きい。志望動機の弱さ・自己PRの抽象性・ガクチカの事実羅列等は、時間をかけてでも修正する。
内容の修正は文章構成の変更を伴うため、時間がかかる。早めに取り組む。
体裁ミス(中優先)
体裁ミスは短時間で修正可能。誤字脱字・文字数・書式等は、提出前日に集中して対処できる。
体裁ミスを軽視すべきではないが、時間配分としては戦略・内容ミスの後で対処する。
失敗を学びに変える3つの姿勢
結論:ES失敗を単なる敗北ではなく学びに変える姿勢は「①失敗の記録化、②パターンの一般化、③次回応募での実践」の3つ。1つの失敗から複数の学びを引き出すことで、就活全体の質が向上する。
3つの姿勢を整理する。
失敗の記録化・パターンの一般化
失敗の記録化:失敗ノートを作成、日時・企業・失敗内容・原因・学びを記録する。後で見返せる形で残す。手書きでもデジタルでもOK。
パターンの一般化:個別の失敗から、共通するパターンを抽出。「私は〇〇の傾向がある」等、自分の弱点を認識する。認識することで対策が可能になる。
次回応募での実践
次回応募での実践:認識した弱点を、次回のES作成時に意識的に対処する。「今回は〇〇を意識して書く」等、具体的な改善目標を設定する。
改善のサイクル(失敗→記録→一般化→実践→評価)を回すことで、ES作成能力は着実に向上する。就活は最初のESより最後のESの質が高いのが理想である。
ES失敗に関するよくある質問(FAQ)
ES失敗について、よく寄せられる質問を7つに整理した。
Q1. 1つの失敗で不合格になるか
戦略的失敗(内容の使い回し・企業名間違い等)は1つで不合格になる可能性が高い。体裁ミス・内容ミスは複数重なると通過率が大幅に下がる。
1つの失敗も見逃さないためのチェックリスト活用が重要である。
Q2. 誤字脱字1つでも不合格か
1つの誤字脱字で不合格になることは稀。ただし、内容が優れていても印象を下げるため、必ず修正する。
企業名・自分の氏名・大学名の誤字は致命的。他は許容範囲だが、少ないほど良い。
Q3. ES作成時間の目安は
1社あたり4〜6時間が目安。企業研究2時間+執筆2時間+チェック1〜2時間の内訳。第一志望はより時間をかける。
時間をかけすぎても効果は逓減する。目安時間内で質の高いESを完成させる意識を持つ。
Q4. 自分で失敗を見つけられない場合
第三者チェックを活用する。友人・家族・キャリアセンター・添削サービス等、自分以外の視点が必要。
「時間を置いてから読み返す」「音読する」等のセルフチェック方法も併用する。
Q5. 失敗パターンが多くて修正しきれない
優先順位を付けて対処する。「戦略ミス>内容ミス>体裁ミス」の順で修正する。時間内で全て修正できない場合は、重大度の高いものから対処する。
次回以降の学びとして記録する。失敗ノートを作ると効果的。
Q6. 面接で「あのES失敗した」と言うべきか
面接では過去の失敗を自ら話す必要はない。聞かれた場合のみ、簡潔に事実+学びで答える。「今回のESでは〇〇の点を反省し、△△を改善した」等。
過去の失敗の詳細を延々と話すのは避ける。前向きな姿勢を優先する。
Q7. ES書類選考で不合格になった場合
その企業への再チャレンジは基本的に不可(次年度新卒採用まで)。他の企業のESに集中する。
不合格の原因を分析し、他企業のES作成に活かす。全ての失敗は次への学びである。
Q8. 添削で厳しい指摘を受けた場合の対処
指摘は貴重なフィードバック。感情的にならず、事実として受け止める。全ての指摘を鵜呑みにする必要はないが、複数の第三者から同じ指摘があれば要対応。
厳しい指摘は「相手が本気で改善を望んでいる」証拠。前向きに受け止めて修正に活かす。
まとめ|15パターンを認識し事前対策で、ES失敗の大多数を回避できる
ES失敗は「体裁ミス・内容ミス・戦略ミス」の3類型に分類され、重大度は「戦略ミス>内容ミス>体裁ミス」の順である。体裁ミス5パターン(誤字脱字・文字数超過/不足・書式乱れ・敬語誤り・記号乱用)、志望動機3パターン(他社流用・企業研究不足・自分の関心不明)、自己PR3パターン(抽象表現・具体性不足・業務接続なし)、ガクチカ3パターン(事実羅列・成果偏重・組織依存)、戦略的失敗1パターン(使い回し)の合計15パターン。原因は「準備不足・理解不足・戦略ミス」の3つに大別される。事前対策5つ(早めのES作成・企業研究徹底・個別記事での学習・第三者チェック・提出前チェックリスト実施)で多くの失敗は防げる。発見方法は4つ(時間を置いてのセルフチェック・音読・他人視点シミュレーション・第三者チェック)。失敗後はリカバリー3方法(次回への学び・防止策構築・マインドの切り替え)で対処。15パターンのチェックリストを提出前に必ず実施する。
- ES失敗3類型:体裁ミス(重大度中)/内容ミス(重大度高)/戦略ミス(重大度最高)
- 体裁ミス5パターン:誤字脱字/文字数超過不足/書式乱れ/敬語誤り/記号乱用
- 志望動機失敗3パターン:他社流用/企業研究不足/自分の関心不明
- 自己PR失敗3パターン:抽象表現/具体性不足/業務接続なし
- ガクチカ失敗3パターン:事実羅列/成果偏重/組織依存
- 戦略的失敗1パターン:使い回し(即不合格リスク)
- 原因3分類:準備不足/理解不足/戦略ミス
- 事前対策5つ:早めのES作成/企業研究徹底/個別記事での学習/第三者チェック/提出前チェックリスト実施
- 発見方法4つ:時間を置いてのセルフチェック/音読/他人視点シミュレーション/第三者チェック
- リカバリー3方法:次回への学び/防止策構築/マインドの切り替え
各失敗パターンの詳細な回避法は、当社の個別記事群を参照してほしい。「ES志望動機の書き方」「ESガクチカの書き方」「ES自己PRのアルバイト経験の書き方」「ES提出前チェックリスト」等、ES本文の主要項目ごとに実務ガイドを構築している。
ES失敗の回避に不安が残る場合、参考資料としての外部活用も選択肢となる。レポートビズのES作成・添削サービスのような、ES作成・添削を業として請け負うサービスに相談してみるのも1つの道である。公式LINEから匿名で無料相談ができるので、まずは現状の相談から始めるのが安全な出発点となる。プロの視点でのチェックは、自分では気づけない失敗パターンの発見に有効である。
ただし、最終的なES作成・チェック・提出は自分で行うことが原則である。失敗の15パターンを認識し、事前対策5つを実践することで、ES失敗の大多数は回避できる。失敗を恐れず、失敗パターンを学ぶ姿勢が、書類選考通過率の向上につながる。
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