卒論の図の作り方|7分類の使い分けとツール4種完全版

最終更新日:2026年8月15日

この記事でわかること

  • 卒論で使う図の種類7分類とその使い分け
  • データの種類別の推奨図(質的/量的/時系列/比較)
  • 作成ツール4種の使い分け(Excel/PowerPoint/R/Python)
  • 図表番号・タイトルのつけ方の基本ルール
  • 図への出典明示の書き方
  • 見やすい図の5原則(シンプル/色/フォント/余白/一貫性)
  • NGパターン5つと回避方法
  • 累計6,000件超で見た3パターンの実態

執筆:レポートビズ編集部
2021年5月の開業以来、累計6,000件超のレポート・卒論作成の依頼に対応してきた編集チームが、卒論での図の作り方について、業界内部の視点から実践的に整理している。納期遵守率100%、公式LINE1,700名超の実績に基づく実践的なノウハウをお届けする。

「卒論 図 作り方」——このキーワードを検索する人は、卒論に載せる図をどう作れば良いか悩んでいる。データをどの図にすべきか、どのツールで作るか、番号やタイトルはどうつけるか、出典はどう書くか。細部にわたる疑問が山積みである。しかし業界内には体系的なガイドがほぼなく、多くの学生が試行錯誤している領域である。図は卒論の説得力を左右する重要な要素であるにもかかわらず、指導が薄い分野でもある。特に文系の学生は数値グラフの経験が少なく、苦戦しがちである。

まず伝えたいのは、卒論の図は「データを伝える手段」であり、目的に応じた種類とツールを選ぶ必要があるということである。データの種類・伝えたい内容・作成環境によって、最適な図は異なる。7つの基本分類を知ることで、迷わず図を選べるようになる。ツールも4種を使い分けることで、効率的に作成できる。

この記事では、図の7分類、データ別推奨図、作成ツール4種、番号・タイトルのつけ方、出典明示、見やすさ5原則、NGパターン、質チェックリストを、累計6,000件超の相談実績から得た知見をもとに整理する。「卒論の図で迷わなくなる完全ガイド」として、実践に役立つ記事を目指している。この1本で図作成の全体像が掴めるはずである。

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「卒論図の作り方」を検索するあなたへ|基本の考え方

結論:卒論の図は「見た目の美しさ」ではなく「情報の伝達力」を最優先にする。データや概念を読者に正確・迅速に伝える手段として図を位置づけたい。装飾的な要素は必要最小限にとどめたい。

図の役割

  • 数値データの全体像を一目で伝える
  • 複雑な概念を視覚的に整理する
  • 比較・傾向・関係性を明示する
  • 本文の説明を補強する

図は「本文の代わり」ではなく「本文の補強」である。図があるから説明を省くのではなく、図で伝わりやすくすることが目的である。図と本文が相補的な関係になるのが理想的である。

「図」と「表」の違い

  • 図:視覚的に情報を伝える(グラフ・チャート・イラスト)
  • 表:数値・情報を整理して並べる(縦横のマス目)

両者は目的が異なる。詳細な数値を正確に示すなら表、傾向・比較を直感的に伝えるなら図が向いている。同じデータでも、伝えたい内容に応じて両者を使い分けたい。両者の長所を理解して選択することが重要である。読者にとってどちらが理解しやすいかを想像したい。

図を使う判断基準

  • 3つ以上のデータを比較する場合
  • 時系列の変化を示す場合
  • 関係性・相関を示す場合
  • プロセス・構造を説明する場合

これらの場面では、本文だけの説明より図の方が伝達力が高い。逆に単純な数値の提示なら、本文中に「〇%」と書く方が効果的な場合もある。図を入れる目的を常に意識したい。「見た目を良くするため」ではなく「情報を伝えるため」に図を入れる姿勢が大切である。

図の種類7分類

結論:卒論で使う図は主に7種類に分類できる。それぞれの特性を理解して、目的に応じて選びたい。用途と図の種類の対応を意識するだけで、卒論の完成度が変わる。

1. 棒グラフ

  • カテゴリー別の量を比較
  • 縦棒(項目数少・時系列)/横棒(項目数多・順位)
  • 最も汎用性が高い

アンケート結果・売上比較などに最適である。カテゴリー数が5〜10程度の場合に使いやすい。多すぎると読みにくくなるため注意したい。積み上げ棒グラフは構成比の比較にも使える。

2. 折れ線グラフ

  • 時系列の変化を示す
  • 複数系列の比較にも対応
  • 傾向・トレンドの可視化

年次データ・月次データの推移などに使う。人口推移・株価・気温変化などが典型例である。複数の線を重ねる場合は、線の種類や色で区別したい。3〜4系列程度が読みやすさの限界である。

3. 円グラフ

  • 全体に占める比率を示す
  • 項目数は5個以下が理想
  • 1つのデータの内訳のみ

市場シェア・アンケートの単純集計などに使う。項目が多すぎると読みにくくなるため、5個以下に絞りたい。複数データの比較には向かない。代わりに帯グラフを使うと複数データの比率比較ができる。

4. 散布図

  • 2変数の関係性・相関を示す
  • 回帰直線を重ねると相関の強さが明示できる
  • 実験データの分析に多用

学力と勉強時間、身長と体重などの相関を示すのに最適である。データの分布パターンから、変数間の関係性が視覚的に理解できる。相関係数を併記するとより明確になる。理系分野では必須の図である。

5. 箱ひげ図

  • データの分布・ばらつきを示す
  • 中央値・四分位・外れ値が一目で分かる
  • 統計的分析でよく使われる

複数グループの分布比較に有効である。実験結果の統計的な提示に適している。理系・社会科学系の卒論で頻出する図である。平均値だけでなくばらつきも示せる点が強みである。

6. 概念図

  • 抽象的な概念・理論構造を可視化
  • 枠と矢印で関係性を示す
  • 研究の枠組みの提示に活用

研究の理論的枠組み、分析モデルの提示などに使う。人文系・社会科学系で特に多用される。要素間の関係性を明確に示すことが重要である。矢印の方向で因果関係も表現できる。

7. フローチャート

  • プロセス・手順の流れを示す
  • 矢印で順序を明示
  • 研究方法・実験手順の説明に活用

研究プロセス・実験手順・分析ステップの説明に使う。時系列や因果関係を視覚化できる。読者が手順を追いやすくなる。分岐がある場合はダイヤ形の記号を使うと効果的である。

データの種類別の推奨図

結論:扱うデータの種類によって、最適な図が変わる。データの性質を見極めて、適切な図を選びたい。データと図のミスマッチは、卒論の完成度を下げる主因となる。

量的データ(数値)

  • 比較:棒グラフ
  • 時系列変化:折れ線グラフ
  • 比率:円グラフ
  • 相関:散布図
  • 分布:箱ひげ図・ヒストグラム

量的データは最も図化しやすいデータである。目的に応じて適切なグラフを選びたい。同じデータでも、何を強調したいかで選ぶべき図が変わる。「読者に何を伝えたいか」を先に決めることが重要である。

質的データ(カテゴリ)

  • 比較:棒グラフ(項目数少)
  • 比率:円グラフ・帯グラフ
  • 集計:表との併用

質的データは棒グラフか円グラフが基本である。項目名が長い場合は横棒グラフが読みやすい。カテゴリー数によって使い分けたい。複数のグループを比較する場合は帯グラフも選択肢となる。

時系列データ

  • 連続的な変化:折れ線グラフ
  • 不連続な比較:棒グラフ
  • 累積:面グラフ

時系列データは折れ線グラフが基本である。ただしデータ点が少ない場合や独立性が高い場合は棒グラフも選択肢となる。長期トレンドを示す場合は折れ線が圧倒的に有利である。

概念・関係性

  • 理論構造:概念図
  • プロセス:フローチャート
  • 階層関係:ツリー図
  • 相互関係:ネットワーク図

概念や関係性の図は数値データとは異なる作成手法が必要である。PowerPointやドローソフトが向いている。図解のスキルは文系・人文系の卒論で特に重要となる。

作成ツール4種の使い分け

結論:卒論の図作成には主に4つのツールが使われる。目的・データ量・分野に応じて使い分けたい。ツール選びの適切さが作業効率を大きく左右する。

ツール1:Microsoft Excel

  • 数値データからのグラフ作成に最適
  • 棒/折れ線/円/散布図など基本グラフ全対応
  • ほとんどの学生が使い慣れている

卒論の数値グラフの作成には第一選択となる。多くの学生が習得済みで、書式も整えやすい。作成したグラフをWordに貼り付ける流れが標準的である。Excelのグラフ機能は年々進化しており、標準機能でも十分な品質の図が作れる。データが変わっても自動で更新される点も強みである。

ツール2:Microsoft PowerPoint

  • 概念図・フローチャートの作成に最適
  • SmartArt機能で図解が容易
  • 自由なデザイン設計が可能

数値以外の図(概念図・フローチャート・ツリー図)の作成にはPowerPointが向いている。図形と矢印を自由に組み合わせられる。SmartArt機能を使うと定型的な図解が素早く作れる。図解のバリエーションが豊富に用意されている。

ツール3:R(統計解析言語)

  • 統計的な図の作成に最適(箱ひげ図・回帰分析等)
  • ggplot2パッケージで美しい図が作れる
  • 理系・統計系の卒論で標準

統計的な図表・複雑なデータの可視化にはRが最適である。ggplot2パッケージで論文品質の図が作れる。データ分析と図作成を一貫して行える点が強みである。無料で使えるオープンソースソフトウェアという点も魅力である。

ツール4:Python(matplotlib/seaborn)

  • データサイエンス系で標準
  • matplotlib/seabornで多彩な図
  • 機械学習系の卒論で頻出

データサイエンス・機械学習系の卒論ではPythonが標準である。matplotlibやseabornで論文品質の図が作れる。Rと同様、分析と可視化を一貫して行える。近年はデータサイエンス系の学生にとって必須スキルとなっている。

図表番号・タイトルのつけ方

結論:図表には必ず番号とタイトルをつける。この基本ルールを守ることで、卒論の完成度が示される。細部の整えが全体の品質を決める。

番号のつけ方

  • 図1、図2、図3…と通し番号
  • 章別に付ける場合:図1-1、図1-2、図2-1
  • 図と表は別々に番号を振る

通し番号方式が最もシンプルである。長い卒論では章別方式も便利である。指導教員・ゼミの慣行を確認したい。番号のつけ方は後から変更が困難なため、最初に決めたい。番号漏れがあると全体の番号がずれてしまうので、提出前の確認は必須である。

タイトルの書き方

  • 簡潔かつ具体的に
  • 「何を示した図か」が一目で分かる
  • 体言止めが基本(「〜の関係」「〜の推移」)

例:「図1 大学生の勉強時間とGPAの関係(2024年度)」。「何のデータか」「いつのデータか」を明示することが重要である。タイトルだけで図の内容が伝わることが理想的である。曖昧なタイトルは読者を混乱させる。

配置の基本

  • 図のタイトル:図の下に配置
  • 表のタイトル:表の上に配置
  • 本文中で必ず言及する(「図1に示すように…」)

図と表でタイトル位置が異なる点に注意したい。本文中で必ず言及することで、図と本文の連携が明確になる。「言及なしの図」は載せる意味がない。本文と図が呼応することで、卒論の論理構造が伝わりやすくなる。

図への出典明示ルール

結論:他人のデータ・図を使う場合は、必ず出典を明示する。自作の場合も「筆者作成」と明記するのが親切である。出典明示は学術的誠実さの表れである。

他人のデータを使う場合

図のタイトル下に「出典:著者名(出版年)より作成」と記載する。データを引用してグラフを自作した場合は「〇〇のデータをもとに筆者作成」と書く。

例:「出典:総務省統計局(2024)『人口推計』より筆者作成」。データの原典を明記することで、読者が原典を確認できる。統計データを使う場合は、公表元・調査年・データ名を全て記載したい。政府統計は特に信頼性が高い引用元となる。

他人の図をそのまま転載する場合

原則として著作権者の許諾が必要である。ただし引用要件を満たせば、無許諾で転載できる。

引用の場合も「図1 〇〇の関係(田中2023, p.45)」の形式で出典を明記する。丸ごとコピーする場合は特に慎重に対応したい。

自作の場合

「筆者作成」または「筆者によるアンケート調査(2024年8月実施)より作成」と記載する。自作でも明示することで、読者が理解しやすくなる。

調査データからの自作の場合は、調査時期・対象・方法を簡潔に併記したい。研究の透明性が示される。「筆者による2024年8月実施のアンケート調査(n=150)」など、簡潔に情報を含めるのが理想的である。第三者が検証できる情報を提供することが学術文書のマナーである。

見やすい図の5原則

結論:見やすい図には5つの基本原則がある。これらを意識するだけで、卒論の図の品質が大きく向上する。デザインの原則は誰でも身につけられる技術である。

原則1:シンプル

1つの図で伝えるメッセージは1つに絞る。情報を詰め込みすぎると、読者は理解できなくなる。

不要な装飾・グリッド線・凡例は削除する。「引き算のデザイン」を意識したい。要素を減らすことで、伝えたい内容が際立つ。「これは本当に必要か」と自問しながら要素を整理したい。

原則2:色使い

色数は3〜5色に絞る。強調したい部分だけ色を変えると効果的である。

卒論は白黒印刷される場合が多いため、白黒でも識別できる配色にしたい。パターン(縞・ドット等)や濃淡でも区別できるようにすると安全である。カラーユニバーサルデザインへの配慮もしたい。色覚多様性への配慮は学術的なマナーである。

原則3:フォント

本文と同じフォント・サイズを基本にする。ゴシック体が読みやすく、卒論全体との統一感も出る。

軸ラベルは本文の8〜10pt程度が目安である。小さすぎると読めない、大きすぎると図全体のバランスが崩れる。日本語ならメイリオ・游ゴシック、英語ならArialが標準的な選択である。

原則4:余白

要素の周りに十分な余白を確保する。詰め込みすぎは避けたい。

余白は「無駄」ではなく「重要な要素」である。適切な余白があることで、図の見やすさが大きく向上する。要素と要素の間、図全体と枠の間、両方に余白を意識したい。

原則5:一貫性

卒論全体で図のスタイルを統一する。色・フォント・線の太さなどを揃えたい。

複数の図がバラバラのデザインだと、雑な印象を与える。1つのスタイルガイドを作り、全ての図で守るのが理想的である。テンプレート化しておくと、後から追加する図も統一感が出る。

NGパターン5つと回避方法

結論:よくあるNGパターンを事前に知ることで、多くを回避できる。失敗パターンの認識が予防につながる。

NG1:3D装飾グラフ

Excel等の3Dグラフは、数値が読み取りにくい。装飾のための3D化は避けたい。

対処:必ず2Dグラフを使う。3Dは装飾に過ぎず、情報伝達には不利である。学術文書では2Dが標準である。

NG2:過剰な色使い

虹色などのカラフルなグラフは、読者を混乱させる。

対処:3〜5色に絞る。強調したい部分だけ目立つ色にする。単色のグラデーションで差を示すのも効果的である。

NG3:軸の省略

0から始まらない縦軸は、差を誇張して見せてしまう。意図的でなくても不誠実に見える。

対処:原則0から始める。省略する場合はその旨を明示する。波線マーク(≈)で省略を示すと、誠実さが伝わる。

NG4:タイトル・番号なし

図に番号もタイトルもない状態で本文に貼る。基本ルールの違反である。

対処:全ての図に番号とタイトルを必ずつける。提出前のチェック項目にしたい。1つでも欠けると全体の印象が下がる。

NG5:出典なし

他人のデータや図を使いながら出典を明示しない。剽窃と判定されるリスクがある。

対処:全ての図に出典を明記する。自作の場合も「筆者作成」と書く。剽窃検出ソフトで発覚するケースもあり、リスクが高い。

業界内部視点|「図の作り方」学生の3パターン

結論:累計6,000件超の実績から、図の作り方に悩む学生は3パターンに分かれる。自分がどのパターンかを知ることで、対策が明確になる。

パターンA:種類が選べないタイプ(全体の約5割)

どの図を使えば良いか分からない学生。相談者の半数がこのパターンである。

このタイプは、この記事の7分類とデータ別推奨図を参考にすると解決する。データの種類と目的を明確にすることが第一歩である。まず自分のデータがどの分類に該当するかを整理したい。分類が明確なら図の選択も自然と決まる。

パターンB:ツールが分からないタイプ(全体の約3割)

どのソフトで作れば良いか分からない学生。

このタイプは、数値ならExcel、概念図ならPowerPointから始めることを推奨する。慣れているツールで始めれば、作業効率が上がる。時間があればR・Pythonにも挑戦したい。

パターンC:デザインが下手タイプ(全体の約2割)

図は作れるが、見にくい・雑な印象を与える学生。

このタイプは、見やすさ5原則を意識する必要がある。特に「シンプル」と「一貫性」を守るだけで、大きな改善が見込める。装飾を減らす引き算のデザインを意識したい。

図の質チェックリスト

結論:提出前に図の質をチェックするリストを活用したい。10項目のチェックで、卒論の図の品質が大きく向上する。

基本項目(必須)

  • 1. 全ての図に番号がついているか
  • 2. 全ての図にタイトルがついているか
  • 3. 出典が明記されているか(自作も含む)
  • 4. 本文中で言及されているか
  • 5. 軸ラベルが明示されているか

これらは最低限守るべき項目である。1つでも欠けると、卒論の完成度が下がる印象を与える。提出前に必ず全てチェックしたい。指導教員に見せる前にも確認するとフィードバックの質が上がる。

品質項目

  • 6. 図の種類がデータに適しているか
  • 7. 色数が5色以下に絞られているか
  • 8. 白黒でも識別できるか
  • 9. フォント・スタイルが本文と統一されているか
  • 10. 3D装飾を使っていないか

これらは卒論の完成度を高める項目である。時間があれば全て確認したい。提出前チェックリストとして活用したい。他の学生の目で見てもらうとより効果的である。友人・先輩に確認してもらうのもおすすめである。

図と表の使い分け

結論:同じデータでも「図」と「表」で伝わり方が異なる。目的に応じて適切に使い分けることで、卒論の説得力が高まる。

図が向く場面

  • 傾向・パターンを直感的に伝える
  • 複数データの比較を視覚化
  • プロセス・関係性を示す
  • 読者の理解を助けたい

直感的な理解を促したい場面では、図が圧倒的に有利である。数値の正確さより「全体像」を伝えることが目的の場合に選びたい。読者の記憶にも残りやすい特性がある。

表が向く場面

  • 正確な数値を示す
  • 詳細なデータを整理
  • 比較項目が多い
  • 読者が後で参照する

数値の詳細を示したい場面では、表が有利である。読者が「小数点以下まで確認したい」場合に選びたい。統計解析の詳細結果を示す場面が典型例である。

両者の併用

本文で図を示し、附録に詳細な表を掲載するという併用パターンも有効である。両者の強みを活かせる。

ただし、同じデータを図と表の両方で載せる必要はない。冗長になり、卒論の焦点がぼける。目的に応じてどちらか一方に絞りたい。あるいは詳細は表、要約は図と役割分担するのも1つの方法である。

選択肢の1つとしてのレポートビズ|参考資料としての活用

結論:図の作成は自分でスキルとして身につけることが基本である。データを扱うスキル・視覚化するスキルは、卒業後にも活きる能力である。ただし図のデザイン・種類選びに迷った時、参考資料の活用は有効な選択肢となる。自分で作れるようになるのが理想である。

レポートビズのような法人型サービスは、業界内で「代行」と呼ばれることが多いが、当社では「参考資料としての活用」という位置づけを推奨している。プロが作成した参考文の図表を「見本」として学べる。特に「実際のデザイン運用」を具体的に確認できる点で有効である。累計6,000件超の実績・納期遵守率100%の信頼性の中で、図表面での参考材料としての活用が可能である。

ただし、代行への丸投げは推奨しない。図を自分で作る経験そのものが、データを扱う能力・情報を伝える能力を育てる。この能力は卒業後の仕事でも活きる基礎スキルである。

「卒論図の作り方」に関するよくある質問(FAQ)

「卒論図の作り方」について、当社に寄せられる代表的な質問をまとめた。多くの学生が同じ疑問を持っているという事実を知るだけで、少し安心できる。

Q1. 卒論に図は何個くらい入れれば良いですか?

目安は10ページに1〜2個。ただし内容による。必要な図だけ入れれば良く、無理に増やす必要はない。図の数より、1つ1つの図の質を高めることが重要である。

Q2. カラー印刷とモノクロ印刷、どちらが良いですか?

大学の指定に従う。指定がない場合、モノクロが無難である。カラーで作った図もモノクロで識別できるように配色したい。両方の状態で確認するのが賢明である。

Q3. 図の大きさに決まりはありますか?

1ページの1/3〜1/2程度が標準である。大きすぎず小さすぎず、本文の流れを妨げないサイズが理想的である。重要な図はページ全体を使うこともある。

Q4. Wordで図を作れますか?

基本的な図は作れるが、専用ツールの方が効率的である。数値グラフはExcel、概念図はPowerPointで作り、Wordに貼り付ける流れが標準的である。編集のしやすさを考えると専用ツールが優位である。

Q5. 図を作るのが苦手です。何から始めれば良いですか?

まずExcelで棒グラフや折れ線グラフから始める。基本の3種類(棒/折れ線/円)を使いこなせば、多くの卒論で対応できる。まず1つ作ってみることが第一歩である。

Q6. 他人の論文の図を引用したい場合は?

引用要件を満たせば無許諾で引用できるが、出典の明記が必須である。「図1 〇〇の関係(田中2023, p.45より転載)」の形式で明記したい。転載の場合は特に慎重に、著作権法の要件を確認したい。

Q7. パワポで作った図をWordに貼るにはどうすれば?

「画像として保存」または「コピー→形式を選択して貼り付け→画像」の流れである。編集不要なら画像化して貼るのが安全である。画像化しておくと後から崩れる心配がない。

まとめ|データを正しく伝える図で卒論の質を上げる

「卒論図の作り方」は「データの種類に応じた7分類から選び、適切なツールで作成し、5原則を守って見やすく仕上げる」ことが本質である。図は卒論の説得力を大きく左右する要素である。細部への配慮が全体の完成度を決める。図1つで卒論の印象が変わる。

累計6,000件超の相談実績から見えた実態は、図の種類選びで悩む学生が5割という事実である。この記事の7分類と使い分けを知るだけで、多くの不安が解消できる。ツール4種の使い分けを覚えれば、作業効率も大きく上がる。図作成のスキルは一度身につければ、卒論だけでなく卒業後も長く活きる能力となる。

  • 図は「情報の伝達力」を最優先にする
  • 7分類から目的に応じて選ぶ
  • データの種類別に推奨図がある
  • ツール4種(Excel/PowerPoint/R/Python)を使い分ける
  • 番号・タイトルは必ずつける
  • 出典を必ず明示する(自作も含む)
  • 見やすさ5原則(シンプル/色/フォント/余白/一貫性)を守る
  • NGパターン(3D・過剰な色・軸省略・タイトル無し・出典無し)を避ける

より詳細な情報は、卒論ツール完全版|データ収集・分析・執筆・引用管理7選卒論論文引用の書き方|4書式と直接引用の使い分け完全版卒論データ収集|5手法の使い分けと実践5ステップ完全版卒論調査方法|量的×質的の使い分けと研究デザイン5選卒論4月|新学期スタート10タスクと10ヶ月フルスケジュールもあわせて参照してほしい。シリーズで卒論の全体像を掴めるはずである。

図の作成は、卒論の質を大きく左右するスキルである。レポートビズのような法人型サービスも「参考資料としての活用」という位置づけであり、図を自分で作る経験そのものは代替できない領域である。7分類から適切なものを選び、ツール4種を使い分け、5原則を守る——このアプローチが、質の高い卒論を可能にする。まず今日、自分の卒論で使う予定のデータを整理し、どの図が最適かを決めてみてほしい。それが、質の高い卒論への第一歩となる。図が変わるだけで、卒論全体の印象が大きく変わる。データを正しく伝える図を作れれば、読者の理解も深まる。細部への配慮の積み重ねが、優秀な卒論を生み出す。図作成のスキルは、卒業後の仕事(プレゼン資料・報告書作成等)でも必ず活きる能力である。今身につけたスキルは一生の財産となる。

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