最終更新日:2026年8月20日
この記事でわかること
- 手書きESとパソコンESの判断基準
- 手書きが有利/不利なケース
- 手書きES作成の実務6ステップ
- 筆記用具(ボールペン)の選び方
- 書き損じ時のリカバリー方法
- 手書きES読みやすさ向上の5コツ
- 添削者視点|手書きESで落ちる4パターン
執筆:レポートビズ編集部
2021年5月の開業以来、累計6,000件超の作成・添削依頼に対応してきた編集チームが、手書きES作成の実務ノウハウを体系的に整理している。公式LINE1,700名超、納期遵守率100%の実績に基づく実践的なノウハウをお届けする。
「エントリーシート 手書き」——このキーワードで検索する人は、手書きESの書き方に不安を抱えているケースが多い。近年はWeb提出が主流となり手書きは減少傾向にあるが、金融・公務員・伝統的な製造業などでは依然として手書きES(または手書き履歴書)の提出が求められる。手書き特有の作法・注意点を押さえて臨みたい。
手書きESの最大の特徴は「一度書いたら修正できない」ことである。修正液・消せるボールペン・二重線での訂正は全てNGで、書き損じたら1文字目から書き直しになる。この特性を理解した上で、Wordでの下書き完成→清書という手順を徹底する必要がある。加えて筆記用具の選定・字の丁寧さ・9割以上を埋める文字量など、実務的な注意点も多い。
この記事では、手書きESとパソコンESの判断基準・手書きが有利/不利なケース・実務6ステップ・筆記用具の選び方・書き損じ対応・読みやすさ向上の5コツ・落ちる4パターンを、累計6,000件超の作成・添削実績から得た知見をもとに整理する。提出方法全般についてはエントリーシート提出方法|4種比較+選び方&マナー完全版もあわせて参照してほしい。
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「エントリーシート手書き」の全体像
結論:手書きESは「企業指定がある場合」に必ず対応する提出方法である。指定がない場合はパソコン作成が主流だが、志望度の高さを示したい場合は手書きを選ぶ判断もあり得る。選択の判断基準を持ちたい。
手書きESが求められる理由
- 応募者の志望度・熱意の見極め(手間がかかる=本気度)
- 筆跡から人柄・個性を感じ取る
- ビジネス基本マナーの確認
- 手書き書類が実務で必要な業種(金融/官公庁等)
- 老舗企業の伝統的な採用スタイル
手書きが増える業種・企業タイプ
- 金融(銀行/信金/生保/損保)
- 公務員(市役所/県庁/警察等)
- 伝統的な製造業(繊維/食品/鉄鋼等)
- 老舗の中堅企業・中小企業
- 教員採用試験
逆に、IT系・外資系・ベンチャー・広告代理店などは手書き指定が少ない傾向にある。志望業界の慣習を事前にリサーチしておきたい。
手書き vs パソコンの判断基準
結論:手書きかパソコンかの判断は「企業指定→業界の慣習→自分の字の丁寧さ→時間的余裕」の4軸で決める。企業指定があれば無条件で従うのが最優先である。迷ったらパソコンが実務的である。
4軸の判断基準
- 軸1:企業指定 → あれば無条件で従う(最優先)
- 軸2:業界の慣習 → 金融/公務員/伝統業界は手書きが好まれる
- 軸3:自分の字の丁寧さ → 字に自信がなければパソコン推奨
- 軸4:時間的余裕 → 締切まで余裕があるなら手書きの選択肢もあり
迷ったときのパソコン推奨の理由
採用担当者の多くは「内容重視・作成手段は問わない」と考えている。「手書きだから採用したい」という声は稀である。手書きに時間を使いすぎて内容の推敲が甘くなるより、パソコンで時間を節約して内容の質を高める方が結果的に有利である。
手書きが有利/不利なケース
結論:手書きが有利になるケースと不利になるケースがある。自分の状況を客観的に見極めて選択したい。手書きは万能ではない。
手書きが有利なケース
- 企業が手書きを明確に指定している
- 金融・公務員・伝統業界を志望している
- 字を書くのが得意で美しい字を書ける
- 1〜3社と応募数が少ない
- 熱意・個性で差別化したい第一志望企業
手書きが不利なケース
- 字が乱雑で読みにくい
- 10社以上の大量応募
- IT・広告・ベンチャー志望
- 締切まで時間がない
- パソコン提出指定がある(絶対NG)
字の丁寧さに自信がない場合、無理に手書きを選ぶと逆効果になる。「熱意を示したいが字に自信がない」ケースは、パソコン作成+志望動機の内容の深掘りで熱意を示す方が実務的である。
手書きESの実務6ステップ
結論:手書きESは「準備→下書き→清書→写真貼付→最終チェック→提出」の6ステップで進める。特に「下書き→清書」のプロセスが最重要で、これを飛ばすと書き損じや内容の不備が多発する。手順の徹底が結果を分ける。
ステップ1:準備
- 企業配布のESフォーマットを入手
- フォーマットのコピーを取る(下書き練習用)
- 筆記用具を用意(黒のボールペン、鉛筆、消しゴム)
- 証明写真を用意(裏に大学名・氏名を記載)
ステップ2:下書き(Wordで完成→紙で試し書き)
- Wordで全項目の文章を完成させる(内容の推敲を済ませる)
- コピーしたフォーマットに鉛筆で下書き
- 各欄の文字数バランスを確認
- 改行位置・段落構成を決定
ステップ3:清書
- 本番用フォーマットに黒ボールペンで清書
- 下書きを見ながら1文字ずつ丁寧に書く
- 時間に余裕を持って集中して書く
- 疲れる前に休憩を挟む(2時間以上一気に書かない)
ステップ4:証明写真の貼付
- 指定枠内に丁寧に貼る(はみ出しNG)
- のりまたは両面テープを使用(セロテープNG)
- 写真の裏に大学名・氏名を油性ペンで記入済みか確認
- 剥がれ落ちないよう四隅までしっかり接着
ステップ5:最終チェック
- 誤字脱字がないか声に出して読む
- ですます調/である調が統一されているか
- 指定文字数の9割以上を埋めているか
- コピーを取っておく(面接前の見直し用)
ステップ6:提出(郵送)
- クリアファイルに入れる(折れ防止)
- 白い封筒(角形A4号または角形2号)に入れる
- 封筒表面:企業名+担当者名+「応募書類在中」
- 締切1週間前を目安に投函
この6ステップを守ることで、手書きESの完成度は大きく上がる。ステップを飛ばすと必ずどこかで問題が起きる。
筆記用具(ボールペン)の選び方
結論:手書きESでは黒のボールペンを使用する。太さ・種類・インクの色味に細かい選択基準があり、適切な筆記用具の選定が読みやすさと印象を左右する。ここは投資する価値がある。
絶対に守るルール
- 黒色のボールペンを使用(青やその他の色はNG)
- 消せるボールペン(フリクション等)は絶対NG
- 油性・水性・ゲルインクは選択可
- 鉛筆・シャープペンは提出時にNG(下書き用のみ)
太さの選び方(0.5mm vs 0.7mm)
- 0.5mm:標準的な太さ、バランスがよく無難、細かい字も書ける
- 0.7mm:やや太めで力強い印象、記入欄が大きい場合に適する
- 0.3mm以下:細すぎて読みにくいためNG
- 1.0mm以上:太すぎてかすれやすくNG
インクの種類
- 油性:滲みにくく耐水性が高い、標準的な選択
- ゲルインク:発色がよく滑らかな書き心地、疲れにくい
- 水性:滲みやすいため郵送書類には避けたい
おすすめの選び方
初めての手書きESなら「0.5mm・ゲルインク・黒」の組み合わせが無難である。書き心地がよく、疲れにくく、読みやすい仕上がりになる。提出直前に本番用ペンを新調するのではなく、1週間ほど日常でも使って手に馴染ませておくのが実務的である。
書き損じ時のリカバリー方法
結論:手書きESで書き損じたら、原則として「新しい用紙で最初から書き直す」しかない。修正液・修正テープ・二重線での訂正・重ね書きはすべてNGである。予防が最良の対策である。
絶対NGの修正方法
- 修正液・修正テープでの上書き
- 二重線+訂正印での修正
- ボールペンでの重ね書き
- フリクションで書いた文字を消して書き直す
- 切り貼り(スティックのりでの貼り替え)
これらは全て「雑」「マナーができていない」印象を与える。書き損じたら潔く最初から書き直すのが唯一の正解である。
予防策5選
- Wordで完璧な下書きを完成させてから清書に入る
- コピーしたフォーマットで鉛筆下書き→本番の順序
- 清書は疲れていない時間帯(午前中等)に行う
- ESフォーマットを2〜3枚コピーで準備(書き直し用)
- 書き始める前に指を動かして緊張を和らげる
企業フォーマットが1枚しかない場合
企業配布のオリジナルフォーマットが1枚しかなく、書き損じたら再入手が困難な場合、事前にコピーを取って練習用に使う。オリジナルへの清書は「絶対に失敗できない一発勝負」と心得て、最高の集中状態で臨みたい。
手書きES読みやすさ向上の5コツ
結論:手書きESは「字の丁寧さ」だけでなく、5つのコツで読みやすさが大きく変わる。字に自信がなくてもこの5点を守れば十分な仕上がりになる。技術より心がけの問題である。
コツ1:文字の大きさをそろえる
大きさがバラバラだと視覚的に読みにくくなる。記入欄の高さの7割程度の統一サイズで書くのが目安である。定規で軽く薄い線を引いてガイドにする方法もある。
コツ2:行間を空ける
詰めすぎると読みにくく、空けすぎると内容が薄く見える。文字サイズと同程度の行間が理想である。改行のリズムを意識したい。
コツ3:段落を意識する
Wordでの改行を紙面でも再現する。段落の頭は1文字下げなくてもよいが、話題の切り替わりで改行を入れると視覚的にメリハリが出る。
コツ4:楷書で書く(草書・行書NG)
読みやすさが最優先である。個性を出そうと崩した字を書くのは逆効果である。書道の心得があっても、就活書類では楷書で丁寧に書くのが原則である。
コツ5:9割以上を埋める
記入欄が広く空いていると「熱意が足りない」と映る。8割以下だとネガティブな印象を与える。文字数配分は下書き段階で調整し、清書時に9割以上を埋められるように準備したい。
添削者視点|手書きESで落ちる4パターン
結論:累計6,000件超の作成・添削実績から、手書きESで落ちるパターンは4つに集約される。いずれも準備不足・手順の省略が原因である。添削者の目線から率直に整理する。
パターン1:修正液・二重線での訂正
書き損じの緊急対応として修正液を使うケース。清書=一発勝負の意識が欠けている。「雑」「マナーができていない」と即減点される。潔く書き直す姿勢が必要である。
パターン2:字が乱雑で読めない
字に自信がないのに時間短縮で乱雑に書いてしまうケース。「読む気になれない」書類は内容以前に評価されない。字に自信がないなら、そもそもパソコン作成に切り替えるべきである。
パターン3:記入欄の空白が目立つ
指定欄の半分程度しか書かないケース。「熱意が足りない」「手を抜いている」と判断される。下書き段階で文字数配分を計算し、9割以上を埋める準備をする必要がある。
パターン4:提出前チェックの不足
書き上げた興奮のまま封をして投函し、後で誤字脱字に気付くケース。清書完了後に1日置いてから再チェックすると、冷静に間違いを発見できる。時間の余裕が結果を分ける。
選択肢の1つとしてのレポートビズ|参考資料としての活用
結論:手書きESは自分の手で書くのが原則である。ただし清書前の内容作成で迷った時、プロが作成した参考文を「見本」として活用することも有効な選択肢となる。まずは自分で書くことが最優先である。
レポートビズのES作成・添削サービスは、業界内で「代行」と呼ばれることが多いが、当社では「参考資料としての活用」という位置づけを推奨している。手書きの下書き段階で、参考文から構成・表現の型を学び、清書時の書き直しを最小化できる。累計6,000件超の作成・添削実績、納期遵守率100%、公式LINE1,700名超の信頼性の中で、書き方面での参考材料としての活用が可能である。
ただし、参考文をそのまま清書するのは推奨しない。手書きESは「時間をかけて自分の言葉で書く」ことに価値がある。参考文は「型を学ぶ教材」として活用するのが正しい使い方である。
「エントリーシート手書き」に関するよくある質問(FAQ)
「エントリーシート手書き」について、当社に寄せられる代表的な質問をまとめた。手書きESで迷う人が抱きやすい疑問を整理している。
Q1. 字に自信がないのですが手書きすべきですか?
企業指定がなければパソコン作成を推奨する。字が乱雑だと「読む気になれない」書類となり、内容以前に評価されない。字への自信より、内容の質を優先したい。
Q2. 消せるボールペン(フリクション)は使えますか?
絶対NG。フリクションは熱で消える特性があり、郵送中の温度変化で文字が消えるリスクもある。ビジネス書類ではまず使わない筆記用具である。必ず通常の黒ボールペンを使いたい。
Q3. 書き損じたらどうすればいいですか?
新しい用紙で最初から書き直す。修正液・二重線・重ね書きは全てNGである。事前にフォーマットのコピーを2〜3枚取っておくことで、書き直しに対応できる。
Q4. 何時間くらいかかりますか?
下書き完成後の清書のみで2〜3時間が目安である。これに下書き作成の時間(2〜4時間)を加えると、1社の手書きESに4〜7時間かかる。時間的余裕を持って取り組みたい。
Q5. 手書きの下書きに鉛筆を使ってもいいですか?
下書き用途ならOK、ただし提出時は鉛筆の跡を残さない。鉛筆で薄く下書きし、ボールペンで清書後、消しゴムで鉛筆跡を消す方法が実務的である。ただし本番用紙への鉛筆下書きは推奨しない(コピー用紙で練習が無難)。
Q6. 定規で線を引いてもいいですか?
薄く消える程度の下線ならOK。字の大きさを揃えるためのガイド線として活用できる。ただし清書後は必ず消しゴムで綺麗に消す。線が残ったまま提出は避けたい。
Q7. 手書き指定がない場合、手書きは避けるべき?
指定がなければパソコンが無難だが、志望度の高い企業には手書きで熱意を示す選択もあり得る。ただし字が乱雑ならパソコンを選ぶべきである。志望度と自分の字のバランスで判断したい。
まとめ|「下書き完成→清書」の徹底が結果を分ける
「エントリーシート手書き」の実務的な答えは、「企業指定に従いつつ、Word下書き完成→鉛筆下書き→本番清書の3段階を必ず踏む」ことに尽きる。手書きは一発勝負であり、準備が全てを決める。
累計6,000件超の作成・添削実績から見えた手書きESで落ちる4パターンは、修正液・二重線での訂正・字が乱雑・空白が目立つ・提出前チェック不足である。いずれも準備の徹底で防げる。
- 手書きは金融・公務員・伝統業界で求められることが多い
- 企業指定がなければパソコン作成が主流
- 字に自信がなければ手書きは避けるのが賢明
- Word下書き→鉛筆下書き→本番清書の3段階
- 筆記用具は0.5mm・ゲルインク・黒が無難
- 修正液・フリクション・二重線は絶対NG
- 書き損じたら潔く最初から書き直す
- 指定文字数の9割以上を埋める
提出方法の全体像についてはエントリーシート提出方法|4種比較+選び方&マナー完全版、Web提出についてはエントリーシートweb提出|2形式別の書き方&落ちない対策、ES作成の全体像についてはエントリーシート書き方|準備から提出まで7ステップ完全版もあわせて参照してほしい。
手書きES作成に不安があれば、大学のキャリアセンター・就活支援サービス、あるいはレポートビズのES作成・添削サービスのような法人型サービスを「参考資料として」活用することも選択肢の1つとなる。準備を徹底し、集中して清書する——この基本が結果を分ける。
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