「卒論って履修登録が必要なの?」「いつどうやって登録すればよいか分からない」「登録し忘れたらどうなる?」——卒論の履修登録は、内容の議論の陰に隠れがちだが、忘れると卒業できなくなる致命的な事務手続きである。実際、東京外国語大学など複数の大学が「卒論の履修登録忘れ多発」を毎年警告しており、Yahoo!知恵袋にも「卒論を書き終えたのに履修登録し忘れて留年しそう」という悲痛な相談が絶えない。
本記事では、累計6,000件超の卒業論文・レポート添削を手がけてきたレポートビズ編集部の視点から、大学別卒論履修方式の3型類型化、年次配当パターン3型、単位数の目安、履修登録忘れの多発3大パターン、履修登録前のチェックリスト10項目、ゼミ選び5基準、履修登録忘れた場合の対処フロー6ステップ、履修登録から提出までの1年スケジュール、履修登録忘れ防止策5選までを体系的に整理する。この記事を読み終える頃には、自分の大学の卒論履修方式が理解でき、忘れずに登録できる。
本記事は2つのタイプの読者を想定している。第一は、これから卒論の履修登録を控えている学生(主に3〜4年生)で、忘れずに正しく登録するための予防策を求めるタイプ。第二は、既に履修登録し忘れて焦っている学生で、リカバリー方法を切実に求めるタイプ。両者に対応するため、予防策と対処法の両方を提示する。「まだ登録前の学生」は予防策のセクションを、「登録忘れて焦っている学生」は対処フロー6ステップを最優先で読んでほしい。
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卒論の履修登録|結論と全体像
結論から述べる。卒論は「科目」として履修登録が必要な大学が大半である。文系学部では通常4〜8単位、理系学部では6〜10単位が配当される。多くの大学では4年次の前期または通年で履修登録するが、大学・学部によって年次配当や登録時期が異なる。この事務手続きを忘れると、内容を書き上げても単位が認定されず、卒業できなくなる致命的な結果に至る。
最も注意すべきは「春学期の履修登録期間に卒論を登録し忘れる」パターンである。多くの大学で卒論は「通年科目」として春学期の履修登録期間に一括登録する必要があるが、「4年後期に書くから後期の履修登録で良い」と勘違いする学生が毎年一定数いる。この時期の勘違いが留年に直結する。特に3年から4年になったばかりの学生は、履修登録の重みを軽視しがちで、この落とし穴に落ちやすい。
本記事では、まず大学別の履修方式、時期・単位数を整理し、次に忘れ多発パターン、チェックリスト、忘れた場合の対処フローまでを段階的に提示する。所属大学の正式な情報は必ず教務課・学生便覧で確認することを前提としつつ、一般的な傾向と対応策を実務レベルで解説する。
大学別卒論履修方式|3型類型化
大学・学部によって、卒論の位置づけが異なる。3つの型に分類できる。自分の大学がどの型かを最初に確認する必要がある。この確認を怠ると、後述の履修方式・単位数・時期の話が全て前提から狂ってしまう。
型①|必修型(最多パターン)
卒論が卒業の必須要件となっている。文系学部・理系学部の大半がこのパターン。履修登録は基本的に「自動」ではなく、学生が自分で行う必要がある。単位が取れないと卒業できないため、最も注意が必要。
型②|選択必修型
卒論または「卒業研究に代わる科目」(高度な演習、資格取得、インターンなど)から選択する方式。経済学部・商学部・法学部の一部で見られる。卒論を書かない選択も可能だが、選ぶなら履修登録が必要。
型③|選択型
卒論が選択科目として位置づけられ、書かなくても卒業できる方式。慶應義塾大学・早稲田大学の一部学部、経済学部・商学部・法学部の一部で見られる。書く場合のみ履修登録し、単位が加算される。
3型のうち、自分の学部がどの型かは学生便覧(履修要覧・シラバス)に明記されている。「卒業要件」の項目に「卒業論文」の記載があれば必修型、複数科目から選択する形なら選択必修型、単なる選択科目なら選択型である。判断に迷ったら教務課に確認する。
3型の判別で特に注意したいのは、選択必修型と選択型の区別である。選択必修型では「卒業論文を書かない選択」もあるが、代わりに指定された科目(高度演習・特別研究・資格取得科目など)を履修する必要がある。「卒論を書かない」だけでは卒業要件を満たさない。選択型でも、書かない場合は代替単位を他科目で埋める必要がある。自分の学部の卒業要件を、卒論着手前に必ず教務課で確認しておく。この確認を怠ると、後から「卒論を書かずに単位が足りない」という事態に陥る可能性がある。学生便覧の巻末にある「卒業要件一覧」を熟読することを推奨する。
年次配当パターン|3型
いつ履修登録するかも大学によって異なる。3つの主要パターンを整理する。この年次配当パターンを知ることで、卒論に費やせる期間と、就活との重なり方の理解が深まる。
パターンA|3年後期開始(1年半かける方式)
3年後期にゼミ配属・卒論着手、4年後期に提出する1年半方式。「卒業研究I」(3年後期)+「卒業研究II」(4年通年)といった分割で履修登録する場合が多い。テーマ選定と先行研究に時間をかけられる利点がある。
パターンB|4年通年(最も一般的)
4年次の1年間で完成させる標準的な方式。4月の春学期履修登録期間で「卒業論文」を登録し、翌年1月〜2月に提出する。多くの大学がこのパターン。この場合、春学期に履修登録を忘れると致命的である。
パターンC|4年前期のみ(短期集中方式)
4年前期の半年で書き上げる方式。就活と重なる時期でもあるため、計画的な進行が必要。理系の実験系学部で一部見られる。
3パターンのうち最も多いのはB(4年通年)。この場合、春学期(4月)の履修登録期間で必ず登録する。3年時にゼミ登録した学生は「ゼミ登録=卒論履修登録」だと誤解しがちだが、多くの大学ではゼミと卒論は別科目として履修登録が必要なため注意する。
年次配当パターンは、卒論に費やせる時間の長さと直結する。パターンA(3年後期開始)は1年半かけられるため、テーマの熟考、複数回の草稿作成、指導教員との丁寧な対話が可能になる。パターンB(4年通年)は標準的な1年間で、就活と並行しながら計画的に進める必要がある。パターンC(4年前期のみ)は最も短期で、実験・データ収集を先に済ませ、本論執筆を集中して行う体制が必要となる。自分の大学のパターンを知ることで、着手時期の逆算ができる。特にパターンAの学生は「時間が長い」と油断せず、逆算スケジュールを立てて計画的に進めるのが賢明である。長い時間があると先延ばしになりやすいのが人間の性である。
卒論の単位数|目安と分野別違い
卒論の単位数は分野によって異なる。3つの主要パターンを整理する。単位数を知ることで、卒論に投資すべき時間量の目安が見えてくる。
4単位型|経済学部・商学部・法学部の一部で採用。他の必修科目とバランスを取る配分。
6単位型|文学部・人文系学部で多い。中程度の重み付け。
8単位型|文学部・語学系学部の一部で採用。卒論を主要な卒業要件として重く位置づける。
10単位型(実験系)|理系実験系学部で採用されることがある。実験・データ収集を含む労力を反映。
単位数の大小は「卒論の重要度」の目安となる。8単位以上の学部では、他の授業以上に卒論に時間を割く覚悟が必要である。逆に4単位の学部でも、卒論が必修なら卒業要件として同じ重みを持つため、単位数だけで軽視してはいけない。
単位数と評価の関係も理解しておきたい。多くの大学で卒論の評価は「A/B/C/D/不合格」または「秀/優/良/可/不可」の5段階でつく。8単位の卒論で「秀」を取れば、GPA(成績評価平均)に大きな影響を及ぼす。逆に「可」でも単位認定はされるため、卒業だけを目指すなら問題ない。就活・大学院進学を控えている学生は、卒論の評価がGPAに与える影響を意識しておく。特に理系で研究職・大学院進学を目指す場合、卒論の評価は推薦状の内容にも反映される可能性がある。単位数の大きい卒論科目こそ、評価の高さが将来のキャリアに響く要素となる。単位数を把握したら、その単位数に見合った時間投資の計画を立てる。
履修登録忘れ|多発3大パターン
卒論の履修登録忘れが発生しやすい3つのパターンを整理する。事前に知っておけば予防できる。
パターン①|春学期の履修登録忘れ(最多)
4月の春学期履修登録期間で「卒論は後期に書くから後期で登録すればいい」と勘違いするパターン。通年科目である卒論は春学期の履修登録期間で一括登録する必要があるが、この事実を知らずに登録期間を過ぎてしまう。もっとも頻発するパターン。
パターン②|ゼミ登録と混同(勘違い型)
3年時のゼミ登録で「卒論も自動的に登録された」と誤解するパターン。多くの大学ではゼミ科目と卒業論文は別科目であり、それぞれ履修登録が必要。ゼミ登録=卒論登録ではないため、確認が必要。
パターン③|前期のみ気づかず(遅発発覚型)
春学期(前期)の履修登録は他の授業でしっかり行ったが、卒論だけ登録し忘れて後期(秋学期)に気づくパターン。多くの大学で秋学期の履修修正は限定的にしか認められないため、リカバリーが困難。学籍管理画面で「卒論」の欄が空欄になっていることを見過ごすと発生する。
これら3パターンに共通するのは「事前確認の不足」である。履修登録期間に卒論科目を明示的に確認する習慣があれば、大半は予防できる。指導教員は履修登録まで管理しないため、自分で確認する責任がある。
3パターンの中でも特に悲惨なのはパターン③(後期に気づく遅発発覚型)である。パターン①②は履修登録期間内または直後に気づけば追加登録の余地があるが、パターン③は半年以上経過してから気づくケースが多く、大学の対応も厳格化する。「なぜこんなに長期間気づかなかったのか」という疑念を持たれ、単純ミスとしての救済が難しい。学籍情報システムの履修画面を、履修登録期間直後だけでなく、5月・6月にも定期的に確認する習慣が予防に効く。3分程度の確認を月1回するだけで、パターン③は完全に予防できる。
履修登録前チェックリスト|10項目
卒論の履修登録の前に必ず確認すべき10項目を整理する。これを機械的にチェックするだけで、多くの失敗を予防できる。所属大学のマイページや学生便覧を手元に用意して、順に確認してほしい。
①卒業論文の科目名を学生便覧で正確に把握したか
②自分の学部の卒論履修方式(必修/選択必修/選択)を確認したか
③卒論の履修登録時期(春学期/秋学期/通年)を確認したか
④卒論の単位数を確認したか
⑤卒論の履修要件(3年次までの単位数など)を満たしているか
⑥ゼミ(演習科目)と卒論が別科目であることを認識しているか
⑦指導教員が確定しているか(ゼミ配属で自動的に決まる場合もあり)
⑧学籍情報システムで卒論の科目を選択・登録したか
⑨登録後、学籍情報システムで「卒業論文」が履修科目に表示されているか
⑩他の必修科目・卒業要件も全て確認したか
特に⑨(登録後の表示確認)が重要である。多くの学生が「登録した気になっている」だけで、実際にはシステム上で反映されていないケースがある。登録直後と、履修登録期間終了後の両方で確認するのが安全である。
10項目チェックリストは、履修登録期間の前日または当日朝に、紙に印刷して机上に置くことを推奨する。デジタルではなく紙で確認することで、機械的にチェックを進められる。10項目を全て確認して初めて「登録完了」と判断する習慣が、履修登録忘れの構造的な予防となる。特に①〜⑥は事前準備、⑦〜⑨は登録時、⑩は他科目との整合性確認という3段階の性格を持つ。この3段階を意識すれば、抜け漏れが起きにくい。時間にすると全体で20〜30分程度の作業だが、この時間投資が留年リスクを大きく減らす。
ゼミ選び|5基準
履修登録の前に、多くの大学では3年時にゼミ(演習)配属がある。ゼミ選びは実質的に卒論のテーマ・指導教員を決めるため、慎重に行う必要がある。以下の5基準で判断する。
基準①|指導教員の専門分野|自分の関心テーマと指導教員の専門が一致しているか。異なる場合、テーマ設定で苦労する。
基準②|指導スタイル|厳しく指導するタイプ、放任するタイプ、伴走するタイプなど。自分に合ったスタイルを選ぶ。
基準③|過去の卒論内容|そのゼミからどんな卒論が出ているか、大学リポジトリで確認する。テーマの幅と質の目安になる。
基準④|ゼミの雰囲気|活発な議論があるか、静かな読書会か、飲み会が多いか。所属する自分をイメージして選ぶ。
基準⑤|先輩の口コミ|オープンゼミ、先輩へのヒアリング、SNSでの評判など、複数のソースから情報収集する。
ゼミ選びは卒論の成否を大きく左右する。人気ゼミは志望者が定員を超えて選考になる場合もあるため、第2志望・第3志望まで準備する。ゼミ配属で第一希望を外した場合でも、テーマ設定次第で卒論の質は高められる。
ゼミ選定の実務的なコツとして、3年生の夏〜秋の「オープンゼミ」「ゼミ説明会」に必ず参加することを推奨する。多くの大学ではゼミ配属前に、各ゼミの説明会や体験参加の機会を設けている。ここで実際の指導スタイル・ゼミ生の雰囲気・議論のレベルを肌で感じるのが、書面情報より確実な判断材料となる。「HPで見た印象」と「実際の雰囲気」が大きく異なるゼミも多い。また、可能であれば同じゼミの現4年生に直接話を聞くのが最も価値ある情報源となる。「先生の指導は厳しいですか?」「卒論のテーマ設定はどう決めましたか?」といった質問を10分でも聞けば、書面では得られない実情が分かる。ゼミ選びに時間を投資することは、その後の卒論執筆1年間を大きく左右する。
履修登録忘れた場合|対処フロー6ステップ
もし履修登録を忘れてしまった場合、慌てずに以下の6ステップで対処する。
ステップ①|即座に事実を確認|学籍情報システムで、卒論が実際に履修されていないかを確認。念のためスクリーンショットを保存。
ステップ②|教務課に電話・訪問|営業時間内に教務課に連絡。「卒論の履修登録を忘れました。追加登録は可能でしょうか」と正直に相談。
ステップ③|指導教員(ゼミの教員)に相談|同時に指導教員にも状況を報告。教員のサポートで追加登録が認められる場合がある。
ステップ④|履修登録追加の申請書類提出|教務課から指示された書類を作成・提出。理由書・反省文が求められる場合もある。
ステップ⑤|決定を待つ|教務課の判断を待つ。数日〜数週間かかることがある。
ステップ⑥|認められた場合の対応/認められない場合の対処|認められれば通常通り卒論に取り組む。認められない場合は次年度の履修登録に持ち越し、留年を含む選択を検討する。
大学によって履修登録忘れへの対応が大きく異なる。柔軟に追加登録を認める大学もあれば、原則として認めない大学もある。「認めない大学」の場合、留年が確定する。この対応差は事前には分からないため、そもそも登録忘れを起こさないことが最優先である。
対処フローで最も重要なのはステップ①〜③、つまり「気づいたら即座に動く」ことである。時間が経つほど大学側の対応が厳格化する。「気づいたのに数日放置」は最悪の対応で、その間に単純ミスとしての救済枠が消える。教務課の営業時間(平日9〜17時が多い)を考慮し、気づいたその日または翌日には連絡する。夜間や休日に気づいた場合は、翌営業日の朝一番に電話またはメールで連絡する。同時に、指導教員へも状況説明のメールを送っておくと、教員のバックアップが得られやすい。事情説明は「忘れました」だけでなく「気づいてすぐに連絡している」姿勢を示すことで、救済の可能性が上がる。
履修登録から提出まで|1年スケジュール
4年通年方式(パターンB、最多)を前提とした、履修登録から提出までの1年スケジュールを整理する。
3月|事前準備|学生便覧で卒論科目名・単位数・履修要件を確認。指導教員と面談してテーマ方針の相談。
4月|春学期履修登録|卒論を含む全ての履修科目を登録。登録後の表示確認を必ず実施。
5月|テーマ確定|指導教員と相談してテーマ確定。先行研究の収集開始。
6〜7月|先行研究レビュー|学術DBで文献収集、要約・整理。指導教員と月1回程度の面談。
8〜9月|夏休み集中作業|序論・第1章の執筆着手。データ収集・調査を実施。
10月|中間発表|多くの大学で10月〜11月に中間発表がある。スライドと発表準備。
11月|本論執筆|中間発表のフィードバックを反映して本論を執筆。
12月|結論・全体推敲|全体を通した推敲、参考文献リストの整備。指導教員の最終チェック。
1月|最終仕上げ・提出|印刷・製本、提出。多くの大学で1月上旬〜中旬が提出締切。
2月|口頭試問(発表会)|卒論発表会・口頭試問。合格すれば卒業。
このスケジュールはあくまで目安。自分の大学の締切・中間発表日程を確認し、逆算した個別スケジュールを立てる。特に就活と重なる時期(4月〜7月)は執筆時間が確保しにくいため、就活と卒論のバランスを事前に設計する必要がある。
就活と卒論の両立は多くの学生の悩みである。実務的な両立法として、就活のピーク(4〜6月)は卒論の「準備期」と割り切り、テーマ確定と先行研究収集程度に留めるのが賢明である。本格的な執筆着手は就活が一段落した7月以降からで十分間に合う。逆にこの時期に卒論を無理に進めようとすると、就活も卒論も中途半端になる。就活が長期化した場合は、指導教員に相談して中間発表の延期を交渉するのも一つの選択である。多くの指導教員は就活状況を考慮してくれる。「卒論のために就活を犠牲にする」「就活のために卒論を犠牲にする」のどちらもリスクが大きいため、時期を分けた計画的な進行が最も安全である。
履修登録忘れ|防止策5選
履修登録忘れを未然に防ぐための5つの防止策を整理する。
防止策①|カレンダーに登録期間を記入|3月末に大学のWebサイトで履修登録期間を確認し、スマホ・PCカレンダーに登録。開始日と締切日の両方をリマインド設定。
防止策②|チェックリストを作成|履修すべき科目のリストを作成し、卒論を含めた必修科目を最上部に配置。1つずつチェックしながら登録。
防止策③|登録直後の確認|登録が完了した直後に、学籍情報システムで「卒業論文」が表示されているかスクリーンショット付きで確認。
防止策④|同期・先輩とのダブルチェック|同じ学部の同期や先輩に自分の登録内容を確認してもらう。第三者の目で漏れを発見できる。
防止策⑤|教務課への確認|不安な場合は登録期間の最終日前に教務課に電話・訪問して確認。「卒論が登録されているか教えてください」と依頼できる。
これら5つの防止策は、いずれも数分の作業で完了する。この数分を惜しむと、留年による1年間の損失に直結する。時間対効果は圧倒的である。
特に防止策④(同期・先輩とのダブルチェック)は、意外と効果が大きい。自分一人で確認していると、思い込みや先入観で漏れを見落とすことがある。他人の目でチェックしてもらうと、「あれ、卒論登録してある?」といった素朴な指摘で盲点に気づける。ゼミの同期LINEグループなどで「みんな卒論の履修登録終わった?」と一言確認するだけで、集団的な予防効果が生まれる。1人が忘れても、誰かが「私は登録した」と発言することで、忘れている人が気づける。ゼミの集団的な意識合わせが、履修登録忘れの最強予防策となる。
それでも判断に迷う場合の選択肢
履修登録や卒論の全体設計で判断に迷う場合の選択肢を3つ提示する。
①教務課に直接確認|履修に関する最終責任は教務課にある。学生便覧を読んでも不明な点は、直接教務課に確認する。
②指導教員(ゼミ担当教員)に相談|ゼミ担当教員は履修の実務に詳しいことが多い。事務手続き面でも相談できる。
③第三者の添削でチェック|履修登録後の卒論執筆や、卒論全体の完成度で不安がある場合、第三者にチェックしてもらう。レポートビズでは、累計6,000件超の指導実績をもとに、参考資料としての卒論の内容・構造チェックを提供している。公式LINEには1,700名超が登録しており、24時間相談を受け付けている。
よくある質問|FAQ
Q1|卒論の履修登録は自動でされないのですか
大半の大学では自動登録されない。学生が自分で履修登録期間に登録する必要がある。「ゼミに配属されたから卒論も自動で登録される」と勘違いしないよう注意。
Q2|履修登録し忘れた場合、留年確定ですか
大学・状況による。柔軟に追加登録を認める大学もあれば、原則不可の大学もある。すぐに教務課と指導教員に相談することで、認められる可能性がある。諦めずに動くことが重要。
Q3|卒論の履修登録は前期・後期のどちらですか
多くの大学で「通年科目」として春学期(前期)の履修登録期間に登録。「後期に書くから後期で登録すればいい」は誤解。所属大学のシラバスで「通年」「前期」「後期」のどれかを確認する。
Q4|卒論の履修要件は何ですか
大学によるが、多くは「3年次までに一定単位(80〜100単位程度)を取得済み」「ゼミに配属済み」などが要件となる。学生便覧で自分の学部の要件を確認する。
Q5|卒論を履修登録したら必ず提出しないといけないですか
基本的にYES。履修登録した以上、単位を取得するには提出が必要。提出できなかった場合は不合格となる。撤回できるかは大学の規定による。
Q6|卒論を選択しない選択肢はありますか
学部による。選択必修型・選択型の学部では、卒論を書かない選択も可能。ただし多くの学部で卒論は必修科目のため、選択肢がない。学生便覧で確認する。
Q7|ゼミ登録と卒論登録は同じ手続きですか
大学によるが、多くは別手続き。ゼミ(演習科目)は3年時に登録、卒論(卒業論文科目)は4年時に登録するのが一般的。同時に扱う大学もあるが、混同しないよう注意。
まとめ|履修登録は卒業の入り口
本記事では、卒論の履修登録について、大学別履修方式の3型類型化、年次配当パターン3型、単位数の目安、履修登録忘れの多発3大パターン、履修登録前のチェックリスト10項目、ゼミ選び5基準、履修登録忘れた場合の対処フロー6ステップ、履修登録から提出までの1年スケジュール、履修登録忘れ防止策5選、FAQまでを体系的に整理してきた。
卒論の履修登録は、内容の議論の陰に隠れがちな地味な事務手続きだが、忘れると卒業できなくなる致命的な工程である。「春学期に通年科目として登録する」「ゼミ登録とは別」「登録後は必ず表示確認する」——この3点を頭に入れておけば、多くの失敗は予防できる。数分のチェックが、1年間の時間と数百万円の学費を守る投資となる。
本記事のポイントを整理すると、以下の3点に集約される。第一に、卒論履修方式は3型(必修/選択必修/選択)、年次配当も3パターン(3年後期開始/4年通年/4年前期のみ)あり、自分の大学のタイプを最初に確認する。第二に、履修登録忘れは3大パターン(春学期忘れ/ゼミ登録混同/遅発発覚)で発生するため、10項目チェックリストと5つの防止策で予防する。第三に、もし忘れた場合は6ステップの対処フローで即座に動く(気づいたその日に教務課に連絡)。この3点を守れば、履修登録の事務手続きで卒業を危うくすることはない。
もし履修登録後の卒論執筆や、全体の完成度で判断に迷う場合、累計6,000件超の指導実績を持つレポートビズ編集部が参考資料としての活用視点でサポートしている。公式LINEには1,700名超が登録しており、納期100%達成の実績とともに、卒論執筆に伴走する体制を整えている。履修登録という入り口を無事に通過し、卒業までの1年を有意義に過ごしてほしい——本記事を執筆準備の助けとして活用いただきたい。
最後に、履修登録は「面倒な事務」ではなく「卒業までの1年間をどう過ごすかの入口」であると捉え直してほしい。何のゼミに入り、どのテーマで研究するかを決め、単位を確保する——この一連の手続きは、あなたの大学生活の集大成に向けた出発点である。適切な履修登録を通過した上で、卒論という自分だけの作品作りに取り組む1年は、大学生活の中でも最も充実した時期になり得る。事務手続きの向こう側に、あなたの学問的な集大成が待っている。この記事が、その入り口をスムーズに通過する助けになれば幸いである。
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