最終更新日:2026年8月14日
この記事でわかること
- 学術論文を参考文献として書く場面と重要性
- 論文と書籍の書き方の根本的な違い
- 学術論文の基本7要素(著者・年・タイトル・雑誌名・巻号・ページ・DOI)
- DOIの扱い(近年必須化しつつある)
- 論文種類別の書式差(査読論文・紀要・学会予稿・レビュー・修博論文)
- 複数著者の書き方(et al./ほかの使い分け)
- 英語論文の書き方(イタリック・姓ラストネーム)
- 主要書式スタイル比較(APA/SIST/シカゴ)
執筆:レポートビズ編集部
2021年5月の開業以来、累計6,000件超のレポート・卒論作成の依頼に対応してきた編集チームが、卒論における論文の参考文献書き方を業界内部の視点で体系的にまとめている。7要素・種類別書式・DOI・複数著者・英語論文・スタイル比較まで、実務的な書式ガイドとして構築した。
「論文を参考文献に書きたいがどう書けばよい?」「巻号は?ページは?DOIは?」——このキーワードで検索する人は、卒論で学術論文を参考文献として書く実務で悩んでいる大学生である。
結論から言えば、学術論文の参考文献書式の基本形は「著者名(発行年)「論文タイトル」『雑誌名』巻号、pp.〇-△、DOI」である。書籍と異なるのは「雑誌名(掲載誌)・巻号・ページ範囲・DOI」の4要素である点で、これらが論文を特定するための必須情報となる。査読論文・紀要・学会予稿・レビュー論文・修博論文それぞれで書式が微妙に異なる。近年はDOIの記載が推奨されるようになっている。書式スタイル(APA/SIST/シカゴ)の中から1つを選び、卒論全体で統一する。
上位の記事は個別要素は扱うが、包括的な体系整理は少ない。本記事では、論文と書籍の違い・7要素・DOI・種類別書式・複数著者・英語論文・スタイル比較を実践的に整理する。
卒論が進まない、テーマが決まらない、締切が近い——そんなときは
卒論代行という選択肢があります
- 10,000字 44,000円〜の業界最安値水準
- 最短即日納品に対応
- 累計6,000件超・匿名OK・全国対応
学術論文を参考文献として書く場面と重要性
結論:卒論では、参考文献の中核として学術論文を扱う。「書籍より論文が学術的信頼性が高い」という考えが主流であり、卒論の参考文献リストで論文の割合が高いほど学術性が評価される。
論文を参考文献として書く場面を整理する。
論文が中核となる理由
学術論文は査読(peer review)を経て学術誌に掲載されるため、内容の学術性が担保されている。書籍と比べても最新性が高く、卒論の根拠として最も強い信頼性を持つ。
詳細は卒論の学術誌もあわせて参照してほしい。査読論文の存在意義を理解することが重要である。
論文の割合の目安
卒論の参考文献における論文の割合は40〜50%が理想である。「書籍30%+論文40〜50%+ネット20〜30%」といったバランスが典型的である。
論文の割合を増やすことで、卒論の学術性が大きく高まる。詳細は卒論の参考文献は何個必要?もあわせて参照してほしい。
論文書式の重要性
論文の書式が不正確だと、教員がその論文にたどり着けず、卒論の信頼性が疑問視される。「他の人が同じ論文を再入手できる情報」を提供するのが、参考文献書式の目的である。
この「検証可能性」を担保することが、論文書式の絶対条件となる。
論文と書籍の書き方の根本的な違い
結論:論文と書籍の書き方の根本的な違いは「掲載媒体」の記載である。書籍は「出版社」を記載するが、論文は「雑誌名+巻号+ページ範囲」を記載する必要がある。この違いを理解することが、論文書式の出発点である。
両者の違いを整理する。
書籍の書き方(基本形)
書籍:「著者名(発行年)『書名』出版社」が基本形である。「山田太郎(2020)『経営学入門』〇〇出版」といった形式である。「出版社」を記載する。
書籍は1冊で独立した出版物なので、雑誌名や巻号は不要である。
論文の書き方(基本形)
論文:「著者名(発行年)「論文タイトル」『雑誌名』巻号、pp.〇-△」が基本形である。「佐藤花子(2023)「〇〇の分析」『日本経営学会誌』第56巻2号、pp.30-45」といった形式である。
論文は「雑誌の中の1本」なので、雑誌名・巻号・ページ範囲が必須となる。
括弧の使い分け
『』は「独立した書名・雑誌名」に、「」は「論文タイトル・章タイトル(独立していないもの)」に使う。書籍名は『』、論文タイトルは「」で書き分けるのが慣習である。
括弧の使い分けは、書籍と論文を区別する視覚的な手がかりでもある。
学術論文の基本7要素
結論:学術論文の書式に必要な基本7要素は「①著者名、②発行年、③論文タイトル、④雑誌名、⑤巻号、⑥ページ範囲、⑦DOI(可能なら)」である。この7要素で論文が完全に特定できる。
7要素を整理する。
要素①〜③:著者・年・タイトル
①著者名:姓名フルネーム(または姓+イニシャル)、②発行年:西暦4桁、③論文タイトル:「」で囲む。この3要素は書籍と共通する。
複数著者の場合は、全員記載するかet al.で省略するかを選ぶ(後述)。
要素④〜⑥:雑誌名・巻号・ページ
④雑誌名:『』で囲む、英語ならイタリック体、⑤巻号:「第56巻2号」または「56(2)」の形、⑥ページ範囲:「pp.30-45」の形。この3要素が論文特有の情報である。
ページ範囲は「pp.」を付ける方式と省略する方式がある。書式スタイルで異なる。
要素⑦:DOI
DOI(Digital Object Identifier)は、論文に付与される永続的な識別子である。「doi.org/10.〇〇/△△」の形で記載する。近年、DOIの記載が推奨されている。
DOIがあれば、URLよりも永続的なリンクとして機能する。J-STAGEやSpringer Nature等の学術サイトで確認できる。
DOIの扱い(近年必須化しつつある)
結論:DOI(Digital Object Identifier)は、論文の永続的な識別子として近年重視されている。URLと異なり変更されないため、参考文献書式にDOIを含めるのが理想である。「https://doi.org/10.〇〇/△△」の形式で記載する。
DOIの扱いを整理する。
DOIとは
DOIは、学術論文・書籍・データセット等に付与される永続的な識別子である。「10.〇〇/△△」の形の番号で、これをdoi.orgと組み合わせるとURLになる。
DOIは論文の「マイナンバー」のような役割を果たす。掲載誌が移転してもDOIは変わらない。
DOIの記載方法
「doi:10.〇〇/△△」または「https://doi.org/10.〇〇/△△」の形式で記載する。参考文献の末尾に置くのが標準である。
例:「佐藤花子(2023)「〇〇の分析」『日本経営学会誌』第56巻2号、pp.30-45、https://doi.org/10.〇〇/△△」。
DOIの調べ方
J-STAGE、CiNii、Google Scholar、Springer Nature等の学術サイトで、論文ページの上部・下部にDOIが記載されている。「10.」で始まる番号がDOIである。
DOIが付いていない古い論文もある。その場合はDOI欄を省略してもよい。
論文種類別の書式差
結論:論文の種類には「①査読論文、②紀要論文、③学会予稿(プロシーディングス)、④レビュー論文、⑤修博論文」の5種類があり、それぞれ書式が微妙に異なる。基本形は共通するが、独自要素がある。
5種類の書式差を整理する。
査読論文・紀要論文
査読論文:「著者(年)「タイトル」『雑誌名』巻号、pp.〇-△、DOI」の基本形。紀要論文:「著者(年)「タイトル」『〇〇大学紀要』巻号、pp.〇-△」——査読論文の書き方に準じる。
紀要論文は査読の有無が明示されていないが、書式は査読論文と同じである。
学会予稿・レビュー論文
学会予稿:「著者(年)「タイトル」『〇〇学会大会予稿集』pp.〇-△」——雑誌ではなく予稿集を記載する。レビュー論文:「著者(年)「タイトル(レビュー)」『雑誌名』巻号、pp.〇-△」——通常の論文と同じだが「レビュー」と明記する場合もある。
学会予稿は速報性が高いが、学術性は査読論文より低い。この違いを意識したい。
修博論文
修博論文:「著者(年)『論文タイトル』〇〇大学修士論文(または博士論文)」——出版社ではなく大学名を記載する。学位論文特有の書式である。
詳細は卒論の文献の書き方もあわせて参照してほしい。学位論文もCiNiiで検索できる。
複数著者の書き方(et al./ほかの使い分け)
結論:著者が複数いる場合、「①全員記載、②代表者1人+et al.(英語)、③代表者1人+ほか(日本語)」の3方式がある。3人以内なら全員記載、4人以上ならet al./ほかで省略するのが慣習である。
複数著者の書き方を整理する。
3人以内は全員記載
著者3人以内なら、全員の名前を「・」または「, 」で区切って記載する。「山田太郎・佐藤花子・鈴木一郎(2023)」といった形式である。
全員記載は、著者への敬意を表す標準的な形式である。
4人以上はet al./ほかで省略
著者4人以上なら、代表者1人(第一著者)+「et al.」(英語)または「ほか」(日本語)で省略する。「山田太郎ほか(2023)」「Yamada et al. (2023)」といった形式である。
et al.は「et alii(そして他の者)」というラテン語の略である。学術論文の標準的な表記である。
分野・書式による違い
省略の基準人数は分野・書式スタイルで異なる。APAスタイルは「7人以下は全員、8人以上でet al.」など、独自ルールがある。分野の慣習に従いたい。
指導教員に確認するのが確実である。1つの卒論内では、省略基準を統一する。
英語論文の書き方(イタリック・姓ラストネーム)
結論:英語論文の書式には特有のルールがある。「①著者名は姓+イニシャル(Smith, J. A.)、②論文タイトルは通常の書体、③雑誌名はイタリック体、④巻号もイタリック」といった約束がある。日本語論文とは違う書式である。
英語論文の書式を整理する。
著者名の書き方
英語論文では「Smith, J. A.」の形式(姓+コンマ+ファーストネームのイニシャル+ミドルネームのイニシャル)が標準である。日本語のように「John Smith」ではなく、「Smith, John」の順に並べる。
複数著者の場合は「Smith, J. A., & Jones, B. C.」の形式で、最後の著者の前に「&」を置く。
雑誌名のイタリック
英語論文の雑誌名は必ずイタリック体で表記する。「Journal of Management Studies」ではなく「Journal of Management Studies」となる。Wordなら「Ctrl+I」でイタリックにできる。
イタリックの使用は、英語論文書式の必須要素である。忘れずに設定したい。
書式例
例(APAスタイル):「Smith, J. A. (2023). The impact of AI on management. Journal of Management Studies, 56(2), 30-45. https://doi.org/10.〇〇/△△」——著者名の書き方・イタリック体の使用に注目したい。
英語論文の書式は、日本語論文よりも約束事が多い。詳細は学会・大学の指定書式を確認したい。
主要書式スタイル比較(APA/SIST/シカゴ)
結論:主要な書式スタイルは「①APA(心理学・社会科学)、②SIST 02(理系・日本の標準)、③シカゴ(人文学)」の3つがある。分野で使い分ける。1つの卒論内では1スタイルで統一する。
3スタイルを比較する。
APAスタイル(心理学・社会科学)
APA(American Psychological Association):著者名(年)「タイトル」の形式で、心理学・教育学・社会科学分野で標準である。「著者名-出版年」方式(author-date system)を採用する。
APA第7版(2020年発行)が最新である。世界的にも広く使われている。
SIST 02(日本の標準)
SIST 02:日本の科学技術情報標準で、理系分野で広く使われる。「著者名. 「タイトル」. 雑誌名. 巻号, ページ, 発行年.」の形式である。
SIST 02はJSTが定めた日本標準である。理系卒論では特によく使われる。
シカゴスタイル(人文学)
シカゴスタイル:シカゴ大学出版局が定めた書式で、人文学(歴史学・文学等)で使われる。「著者名, 「タイトル」, 雑誌名 巻(号) (年): ページ.」の形式である。
詳細は卒論の文献の書き方もあわせて参照してほしい。書式選択は分野の慣習に従いたい。
論文書式に関するよくある質問(FAQ)
論文の参考文献書式について、よく寄せられる質問を7つに整理した。
Q1. 巻号のない論文の書き方は?
巻号がない論文は「著者(年)「タイトル」『雑誌名』pp.〇-△」の形式で、巻号を省略する。ただし、ほとんどの学術論文には巻号があるため、まずは確認したい。
J-STAGEやCiNiiで論文情報を確認するのが確実である。
Q2. DOIはなくても大丈夫?
DOIがない古い論文もあるため、絶対必須ではない。ただし、あれば必ず記載したい。DOIの記載は、卒論の完成度を高める。
近年発表された論文には、ほぼ全てDOIが付いている。まず調べてみたい。
Q3. 英語論文の姓と名の順序は?
「姓, ファーストネームのイニシャル.」の順が英語論文書式の標準である。「Smith, John」または「Smith, J. A.」と表記する。日本語のように「John Smith」と並べるのはNGである。
この順序は、著者名アルファベット順で並べやすくするための約束である。
Q4. J-STAGEの論文はどう書く?
基本的に紙媒体の論文と同じ書式でよい。ただし、DOIが記載されている場合は必ず含める。J-STAGE URLよりDOIの方が永続的である。
詳細は卒論のWebサイト引用もあわせて参照してほしい。
Q5. 学会予稿は査読論文と同じ扱い?
書式は似ているが、学会予稿は査読が簡略化されている場合が多く、学術性は査読論文より低い。「速報性」重視の位置づけとなる。
卒論では、査読論文を優先的に引用したい。学会予稿は補助的に使う。
Q6. 修博論文は参考文献として使える?
使える。修博論文はCiNii Dissertationsで検索できる。書式は「著者(年)『論文タイトル』〇〇大学修士論文(博士論文)」となる。
修博論文は、先輩の卒論・修論も含めて参照できる。近い研究テーマを扱った先行研究として有用である。
Q7. どの書式スタイルを選ぶ?
分野の慣習で決まる。心理学・教育学ならAPA、理系ならSIST 02、人文学ならシカゴが典型である。指導教員に確認するのが確実である。
1つの卒論内では1スタイルで統一する。混在は絶対に避けたい。
まとめ|7要素・種類別書式・DOI・スタイル統一が基本
卒論の参考文献として学術論文を書く際は、「著者・年・タイトル・雑誌名・巻号・ページ・DOI」の7要素を漏れなく記載することが基本である。論文と書籍は「雑誌名+巻号+ページ」の記載が違いの中心となる。査読論文・紀要・学会予稿・レビュー・修博論文それぞれで書式が微妙に異なる。近年はDOIの記載が推奨されている。書式スタイル(APA/SIST/シカゴ)から1つを選び、卒論全体で統一したい。
本記事で提示した論文と書籍の違い・7要素・DOI・種類別書式・複数著者・英語論文・スタイル比較を踏まえれば、卒論の論文参考文献を正確に書ける。
- 論文が中核、卒論参考文献の40〜50%を目安に
- 書籍(出版社)vs論文(雑誌名+巻号+ページ)の記載違い
- 『』は書籍・雑誌名、「」は論文タイトル・章タイトル
- 基本7要素:著者・年・タイトル・雑誌名・巻号・ページ・DOI
- DOIは近年推奨、「doi.org/10.〇〇/△△」形式
- 種類別書式:査読/紀要/予稿/レビュー/修博で微妙に異なる
- 複数著者:3人以内は全員、4人以上はet al./ほかで省略
- スタイル:APA(心理・社会)/SIST(理系)/シカゴ(人文)から統一
より詳細な情報は、卒論の文献の書き方、卒論の学術誌、卒論の参考文献は何個必要?、卒論の巻末参考文献の書き方もあわせて参照してほしい。
卒論の書き方や論文の参考文献書式に不安が残る場合、参考資料としての外部活用も選択肢となる。レポートビズのような、卒論の参考資料作成を請け負う業者に相談してみるのも1つの道である。公式LINEから匿名で無料相談ができるので、まずは現状の相談から始めるのが安全な出発点となる。
ただし、外部の作成物をそのまま提出することは大学の学則違反となる。あくまで参考資料として活用し、最終的な卒論は自分の言葉と自分の考察で仕上げるという原則は守りたい。論文の参考文献書式を正確に身につけ、質の高い卒論を書き上げていってほしい。
Voice
卒論代行をご利用いただいたお客様の声
社会人大学院の修士論文、章ごとの段階納品で完走
働きながらの修士論文、章ごとに段階納品してもらいました。
- ご依頼者
- 30代/社会人(大学院修士・情報科学)
- 分量
- 30,000字
- 納期
- 1ヶ月以降
- 金額
- 132,000円
文学卒論。文学作品の比較分析が見事でした
夏目漱石と森鴎外の比較研究で卒論を執筆。文学作品の解釈と比較分析に満足。
- ご依頼者
- 20代/大学4年生(文学部)
- 分量
- 12,000文字
- 納期
- 1ヶ月以内
- 金額
- 99,000円
※ 対応してきた典型的なご利用ケースを基にした参考事例です。
AI不使用 / 全件チェック
生成AIに頼らず、すべて人の手で執筆しています
レポートビズは生成AIによる自動生成を行わず、経験豊富なライターが一件ずつ執筆しています。 納品前には4種類のAI検知ツールと剽窃チェックを全件に実施し、 問題のないものだけをお届けしています。
- GPTZero基本チェック
- User Local国産AI判定
- Isgenクロス検証
- MyDetector最終確認
+ 剽窃(コピペ)チェックも全件実施
※ AI検知ツールの判定は、提出先の環境やツールのバージョンにより変動する場合があります。
Report-Biz
どうしても手が回らないときは
レポートビズは2021年5月の開業から累計6,000件超のご相談に対応してきました。 国立大学出身者・難関私大出身者を中心としたライターが、文系18分野・理系16分野に対応します。 納品物は参考資料・下書きとしてご活用いただくことを前提としたサービスです。
卒論代行の詳細 / 料金表 / お客様の声(50件超)