最終更新日:2026年7月28日
この記事でわかること
- レポートで図を使う3つの効果(理解促進・視覚訴求・記憶定着)
- 図の8種類の分類(表・棒/折れ線/円/散布図・写真・イラスト・フローチャート・概念図)
- 図と表の使い分けの基準
- 図を使うべき場面と避けるべき場面
- 図表番号の付け方のルール(位置・書式・分野別の書式)
- キャプション(タイトル)の書き方(文章型・名詞句型)
- 図の引用と出典明示のルール
- 分野別の図の作法(理系・文系・看護・MBA・卒論)
- 図の作成ツール比較(Excel/PowerPoint/専用ツール)
- 累計6,000件データから見えた「よくある図の間違い5つ」
執筆:レポートビズ編集部
2021年5月の開業以来、累計6,000件超のレポート・卒論作成の依頼に対応してきた編集チームが、レポートで図を使いこなすための実践的なガイドを整理した。単なるWordの操作方法ではなく、図の種類選択・キャプション・引用・分野別作法まで、実データに基づいて解説する。
「レポート 図」——このキーワードを検索する人の多くは、レポートに図を入れたいがどう作ればいいか、どこに配置すればいいか、キャプションはどう書けばいいかで迷っている学生・社会人である。図はレポートの説得力を大きく上げる要素だが、使い方を誤ると逆に評価を下げる。
結論から言えば、レポートの図は「①適切な種類の選択、②図表番号とキャプションの正しい配置、③出典明示、④本文との連携」の4つを押さえれば、確実に評価が上がる。図があるだけで評価される時代は終わり、いまや図の質と正確さが問われる。逆に、これら4つのルールを守らない図は、あるだけで評価を下げてしまう。
この記事では、図が必要な理由から始めて、8種類の図の分類、図と表の使い分け、番号とキャプションのルール、引用と出典、分野別の作法、作成ツール比較、そしてよくある間違いとAI生成図の注意点まで、実践的な視点で整理する。単なる操作方法ではなく、レポートの評価を確実に上げる情報を提供したい。
なお、本記事は大学レポートの書き方や社会人の卒論の書き方など、レポート書き方系の記事群と連動する。図を含めたレポート全体の書き方を身につけたい場合は、あわせて参照してほしい。
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なぜレポートに図が必要なのか|3つの効果
結論:図がレポートの評価を上げるのは「①理解促進、②視覚訴求、③記憶定着」の3つの効果があるためである。この3点を理解すると、どこに図を入れるべきかが判断できる。
図はレポートの「装飾」ではなく、機能的な要素である。以下、3つの効果を整理する。
効果1:理解促進(複雑な内容を一目で伝える)
図は、文字だけでは伝えにくい複雑な関係性・数値の変化・空間的な構造を一目で伝える。特に時系列データや比較データは、図の方が圧倒的に伝わる。
例:「A社の売上は2020年に100億円、2021年に120億円、2022年に150億円だった」と文で書くより、棒グラフで示す方が変化の大きさが一瞬で伝わる。
効果2:視覚訴求(読み手の注意を引きつける)
図は、レポートの中で視覚的な変化を生み出し、読み手の注意を引きつける。長い文章だけのレポートは単調で読み疲れを起こす。
特に、重要なポイントに図を配置することで、読み手の目を止め、その部分の内容を強調できる。教員は多くのレポートを読むため、視覚的なメリハリがあるレポートは評価しやすい。
効果3:記憶定着(読後に残る印象)
図はテキストより記憶に残りやすい。認知心理学の「絵優位効果(picture superiority effect)」として知られる現象である。
レポートを読み終えた後、読み手の頭に残るのは印象的な図であることが多い。この記憶定着効果を活かすには、「レポートの結論を示す図」を1つ入れることが有効である。
図の8種類を知る
結論:レポートで使う図は「①表、②棒グラフ、③折れ線グラフ、④円グラフ、⑤散布図、⑥写真、⑦イラスト、⑧フローチャート/概念図」の8種類に分類できる。示したいデータの性質に応じて選ぶ。
「図」と一言で言っても、実は多くの種類がある。それぞれ得意な表現が異なるため、目的に応じた選択が重要である。
種類1:表(精密な数値を示す)
複数の項目の精密な数値を示すのに最適。数値そのものが重要な場面で使う。
例:企業の財務指標一覧、実験結果の測定値、アンケート回答の集計表など。数値の比較には向いているが、変化のイメージは伝わりにくい。
種類2:棒グラフ(項目間の比較)
複数の項目の量・大きさを比較するのに最適。データの大小関係が一目で分かる。
例:業界別売上比較、地域別人口、学年別成績分布など。項目数が多すぎる(10以上)と読みにくくなるため、5〜7項目程度に絞るのが理想的である。
種類3:折れ線グラフ(時系列の推移)
時間の経過に伴う変化を示すのに最適。トレンド・傾向を可視化できる。
例:年次売上推移、株価変動、気温変化など。複数の系列を同時に示すことで、比較も可能である。
種類4:円グラフ(構成比を示す)
全体に対する各項目の割合を示すのに最適。100%を分割する形で表現する。
例:業界別シェア、支持政党の割合、支出内訳など。ただし、項目数が多いと読みにくくなるため、5〜6項目までに抑える。5%以下の項目は「その他」にまとめると良い。
種類5:散布図(2変数の関係)
2つの変数の関係(相関)を示すのに最適。データの分布や外れ値も可視化できる。
例:学習時間と成績の関係、気温と売上の関係、収入と支出の関係など。近似曲線を加えることで、傾向がより明確になる。
種類6:写真(実物・現場を示す)
実物や現場の状況を示すのに最適。実験装置、フィールド調査、事例分析などで使う。
例:実験装置の写真、調査地の風景、対象物の外観など。撮影者(自分か引用か)と撮影日を明記することが重要である。
種類7:イラスト(概念を可視化)
抽象的な概念や仕組みを可視化するのに最適。教育レポート、看護レポートなどで頻用される。
例:人体の仕組み、機械の構造、生態系の関係など。手書きでも、ツールで作成しても良いが、著作権に注意する必要がある。
種類8:フローチャート・概念図(プロセスや関係)
プロセスの流れや、概念間の関係を示すのに最適。研究の進行、意思決定の手順、理論の関係などで使う。
例:研究フロー図、業務プロセス図、理論の相関図など。PowerPointやdraw.io、Lucidchart等のツールで作成できる。
図と表の使い分け方
結論:図と表の使い分けの基本原則は「精密な数値の比較=表、傾向や関係性の可視化=図」である。同じデータを両方で示す必要はなく、目的に応じて選ぶ。
「図」と「表」は似て非なる要素である。それぞれの得意分野を理解して使い分ける。
表を選ぶべき場面
- 精密な数値(小数点以下も含む)を示したい
- 複数の指標を並列で比較したい(例:財務3期比較)
- 読み手が個別の数値を参照する必要がある
- 項目数が多く、グラフでは読みにくい
図(グラフ)を選ぶべき場面
- データの傾向・トレンドを一目で伝えたい
- 比較の大小関係を強調したい
- 2変数の関係(相関)を示したい
- 全体に対する割合を示したい(構成比)
同じデータを両方で示すべきか
基本的に不要である。同じデータの表と図を両方入れると、冗長でスペースの無駄になる。
ただし、卒論・修論など長い文書では、本文に図を入れ、付録に詳細な表を掲載するという使い分けは有効である。読み手の目的に応じた情報提供ができる。
図を使うべき場面と避けるべき場面
結論:図を使うべき場面は「①結論を印象づけたい、②比較を明確にしたい、③時系列変化を示したい、④空間的関係を示したい」の4つ。逆に、避けるべき場面は「①データが1〜2点しかない、②本文と重複する、③装飾目的だけ、④著作権が不明」の4つである。
「図があった方が良さそうだから」だけで入れると、逆効果になる。目的に応じた判断が重要である。
使うべき4場面
- 結論を印象づけたい(1枚のインパクトある図がレポート全体の印象を決める)
- 比較を明確にしたい(複数項目の大小関係、シェア構成、トレンド比較)
- 時系列変化を示したい(推移、成長、減少などの動的変化)
- 空間的関係を示したい(地図、位置関係、構造)
避けるべき4場面
- データが1〜2点しかない(文中で書けば済む)
- 本文と完全に重複する(冗長)
- 装飾目的だけ(内容と関係のないイラスト等)
- 著作権が不明(トラブルの元)
図の数の目安
レポートの分量に応じた図の数の目安がある。多すぎても少なすぎても評価が下がる。
- 2,000字レポート:0〜2枚
- 4,000字レポート:1〜3枚
- 8,000字レポート:2〜5枚
- 卒論(20,000〜40,000字):5〜15枚
図表番号の付け方ルール
結論:図表番号は「①図と表で別々に番号を付ける、②通し番号(図1、図2…)が基本、③図の位置は下、表の位置は上、④分野や学会のスタイルに従う」の4つのルールで書く。この基本ルールを守るだけで、多くの減点を防げる。
図表番号のルールは、分野・大学・学会で細部が異なる。しかし、基本ルールは共通している。以下、詳しく整理する。
ルール1:図と表で別々に番号を付ける
図と表は別々の連番で管理する。図は「図1、図2、図3…」、表は「表1、表2、表3…」となる。両者を混ぜて「図1、表2、図3」のようにするのは間違いである。
ルール2:通し番号を基本にする
短いレポート(数千字レベル)は「図1、図2…」の通し番号で問題ない。ただし、長い文書(卒論・修論)では章ごとの番号(図1-1、図1-2、図2-1)も使われる。
大学・学会の指定に従うのが原則である。指定がない場合、レポート内で統一されていれば通し番号で問題ない。
ルール3:図は下、表は上に配置
これは特に重要なルールである。図表番号とキャプションの位置は、図と表で逆になる。
- 図:図表番号とキャプションは「図の下」に配置
- 表:図表番号とキャプションは「表の上」に配置
この違いは、学術文書の伝統に基づく国際的なルールである。逆にすると減点対象となる大学が多い。
ルール4:分野や学会のスタイルに従う
英語表記が求められる場合、Figure(Fig.)、Table(Tab.)を使う。分野によって表記が異なる。
- 日本語基本:図1、表1
- 英語表記:Figure 1、Table 1(または Fig. 1、Tab. 1)
- 理系論文(APA、Nature系など):細かい指定あり、必ずスタイル指定を確認
キャプション(タイトル)の書き方
結論:キャプションは「本文を読まなくても図表単独で内容が理解できる」ように書くのが原則である。「文章型」と「名詞句型」の2種類があり、レポートは名詞句型、研究結果を強調したい論文は文章型を選ぶ。
キャプションは図の理解を左右する重要な要素である。適切に書けば、図の情報量が大きく増える。
名詞句型キャプション
図表の範囲・内容を名詞句で示す形式。大学レポートで最も一般的である。
例:「図1 A社の年次売上推移(2015〜2024年)」→図表の内容と範囲が明確に伝わる。文末はピリオドをつけない。
文章型キャプション
図表が示す内容を完全な文で書く形式。研究論文で結果を強調したい場合に使う。
例:「図1 A社の売上は2020年以降、年率10%で増加している。」→図表の主張・発見が明示される。文末にピリオド(または。)をつける。
キャプションに含めるべき情報
- 図表の主題(何を示すか)
- データの範囲(期間、対象、地域)
- 単位(円、%、人など)
- 出典(引用の場合、必ず記載)
- 凡例の説明(必要に応じて)
キャプションでよくある間違い
- 「グラフ」「表」など、キャプションの種類名が不統一(全て「図」または「表」で統一する)
- 単位が抜けている
- データの範囲が不明
- 出典の記載忘れ
これらの間違いは、キャプションだけを最終チェックする「キャプションチェックの時間」を提出前に設けることで防げる。5〜10分の時間投資で、多くの減点を回避できる。
図の引用と出典明示のルール
結論:他人の作成した図を引用する場合は、必ず出典を明示する。「自分で作成」「〇〇より引用」「〇〇のデータをもとに筆者作成」の3パターンで書き分ける。無断使用は著作権侵害となる。
図の著作権は文章と同じく著作物として保護されている。適切な引用ルールに従うことが、学術的な誠実さでもある。
パターン1:自分で作成した図
自分で作成した図には特に出典表記は不要である。ただし、データを元に作成した場合は、データの出典を明示する。
例:「図1 東京都の人口推移(総務省統計局データより筆者作成)」→データが公的統計であることを示す。
パターン2:他人の図をそのまま引用
書籍・論文の図をそのまま使う場合、キャプションに「〇〇より引用」を明記する。
例:「図1 経済成長のメカニズム(山田(2023)、p.45より引用)」→出典が明確に分かる。
パターン3:他人のデータをもとに作成
他人のデータを使って自分で図を作成した場合は、「〇〇のデータをもとに筆者作成」と書く。
例:「図1 業界別成長率(総務省(2024)『事業所統計』のデータをもとに筆者作成)」→データ出典と自作を両方明示する。
著作権について注意すべきこと
ウェブサイトから拾った画像・写真は、著作権が明確でない限り使わない。無料素材サイト、CC(クリエイティブ・コモンズ)ライセンスのものを使うのが安全である。
特にレポート・卒論を公開する場合(オンライン提出、リポジトリ登録など)は著作権に厳格な対応が必要である。不明な場合は使わない判断が正解である。
分野別の図の作法
結論:分野によって好まれる図の種類と作法が異なる。理系はグラフと数値、文系は概念図と表、看護はイラストと看護過程図、MBAは財務グラフと戦略フレームワーク、卒論は総合的な図の使い分けが必要である。
累計6,000件超の依頼を扱ってきた経験から、分野別の作法を整理する。
理系(実験系)レポート
実験結果のグラフと数値表が中心である。折れ線グラフ、散布図、実験装置の写真が頻用される。有効数字、単位、誤差範囲の明示が必須である。
Excelのデフォルト書式は使わず、フォント・軸ラベル・凡例を整えるのが基本である。
文系(人文・社会科学)レポート
概念図・理論図・比較表が中心である。フローチャートで議論の展開を示すことも多い。
理系ほど数値中心ではないが、統計データを扱う場合は棒グラフや円グラフも活用される。詳細は大学レポートの書き方を参照してほしい。
看護学校レポート
患者情報のフェイスシート、看護過程図(アセスメント→計画→実施→評価)、疾患の解剖図が中心である。人体の構造を示すイラストも頻用される。
患者の個人情報は必ず匿名化(A氏、80代女性など)する。詳細は看護学校レポートの書き方を参照してほしい。
MBAレポート
財務グラフ、戦略フレームワーク(SWOT、5フォース、バリューチェーン)、市場データが中心である。ビジネス色の強い視覚表現が求められる。
企業のIR資料の図をそのまま引用するのは避け、データを元に自分で作成する方が評価される。詳細はMBAレポートの書き方を参照してほしい。
卒論・修論
研究フロー図、先行研究の整理表、実証データのグラフ、結論を示す概念図など、総合的な図の使い分けが求められる。図表の目次を作ることも多い。
大学の指定書式(APA、SIST02など)に厳密に従う。詳細は社会人の卒論の書き方を参照してほしい。
図の作成ツール比較
結論:図の作成ツールは「①Excel(数値グラフ)、②PowerPoint(概念図・フローチャート)、③Word(表と単純な図)、④専用ツール(高度な作成)」の4種類に分けられる。用途に応じて使い分けが必要である。
ツール選びを間違えると、作業効率が大きく下がる。目的に応じた選択が重要である。
Excel:数値グラフの定番
棒グラフ、折れ線グラフ、円グラフ、散布図など、数値ベースのグラフはExcelが最速である。データを入力するだけでグラフが作成できる。
ただし、デフォルト書式は学術的でない場合が多い。フォント(明朝体、ゴシック)、軸ラベル、凡例の位置を整えることが重要である。
PowerPoint:概念図・フローチャート
概念図、フローチャート、組織図など、テキストと図形の組み合わせはPowerPointが便利である。SmartArt機能で基本的な図が瞬時に作成できる。
作成した図はコピーしてWordに貼り付けることも可能である。ただし、貼り付け形式(オブジェクトか画像か)に注意する。
Word:表と単純な図
表はWordで直接作成できる。単純な図(矢印付きの構成図など)もWordの図形機能で作れる。
ただし、複雑な図はPowerPointの方が作りやすい。Word内で作れるかを判断してから選ぶ。
専用ツール:高度な作成
統計解析(R、Python matplotlib)、フローチャート(draw.io、Lucidchart)、地図(QGIS)など、専用ツールが必要な場面もある。
卒論や研究発表レベルでは、これらの専用ツールを使うと図の品質が飛躍的に上がる。使い方の学習コストは高いが、投資対効果は大きい。
よくある図の間違い5つ
結論:累計6,000件超の依頼原稿から見えた「よくある図の間違い5つ」を紹介する。①キャプション位置の間違い、②単位・軸ラベルの欠落、③出典の記載忘れ、④Excelデフォルト書式のまま、⑤本文で図に言及していない、である。
頻出パターンを知ることで、事前に防げる。以下、5つを整理する。
間違い1:キャプション位置の間違い
図の上にキャプションを置いてしまう間違い(正しくは下)。表と混同することが多い。
覚え方は「表(ひょう)は上(うえ)、図(ず)は下(した)」または「タイトルを見て後で表を見る、図はまず絵を見てからタイトル」と考えると分かりやすい。
間違い2:単位・軸ラベルの欠落
グラフの縦軸・横軸の単位や名称が抜けている間違い。数値だけあっても、何の数値か分からない。
「売上(億円)」「年」「気温(℃)」など、必ず単位と名称を明示する。Excelのデフォルトでは軸ラベルが省略されるため、手動で追加する必要がある。
間違い3:出典の記載忘れ
他人のデータや図を使ったのに、出典を書き忘れる間違い。学術的な誠実性の欠如とみなされる。
データを引用した時点で、キャプションに「〇〇より」を書く習慣を作る。後から追加しようとすると忘れやすい。
間違い4:Excelデフォルト書式のまま
Excelで作ったグラフをデフォルト書式のまま使う間違い。デフォルトのフォント、色、凡例位置は学術的でない場合が多い。
最低限、①フォントをレポート本文と統一、②色を必要最小限に、③凡例の位置を最適化、の3点を調整する。
間違い5:本文で図に言及していない
図を挿入したのに、本文中で「図1に示すように」等の言及がない間違い。図が本文と切り離された孤立情報になっている。
本文中で「図1のとおり」「図2に示すように」「表1に示す通り」等の形で、必ず図表への参照を含める。これが図と本文の連携の基本である。
AI生成図の注意点
結論:ChatGPT・Claude等のAIツールは図の作成を補助できるが、生成された図には「①架空のデータ、②誤ったグラフ表現、③出典が曖昧」の3つの注意点がある。AIツールは補助として使い、最終的な図は自分で検証する必要がある。
近年、AIツールで図を作成する学生が増えている。便利だが、独特のリスクがある。
AI生成図の3つの注意点
- 注意1:架空のデータ(実在しない統計、間違った数値)を含む可能性
- 注意2:誤ったグラフ表現(円グラフで合計が100%にならない等)
- 注意3:出典が曖昧または架空
AI生成図のチェック方法
- データの出典を検索し、実在するか確認する
- 数値を検算する(合計、比率、単位換算)
- グラフの種類が適切か再検討する(データの性質と一致しているか)
AI活用の倫理的配慮
AI生成図をそのまま使うことは、大学のルールに抵触する可能性がある。特に、AIが生成した架空のデータを含む図を提出すると、学術的な誠実性の問題となる。
AIは図のアイデア出しやフォーマットの参考として使い、最終的な図は自分でデータを検証してから作成することが安全である。
外部リソース活用という選択肢|レポートビズの位置づけ
結論:図の作成に自信がない場合、大学のライティングセンターや添削サービス、統計ソフトの使い方講座など、外部リソースを活用することで、図の品質を高められる。
特にExcelやRの使い方に不慣れな学生は、外部のサポートを活用することで、図作成の時間を大幅に短縮できる。
図作成に使える外部リソース
- 大学のライティングセンター(無料、設置校が増加中)
- 大学の統計ソフト講座(SPSS、R、Pythonなど)
- 大学院生・研究員による家庭教師的な指導
- レポート添削サービス(図表の書式チェック含む)
- データ可視化の教科書(『データビジュアライゼーションのデザイン』等)
「参考資料としての活用」という発想
代行業者を利用する場合でも、その成果物をそのまま提出するのではなく、「参考資料」として活用する発想が現実的である。プロが作成した図の書式・キャプション・出典の書き方を参考にすることで、自分の図作成スキルも向上する。
詳細はレポート代行は違法?やレポート代行はバレる?で法的観点も含めて整理している。
レポートビズの位置づけ
レポートビズは2021年5月開業のレポート・卒論作成の法人型サービスで、累計6,000件超の実績を持つ。図表の作成・書式チェック・出典明示までの実績が豊富である。
料金体系はレポート1,000字あたり3,300円〜が目安である。公式LINEから匿名で無料相談ができるため、図の作成やキャプションの書き方の相談だけを依頼する部分的な使い方も可能である。
レポートの図に関するよくある質問(FAQ)
レポートの図に関して、多くの相談者から寄せられる質問をまとめた。当社の相談窓口で頻出する質問を中心に整理している。
Q1. 図がないレポートは評価が下がりますか?
結論:分野やテーマ次第。理系実験レポートや統計データを扱うレポートでは、図がないと評価が大きく下がる場合がある。文系の解釈的レポートでは、図なしでも問題ない場合が多い。
「図があれば評価が上がる」わけではなく、「内容に合った図があると評価が上がる」のが正しい。必要ない場面で無理に入れると逆効果である。
Q2. 図のキャプションはどう書けばいいですか?
結論:基本は名詞句型「図1 〇〇の△△(2020〜2024年)」の形式で書く。図の下に配置し、単位と範囲を明示する。
本文を読まなくても、キャプションだけで内容が分かるように書くのが原則である。データの範囲(期間、対象、地域)、単位、出典を必ず含める。
Q3. 他のサイトから拾った画像を使ってもいいですか?
結論:著作権が明確でない画像は使わない。使う場合は必ず出典を明示する。
無料素材サイト(いらすとや等)、公的統計、CC(クリエイティブ・コモンズ)ライセンスの画像を使うのが安全である。不明な場合は使わない判断が正解である。
Q4. 表と図はどちらを使えばいいですか?
結論:精密な数値の比較は表、傾向・関係の可視化は図(グラフ)を使う。
同じデータを表と図の両方で示す必要はない。読み手に何を伝えたいか(具体的な数値か、全体の傾向か)で選ぶ。
Q5. Excelのグラフをそのまま使ってもいいですか?
結論:デフォルト書式のままは避け、フォント・色・軸ラベルを整えてから使う。
Excelのデフォルト書式は学術的でない場合が多い。①フォントをレポート本文と統一、②色を必要最小限に、③軸ラベルを明確に、の3点を調整する。
Q6. AIツールで作った図は使えますか?
結論:検証してから使えば問題ないが、そのままはリスクがある。
AI生成図には架空のデータや誤った表現が含まれる可能性がある。必ずデータの出典を検索し、数値を検算し、グラフの種類が適切か再確認する。詳細はH2-11を参照してほしい。
Q7. 卒論では図をどれくらい入れればいいですか?
結論:卒論(20,000〜40,000字)では5〜15枚が目安。分野やテーマによって増減する。
実証研究では図が多くなり、理論研究では少なくなる傾向がある。指導教員に相談しながら、内容に合った数を判断する。詳細は社会人の卒論の書き方を参照してほしい。
まとめ|図はレポートの説得力を大きく上げる要素
レポートの図は「①適切な種類の選択、②図表番号とキャプションの正しい配置、③出典明示、④本文との連携」の4つを押さえれば、確実に評価が上がる要素である。8種類の図の使い分け、キャプションの書き方、引用ルール、分野別作法を身につけることで、レポートの説得力が大きく上がる。
この記事で解説したポイントを再度整理する。
図はレポートの装飾ではなく、機能的な要素である。目的なく入れるのではなく、「何を伝えたいか」から逆算して図を選び、正しい書式で配置することが評価の高いレポートへの近道である。ツールの使い方は学習コストが伴うが、投資対効果は大きい。
- 図は3つの効果(理解促進・視覚訴求・記憶定着)で評価を上げる
- 図は8種類(表・棒/折れ線/円/散布図・写真・イラスト・フローチャート/概念図)に分類できる
- 図と表の使い分け:精密な数値は表、傾向は図
- 使うべき4場面:結論の印象づけ、比較、時系列、空間関係
- 避けるべき4場面:データが1〜2点、本文と重複、装飾目的、著作権不明
- 図表番号ルール:図と表で別番号、通し番号、図は下・表は上、分野別書式
- キャプションは「本文なしで理解できる」レベルで書く
- 引用は「自分で作成/引用/データをもとに作成」の3パターン
- 分野別作法:理系=数値グラフ、文系=概念図、看護=看護過程図、MBA=戦略フレーム、卒論=総合
- ツール:Excel(数値)、PowerPoint(概念)、Word(表・単純図)、専用ツール(高度)
- よくある間違い5つ:キャプション位置、単位欠落、出典忘れ、Excelデフォルト、本文で言及なし
- AI生成図は架空データ・誤表現の可能性があり検証必須
より詳細な情報は、大学レポートの書き方、社会人の卒論の書き方、MBAレポートの書き方、看護学校レポートの書き方、レポートの誤字対策もあわせて参照してほしい。
図の作成や書式で行き詰まった時、外部リソースの活用は選択肢の1つとなる。レポートビズのような、累計6,000件超のレポート作成実績を持つ業者に一度相談してみるのも1つの選択肢である。公式LINEから匿名で無料相談ができるので、まずは自分の図の使い方を客観的に確認する目的で使ってみるのが安全な始め方となる。ただし、あくまで「参考資料としての活用」という発想を持ち、自分で図を作る経験を通じたスキル向上を大切にしてほしい。
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数学レポート、計算式と論理が正確でした
微分方程式のレポートを依頼。計算式の正確性に大満足。
- ご依頼者
- 20代/大学3年生(理学部数学科)
- 分量
- 4,000文字
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- 金額
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言語学レポート。文法理論の整理が見事でした
大学院の言語学レポート。生成文法の理論整理に大満足でした。
- ご依頼者
- 20代/大学院修士1年生(言語学)
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- 16,500円
※ 対応してきた典型的なご利用ケースを基にした参考事例です。
AI不使用 / 全件チェック
生成AIに頼らず、すべて人の手で執筆しています
レポートビズは生成AIによる自動生成を行わず、経験豊富なライターが一件ずつ執筆しています。 納品前には4種類のAI検知ツールと剽窃チェックを全件に実施し、 問題のないものだけをお届けしています。
- GPTZero基本チェック
- User Local国産AI判定
- Isgenクロス検証
- MyDetector最終確認
+ 剽窃(コピペ)チェックも全件実施
※ AI検知ツールの判定は、提出先の環境やツールのバージョンにより変動する場合があります。
Report-Biz
どうしても手が回らないときは
レポートビズは2021年5月の開業から累計6,000件超のご相談に対応してきました。 国立大学出身者・難関私大出身者を中心としたライターが、文系18分野・理系16分野に対応します。 納品物は参考資料・下書きとしてご活用いただくことを前提としたサービスです。
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