卒論ストア > 伊藤若冲ブームの形成―「奇想」の再発見と展覧会
分野: 芸術学/表象文化
文字数: 20,000文字
言語: 日本語
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伊藤若冲ブームの形成―「奇想」の再発見と展覧会
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本稿は、伊藤若冲の評価の変遷を展覧会史と批評から辿った。辻惟雄が、主流から外れた画家を正当に評価するための概念として示した「奇想」は、やがて作品の面白さを伝える評価語へと変わった。研究者、収集家、展覧会による再発見が重なってブームが生まれ、周縁の画家が国宝の画家として正典化されるという逆説が生じた。若冲ブームとは、価値の発見ではなく、価値を認める枠組みの形成なのである。
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