レポートは二段組にすべき?|判断基準とWord設定手順のガイド

最終更新日:2026年7月29日

この記事でわかること

  • レポートを二段組にすべきかの判断基準
  • 二段組が求められる5つの場面(学会論文・工学系・卒論指定等)
  • 二段組の3つのメリット(ページ削減・読みやすさ・専門性)
  • 二段組の3つのデメリット(図表配置・操作煩雑・段バランス)
  • Wordで二段組を設定する詳細手順
  • 段間隔・境界線の設定方法
  • 見出しの全幅/半幅の使い分け
  • 図表と二段組の組み合わせ方(段またぎ配置)
  • 分野別の二段組の作法(理工学・情報系・社会科学等)
  • 悪い二段組10例と避けるためのチェックリスト
  • 学会論文の二段組フォーマット(IEEE・電子情報通信学会等)
  • LaTeXでの二段組(参考)

執筆:レポートビズ編集部
2021年5月の開業以来、累計6,000件超のレポート・卒論作成の依頼に対応してきた編集チームが、レポート二段組レイアウトを体系的に整理した。理工学系・情報系レポート、学会投稿論文の相談実績をもとに、実践的な情報を提供する。

「レポート 二段組」——このキーワードを検索する人の多くは、「レポートを二段組で書くべきか」「Wordで二段組の設定方法が分からない」「学会論文の指定書式に二段組と書かれている」といった悩みを持つ学生・社会人である。二段組はレポートの体裁として特徴的だが、使いこなすには判断と操作の両方が必要である。

結論から言えば、レポートの二段組は「指定された場合のみ使う」のが基本原則である。指定がない場合、一段組(1カラム)が現代の標準である。理工学系や情報系の学会論文では二段組が指定されることが多いが、一般的な大学レポートでは一段組で十分である。二段組はテクニックではなく、指定への対応である。

この記事では、二段組の判断から始めて、求められる場面、メリット・デメリット、Word設定手順、段間隔・境界線、見出し扱い、図表配置、分野別、悪い例、学会論文フォーマット、LaTeXまで、実践的に整理する。ニッチだが必要な情報を、実データに基づいて提供したい。

なお、本記事はレポートの記号ルールレポートのグラフガイドMBAレポートの書き方と連動する。レポート全体の体裁を整えたい方はあわせて参照してほしい。

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レポートを二段組にすべきか?|結論と目安

結論:二段組は「指定された場合のみ使う」のが基本原則である。指定がなければ一段組が標準。二段組は特別な文書形式であり、使う場面を明確に見極めることが重要である。

一段組が現代の標準

大学レポートの多くは一段組が標準である。Wordのデフォルト設定も一段組であり、教員も特に指定しなければ一段組を想定している。

一段組は編集が簡単で、図表配置の自由度も高い。特別な理由がなければ、一段組を選ぶのが無難である。

二段組が指定される場面

二段組が指定されるのは、①学会論文投稿、②工学系・情報系の一部レポート、③卒論の一部書式指定、が主である。詳細はH2-2を参照してほしい。

指定があれば必ず従う。指定を無視すると、内容以前に体裁で減点対象になる。

判断に迷ったとき

迷ったら教員に確認するのが最も確実である。書式指定書を読み直し、それでも判断できなければ質問する。

確認できない場合は、一段組を選ぶのが無難である。一段組で減点されるリスクは、二段組の誤用より低い。

二段組を「使いこなす」ということ

二段組は単に段数を2つにするだけではない。段間隔、境界線、見出しの扱い、図表配置、段バランスなど、多くの要素を考慮する必要がある。

これらの要素を正しく設定できて初めて「二段組を使いこなした」と言える。安易に二段組を選ぶと、逆に読みにくい文書になる可能性がある。

二段組が求められる場面と分野

結論:二段組が求められる主な場面は「①学会論文投稿、②工学系レポート、③情報系レポート、④卒論の一部書式指定、⑤研究発表資料」の5つである。それぞれ理由と背景が異なる。

場面1:学会論文投稿

IEEE、電子情報通信学会、情報処理学会などの学会論文は二段組指定が多い。ページ数を抑え、読みやすさを両立するためである。

学会ごとに詳細な書式指定(段間隔・フォント・図表位置等)がある。テンプレートが配布されている場合が多いので、それに従うのが最も確実である。

場面2:工学系レポート

工学系・機械系・電気系のレポートは、学会論文の形式に準じて二段組を求めることが多い。実験レポートや研究報告での使用が典型である。

専門的な体裁を身につける訓練の意味もあり、二段組の書き方を大学で指導する場合もある。

場面3:情報系レポート

情報系・コンピュータサイエンス系のレポートも、学会論文の影響で二段組が多い。コード、図表、数式を効率的に配置するのに二段組が適する。

コード掲載の場合、コード部分だけ全幅にする配置がよく使われる。可読性を優先した工夫である。

場面4:卒論の一部書式指定

大学によっては、卒論の書式で二段組を指定する場合がある。特に理工学部の卒論に多い。

本文は二段組でも、序論・結論部分は一段組にする場合もある。書式指定を丁寧に読む必要がある。書式指定書は最低3回は読み返す価値がある。

場面5:研究発表資料

研究会での配布資料などで二段組を使うことがある。ページ数を抑えたい場合の選択肢である。

ただし、聴衆に配る資料は一段組の方が読みやすい場合もある。目的で判断する。

その他:雑誌・書籍

雑誌・書籍でも二段組が使われるが、これはレポートの範疇ではない。参考として理解しておくと良い。

雑誌のような装飾的な二段組は、レポートには不向きである。学会論文のような機能的な二段組と区別する必要がある。

二段組の3つのメリット

結論:二段組のメリットは「①ページ数の削減、②1行の適切な長さで読みやすい、③専門性・学術性の印象を与える」の3つである。適切な場面で使えば、レポートの完成度を上げる。

メリット1:ページ数の削減

同じ文字数でも、二段組はページ数を約1〜2割削減できる。行間・余白の効率化による。

ページ数制限がある学会論文や、印刷コストを抑えたい場合に有効である。

メリット2:1行の適切な長さで読みやすい

A4サイズで一段組にすると、1行の文字数が40字以上になり読みづらい。二段組にすると1行20〜25字となり、読みやすさが向上する。

目線の移動距離が短くなるため、長文でも疲れにくい。書籍・雑誌でも二段組が使われる理由の1つである。

メリット3:専門性・学術性の印象

二段組は学術論文の体裁として認知されている。読み手に「専門的なレポート」という印象を与える。

ただし、この効果は「二段組が期待される場面」で発揮される。一般的なレポートで二段組にすると、逆に不自然な印象になる。

メリットが発揮される条件

3つのメリットが発揮されるのは、二段組が指定された文書に限られる。指定なしで二段組を使っても、これらのメリットは十分に活かされない。

「二段組にすることで良い印象を与えたい」という動機で選ぶのではなく、「指定に従って二段組を実装する」という姿勢が正しい。

二段組の3つのデメリット

結論:二段組のデメリットは「①図表配置の難しさ、②Word操作の煩雑さ、③段バランスの調整」の3つである。これらを認識した上で、必要な場面でのみ使うことが重要である。

デメリット1:図表配置の難しさ

大きな図表を1段の幅に収めるのが難しい。段幅は約8cmで、幅の広い表やグラフが入らない場合がある。

対処:大きな図表は「段またぎ配置」(2段の全幅を使う)にする。詳細はH2-8を参照してほしい。

デメリット2:Word操作の煩雑さ

Wordでの二段組操作は、一段組より複雑である。段区切り、段間隔、境界線などの設定が必要になる。

特に、見出しを全幅にしたい場合や、途中に図表を挿入したい場合は、細かい操作が必要である。

デメリット3:段バランスの調整

2つの段の文字量のバランスが崩れることがある。特に文書の最後で、左の段だけ長く、右の段が半分程度になるケースが多い。

対処:文書末に「段区切り」を挿入して調整する。または、文字量を微調整する。

Wordで二段組を設定する手順

結論:Wordでの二段組設定は「①「レイアウト」タブを開く、②「段組み」をクリック、③「2段」を選択」の3ステップで完了する。詳細な設定(段間隔・境界線等)は「段組みの詳細設定」から行う。

基本の設定手順

  1. Wordで文書を開く
  2. 「レイアウト」タブをクリック(古いバージョンは「ページレイアウト」)
  3. 「ページ設定」グループの「段組み」をクリック
  4. 「2段」を選択
  5. 全文が二段組に変わる

一部だけを二段組にする

特定の段落だけを二段組にすることも可能である。二段組にしたい部分を選択してから「段組み」を実行する。

これにより、「タイトル・要旨は一段組、本文は二段組」といった学会論文形式も実現できる。

段区切りの挿入

特定の位置で次の段に移動させるには、「段区切り」を挿入する。「レイアウト」→「区切り」→「段区切り」で挿入できる。

ショートカット:Ctrl + Shift + Enter(Windows)/Command + Shift + Return(Mac)。

セクション区切りの活用

「セクション区切り」を使うと、文書内で一段組と二段組を切り替えられる。「レイアウト」→「区切り」→「現在の位置から開始」で挿入する。

タイトルは一段組、本文は二段組にしたい場合に必須の操作である。

Word設定でよくあるつまずき

「一部だけ二段組にしたつもりが、文書全体が二段組になる」のがよくあるつまずきである。範囲を選択せずに実行すると、全体が二段組になる。

解決策:二段組にしたい範囲をマウスで選択してから「段組み」を実行する。または、セクション区切りで区切ってから設定する。

段間隔と境界線の設定

結論:段間隔は0.5〜1cm、境界線は必要に応じて設定する。学会論文の指定がある場合はそれに従う。詳細設定は「段組みの詳細設定」ダイアログから行う。

段間隔の設定

「レイアウト」→「段組み」→「段組みの詳細設定」で段間隔を調整する。標準は約1.02cm(29pt)である。

狭くしすぎると2つの段が近すぎて読みにくくなる。広くしすぎると段の幅が狭くなり、これも読みにくい。0.5〜1cmが目安である。

境界線の設定

「段組みの詳細設定」で「境界線を引く」にチェックを入れる。段と段の間に縦の線が入る。

境界線は視認性を上げる効果があるが、装飾的にもなる。学会論文では境界線なしが標準である。

段の幅の指定

2つの段の幅を個別に指定することもできる。「段の幅と間隔」で数値を入力する。

通常は「段の幅をすべて同じにする」にチェックを入れ、対称的な段組にするのが標準である。

段組みでのフォントと行間

二段組にすると段幅が狭くなるため、フォントと行間も調整が必要である。フォントは10.5pt、行間は1.15〜1.5倍が目安。

字を小さくして詰め込むのは避ける。読みやすさが最優先である。

設定の保存

使い回すレイアウト設定は、テンプレートとして保存する。「ファイル」→「名前を付けて保存」→「Wordテンプレート(*.dotx)」で保存できる。

境界線の使い分け

境界線は「読みやすさを補強するため」に使うのが原則。装飾のために使うのは避ける。

段間隔が狭い場合は境界線があると読みやすい。段間隔が広ければ境界線なしでも十分である。学会論文では境界線なしが標準である。

見出しの扱い(全幅か半幅か)

結論:二段組での見出しは「主要見出し(タイトル)は全幅、本文中の見出しは半幅」が原則である。学会論文では、タイトル・著者名・要旨は全幅、本文の章題以下は半幅にするフォーマットが多い。

全幅にすべき要素

  • 論文タイトル(最上部)
  • 著者名・所属
  • 要旨(アブストラクト)
  • キーワード
  • 大きな図表(段またぎ配置)
  • 参考文献リスト(場合による)

半幅にすべき要素

  • 本文の章題(1.、2.等)
  • 節題(1.1、1.2等)
  • 本文の段落
  • 小さな図表
  • 脚注(段の下)

全幅と半幅の切り替え方

「セクション区切り」を使って、途中で段組を切り替える。タイトル部分は一段組(全幅)、本文部分は二段組にする。

この切り替えを覚えると、学会論文らしいレイアウトが実現できる。

見出しの階層とスタイル

見出しの階層は、フォントサイズ・太字・番号付けで区別する。二段組でも一段組でも同じ考え方である。

Wordの「スタイル」機能を使うと、統一されたレイアウトが自動的に適用される。目次生成も自動化できる。

図表と二段組の組み合わせ

結論:図表は「①段内に収まる小さい図表、②段またぎ配置(全幅)の大きい図表、③別ページの大きい図表」の3パターンで配置する。図表のサイズと重要度で使い分ける。

パターン1:段内に収まる小さい図表

幅約8cm以下の小さい図表は、そのまま段内に配置できる。文章の流れに沿って配置する。

Wordでは、図を挿入したい段に配置し、文字列の折り返しを「四角」または「上下」に設定する。

パターン2:段またぎ配置(全幅)

大きな図表(幅約16cm)は、2段の全幅にわたって配置する。「段またぎ」または「段横断」と呼ばれる配置である。

Wordでは、図の周りにセクション区切りを入れ、その部分だけ一段組にする。または、図を「文字列の折り返しなし」で全幅に配置する。

パターン3:別ページ配置

特に大きな図表や複数の図表は、別ページにまとめて配置する。本文の後に「図・表一覧」として掲載する。

この場合、本文中では「図1参照」のように参照だけを示す。

図表配置のコツ

図表は文章に対応する近い位置に置く。参照した段落と離れすぎないようにする。

詳細はレポートの図の使い方レポートのグラフガイドを参照してほしい。

図表のキャプション位置

図のキャプションは図の下、表のキャプションは表の上に置くのが学術的な標準である。

キャプションは段幅に収める。段またぎ配置の図表なら、キャプションも全幅に配置する。

分野別の二段組の作法

結論:二段組の作法は分野で異なる。理工学は学会論文形式に準じる、情報系はIEEE式が多い、社会科学系は一段組が主流、看護・保育系は一段組が標準、MBAは一段組が中心である。

理工学系レポート

学会論文の形式に準じた二段組が多い。指導教員の指示や学科の書式指定に従う。

電子情報通信学会、日本機械学会などの書式が参考になる。

情報系レポート

IEEE形式やACM形式に準じた二段組が多い。国際学会の投稿を意識した書式となる。

コードやアルゴリズムを載せる場合、コード部分だけ全幅にする工夫が必要である。

社会科学系レポート

一段組が主流である。二段組が指定されることは少ない。

長文の議論、引用、脚注が多い分野では、一段組の方が読みやすい。

看護・保育系レポート

一段組が標準である。実習記録や患者情報の記述には一段組が適する。

詳細は看護学校レポートの書き方を参照してほしい。

MBAレポート

一段組が中心である。ビジネス文書の慣例に準じる。

詳細はMBAレポートの書き方を参照してほしい。

医学・薬学系レポート

投稿先の医学誌によって異なる。The Lancet、NEJM等の国際誌は独自の書式指定を持つ。

日本国内の医学誌は二段組が多く、書式は各誌のウェブサイトで確認できる。

分野横断の場合

複数分野を横断するテーマでは、指導教員の所属分野の慣例に従う。理系分野の指導教員なら二段組、文系なら一段組が原則である。

迷ったら指導教員に確認する。書式は分野文化の反映でもあるため、教員の判断を尊重することが重要である。

悪い二段組の例10選

結論:累計6,000件超の依頼原稿から見えた「悪い二段組10例」を紹介する。①不要な二段組、②段バランスの崩れ、③図表が段幅を超える、④見出しが半端、⑤段間隔が狭すぎ、⑥境界線の乱用、⑦段区切りなし、⑧字が小さすぎ、⑨行間が狭い、⑩指定違反、である。

悪い例1:不要な二段組

問題:指定がないのに二段組を使う。
対策:指定がない場合は一段組を選ぶ。

悪い例2:段バランスの崩れ

問題:文書末で左の段が長く、右の段が半分程度と、明らかにバランスが崩れる。
対策:文書末に「段区切り」を挿入して調整する。

悪い例3:図表が段幅を超える

問題:段幅より大きな図表が、段からはみ出している。
対策:図表のサイズを段幅に合わせる、または段またぎ配置にする。

悪い例4:見出しが半端

問題:タイトルが半幅で、本文の章題が全幅になっている(逆の状態)。
対策:タイトルは全幅、本文の章題は半幅で統一する。

悪い例5:段間隔が狭すぎ

問題:段と段の間が近すぎて、2つの段の文章が混同する。
対策:段間隔を0.5〜1cmに設定する。

悪い例6:境界線の乱用

問題:必要のない境界線を引いている(学会指定なしの場合)。
対策:境界線は指定がない限り使わない。学会論文では境界線なしが標準。

悪い例7:段区切りなし

問題:段の途中で文章が意味なく折り返される。
対策:適切な位置に段区切りを挿入する。

悪い例8:字が小さすぎ

問題:段幅が狭くて字を小さくしすぎている。
対策:フォントは10.5pt以上を使う。読めない字は意味がない。

悪い例9:行間が狭い

問題:ページ数を減らそうと行間を狭くしすぎている。
対策:行間は1.15〜1.5倍に設定する。

悪い例10:指定違反

問題:学会の書式指定と異なる二段組を使っている(段間隔・フォント・余白等)。
対策:書式指定を丁寧に読み、テンプレートがあればそれを使う。

悪い例を避けるチェックリスト

執筆完了後、以下の10項目を順に確認する

  1. 二段組の指定はあるか(なければ一段組でOK)
  2. 段バランスは崩れていないか
  3. 全ての図表が段内に収まっているか
  4. タイトルは全幅、本文の章題は半幅か
  5. 段間隔は0.5〜1cmになっているか
  6. 境界線は必要か(不要なら外す)
  7. 段区切りは適切な位置にあるか
  8. フォントサイズは10.5pt以上か
  9. 行間は1.15〜1.5倍か
  10. 指定書式(テンプレート)に準拠しているか

学会論文の二段組フォーマット

結論:主要な学会論文の二段組フォーマットは「①IEEE式、②電子情報通信学会式、③情報処理学会式、④日本機械学会式」がある。学会ごとに詳細な書式指定があるため、テンプレートを使うのが最も確実である。

IEEE式(国際)

電気電子工学系の国際標準。二段組、A4サイズ、Times New Roman 10pt、段間隔約4.22mm。

公式サイトからWordとLaTeXのテンプレートがダウンロードできる。国際学会投稿の場合は必須。

電子情報通信学会式

日本の電子情報通信分野の標準。二段組、A4サイズ、明朝体・ゴシック体、詳細な書式指定あり。

研究会・全国大会・論文誌で書式が異なる場合がある。投稿先の指定を確認する。

情報処理学会式

情報系の日本代表的学会の書式。二段組、テンプレート提供あり。

全国大会、研究会、論文誌で書式が異なる。公式サイトから最新のテンプレートをダウンロードする。

日本機械学会式

機械系の学会の書式。二段組、A4サイズ、詳細な図表配置ルールあり。

テンプレートの活用

公式テンプレートを使うのが最も確実である。自分で書式を設定すると、微妙な違いで書式違反になる可能性がある。

テンプレートに従って書けば、書式については何も心配する必要がない。内容に集中できる。

投稿前の最終チェック

投稿前に、テンプレートと自分の原稿を並べて比較する。フォント、余白、段間隔、行間など、細部が一致しているか確認する。

書式が異なると、査読前に「書式不備」として差し戻される可能性がある。時間を無駄にしないためにも、投稿前の書式チェックは重要である。

LaTeXでの二段組(参考)

結論:理工学系ではLaTeX(ラテフ)で二段組を作成することも多い。「\documentclass[twocolumn]」オプション、または「\begin{multicols}」環境を使う。学会テンプレートもLaTeX形式で提供されることが多い。

LaTeXとは

LaTeXは、数式・図表・二段組・参考文献の管理が優れた組版システムである。学術論文の執筆に広く使われている。

特に、数式の記述と参照(図1、表2など)の自動管理が強みである。理工学系の学生には有用なスキル。

二段組の基本コマンド

  • 文書全体を二段組:\documentclass[twocolumn]{article}
  • 一部だけ二段組:\begin{multicols}{2} 〜 \end{multicols}
  • 段またぎ配置の図:\begin{figure*} 〜 \end{figure*}(*付き)

LaTeXのメリット

  • 数式が美しい
  • 参照が自動管理される
  • 二段組・段またぎが簡単
  • 参考文献の自動整形
  • 再現性が高い(コードから同じレイアウト)

学習コスト

LaTeXは学習コストが高い。基本操作の習得に数時間、慣れるまで数週間かかる。

ただし、卒論・修論・博士論文を書く予定なら、投資する価値がある。Overleafなどのオンライン環境を使えば、インストールも不要である。

LaTeXが向く人

  • 数式が多い理工学系の学生
  • 卒論・修論を書く予定の学生
  • 複数の論文を書く予定の研究者
  • 参考文献の管理を効率化したい人
  • 細かなレイアウトを厳密に制御したい人

逆に、短いレポート中心の学生、Wordで十分な用途の人にはLaTeXは不要である。

外部リソースの活用と代行の位置づけ|レポートビズの位置づけ

結論:二段組レイアウトで困った場合、公式テンプレート、大学のライティングセンター、代行サービスの活用が選択肢である。時間をかけずに正しい書式を実現するには外部リソースが有効である。

二段組に使える外部リソース

  • 学会公式テンプレート(IEEE・電子情報通信学会等)
  • Overleaf:LaTeX用オンライン編集環境
  • 大学の情報教育センター
  • ライティングセンターでの相談
  • Word公式ヘルプ

「参考資料としての活用」という発想

代行業者を利用する場合でも、その成果物をそのまま提出するのではなく、「参考資料」として活用する発想が現実的である。プロが作った二段組レイアウトを参考にすることで、自分の技術も向上する。

詳細はレポート代行は違法?で法的観点も含めて整理している。

レポートビズの位置づけ

レポートビズは2021年5月開業のレポート・卒論作成の法人型サービスで、累計6,000件超の実績を持つ。理工学系・情報系レポート、学会投稿論文の書式支援の実績も豊富である。特にWordでの二段組設定・段区切り・図表配置などの実務相談が多い。

料金体系はレポート1,000字あたり3,300円〜が目安である。公式LINEから匿名で無料相談ができるため、二段組レイアウトの相談も可能である。書式だけの相談も受け付けている。

二段組に関するよくある質問(FAQ)

レポートの二段組について、多くの相談者から寄せられる質問をまとめた。

Q1. 大学レポートは二段組にすべきですか?

結論:指定がある場合のみ二段組にする。指定がなければ一段組が標準である。

特別な理由がなければ、一段組を選ぶのが無難。書式指定を必ず確認する。

Q2. Wordで二段組にする最も簡単な方法は?

結論:「レイアウト」→「段組み」→「2段」の3クリックで完了する。

特定の範囲だけ二段組にしたい場合は、その範囲を選択してから実行する。詳細はH2-5を参照してほしい。

Q3. 二段組で図表が入らないときは?

結論:段またぎ配置(2段の全幅を使う)にするか、図表のサイズを小さくする。

大きな図表が多い場合は、別ページにまとめる方法もある。詳細はH2-8を参照。

Q4. 段バランスが崩れます

結論:文書末に「段区切り」を挿入して調整する。

Ctrl + Shift + Enter(Windows)で段区切りが入る。または、「レイアウト」→「区切り」→「段区切り」から挿入する。

Q5. タイトルは全幅、本文は二段組にしたい

結論:「セクション区切り」を使って、途中で段組を切り替える。

タイトル部分は一段組、本文部分は二段組にする。学会論文で標準的な形式である。

Q6. LaTeXとWordはどちらがおすすめ?

結論:数式が多い理工学系はLaTeX、一般的なレポートはWordが向く。

LaTeXは学習コストが高いが、慣れるとWordより効率的。用途で選ぶ。

Q7. 学会論文のテンプレートはどこで入手できますか?

結論:各学会の公式サイトからダウンロードできる。

IEEE、電子情報通信学会、情報処理学会等は、投稿ページから最新テンプレートが入手できる。WordとLaTeXの両方が提供されることが多い。指定通りに書式が設定されているため、内容の記入だけで済む。

まとめ|指定がなければ一段組、指定があればテンプレートを使う

レポートの二段組は「指定がある場合のみ使う、指定がなければ一段組を選ぶ」ことが基本原則である。二段組を使う場合は、Wordの詳細設定、段間隔・境界線、見出しの扱い、図表配置など多くの要素を意識する必要がある。テンプレートがあれば必ず使う。

この記事で解説したポイントを再度整理する。

二段組は「学術的な見た目」を持つが、体裁だけで内容を評価する教員はいない。むしろ、二段組の誤用は「基本ができていない」印象を与える。指定がある場合にだけ、指定通りに実装するのが最も安全である。技術より判断力が問われる。この記事のチェックリストを使って、書式の問題を減らすことで、内容の質に集中できる。書式は目的ではなく、内容を伝えるための手段である。

  • 基本原則:指定がある場合のみ二段組を使う、指定がなければ一段組が標準
  • 二段組が求められる5場面:学会論文・工学系・情報系・卒論指定・研究発表
  • 3メリット:ページ削減・1行の適切な長さ・専門性の印象
  • 3デメリット:図表配置・Word操作・段バランス
  • Word設定:「レイアウト」→「段組み」→「2段」の3ステップ
  • 段間隔:0.5〜1cm、境界線:学会論文では標準的に不要
  • 見出し:主要見出し(タイトル)は全幅、本文の章題以下は半幅
  • 図表:①段内、②段またぎ、③別ページの3パターンで使い分け
  • 分野別:理工学=学会形式、情報系=IEEE、社会科学=一段組、看護=一段組、MBA=一段組
  • 悪い例10選:不要な二段組・段バランス崩れ・図表オーバー・見出し半端・段間隔・境界線乱用・段区切りなし・字が小さい・行間狭い・指定違反
  • 主要フォーマット:IEEE・電子情報通信学会・情報処理学会・日本機械学会
  • LaTeX:数式多い理工学系向け、Overleafで学習可能

より詳細な情報は、レポートの記号ルールレポートのグラフガイドレポートの図の使い方大学レポートの書き方もあわせて参照してほしい。

二段組レイアウトやレポート全体の書式で行き詰まった時、外部リソースの活用は選択肢の1つとなる。レポートビズのような、累計6,000件超のレポート作成実績を持つ業者に一度相談してみるのも1つの選択肢である。公式LINEから匿名で無料相談ができるので、まずは書式の悩みを客観的に相談する目的で使ってみるのが安全な始め方となる。ただし、あくまで「参考資料としての活用」という発想を持ち、自分で書く経験を通じたスキル向上を大切にしてほしい。

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