最終更新日:2026年8月20日
この記事でわかること
- 「ですます調」と「である調」の基本的な違い
- どちらを選ぶべきか|判断フローチャート
- 両者のメリット・デメリット・例文
- 統一が最重要|混在NG例と修正例
- 過剰敬語NG10選(「存じます」「〜させていただく」等)
- 添削者視点|口調で落ちる4パターン
- 設問別の口調選び方
執筆:レポートビズ編集部
2021年5月の開業以来、累計6,000件超の作成・添削依頼に対応してきた編集チームが、ESの口調選びと敬語ルールを添削者視点で体系的に整理している。公式LINE1,700名超、納期遵守率100%の実績に基づく実践的なノウハウをお届けする。
「エントリーシート 書き方 口調」——このキーワードを検索する人は、「ですます調」と「である調」のどちらで書くべきか迷っているか、敬語の使い方に不安を抱えているケースが多い。結論から言えばどちらでも構わないが、統一していない・過剰敬語で崩れているESは印象を大きく損ねる。口調選びより「一貫性と正確さ」が本質である。
「ですます調」は丁寧で無難、「である調」は簡潔で力強い印象を与える。多くの就活生は「ですます調」を選ぶが、文字数制限がタイトなときは「である調」の方が要素を凝縮できる。ただし「存じます」「〜させていただく」といった過剰敬語や、混在(語尾ゆれ)は評価を大きく下げるため、細部への配慮が欠かせない。
この記事では、ですます調・である調の違い・判断フローチャート・両者のメリット/デメリット・混在NG例と修正・過剰敬語NG10選・落ちる4パターン・設問別の口調選びを、累計6,000件超の作成・添削実績から得た知見をもとに整理する。ES作成全般についてはエントリーシート書き方|準備から提出まで7ステップ完全版もあわせて参照してほしい。
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「ですます調」と「である調」の違い|敬体と常体
結論:「ですます調」は敬体(丁寧な語り口)、「である調」は常体(客観的・断定的な語り口)である。どちらもES・履歴書で使用可能だが、印象と用途が異なる。両者の特性を理解した上で選択したい。
ですます調(敬体)の特徴
- 文末が「〜です」「〜ます」で終わる
- 丁寧で柔らかい印象
- 初対面の相手に礼儀を示せる
- 敬語を含むため文字数が増えやすい
会話や日常的な文章に近く、書き手にとっても読み手にとっても違和感が少ない。就活生の8割以上がこちらを選ぶと言われる、最も無難な選択肢である。
である調(常体)の特徴
- 文末が「〜だ」「〜である」で終わる
- 簡潔で力強い印象
- 説得力を持たせやすい
- 敬語を含まないため文字数が少なくて済む
論文・レポートに近い書き方で、主張を凝縮したい場面に向く。文字数制限がタイトな場合や、力強い印象を与えたい場合に有効である。ただし使い方を誤ると「上から目線」の印象を与えるリスクがある。
どちらを選ぶべきか|判断フローチャート
結論:企業指定→文字数余裕→志望職種の3軸で選ぶと迷わない。指定がなければ「ですます調」を基本、文字数が厳しければ「である調」を検討する。3ステップで機械的に決めれば迷いは減る。
ステップ1:企業からの指定を確認
募集要項に「ですます調で記入してください」「である調で」等の指定があれば、素直に従う。指定があるのに別の口調で書くのは、指示を読めていないと判断される。まず確認する習慣をつけたい。
ステップ2:文字数の余裕を確認
指定文字数に余裕があるなら「ですます調」で問題ない。逆に「200字以内」等の制約が厳しく、内容が入り切らないときは「である調」への切り替えを検討する。「である調」の方が10〜15%程度文字数を圧縮できる。
ステップ3:志望職種・企業カルチャーで最終判断
- 営業・接客・人事など対人職 → ですます調が親しみを与える
- 研究職・技術職・専門職 → である調でも違和感がない
- 老舗企業・堅い業界 → ですます調が無難
- スタートアップ・IT系 → どちらでも可
迷った時は「ですます調」を選ぶのが最も安全である。「である調」を選ぶのは「文字数を圧縮したい」または「意識的に力強さを出したい」明確な理由があるときに限る。
ですます調のメリット・デメリット・例文
結論:ですます調のメリットは「丁寧・無難・書きやすい」、デメリットは「単調になりやすい・文字数が増える」である。デメリットを理解した上で活用したい。選ぶ理由と回避策をセットで押さえる。
メリット3つ
- 丁寧な印象で第一印象がよい
- 普段の会話に近く書きやすい
- 誤解されるリスクが低く無難
デメリット3つ
- 文末が「〜です」「〜ます」の繰り返しで単調になる
- 敬語を含むため文字数が増える
- 敬語を誤ると印象を大きく損ねる
ですます調の例文
「私の強みは、目標達成に向けて粘り強く行動する継続力です。大学のテニスサークルで代表を務め、部員12名で関東大会出場を目標に週5回の練習を1年間続けました。その結果、目標を達成でき、貴社の営業職としてこの継続力を活かしたいと考えています」
単調さの回避法
「です」「ます」の繰り返しを避けるには、「〜と考えます」「〜と感じています」「〜だと言えます」など語尾のバリエーションを使う。体言止め(「私の強みは継続力。」)は避け、あくまで文末表現の幅を広げるのがコツである。
である調のメリット・デメリット・例文
結論:である調のメリットは「簡潔・力強い・文字数圧縮」、デメリットは「上から目線に見える・違和感を持たれるリスク」である。使いこなせれば強力な武器となる。両刃の剣として意識したい。
メリット3つ
- 簡潔で力強い印象を与える
- 文字数を10〜15%圧縮できる
- 説得力を持たせやすい
デメリット3つ
- 「上から目線」の印象を与えるリスク
- 「不確かなこと」を断定すると逆効果
- 普段使わないため不自然な日本語になりやすい
である調の例文
「私の強みは、目標達成に向けて粘り強く行動する継続力である。大学のテニスサークルで代表を務め、部員12名で関東大会出場を目標に週5回の練習を1年間続けた。その結果、目標を達成でき、貴社の営業職としてこの継続力を活かしたい」
「上から目線」の回避法
「〜と考える」「〜と感じる」など、断定より「思考の表現」を混ぜると柔らかくなる。企業への言及は「貴社」を用い、志望動機末尾は「〜したい」「〜に貢献したいと考える」と、意志を示しつつ謙虚な表現に留める。
統一が最重要|混在NG例と修正例
結論:口調で最も減点されるのは「選択」ではなく「混在」である。1枚のESで「ですます」と「である」を混ぜると、統一感のない文章と判断される。統一こそが最優先ルールである。
NG例:混在した文章
「私は学生時代にサークル活動に力を入れました。リーダーとして経験を積んだ。この経験から学んだのは、チームで動く重要性です。今後もこの学びを活かしたい」
「ました」「積んだ」「重要性です」「活かしたい」と4文で口調が3回変わっている。読み手には「注意力不足」「まとまりがない」という印象を与える。
修正例(ですます調に統一)
「私は学生時代にサークル活動に力を入れました。リーダーとして経験を積みました。この経験から学んだのは、チームで動く重要性です。今後もこの学びを活かしたいと考えています」
修正例(である調に統一)
「私は学生時代にサークル活動に力を入れた。リーダーとして経験を積んだ。この経験から学んだのは、チームで動く重要性である。今後もこの学びを活かしたい」
チェックのコツ
書き終えたら、全ての文末を目視でチェックする。「ました」「です」「た」「である」を色分けするなどの工夫が有効である。声に出して読むと、リズムの違和感で混在に気づきやすくなる。
過剰敬語NG10選|「存じます」「〜させていただく」など
結論:ですます調を選ぶと、過剰敬語(二重敬語・不要な謙譲)に陥りやすい。丁寧のつもりが逆に「敬語ができない」印象を与える。10のNGパターンを事前に押さえたい。
NG10選
- 1. 「存じます」の多用 → 「思います」「考えます」で十分
- 2. 「〜させていただきます」の連発 → 「〜します」「〜いたします」
- 3. 「拝見させていただきました」 → 「拝見しました」(二重敬語)
- 4. 「ご覧になられました」 → 「ご覧になりました」(二重敬語)
- 5. 「お伺いさせていただきます」 → 「伺います」
- 6. 「〜のほう」 → 「のほう」は不要(「私の担当のほうは」× → 「私の担当は」)
- 7. 「〜になります」の乱用 → 「〜です」で十分
- 8. 「よろしかったでしょうか」 → 「よろしいでしょうか」
- 9. 「〜と思われます」 → 「〜と考えます」(責任回避に見える)
- 10. 「〜かもしれません」 → 断定を避けすぎ(自信のなさを示す)
敬語は「多ければ多いほど丁寧」ではない。適切なレベルの敬語を使うことが、社会人としての基礎を示す。過剰敬語はむしろマイナスとなる。
「貴社」と「御社」の使い分け
書面(ES・履歴書・メール)では「貴社」、口頭(面接)では「御社」を使う。ESに「御社」と書くのは典型的な間違いである。この使い分けは基本ルールとして必ず押さえたい。
添削者視点|口調で落ちる4パターン
結論:累計6,000件超の作成・添削実績から、口調で減点されるパターンは4つに集約される。この4つを避けるだけで、口調による評価低下は防げる。添削者の目線から率直に整理する。
パターン1:「ですます」と「である」の混在
最も多いミス。1枚のES内で語尾が混在すると、注意力不足と判断される。書き終えたら必ず文末を全チェックする習慣が必須である。
パターン2:過剰敬語による違和感
「存じます」の連発、二重敬語、「〜させていただく」の乱用など。丁寧のつもりが「敬語ができない」印象を与える。基本の敬語ルールを確認したい。
パターン3:曖昧表現の多用
「〜と思われます」「〜かもしれません」「〜だと考えられます」など、断定を避けすぎる表現は自信のなさを示す。「〜と考えます」と言い切る勇気を持ちたい。
パターン4:話し言葉の混入
「〜な感じ」「わたし的には」「〜みたいな」「〜って感じ」など、話し言葉は書面ではNGである。書き終えた後に話し言葉が残っていないか確認する。
設問別の口調選び|自己PR/志望動機/ガクチカ
結論:設問によって口調を変えるのはNGだが、設問の特性に応じて「どちらが向くか」の傾向はある。1枚のES内では統一が原則である。複数社に応募するなら、設問特性別に判断したい。
自己PR:ですます調が無難
自己PRは「自分の強みをアピールする」設問。ですます調で丁寧に伝えるのが定番である。「である調」だと「自信過剰」と映るリスクがある。
志望動機:ですます調が主流
志望動機は「相手企業への敬意」を含むため、ですます調が自然である。「貴社に貢献したいと考えます」等の表現が定番となる。
ガクチカ:どちらも可
ガクチカは「客観的な事実の記述」が中心のため、である調でも違和感がない。文字数制限がタイトな場合は「である調」で圧縮する選択肢もある。
研究概要・技術説明:である調が向く
理系の研究概要や技術説明では、「である調」の方が論文調で自然である。専門性を示す文脈では、である調の選択も合理的となる。
選択肢の1つとしてのレポートビズ|参考資料としての活用
結論:ESは自分の言葉で書くのが原則である。ただし口調の使い分けや敬語ルールに迷った時、プロが作成した参考文を「見本」として活用することは有効な選択肢となる。まずは自分で書くことが最優先である。
レポートビズのES作成・添削サービスは、業界内で「代行」と呼ばれることが多いが、当社では「参考資料としての活用」という位置づけを推奨している。プロが作成した参考文から、口調の統一・過剰敬語の回避・設問別の口調選択を学べる。累計6,000件超の作成・添削実績、納期遵守率100%、公式LINE1,700名超の信頼性の中で、書き方面での参考材料としての活用が可能である。
ただし、参考文をそのまま提出することは推奨しない。ESは自分の経験・人柄を伝える書類であり、その本質は自分自身にしかない。参考文は「型を学ぶ教材」として活用するのが正しい使い方である。
「エントリーシート書き方口調」に関するよくある質問(FAQ)
「エントリーシート書き方口調」について、当社に寄せられる代表的な質問をまとめた。口調選びで迷う人が抱きやすい疑問を整理している。
Q1. ですます調とである調、結局どちらが正解ですか?
どちらも正解である。迷ったら「ですます調」を選ぶのが最も無難だが、文字数が厳しい場合や理系の研究概要では「である調」も有効である。企業の指定があればそれに従うのが最優先となる。
Q2. 「存じます」を使うのは丁寧でよくないですか?
多用は逆効果である。「存じます」は謙譲語だが、ES内で連発すると「敬語過剰」「使い方を分かっていない」と判断されるリスクがある。「思います」「考えます」で十分な場面が大半である。
Q3. 「させていただきます」は使ってもいい?
使いすぎるとくどい。「〜させていただく」は本来「相手の許可を得て何かをする」場面に使う表現である。「参加させていただく」「学ばせていただく」など、多用しすぎると違和感を与える。「〜します」「〜いたします」で置き換えられる場面が多い。
Q4. 「貴社」と「御社」、どちらが正しい?
書面は「貴社」、口頭は「御社」である。ES・履歴書・メールでは「貴社」、面接や電話では「御社」を使う。ESに「御社」と書くのは典型的な間違いなので注意したい。
Q5. である調は「上から目線」に見えませんか?
使い方次第で回避できる。断定表現ばかりでなく、「〜と考える」「〜と感じる」を織り交ぜると柔らかくなる。志望動機の締めは「貴社に貢献したいと考える」など、意志と謙虚さを両立させたい。
Q6. 履歴書とESで口調を揃える必要はありますか?
揃える方が望ましい。両方提出する場合、口調が違うと違和感を与える。ですます調で統一するのが無難である。履歴書の学歴・職歴欄は体言止めで書くのが慣例のため、そこは例外として扱う。
Q7. 口調のチェックはどうすれば確実?
3つの方法を併用する。①文末だけを目視で全チェック、②声に出して音読(混在は違和感で気づく)、③第三者に読んでもらう。この3ステップで混在ミスはほぼ防げる。
まとめ|統一と過剰敬語回避が最重要
「エントリーシート書き方口調」の実務的な答えは、「どちらでもよい。ただし統一と過剰敬語回避が絶対」ということに尽きる。多くの就活生が「ですます vs である」の二択で悩むが、本当の減点ポイントは選択ではなく混在・過剰敬語である。
累計6,000件超の作成・添削実績から見えた落ちる4パターンは、口調の混在・過剰敬語・曖昧表現・話し言葉の混入である。いずれも書き終えた後の細部チェックで防げる。テクニックより「最後の1時間の丁寧さ」が合否を分ける。
- ですます調(敬体)は丁寧・無難・書きやすい
- である調(常体)は簡潔・力強い・文字数圧縮に有効
- 迷ったらですます調(就活生の主流)
- 企業指定があれば必ず従う
- 1枚のES内では必ず統一する
- 過剰敬語(存じます・させていただく等)は逆効果
- 書面は「貴社」、口頭は「御社」
- 提出前に文末を全チェックする
ES作成の全体像についてはエントリーシート書き方|準備から提出まで7ステップ完全版、インターン向けの書き方についてはエントリーシート書き方インターン|3種別と本選考との4違いもあわせて参照してほしい。
口調や敬語に不安があれば、大学のキャリアセンター・就活支援サービス、あるいはレポートビズのES作成・添削サービスのような法人型サービスを「参考資料として」活用することも選択肢の1つとなる。細部への配慮が、質の高いESを生み出す。
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