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分野: 文学
文字数: 20,000文字
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『古事記』神話における女神の役割と権力構造
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本稿は、『古事記』の女神の役割と権力構造を、伊耶那美命と天照大御神を対照して考察した。国を生んだ伊耶那美命は、死によって統治の系譜から外れる。一方、母を介さずに生まれた天照大御神は統治を任され、権力を受け継ぎ次へ渡す要の位置に立つ。ただし、その統治は男神との共同で成り立っており、女神が一人で権力をふるう場面は描かれない。子を生む身体から切り離された女神が統治者となるこの構成は、『古事記』独自のものである。
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