ESガクチカの書き方|添削視点の落選4型と過程重視の設計

最終更新日:2026年8月19日

この記事でわかること

  • 企業がESガクチカで見ている3つのポイント
  • ガクチカと自己PRの明確な使い分け
  • 添削者が見る「落選するガクチカ」の4パターン
  • エピソード選定の4象限(結果×目立ち度)
  • 合格するガクチカの6ステップ構成
  • 「過程重視」の書き方(What/Why/Howの分解)
  • 失敗経験でも成立するガクチカの書き方
  • テーマ別のガクチカ設計(アルバイト/ゼミ/部活/趣味/インターン)
  • 文字数別テンプレート(50字/100字/200字/400字)
  • 面接での深掘り想定

執筆:レポートビズ編集部
2021年5月の開業以来、累計6,000件超の作成・添削依頼に対応してきた編集チームが、ESガクチカの書き方を体系的に整理している。添削者視点の落選4パターン・エピソード選定の4象限・過程重視のテクニック・失敗経験ガクチカの設計まで、就活メディアが踏み込まない実務ガイドとして構築した。

「ガクチカに書けるような特別な経験がない」「留学も部活の実績もない」「アルバイトの話は他の学生とかぶりそう」——このキーワードで検索する就活生の悩みは、多くの場合「華やかなガクチカでなければ通らない」という誤解に起因している。

結論から言えば、ガクチカは「華々しい成果」ではなく「行動特性と価値観」を伝える設問である。企業が見ているのは「①自発性、②価値観、③再現性」の3点。落選する4パターン(結果偏重・過程が薄い・自己PRと重複・受身姿勢)を避け、「結論→動機→課題→行動→結果→学び」の6ステップで書けば、地味なエピソードでも通過ラインには十分乗る。ガクチカは「What(何をしたか)」ではなく「Why(なぜやったか)」と「How(どうやったか)」で書くのが原則である。

本記事では、添削者視点の落選4パターン・ガクチカと自己PRの書き分け・エピソード選定の4象限・6ステップ構成・過程重視のテクニック・失敗経験ガクチカの設計・テーマ別例・文字数別テンプレ・面接接続まで、就活メディアが踏み込まない実務領域を整理する。自己PRとの書き分けは「ES自己PRのアルバイト経験の書き方」もあわせて参照してほしい。

ESが書けない、選考が迫っている、添削してほしい——そんなときは

ES代行という選択肢があります

  • 1設問 1,100円〜の業界最安値水準
  • 最短即日納品に対応
  • 累計6,000件超・匿名OK・全国対応
公式LINEで無料見積り(1分・匿名OK)

ES代行の料金・対応範囲を見る →

企業がESガクチカで見ている3つのポイント

結論:企業がガクチカを聞く目的は「①自発性、②価値観、③再現性」の3点である。結果の華やかさは評価軸ではない。「何にモチベーションを感じ、どう考え、どう行動する人か」を、過去の経験から推定するための設問である。

3つの評価観点を順に整理する。

ポイント①:自発性

企業が最も重視するのは「自分から動ける人か」である。dodaキャンパスの解説でも「先輩に言われたから」「これまでの流れで」など、受け身の理由を伝えてしまうと、主体性や行動力が伝わらず、評価を下げてしまうことにもなりかねません」と指摘されている。ガクチカでは「自分が気づいた・自分から提案した・自分が始めた」といった、能動的な動機を必ず盛り込みたい。

「先輩に誘われて始めた」ままで終わるガクチカは、主体性の疑問を生む。始めたきっかけは受動的でも、途中から自分の意志で取り組み方を変えた等のエピソードを加える。

ポイント②:価値観

ガクチカのエピソードから「何を大事に考える人か」を読み取る。ハローワークキャリアコンサルタントの深澤氏も「ガクチカのエピソードを通して、企業が知りたいと思っているのはズバリ、学生の考え方や人柄です。『行動特性』や『思考特性』、『価値観』と言い換えてもよい」と示している。

同じアルバイト経験でも、「売上を上げること」を重視するのか、「顧客との関係」を重視するのかで、価値観は違う。この価値観の軸が滲む書き方を意識したい。

ポイント③:再現性

「同じ状況が入社後に起きたら、再び同じように動けるか」を判定する。就活の教科書の記事でも「会社に入ると辛いこと、思い通りにいかないことが出てくる。このような壁にぶつかった時、会社は学生時代に力を入れたエピソードを基に、あなたがどう物事に取り組みどんな成長をしていけそうかを判断する」と示されている。

1回だけの偶然の成功ではなく、「同じ状況で再現できる行動パターン」として書けるかが評価を決める。

ガクチカと自己PRの明確な使い分け

結論:ガクチカと自己PRは、同じエピソードを使ってもよいが「切り取り方」を明確に変える。ガクチカは「プロセス(過程)重視」、自己PRは「強み(能力)重視」。この違いを理解しないと、両設問で同じ内容を書いてしまい、印象が薄まる。

使い分けを整理する。

ガクチカ=プロセス重視

ガクチカは「何に力を入れ、どう取り組んだか」というプロセスを中心に書く。動機・課題・行動・結果・学びの流れを丁寧に描写する。リクナビも「ガクチカでは『こんなふうに思考しました』『こんな工夫をしました』など、プロセスを詳しく伝える」と示している。

ガクチカの主役は「あなたの思考と行動」である。強みを直接語らなくても、行動から強みが滲む書き方が理想である。

自己PR=強み重視

自己PRは「自分の強みは何か」を明示し、エピソードはその強みの証拠として提示する。「私の強みは〇〇である。△△の経験でそれを発揮した」の順で書く。

自己PRの主役は「あなたの強み」である。エピソードは強みを裏付ける補助情報の位置づけになる。

同じエピソードを両設問で使う場合

例:「カフェのアルバイトで待ち時間短縮に取り組んだ経験」。ガクチカでは「なぜ課題に気づき、どう改善したか」の過程を詳細に、自己PRでは「その経験から発揮された課題解決力」を強みとして提示する。

同じエピソードでも切り取り方を変えれば、両設問で使える。ゼロから2つのエピソードを用意する必要はない。

添削者が見る「落選するガクチカ」4パターン

結論:添削の現場で見る落選パターンは「①結果偏重で過程が薄い、②自己PRと丸かぶり、③受身姿勢が滲む、④学びが薄い・ない」の4つに集約される。1つでも該当すると通過率が下がる。

4パターンを解剖する。

パターン①:結果偏重で過程が薄い

「サークルで代表を務め、100人規模のイベントを成功させました」——結果だけを書いて過程がないパターンである。企業が知りたいのは結果ではなく「どう考え、どう動いたか」の過程である。

華々しい結果があっても、その裏の思考プロセスが書かれていなければ評価につながらない。逆に、地味な結果でも過程が濃ければ十分に評価される。

パターン②:自己PRと丸かぶり

ガクチカと自己PRで完全に同じ内容を書くパターンである。切り取り方を変えていないと、読み手に「使い回し」の印象を与える。設問ごとの意図に沿った書き分けが必要である。

同じエピソードでも、ガクチカ=プロセス重視、自己PR=強み重視、で切り取り方を変える。文章構造も別々に組む。

パターン③④:受身姿勢・学びが薄い

受身姿勢は「先輩に言われて始めた」「なんとなく続けた」といった、自発性のない動機で終わるパターン。始めたきっかけが受動的でも、途中から自分の意志で取り組み方を変えたエピソードを加えるとよい。

学びが薄いパターンは「多くのことを学びました」「たくさんの経験を得ました」で終わるケース。具体的に「何を学び、それを今後どう活かすか」を書かないと、経験の価値が伝わらない。

エピソード選定の4象限(結果×目立ち度)

結論:ガクチカのエピソードは「結果あり/なし × 目立つ/地味」の4象限で戦略的に選ぶ。多くの就活生が「結果あり×目立つ」だけを狙って詰まる。実は「結果なし×地味」でも書き方次第で通過ラインには乗る。

4象限を整理する。

象限A:結果あり×目立つ

「留学」「起業」「大会優勝」「大規模イベント運営」等の派手なエピソードで結果もある。多くの就活生が狙う象限だが、他の応募者と競合しやすい。書き方の質で差別化が必要である。

華やかさに頼らず、過程の描写と学びの深さで差別化することが重要である。

象限B:結果あり×地味

「アルバイトの売上改善」「ゼミ発表の評価」「サークルのマニュアル整備」等、目立たないが数字で結果を出せる象限。実は最も評価されやすい象限である。他の就活生と競合しにくく、過程の描写もしやすい。

日常の中で「数字で語れる成果」を思い出して整理すると、この象限のエピソードは意外と見つかる。

象限C・D:結果なしのエピソード

象限C(結果なし×目立つ):「大会に出たが優勝できなかった」「プロジェクトが頓挫した」等。過程と学びで書ける。象限D(結果なし×地味):「日々の習慣」「小さな改善の積み重ね」等。地味だが、日常描写で人柄が伝わる。

キャリタス就活も「成果が出なかったエピソードもガクチカとして問題ありません。重要なのは結果ではなく、『どのような経験をしたか』『経験から何を学んだのか』です」と示している。象限C・Dも十分にガクチカとして成立する。

合格するガクチカの6ステップ構成

結論:合格するガクチカは「①結論、②動機、③課題、④行動、⑤結果、⑥学び」の6ステップで構成する。この順で書くと、企業が求める「自発性・価値観・再現性」の3点が自然に伝わる。ステップ順を入れ替えるのは推奨しない。

6ステップを順に確認する。

ステップ①②:結論と動機

ステップ①(結論):「私が学生時代に力を入れたことは〇〇である」と端的に。「〇〇」には具体的な活動名を入れる。抽象的な表現(勉強・部活動等)ではなく、「TOEICスコア向上」「バドミントン部での代表活動」など具体化する。

ステップ②(動機):「なぜその活動に取り組んだのか」を自発的な理由で書く。「〇〇を実現したいと考え」「〇〇の課題を感じ」等の主体的な動機を示す。

ステップ③④:課題と行動

ステップ③(課題):活動の中でぶつかった困難や課題を書く。「〇〇の壁があった」「△△という問題が発生した」など。課題の具体性が過程の説得力を高める。

ステップ④(行動):課題に対して自分がどう考え、どう行動したかを最も詳しく書く。ガクチカの主役はここである。「まず〇〇を分析し、△△の仮説を立て、□□を実行した」といった思考プロセスと行動の連鎖を描写する。

ステップ⑤⑥:結果と学び

ステップ⑤(結果):行動の結果を書く。数字があるなら数字で示す。結果が出なかった場合も、その事実を正直に書く。

ステップ⑥(学び):この経験から何を学んだか、それを今後どう活かすかを書く。単に「学びが多かった」ではなく、「〇〇の重要性を学び、△△の場面でこの学びを活かしたい」と具体化する。学びと入社後の活用を接続すると、志望動機との一貫性も生まれる。

「過程重視」の書き方(What/Why/Howの分解)

結論:ガクチカは「What(何をしたか)」より「Why(なぜやったか)」と「How(どうやったか)」に文字数を割く。多くの就活生はWhatに文字数を使いすぎて、WhyとHowが薄くなる。文字数配分の意識で、過程重視のガクチカが書けるようになる。

What/Why/Howの分解を整理する。

What(何をしたか):最小限に

Whatは「サークルで代表を務めた」「アルバイトでシフトリーダーだった」等の活動内容の説明。ここに文字数を使いすぎない。全体の20〜30%に抑える。活動そのものは他人にも真似できる。差別化にならない。

「代表として何をしたか」ではなく「代表として何を考えたか」に焦点を移すのがガクチカの原則である。

Why(なぜやったか):20〜30%

Whyは「その活動を始めた動機・その課題に取り組んだ理由」の説明。ハローワークキャリアコンサルタントの深澤氏も「ガクチカでアピールすべきポイントは、『何をしたか(What)』ではなく、『なぜそうしたのか(Why)』や『どのようにしたか(How)』の部分」と指摘している。

Whyには自分の価値観が滲む。「顧客に喜んでもらいたい」「効率を上げたい」「仲間の成長を支えたい」等、自分が動機として感じたことを正直に書く。

How(どうやったか):40〜50%

Howは「具体的にどう考え、どう行動したか」の描写。ガクチカ全体の40〜50%を占める最重要ブロックである。「まず〇〇を分析し、△△の仮説を立て、□□を実行した」といった、思考と行動の連鎖を丁寧に描写する。

Howが濃いガクチカは、それだけで他の応募者と差別化される。文字数の配分でこの部分を最優先することを意識したい。

失敗経験でも成立するガクチカの書き方

結論:失敗経験もガクチカとして成立する。むしろ「成功エピソードより本気度が伝わる」ケースもある。「①失敗の具体化、②失敗の原因分析、③そこから得た学び、④今後の活かし方」の4ステップで書けば、失敗ガクチカも十分に評価される。

失敗ガクチカの書き方を整理する。

失敗を正直に書く

「〇〇に取り組んだが、△△の理由で目標達成には至らなかった」と正直に書く。無理に成功に見せかける必要はない。むしろ失敗を認められる誠実さが評価される。

失敗の内容を隠す・ぼかすと、面接での深掘りで矛盾が生じる。事実は事実として提示する。

失敗の原因分析

「なぜ失敗したのか」を客観的に分析する。「準備が不十分だった」「他人任せにしていた」「予測が甘かった」等、自分の不足を認める。他人や環境のせいにする書き方は避ける。

自己分析の深さがこのステップで示せる。「失敗の原因を他責にしない姿勢」自体が評価対象になる。

学びと今後の活かし方

「この失敗から〇〇の重要性を学んだ」「以降、△△を意識するようになった」と、失敗を成長の糧に変える書き方をする。さらに「入社後は□□の場面でこの学びを活かしたい」と未来へ接続する。

失敗の経験がある学生は、実は成功だけの学生より入社後の困難に強い。この点を企業も評価する。

テーマ別のガクチカ設計(アルバイト/ゼミ/部活/趣味/インターン)

結論:ガクチカのテーマ選択に絶対の正解はない。アルバイト・ゼミ・部活・趣味・インターンのどれでも成立する。テーマごとに書き方の勘所が違うため、自分の経験に近いテーマの設計ポイントを押さえて書きたい。

5テーマの設計ポイントを示す。

アルバイト・ゼミ

アルバイトは「業務改善・顧客満足向上・新人指導」の3方向で書きやすい。数字が取りやすいため、結果の定量化が容易である。詳細は「ES自己PRのアルバイト経験の書き方」も参照。

ゼミは「研究テーマの選定理由・チームでの役割・分析プロセス」を軸に書く。専門知識よりも「どう考え、どう行動したか」を重視して書く。

部活・趣味

部活は「チームでの役割・目標設定・練習の工夫」を軸に書く。個人競技より団体競技の方が、協働性が伝わりやすい。役職(キャプテン等)は書く価値があるが、役職名だけで満足しない。

趣味も立派なガクチカになる。「なぜその趣味に没頭したのか」「どこまで深めたのか」「何を得たのか」の3点を軸に書けば、趣味からでも人柄と価値観が伝わる。

インターン・その他

インターンは「業務内容・課題発見・自分の貢献」の3要素で書く。特に長期インターンは、業務での成果を数字で示しやすい。

その他(ボランティア・資格取得・独学プロジェクト等)も自分の主体性が伝わるテーマなら十分に成立する。テーマの派手さより、自発性と過程の濃さが評価軸である。

文字数別テンプレート(50字/100字/200字/400字)

結論:ガクチカの文字数別テンプレは「50字:結論+要点、100字:結論+行動+結果、200字:6ステップ凝縮、400字:6ステップ全展開」の順で構造化する。文字数に応じて6ステップの詳細度を調整する。

4つのテンプレを示す。

50字・100字テンプレ

50字例:「学生時代はカフェのアルバイトで待ち時間短縮に取り組み、顧客満足度を4.5に向上させた」(45字)。結論+行動+結果の3要素を凝縮する。

100字例:「学生時代はカフェのアルバイトで待ち時間短縮に取り組んだ。オーダー動線を再設計し、ピーク時の平均待ち時間を8分から5分に短縮、顧客満足度を4.5に向上させた」(85字)。結論+動機要点+行動+結果の構成。

200字テンプレ(6ステップ凝縮)

200字は6ステップ全てを凝縮版で入れる。各ステップに30〜40字を割く。「結論・動機・課題・行動・結果・学び」の順序を守り、各要素を1文ずつで書くと自然に収まる。

200字ではHow(行動)部分に50〜60字を割くのが理想。他ステップは短めに凝縮する。

400字テンプレ(標準・6ステップ全展開)

400字は6ステップを全展開する黄金型。配分の目安は「結論60字・動機60字・課題60字・行動160字・結果40字・学び60字」。行動部分に最も文字数を割いて、思考プロセスと工夫を丁寧に描写する。

400字はガクチカの標準指定サイズであり、6ステップが最も書きやすい文字数である。多くの企業がこの文字数を採用している。

面接での深掘り想定

結論:ガクチカのESは、面接で必ず深掘りされる。「行動の具体化」「他の選択肢との比較」「結果と学びの再現性」の3方向で質問される。ES時点で追加情報を準備しておく必要がある。

深掘り対応の3ポイントを整理する。

行動の具体化

「もっと具体的に何をしたのか」「他にどんな行動を取ったか」を聞かれる。ESでは書ききれなかった詳細(頻度・時間・関わった人数等)を追加で答えられる準備をしたい。

ES提出前に、行動の5W1H(いつ・どこで・誰と・何を・なぜ・どのように)を全て言語化しておく。

他の選択肢との比較

「なぜその方法を選んだのか」「他にどんな選択肢があったか」を聞かれる。行動の必然性を示すには、他の選択肢を検討した上で選んだ経緯を語れると理想である。

「〇〇と△△の2案を比較した結果、□□の理由で〇〇を選んだ」といった思考プロセスを語れると、意思決定の質が伝わる。

結果と学びの再現性

「同じ状況が入社後に起きたら、どう動くか」を聞かれる。ガクチカの学びが、単なる思い出ではなく、業務でも再現できることを示す必要がある。「〇〇の業務で△△の場面が来たら、この学びを□□の形で活かしたい」と具体化する。

ES時点で「入社後の再現場面」を1つ想定しておくと、面接での応答が安定する。

ガクチカ作成のよくある失敗と対処法

結論:ガクチカ作成でよく見る失敗には「①エピソード選定に時間をかけすぎる、②5W1Hが揃わない、③抽象的な単語で満足する、④成果の数字を盛る、⑤志望企業との接続を忘れる」の5パターンがある。それぞれに対処法がある。

5つの失敗と対処法を整理する。

失敗①②:エピソード選定・5W1H不足

エピソード選定に時間をかけすぎるのは非効率である。「完璧なエピソード」を探すより、「今書けるエピソード」で書き始める方が効率的である。書きながら別のエピソードが浮かべば、その時に切り替えればよい。

5W1H不足は、行動描写が抽象的になる原因である。ES提出前に、行動部分の5W1Hが全て言語化できているか確認したい。「いつ・どこで・誰と・何を・なぜ・どのように」の6点を書き出す作業を推奨する。

失敗③④:抽象的な単語・数字の盛り

「多くの経験」「様々な工夫」「大きな成果」といった抽象的な単語は削除する。マイナビエージェントも「『さまざまな活動』『多くのこと』『大変なこと』などが抽象的で、何をしたのか伝わらない」と失敗例を示している。具体的な数字・固有名詞・行動内容に置き換える。

数字の盛りは面接で必ず露見する。「売上を20%改善」と書くなら、算出根拠を必ず言えるようにしておく。根拠が曖昧な数字は書かない方が安全である。

失敗⑤:志望企業との接続忘れ

ガクチカの学び部分に「入社後の活かし方」を書かないケースが多い。ここが抜けると、ガクチカが単なる過去の思い出で終わる。「〇〇の業務で、この学びを△△の形で活かしたい」と、必ず未来へ接続する。

志望企業の具体的な業務名を入れると、企業研究の深さも同時に示せる。

ESガクチカに関するよくある質問(FAQ)

ガクチカについて、よく寄せられる質問を7つに整理した。

Q1. ガクチカがない場合はどうすればよいか

「華々しい経験」だけがガクチカではない。日常の中で継続してきたこと、小さな改善の積み重ね、失敗から学んだ経験も全てガクチカになる。象限D(結果なし×地味)のエピソードでも十分に成立する。

「特別なガクチカがない」と思い込んでいるだけで、実際には自分の中に必ずガクチカの種はある。

Q2. 高校時代のエピソードでもよいか

基本は大学時代のエピソードを推奨する。dodaキャンパスも「基本的には、大学時代の経験が良いでしょう。授業・部活・ゼミ・アルバイトなど、比較的最近の出来事のほうが、詳細を鮮明に語れるため面接での説得力が高まります」と示している。

ただし「高校から続けていた〇〇を大学でも継続」の場合は、大学部分に焦点を当てれば書ける。

Q3. 成果を誇張してよいか

絶対に避ける。面接での深掘りで嘘は必ず露見する。誇張よりも「小さな成果を丁寧に語る」方が印象が良い。事実に基づいた過程の描写と学びの深さで勝負する。

数字は取れる範囲で正確に示し、取れない数字は「毎日〇時間・△ヶ月」等の規模で代替する。

Q4. 複数のエピソードを並列に書いてよいか

1つに絞るのが原則である。マイナビエージェントも「特にアピールしたいエピソードを一つ選んで深掘りするのが基本」と示している。複数書くと1つあたりの過程描写が浅くなり、印象に残らない。

最も自発性・過程・学びが濃く語れる1つに絞る。

Q5. 自己PRとガクチカで同じエピソードを使ってよいか

切り取り方を変えれば問題ない。リクナビも「ESに自己PRとガクチカの両方が必要な場合、双方のエピソードを書き分けられるのが理想ですが、難しければかぶっても構いません」と示している。ガクチカ=過程重視、自己PR=強み重視で切り取りを変える。

可能なら別エピソードの方が印象は深まる。強いエピソードが2つあるなら、両方使うのが理想である。

Q6. 趣味やゲームをガクチカにしてよいか

問題ない。趣味・ゲームでも「なぜ没頭したか・どこまで深めたか・何を得たか」の3点を軸に書けば十分に成立する。ただし「単なる娯楽」で終わらず、自発性と学びを明示する必要がある。

趣味ガクチカは他の応募者と差別化しやすい面もある。

Q7. 学業をガクチカにしてもよいか

学業ガクチカは十分に成立する。「単位取得の計画性・研究テーマの選択理由・専門性を深めた過程」等が題材になる。詳細は関連記事「エントリーシート 学業で取り組んだこと」の記事も参照してほしい。

研究職・専門職を志望する場合、学業ガクチカは業務適性の証明にもなり有利である。

まとめ|過程重視と6ステップで、地味なエピソードでもガクチカは通る

ESガクチカは「自発性・価値観・再現性」の3点を測る設問である。落選4パターン(結果偏重・自己PRと重複・受身姿勢・学びが薄い)を避け、「結論→動機→課題→行動→結果→学び」の6ステップで書けば通過ラインに乗る。エピソード選定は4象限(結果あり/なし×目立つ/地味)で戦略化し、地味な象限でも書き方次第で十分に評価される。What(何を)より Why(なぜ)とHow(どう)に文字数を割き、過程重視の描写で他の応募者と差別化する。失敗経験もガクチカとして成立する。テーマの派手さより、自発性と過程の濃さが評価軸である。

  • 企業が見るのは自発性・価値観・再現性の3点
  • ガクチカ=過程重視、自己PR=強み重視で使い分ける
  • 落選4パターン:結果偏重・自己PR重複・受身姿勢・学び薄い
  • エピソード選定の4象限(結果×目立ち度)で戦略化
  • 合格6ステップ:結論→動機→課題→行動→結果→学び
  • What(20〜30%)/Why(20〜30%)/How(40〜50%)の文字数配分
  • 失敗経験もガクチカ、失敗の原因分析と学びで書く
  • テーマ別(アルバイト/ゼミ/部活/趣味/インターン)の設計ポイント
  • 文字数別テンプレは6ステップの詳細度で調整(50/100/200/400字)
  • 面接では行動具体化・他選択肢比較・再現性の3方向で深掘り想定

ES対策全般は「ES志望動機の書き方」「ES自己PRのアルバイト経験の書き方」「ES長所短所の例文」もあわせて参照してほしい。

ガクチカの書き方に不安が残る場合、参考資料としての外部活用も選択肢となる。レポートビズのES作成・添削サービスのような、ES作成・添削を業として請け負うサービスに相談してみるのも1つの道である。公式LINEから匿名で無料相談ができるので、まずは現状の相談から始めるのが安全な出発点となる。

ただし、外部の作成物をそのまま提出することは推奨できない。あくまで参考資料として活用し、最終的なESは自分の言葉と自分の実体験で仕上げることが原則である。面接での深掘りに耐えるためにも、ガクチカは自分の実体験に根ざした内容で書きたい。

Voice

ES代行をご利用いただいたお客様の声

★★★★★ ES代行

総合商社1社のES、書類選考通過しました

総合商社のESを依頼。自己PR、ガクチカ、志望動機、キャリアプランの4設問で、見事に書類選考通過しました。

ご依頼者
20代/大学4年生(就活生)
分量
4設問
納期
1週間以内
金額
7,040円

※ 対応してきた典型的なご利用ケースを基にした参考事例です。

お客様の声をもっと見る(86件)→

AI不使用 / 全件チェック

生成AIに頼らず、すべて人の手で執筆しています

レポートビズは生成AIによる自動生成を行わず、経験豊富なライターが一件ずつ執筆しています。 納品前には4種類のAI検知ツールと剽窃チェックを全件に実施し、 問題のないものだけをお届けしています。

  • GPTZero基本チェック
  • User Local国産AI判定
  • Isgenクロス検証
  • MyDetector最終確認

+ 剽窃(コピペ)チェックも全件実施

※ AI検知ツールの判定は、提出先の環境やツールのバージョンにより変動する場合があります。

Report-Biz

どうしても手が回らないときは

レポートビズは2021年5月の開業から累計6,000件超のご相談に対応してきました。 国立大学出身者・難関私大出身者を中心としたライターが、文系18分野・理系16分野に対応します。 納品物は参考資料・下書きとしてご活用いただくことを前提としたサービスです。

1設問 1,100円〜業界最安値水準
最短即日納期に応じた料金体系
100%納期遵守率
匿名OK全国どこからでも
公式LINEで無料見積り(1分・匿名OK)

ES代行の詳細 /  料金表 /  お客様の声(50件超)

公式LINEで無料見積り(1分)