最終更新日:2026年8月19日
この記事でわかること
- ESの学歴欄で企業が見ている3つのポイント
- 学歴欄の書き方の基本ルール(書き始め・年度・時系列)
- 学部・学科の正式名称の書き方
- 特殊5パターン別の対処法(浪人/留年/中退/休学/転部)
- 大学院進学者の学歴欄の書き方
- 海外留学経験の記載方法
- 学歴欄と志望動機・学業アピールの連動
- 「学歴フィルター」の実態と対応
- 文字数の目安と体裁
- 学歴詐称のリスクと絶対に避けるべき記載
執筆:レポートビズ編集部
2021年5月の開業以来、累計6,000件超の作成・添削依頼に対応してきた編集チームが、ES学歴欄の書き方を体系的に整理している。基本ルール・特殊5パターン別対処法・大学院・留学記載・学歴フィルター対応まで、就活メディアが踏み込まない実務ガイドとして構築した。
「学歴はどこから書けばいい?」「浪人・留年はどう書く?」「学部・学科の正式名称がわからない」「大学院進学予定でも書ける?」——このキーワードで検索する就活生の悩みは、学歴欄という一見単純な項目に潜む多くの疑問にある。
結論から言えば、ESの学歴欄で企業が見ているのは「①事実の正確性、②時系列の適切性、③特殊な経歴の説明性」の3点である。基本ルールは「中学校卒業から時系列で書く・和暦か西暦を統一・学部と学科の正式名称を使う・入学と卒業の両方を明記」の4点。特殊なケース(浪人/留年/中退/休学/転部)は隠すのではなく、簡潔に事実を書くのが原則。大学院進学者や海外留学経験者にも独自の書き方ルールがある。学歴フィルターの存在は否定できないが、学歴欄以外の項目で十分に挽回可能である。
本記事では、企業が見るポイント・基本ルール・学部学科の表記・特殊5パターン対処・大学院・留学・志望動機連動・学歴フィルター・体裁・詐称リスクまで実務的に整理する。学業関連の書き方は「ES学業で取り組んだことの書き方」も参考になる。
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ESの学歴欄で企業が見ている3つのポイント
結論:企業が学歴欄で見ているのは「①事実の正確性、②時系列の適切性、③特殊な経歴の説明性」の3点である。学歴欄自体は評価の中心ではないが、書き方の質が全体の印象に影響する。基本を守ることが最優先である。
3つのポイントを整理する。
ポイント①:事実の正確性
学校名・学部名・学科名・入学年度・卒業年度が正確に書けているか。誤字脱字は基本能力の欠如として受け取られる。省略形(「〇〇大学」を「〇大」等)は避け、正式名称で書く。
特に学部・学科名は間違えやすい。学校の公式サイトで確認するのが確実である。
ポイント②:時系列の適切性
時系列に沿って古い順に書く。入学と卒業のセットで書く。空白期間(浪人・休学等)は明確に記載する。
時系列に不自然な空白があると「詐称疑い」の対象になる。空白は隠さず記載する。
ポイント③:特殊な経歴の説明性
浪人・留年・中退・休学・転部等の特殊な経歴は、簡潔に事実を書く。詳細な理由まで書く必要はないが、記載自体は必須である。
特殊経歴を隠そうとすると、後の面接や卒業証明書の提出で必ず露見する。正直な記載が最重要である。
学歴欄の書き方の基本ルール
結論:学歴欄の基本ルールは「①中学校卒業から時系列で書く、②和暦か西暦を統一、③学部と学科の正式名称を使う、④入学と卒業の両方を明記」の4つ。この4ルールを守れば、学歴欄の基本的な質は担保される。
4つの基本ルールを整理する。
ルール①:中学校卒業から時系列で書く
就活のESでは「中学校卒業」から書き始めるのが一般的。小学校まで遡る必要はない。ただし、企業指定のフォーマットがある場合はそれに従う。
時系列は古い順(中学→高校→大学)に書く。逆順は避ける。
ルール②:和暦か西暦を統一
年度表記は「和暦(令和〇年)」か「西暦(20〇〇年)」のどちらかに統一する。混在は避ける。企業指定がある場合はそれに従う。
他項目(職歴等)がある場合は、そちらとも表記を統一する。全体で1つの表記に揃える。
ルール③④:正式名称・入学卒業の明記
学部・学科は必ず正式名称で書く。「〇〇大学」の後に「△△学部□□学科」まで書く。「経済学部経済学科」と「経済学部」だけでは違いがあるので、公式サイトで確認する。
入学と卒業の両方を明記する。中学校の場合は「入学」「卒業」、高校の場合も同様。大学の場合、卒業前(在学中)なら「卒業見込み」と書く。
学部・学科の正式名称の書き方
結論:学部・学科の正式名称は「①学校公式サイトで確認、②略称・通称は使わない、③コース・専攻まで明記、④学部と大学院で表記を切り分け」の4つがルール。学部名は間違えやすいので、必ず公式サイトで確認する。
4ルールを整理する。
ルール①②:公式サイト確認・略称回避
学部名は学校ごとに微妙に違う。「経営学部」「商学部」「経営情報学部」等、似ているが違う名称がある。公式サイトで正確な名称を確認する。
略称・通称(「経済」「文学部」等の省略)は避ける。「経済学部経済学科」と最後まで書く。
ルール③④:コース・専攻・学部大学院切り分け
コース・専攻まで指定されている場合は明記する。「〇〇大学△△学部□□学科◇◇コース」等、細分化された表記を使う。
学部と大学院で表記を切り分ける。学部は「〇〇学部△△学科」、大学院は「〇〇大学院△△研究科□□専攻」等、階層の表現が異なる。
具体例:表記の違い
間違いやすい例:「早稲田大学商学部」は正確だが、「早稲田大学商学部商学科」ではない(商学科という区分がない)。逆に「慶應義塾大学経済学部経済学科」は正確な表記である。
不安な場合は、卒業証書や成績証明書の表記を確認するのが確実である。
特殊5パターン別の対処法(浪人/留年/中退/休学/転部)
結論:学歴欄の特殊5パターンは「①浪人、②留年、③中退、④休学、⑤転部・転学部」。それぞれ隠すのではなく、簡潔に事実を書くのが原則。理由の詳細は書かなくてよいが、事実の明記は必須である。面接での深掘りへの準備も必要である。
5パターンの対処法を整理する。
①浪人・②留年
浪人:高校卒業と大学入学の間に空白期間ができる。「〇年〇月 高校卒業」と「△年△月 大学入学」を書けば、自動的に浪人期間が示される。「浪人」と明記する必要はないが、空白は隠さない。
留年:通常は4年で卒業のところ5年・6年で卒業する場合。「〇年〇月 卒業見込み」の年度が通常より遅くなる。留年の理由の詳細は書かなくてよい。
③中退・④休学
中退:「〇年〇月 △△大学□□学部 中退」と明記する。理由(経済的事情・進路変更等)は面接で聞かれた時に答える準備をしておく。
休学:「〇年〇月〜△年△月 休学」と期間を明記する。理由(留学・病気・家庭事情等)は簡潔に補足するか、面接で答える。
⑤転部・転学部
転部・転学部:「〇年〇月 △△学部入学」「△年△月 □□学部に転部」等、両方の学部を時系列で記載する。転部理由は面接で答える準備をする。
転部は主体的な選択の証明にもなる。「自分の興味と合わせて転部を決断」等、ポジティブに語れる材料でもある。
大学院進学者の学歴欄の書き方
結論:大学院進学者は「①学部と大学院を別々の行で書く、②研究科・専攻の正式名称を使う、③修士課程・博士課程の区分を明記、④在学中は『修了見込み』と書く」の4ルールで書く。学部生とは違う表記があるため、注意が必要である。
4ルールを整理する。
ルール①②:学部と大学院の分離・正式名称
学部と大学院は別々の行で書く。「〇年〇月 △△大学□□学部◇◇学科 卒業」の次の行に「〇年〇月 △△大学院□□研究科◇◇専攻 入学」と書く。
研究科・専攻の正式名称を使う。「経済学研究科」「情報科学研究科」等、公式サイトで確認する。
ルール③④:修士博士区分・修了見込み
修士課程・博士課程の区分を明記する。「修士課程入学」「博士後期課程入学」等、正確に書く。
在学中は「修了見込み」と書く。大学院では「卒業」ではなく「修了」を使う。「〇年△月 修士課程修了見込み」の表記になる。
大学院進学者の記載例
記載例:「2020年3月 〇〇大学△△学部□□学科 卒業/2020年4月 〇〇大学院△△研究科□□専攻 修士課程入学/2022年3月 同 修士課程修了見込み」の形式。
大学院への進学が特殊な経緯(他大学から進学等)の場合、面接で聞かれる可能性があるため準備する。
海外留学経験の記載方法
結論:海外留学経験は「①学歴欄への記載か、②備考欄・自由記述欄への記載か」の判断が必要。1年以上の交換留学等は学歴欄に、短期留学(数週間〜数ヶ月)は備考欄や自己PRに書く。留学は強いアピール要素になるため、書き方の工夫が重要である。
3つの判断基準を整理する。
学歴欄に書く条件
学歴欄に書くのは「1年以上の交換留学」「学位取得目的の留学」「休学を伴う長期留学」等、正式な学籍がある場合。「〇年〇月〜△年△月 □□大学(交換留学)」の形式で記載する。
大学の公式プログラムでの留学は、学歴欄に書ける。日本の大学の在学期間中に交換留学した場合は「〇〇大学在学中に△△大学に交換留学」等の書き方も可能。
備考欄・自己PRに書く場合
短期留学(数週間〜数ヶ月)や語学研修等は、学歴欄には書かず、備考欄や自己PR・ガクチカに書く。「大学2年時に〇〇の語学研修に3ヶ月参加」等。
留学経験そのものをアピールしたい場合は、自己PRやガクチカで詳しく書く方が効果的である。
留学アピールの3ポイント
留学経験のアピールポイント3つ:「①得た語学力・専門性、②異文化での適応力、③留学中の具体的な取り組み」。単に「留学した」だけでは弱い。具体的な学びと成果を書く。
「留学先で〇〇の研究に取り組み、△△の成果を得た」「異文化環境で□□の課題に直面し、解決した」等、具体性が重要である。
学歴欄と志望動機・学業アピールの連動
結論:学歴欄の記載を、他項目(志望動機・自己PR・学業アピール)と連動させることで、ES全体の一貫性が生まれる。「①学部と志望職種の一貫性、②専門性の業務接続、③留学・特殊経歴の志望動機化」の3視点で連動を考える。
3視点の連動を整理する。
学部と志望職種の一貫性
学部と志望職種が一貫していると、志望動機に説得力が生まれる。「経済学部での学びを金融業界で活かしたい」「情報学部での学びをIT業界で活かしたい」等の接続。
学部と職種が違う場合も、「〇〇学部で得た△△の能力(汎用スキル)を貴社の□□業務で活かしたい」等、汎用性で接続できる。
専門性の業務接続
専門的な学部・学科(理系・法学・医療系等)は、専門性の業務接続を明確に書く。「〇〇の研究テーマで△△の分析力を身につけた」「□□の実験で試行錯誤の姿勢を得た」等。
詳細は「ES学業で取り組んだことの書き方」を参照。
特殊経歴の志望動機化
浪人・留年・転部・休学等の特殊経歴も、志望動機の一部として書ける。「浪人時代に〇〇の学びを得た」「転部で△△の視点を身につけた」等。
ネガティブに見える経歴も、書き方次第でポジティブに転換できる。主体的な選択・学びの結果として書くのがコツである。
「学歴フィルター」の実態と対応
結論:「学歴フィルター」は完全否定できないが、実態は限定的である。存在するとしても、学歴欄以外の項目(志望動機・自己PR・ガクチカ)の質で十分に挽回可能である。学歴を気にしすぎず、他項目で勝負する姿勢が重要である。
学歴フィルターへの3つの向き合い方を整理する。
実態の認識
学歴フィルターの存在は完全には否定できない。ただし「絶対的な足切り」ではなく、「他項目が同レベルの場合の判断材料」程度に扱われることが多い。
企業や業界による差もある。伝統的な業界ほど学歴を重視する傾向がある一方、ベンチャー・IT業界は学歴を気にしない傾向がある。
他項目での勝負
学歴で不利と感じても、志望動機・自己PR・ガクチカで十分に挽回可能。特に、志望動機の質と業界研究の深さで、学歴を超える印象を残せる。
「学歴で選ばれないなら仕方ない」ではなく、「他項目で圧倒的な質を出す」姿勢が重要である。
企業選びの戦略
学歴フィルターが強い企業ばかりを狙うのではなく、実力主義の企業も応募する。ベンチャー・成長企業では、学歴より実力・意欲が重視される傾向がある。
企業選びを戦略的に行うことで、学歴フィルターの影響を最小化できる。
文字数の目安と体裁
結論:学歴欄の文字数は「1行あたり40〜60字程度」が標準。各行は「〇年〇月 △△大学□□学部◇◇学科 入学/卒業」の形式で統一する。体裁は「行間・字下げ・整列」を意識して、読みやすく整える。
体裁の3ポイントを整理する。
1行の形式
1行の標準形式:「〇年〇月 △△大学□□学部◇◇学科 入学(または卒業/卒業見込み)」。年月+学校名+学部学科+入学卒業の順序を守る。
大学院の場合:「〇年〇月 △△大学院□□研究科◇◇専攻 修士課程入学(または修了/修了見込み)」。
全体の行数
標準的な行数(学部卒の場合):「中学校入学・卒業/高校入学・卒業/大学入学・卒業(見込み)」の6行前後。
大学院進学者は+2〜4行(大学院入学・修了(見込み))。特殊経歴があれば+1〜2行。
読みやすさの工夫
行間の適切な確保、年月の整列(左揃え等)、学校名の縦揃え等、視覚的な読みやすさを意識する。ESフォーマットに従いつつ、可能な範囲で整える。
読みやすい体裁は、それ自体が「基本的なビジネス文書作成能力」の証明になる。
学歴詐称のリスクと絶対に避けるべき記載
結論:学歴詐称は絶対に避ける。内定取消・入社後解雇・法的責任追及等、深刻なリスクがある。「①学歴の水増し、②卒業していない大学名の記載、③中退の隠蔽、④実在しない学部名」は絶対にNG。事実を正確に書くのが唯一の正解である。
4つのNGパターンを整理する。
学歴水増し・虚偽記載
実際より高いレベルの大学名を書く、実在しない学部名を書く等の水増しは絶対NG。企業は卒業証明書等で確認するため、必ず露見する。
露見した場合、内定取消・入社後解雇の対象になる。長期的なキャリアにも影響する。
中退・休学の隠蔽
中退した大学名を書かない、休学期間を隠す等の隠蔽もNG。時系列の空白は不自然に見え、企業から疑問視される。
正直に書き、面接で理由を語る方が信頼される。隠蔽は最も避けたい選択である。
正確に書く姿勢
不安な場合は、卒業証書・成績証明書・学生証等を確認する。学校の公式サイトで学部名・学科名も確認する。手間を惜しまず正確に書く姿勢が重要である。
「正確に書く」ことがビジネスパーソンの基本姿勢である。学歴欄でその姿勢を示す。
既卒・第二新卒の学歴欄の書き方
結論:既卒・第二新卒は新卒と異なる書き方が求められる。「①学歴の後に職歴欄が続く、②卒業後の空白期間の説明、③再度の就活理由との一貫性」の3ポイントで書く。学歴欄自体の書き方は新卒と同じだが、他項目との連動が特に重要である。
3ポイントを整理する。
学歴の後の職歴欄
既卒・第二新卒は「学歴」の後に「職歴」を書く。学歴と職歴を明確に区別する。職歴には「〇年〇月 △△株式会社 入社」「〇年〇月 同 退職」等、正式名称と入社退職の日付を書く。
職歴がない期間は「〇年〇月 △△大学卒業/以降 就職活動」等、空白の理由を示す。
卒業後の空白期間の説明
卒業から現在までの空白期間は、必ず何らかの説明を書く。「就職活動」「留学」「資格取得のための学習」「家庭事情による休業」等、事実を書く。
空白期間を隠すと不自然な時系列になる。正直に書き、面接で詳細を語る準備をする。
再度の就活理由との一貫性
既卒・第二新卒の場合、「なぜ再度就活しているか」の理由が問われる。学歴・職歴の経緯と、志望動機の再度の就活理由を一貫させる。
「〇〇の経験を経て、△△の業界に強い興味を持ち、貴社を志望した」等、経緯から志望への流れを明確にする。
学歴欄でよくある間違いと修正法
結論:学歴欄でよく見る間違いには「①学校名の誤字、②学部名の省略、③年月の誤記、④和暦西暦の混在、⑤学部と学科の混同」の5パターンがある。それぞれの修正法を整理する。1つでも間違いがあると、ES全体の印象が下がる。
5つの間違いと修正法を整理する。
学校名誤字・学部名省略
学校名の誤字(例:「東京」を「東亰」等)は基本能力の欠如として受け取られる。卒業証書や学生証で正式表記を確認する。特に「大學」「大学」等、漢字の違いにも注意する。
学部名の省略(「経済学部」→「経済」)は避ける。「経済学部」の場合、必ず「〇〇学部」の形で書く。
年月誤記・和暦西暦混在
年月の誤記は最も基本的な間違い。卒業証書や成績証明書で正確な入学・卒業年月を確認する。学校の年度切り替え(4月〜3月)を意識する。
和暦西暦の混在は「2020年3月」と「令和2年4月」等の混在。ES内で1つに統一する。企業指定のフォーマットがある場合はそれに従う。
学部と学科の混同
学部と学科を混同する間違い。「経済学部」と「経済学科」は別の階層。「経済学部経済学科」の形で両方を書く。
大学院の「研究科」と「専攻」も同様に混同しやすい。「〇〇研究科△△専攻」の形で両方を書く。
記載例:一般的なケースの学歴欄
結論:一般的な学歴欄の記載例を4パターン(学部生・大学院生・浪人あり・転部あり)で示す。自分のケースに近い例を参考にすると、書きやすい。
4パターンを整理する。
学部生(標準ケース)
標準的な学部生の記載例(西暦):「2015年3月 〇〇県立△△中学校 卒業/2015年4月 〇〇県立□□高等学校 入学/2018年3月 同 卒業/2018年4月 ◇◇大学経済学部経済学科 入学/2022年3月 同 卒業見込み」の6行。
この形式が最もシンプルで一般的。特殊経歴がない場合はこの形式で書く。
大学院生・浪人あり
大学院生の例(標準6行+大学院2行):「〇年 △△大学院□□研究科◇◇専攻 修士課程入学/△年 同 修士課程修了見込み」の2行を学部卒業の後に追加。
浪人ありの例:高校卒業と大学入学の年月に自動的に空白ができる。「2018年3月 △△高校 卒業/2019年4月 ◇◇大学 入学」で1年浪人が示される。
転部ありの記載例
転部ありの例:「2018年4月 〇〇大学法学部法律学科 入学/2020年4月 〇〇大学経済学部経済学科に転部/2022年3月 同 卒業見込み」。両方の学部を時系列で記載。
転部の理由は面接で聞かれる可能性が高いため、準備しておく。
学歴欄の書き方でよくある3つの悩み
結論:学歴欄でよく聞かれる悩みは「①学歴に自信がない、②浪人・留年がネックに感じる、③学部が志望職種と合わない」の3つ。それぞれの解消法を整理する。学歴欄自体を過度に悩む必要はない。
3つの悩みと解消法を整理する。
学歴に自信がない・浪人留年がネック
学歴に自信がない場合、他項目(志望動機・自己PR・ガクチカ)で圧倒的な質を出すことで挽回できる。学歴フィルターは限定的で、他項目の質が最終的な合否を決める。
浪人・留年がネックに感じる場合、「その期間に何を得たか」を語れる準備をする。浪人・留年経験を主体的な学びの機会として捉える。
学部が志望職種と合わない
学部と志望職種が合わない場合、「なぜこの職種を選んだか」を明確に語る。「〇〇学部での学びから△△の関心を持ち、□□業界を志望した」等、接続を工夫する。
むしろ「学部と違う業界を選ぶ理由」を明確に語れれば、企業選びの戦略性の証明になる。
3つの悩みへの共通アプローチ
3つの悩みへの共通アプローチは「学歴欄の書き方自体は正確に、内容の悩みは他項目で解消する」姿勢。学歴欄で悩むより、志望動機・ガクチカ・自己PRの質を高める方が合否への影響が大きい。
学歴欄は「基本を守る」だけで十分。時間をかけるべきは他項目である。
ES学歴に関するよくある質問(FAQ)
ES学歴欄について、よく寄せられる質問を7つに整理した。
Q1. 小学校から書く必要はあるか
就活のESでは通常、中学校卒業から書く。小学校まで遡る必要はない。ただし、企業指定のフォーマットが小学校からを求めている場合はそれに従う。
迷った場合は中学校卒業からで問題ない。
Q2. 高校名は書くべきか
基本的に書く。「〇〇県立△△高等学校」「〇〇大学付属△△高等学校」等、正式名称で書く。「〇〇高校」の省略形は避ける。
私立か公立かの区別も、正式名称に含める。
Q3. 浪人期間はどう書くか
「浪人」と明記する必要はない。高校卒業年月と大学入学年月の空白期間が、自動的に浪人期間を示す。1年浪人・2年浪人等、期間の区別は年月から読み取られる。
面接で浪人期間について聞かれることがあるため、「なぜ浪人したか」「浪人中に何を学んだか」の準備をしておく。
Q4. 学部の途中で転部した場合
両方の学部を時系列で記載する。「〇年〇月 △△学部入学」「〇年〇月 □□学部に転部」の順で書く。転部理由は面接で聞かれる可能性が高い。
転部は主体的な選択の証明にもなる。ネガティブに捉える必要はない。
Q5. 大学名の呼び方(通称/正式)
必ず正式名称を使う。「〇大」「△大」等の略称・通称は使わない。「東京大学」「早稲田大学」等、公式な大学名で書く。
面接での口頭説明でも、初回は正式名称で述べる。
Q6. 学部と全く関係ない業界を志望する場合
問題ない。多くの就活生が学部と関係ない業界を志望する。志望動機で「なぜこの業界を選んだか」を明確に語れれば、学部の違いは問題にならない。
「〇〇学部で得た△△の汎用スキルを、貴社の□□業務で活かしたい」等、接続を工夫する。
Q7. 学歴欄の記載順(古い順/新しい順)
古い順(中学→高校→大学)が原則。ESや履歴書では時系列順が基本である。逆順は避ける。
企業指定のフォーマットがある場合はそれに従う。
Q8. 卒業証書と学歴欄の記載が微妙に違う場合
卒業証書の表記に従うのが原則。学校名・学部名・学科名は卒業証書と一致させる。企業側が卒業証明書を確認する際、表記が違うと確認が滞る可能性がある。
不安な場合は、学校の教務課に問い合わせて正式な表記を確認する。
まとめ|基本ルールを守り特殊経歴を正直に書けば、学歴欄は問題ない
ES学歴欄で企業が見ているのは「事実の正確性・時系列の適切性・特殊な経歴の説明性」の3点である。基本ルール(中学校卒業から時系列で書く/和暦か西暦を統一/学部と学科の正式名称/入学と卒業の両方を明記)を守れば、学歴欄の基本的な質は担保される。学部・学科の正式名称は公式サイトで必ず確認。特殊5パターン(浪人/留年/中退/休学/転部・転学部)は隠さず簡潔に事実を書く。大学院進学者は学部と大学院を別々に、修士・博士の区分と修了見込みを明記。海外留学は1年以上なら学歴欄、短期は備考欄や自己PRに書く。学歴欄を志望動機・学業アピールと連動させて一貫性を出す。学歴フィルターは完全否定できないが、他項目の質で十分に挽回可能。文字数目安は1行40〜60字、標準は6行前後。学歴詐称(水増し・虚偽記載・隠蔽)は絶対NG、内定取消のリスクがある。事実を正確に書くのが唯一の正解である。
- 企業が見るのは事実の正確性・時系列の適切性・特殊経歴の説明性の3点
- 基本4ルール:中学校卒業から/和暦か西暦統一/正式名称/入学卒業両方明記
- 学部・学科の正式名称は公式サイトで確認、略称は避ける
- 特殊5パターン(浪人/留年/中退/休学/転部)は隠さず簡潔に事実を書く
- 大学院進学者は学部と大学院を別々、修士博士区分と修了見込みを明記
- 海外留学:1年以上=学歴欄、短期=備考欄・自己PRに書く
- 学歴欄と志望動機・学業アピールを連動させて一貫性を出す
- 学歴フィルターは限定的、他項目の質で十分に挽回可能
- 文字数目安:1行40〜60字、標準6行前後
- 学歴詐称(水増し/虚偽記載/隠蔽)は絶対NG、内定取消のリスク
学業関連の書き方については、「ES学業で取り組んだことの書き方」もあわせて参照してほしい。ES対策全般は「ES志望動機の書き方」「ESガクチカの書き方」も参考になる。
学歴欄の書き方に不安が残る場合、参考資料としての外部活用も選択肢となる。レポートビズのES作成・添削サービスのような、ES作成・添削を業として請け負うサービスに相談してみるのも1つの道である。公式LINEから匿名で無料相談ができるので、まずは現状の相談から始めるのが安全な出発点となる。
ただし、外部の作成物をそのまま提出することは推奨できない。あくまで参考資料として活用し、最終的なESは自分の言葉と自分の実体験で仕上げることが原則である。学歴欄については、事実を正確に書くことが何より重要である。
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