「ガクチカで卒論を題材にしたいが、書き方が分からない」「研究内容を説明するだけになってしまう」「他の学生とどう差別化すればいい?」——就活のES頻出設問「学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)」で卒論を題材にすることは、実は多くの学生にとって有効な選択肢である。しかし上位競合を見ると、ガクチカ全般の書き方記事は充実しているが、卒論ガクチカに特化した実務ガイドは業界に少ない。なお、ESで「卒業論文のテーマ・概要」を問う設問への対応は別記事「卒論構想をESに書く|4ステップと文字数別例文集」で解説しているので、必要に応じて併読してほしい。研究内容の説明は前記事、取り組み過程のアピールは本記事で解説する。
本記事では、累計6,000件超の卒業論文・レポート添削を手がけてきたレポートビズ編集部の視点から、卒論ガクチカで企業が見ている5ポイント、黄金構造STAR+L、文字数別ガクチカ例文集、語れる5つの経験パターン、他ネタとの差別化5視点、よくある5つのNG、業界別アピール、卒論未着手時の対処法、面接での深掘り質問7つと回答例までを実務的に整理する。卒論をアピール材料として活かす具体的な方法を提示する。
本記事の特徴は、就活サイトやエージェントとは異なる「卒論の専門家視点」からガクチカ回答を解説する点である。就活サイトはガクチカの汎用的な書き方に強いが、「卒論という特殊な題材をどうガクチカ化するか」の実務ノウハウは持たない。逆に、卒論を専門とする本メディアは、卒論の取り組み過程を熟知しており、その経験をどうアピール材料に変換するかを提示できる。研究内容の説明とガクチカでのアピールは全く別のスキルであり、この違いを理解している専門メディアの視点が、他とは違う実務的な価値を生み出している。
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卒論ガクチカ|結論と全体像
結論から述べる。卒論ガクチカは「STAR+L」の構造(状況→タスク→行動→結果→学び)で書けば、多くの企業に響く回答になる。ポイントは「研究内容の説明」ではなく「取り組みの姿勢・工夫・成長」を伝えること。企業はあなたの研究成果ではなく、困難な課題にどう向き合ったか、どう工夫したか、何を学んだかを見ている。この視点で書けば、他の学生との差別化も自然にできる。
卒論はガクチカ題材として実は非常に強い。1年以上継続した挑戦、明確な目標(卒業要件)、独自の課題設定、成果物という4要素が揃っており、部活・バイト・サークルにはない「知的挑戦」の側面をアピールできる。特にコンサル・金融・メーカーの研究職など、論理的思考力や継続力を重視する業界では高評価を得やすい。
本記事では、企業視点、黄金構造、例文、経験パターン、差別化、NG、業界別、未着手時の対処、面接対策まで段階的に提示する。就活時期の学生が実務的に活用できる例文とテンプレートを多数掲載している。
卒論ガクチカで企業が見ている|5ポイント
卒論ガクチカで企業が評価している5つのポイントを整理する。これらを意識することで、企業に響く回答になる。
ポイント①|困難克服力|卒論には必ず困難が伴う(データが集まらない、分析が進まない、指導教員の指摘が厳しいなど)。それをどう乗り越えたか。ビジネスでも困難への対処能力は必須である。
ポイント②|主体性|「先生に言われたから」ではなく「自分で決めて動いた」経験。テーマ選定、方法の決定、スケジュール管理など、自分で決断した場面を強調する。
ポイント③|継続力|1年以上の長期的な取り組み。バイトや短期プロジェクトとは異なる、持続的な努力を示せる。
ポイント④|PDCA力|計画→実行→評価→改善のサイクル。中間発表でのフィードバックを受けて修正した経験など、PDCAが回っている事例を示す。
ポイント⑤|学びの汎用化力|卒論から得た学びを、ビジネスや他の場面で活かせる形に言語化する力。単なる「頑張った」ではなく「◯◯という学びが◯◯業界で活かせる」と繋げる。
5ポイントの中で最も差がつくのはポイント⑤(学びの汎用化力)である。多くの学生は「卒論を頑張りました」で終わってしまうが、企業が本当に知りたいのは「その経験があなたの仕事にどう活きるか」である。「卒論を通じて◯◯を学び、それは御社の◯◯業務で活かせる」まで繋げられれば、ガクチカの完成度が大きく上がる。この汎用化の力こそが、ビジネスパーソンとしてのポテンシャルを示す最大の指標である。
汎用化の実務的なコツとして、「抽象化→具体化」の2段階を意識する。まず卒論経験から得た能力を抽象化する(例:計画性、粘り強さ、論理的思考力)。次にその能力を志望業界の具体的業務に落とし込む(例:計画性→プロジェクトマネジメント、粘り強さ→顧客との長期関係構築、論理的思考力→データ分析業務)。この2段階を経ることで、「卒論の経験」と「志望業界の業務」が自然に繋がる。単に「◯◯力を身につけました」で終わらず、「その◯◯力は御社の△△業務で活かせる」まで繋げる姿勢が、他の学生と差別化する鍵である。
卒論ガクチカの黄金構造|STAR+L
卒論ガクチカを構築する黄金構造「STAR+L」を整理する。この5要素の順番で書けば、論理的で読みやすいガクチカになる。
S(Situation)|状況(全体の10〜15%)|卒論のテーマ、研究の位置づけを簡潔に。「◯◯についての卒業論文に取り組んだ」
T(Task)|タスク・課題(全体の15〜20%)|直面した具体的な課題を明示。「データ収集が難航し、当初計画では締切に間に合わない状況になった」
A(Action)|行動(全体の35〜40%)|課題に対して取った行動を具体的に。「◯◯という工夫を行い、◯◯という新しいアプローチを試みた」
R(Result)|結果(全体の15〜20%)|行動の成果を数値・事実で示す。「結果として、当初計画より△△%効率的に進み、締切内に完成した」
L(Learning)|学び(全体の15〜20%)|この経験から得た学びを、汎用化して提示。「この経験から、◯◯という力を身につけ、御社の◯◯業務で活かしたい」
5要素の中で最も重要なのはA(行動)である。ここが薄いと、単なる感想文になる。「何を、どうやって、なぜそう判断したか」を具体的に書く。「頑張った」「工夫した」ではなく「◯◯という状況で、◯◯という理由から、◯◯を実行した」というレベルの具体性が求められる。この具体性が、あなたの実行力を証明する。
STAR+L構造を書く際の実務的なコツとして、「時系列で書かない」ことを推奨する。多くの学生は「4月に◯◯し、5月に△△し、6月に◯◯した」と時系列で書くが、これは冗長で焦点がぼやける。代わりに「最大の困難1つ→それに対する複数の工夫→結果と学び」の構造で書く。時系列の説明より、1つの困難に絞って深掘りする方が、行動力の印象が強くなる。1年間の経験の中から「最も苦労した1つの場面」を選び、それを軸にストーリーを組み立てる姿勢が、質の高いガクチカにつながる。複数のエピソードを詰め込むより、1つを深く語る方が、企業側の印象に残る。
文字数別|卒論ガクチカ例文集
企業のES指定文字数別に、そのまま参考にできる例文を4パターン提示する。自分の状況に合わせて調整して使う。
200字例文|データ収集の困難を乗り越えた経験
卒業論文でZ世代の消費行動を研究する中、当初計画したアンケート回収が目標の半数に達せず苦戦した。SNSを活用した拡散、大学の他学部への協力依頼など複数の手法を並行し、最終的に目標の120%を達成。困難な状況で複数の選択肢を試す粘り強さと柔軟性を身につけた。この力を貴社の課題解決業務で活かしたい。
300字例文|指導教員からの厳しい指摘を糧に
卒業論文の中間発表で指導教員から「論理展開が弱い」という厳しい指摘を受け、当初の構成の全面見直しを迫られた。1週間かけて先行研究を再読し、論点を3つに絞り直した。同時に発表資料を刷新し、教員に再度相談して方向性を確認した上で本論執筆を進めた。結果として、最終発表では「論理性が大幅に改善された」と評価された。この経験から、批判的なフィードバックを成長機会として活かす姿勢と、修正の実行力を身につけた。貴社での業務でも、フィードバックを謙虚に受け止め改善する姿勢を活かしたい。
400字例文|1年間の計画的な進捗管理
卒業論文において、就活と並行しながら質の高い研究を完成させるため、1年間の計画的な進捗管理に力を入れた。当初4月時点で提出までの9か月を4つのフェーズ(テーマ確定/先行研究整理/データ収集/本論執筆)に分割し、各フェーズの目標を数値化した。特にデータ収集フェーズでは、当初想定より1か月遅れが発生したため、就活のピーク時期(5〜6月)に卒論時間を確保する調整を行った。毎週の進捗を可視化し、遅れが出た時点で即座に対策を打つ習慣を身につけた。結果として、当初計画通りの1月に完成度の高い卒論を提出でき、指導教員から「よく計画的に進めた」と評価された。この経験から、複数のタスクを同時進行させる計画力と、遅延を早期に発見して対処する管理能力を身につけた。この力を貴社のプロジェクトマネジメント業務で活かしたいと考える。
600字例文|独自性を出すための試行錯誤
卒業論文で「地方創生におけるデジタル活用」というテーマに取り組む中、先行研究にない独自の視点を出すことに苦心した。当初の切り口は既存研究と重複が多く、指導教員から「新規性が弱い」と指摘された。そこで3つのアプローチを試した。第一に、先行研究15本を精読し「まだ検討されていない論点」を体系的に抽出した。第二に、実際の地方自治体3か所への訪問調査を行い、公開情報だけでは得られない現場の実態を把握した。第三に、他分野の理論(マーケティング理論)を地方創生に応用する新しい枠組みを構築した。この3つの試行錯誤を通じて、独自の切り口として「デジタル活用の成功要因を消費者行動論の枠組みで分析する」というアプローチを確立した。指導教員からも「先行研究にない独創的な視点」と評価され、最終的に◯◯学会での発表機会にも繋がった。この経験から、既存の枠組みに囚われず新しい視点を見出す発想力、そして複数のアプローチを試す粘り強さを身につけた。貴社の◯◯業界においても、既存の常識を疑い新しい価値を創造する姿勢が求められると理解している。この力を活かして貴社に貢献したい。
4つの例文は、それぞれ異なる「困難と克服」のパターンを示している。自分の卒論の経験に近いパターンを選び、STAR+L構造に沿ってカスタマイズする。特に600字例文は複数のアクションを並列して展開している点で、実行力の証明として効果的な構造となっている。
卒論ガクチカで語れる|5つの経験パターン
卒論の中で、ガクチカの題材になりやすい5つの経験パターンを整理する。自分の卒論のどの場面を切り取るかの参考にする。
パターン①|テーマ設定の苦悩|指導教員との議論、複数候補からの絞り込み、独自性の追求など。主体的な判断力を示せる。
パターン②|データ収集の困難|アンケート回収率の低さ、インタビュー依頼の断り、実験の失敗など。粘り強さ・柔軟性を示せる。
パターン③|分析・考察の壁|データはあるが解釈が進まない、期待した結果と違う、統計処理の複雑さなど。論理的思考力を示せる。
パターン④|中間発表・フィードバック対応|厳しい指摘を受けた後の修正、方向転換、資料の刷新など。柔軟性・修正力を示せる。
パターン⑤|最終仕上げ・提出前の追い込み|時間切れの中での優先順位づけ、複数タスク同時進行、質の担保など。計画力・実行力を示せる。
5パターンの中で、初心者に最も書きやすいのはパターン②(データ収集の困難)である。「◯◯という目標を立てたが、達成できなかった。そこで◯◯という工夫をした結果、◯◯を達成した」という数値化しやすい構造で書ける。数値化はガクチカの説得力を大きく上げる。逆にパターン③(分析・考察の壁)は書き方が難しく、抽象的になりがち。文系より理系の学生向けである。自分の卒論経験に照らして、書きやすいパターンを選ぶ。
他ネタと差別化する|5つの視点
卒論ガクチカを、部活・バイト・サークルなど他のネタと差別化する5つの視点を整理する。この差別化ができれば、印象に残るガクチカになる。
視点①|継続期間の長さ|部活・バイトは3〜4年、卒論は1年以上と短めだが、密度が濃い。「短期集中で成果を出す力」をアピールできる。
視点②|知的挑戦の側面|部活・バイトは体力・技能・対人スキル。卒論は論理的思考力・分析力・専門知識。知性の証明として卒論は強い。
視点③|独自の課題設定|部活は与えられた目標(勝つ)、バイトは業務。卒論は自分でテーマを決める。主体的な課題設定能力を示せる。
視点④|成果物の明確さ|卒論という具体的な成果物がある。「20,000字の論文を完成させた」は数字で示せる実績。
視点⑤|大学教育の集大成|4年間の学びの結集としての位置づけ。大学生としての最高峰の挑戦を示せる。
5視点を活用することで、部活やバイトのガクチカと差別化できる。特に視点②(知的挑戦)と視点③(独自の課題設定)は、コンサル・金融・メーカーの研究職など、知的能力を重視する業界で強く響く。逆に体育会系の職場では、部活のガクチカの方が響く場合もある。志望業界に応じてガクチカのネタを選ぶ姿勢が実務的である。
卒論ガクチカでよくある|5つのNG
卒論ガクチカで避けるべき5つのNGパターンを整理する。これらは企業側の評価を大きく下げる。
NG①|研究内容の説明に終始|「◯◯という研究で、△△を分析して〜」と研究内容だけを書く。ガクチカは「取り組みの過程」を書くもの。
NG②|苦労話だけで学びがない|「大変だった」「頑張った」で終わり、そこから何を学んだかが不明。企業は学びを重視する。
NG③|学びが抽象的すぎる|「粘り強さを学んだ」「計画性が身についた」だけでは弱い。どう活かすかまで具体的に。
NG④|汎用性がない|研究分野特有の話に終始し、他業界・他業務で活かせる示唆がない。「卒論=特殊な経験」の印象に。
NG⑤|個人プレー感が強い|「1人で頑張った」「独学で解決した」だけ。チームワーク・協働の要素も入れると◎。
5NGの中で最も多く見られるのはNG①(研究内容の説明に終始)である。卒論を題材にすると、つい研究内容の説明に流れがちだが、ガクチカで問われているのは「あなたが何をしたか、何を学んだか」であって「研究内容」ではない。研究内容の説明は前述の「卒論構想ES」で扱う設問である。ガクチカでは「テーマそのものより、テーマに取り組む過程」を書く姿勢が重要である。
業界別|卒論ガクチカのアピール
志望業界によって、卒論ガクチカでアピールすべき要素が異なる。6業界の傾向を整理する。
金融業界|データ分析力、統計処理、論理的思考力を強調。「◯◯データを△△の手法で分析した」など具体的な数値・手法を示す。
コンサル業界|課題設定力、フレームワーク活用、論理展開を強調。「◯◯という問題を◯◯の視点で切り取り、◯◯の解決策を提示した」と論理的に。
メーカー(研究職)|実験能力、技術理解、粘り強さを強調。理系の学生には特に有効。実験の試行錯誤を丁寧に書く。
IT業界|データサイエンス、プログラミング経験、新技術への関心を強調。データ収集・分析のプロセスを詳しく書く。
商社|グローバル視点、多角的思考、コミュニケーション力を強調。国際比較、フィールドワークの経験が有利。
マスコミ|好奇心、文章力、社会への関心を強調。取材、インタビュー、社会現象の分析を含む研究が響く。
自分の志望業界に応じて、同じ卒論経験でも強調するポイントを変えるのが実務的である。基本形は業界横断で書き、志望動機の高い企業には業界別カスタマイズ版を用意する二段構えが実務的である。詳細は本サイトの「卒論構想をESに書く|4ステップと文字数別例文集」の業界別アピール項目も参照。
卒論未着手時の|対処法
就活時期にまだ卒論に本格着手していない場合の対処法を整理する。3年生12月〜4年生6月の就活シーズンには、卒論未着手の学生が多い。
方法①|ゼミ活動をガクチカにする|「ゼミで◯◯を研究し、卒論に向けた基礎を固めた」と、ゼミ活動を卒論の準備段階として位置づける。
方法②|論文の読み込み経験|「先行研究◯◯本を読み込み、自分のテーマを絞り込む過程で〜」と、テーマ設定への取り組みをアピール。
方法③|中間発表・プレ発表の経験|ゼミ内での中間発表、3年生の予備調査発表など、公式な発表経験を活かす。
方法④|他のガクチカを選ぶ|卒論経験が薄い場合、無理に卒論を選ばず、バイト・部活・サークルなど他のガクチカを選ぶのも選択肢。
方法⑤|卒論に向けた準備をガクチカ化|「卒論のために◯◯という準備をした」と、着手前の努力を含める。
5方法の中で最も推奨されるのは方法①(ゼミ活動)である。多くの学生は3年生のゼミで卒論の準備段階の活動をしており、そこから題材が取れる。「ゼミで◯◯を学び、その中で◯◯という関心を持ち、卒論テーマとして◯◯を選んだ」という流れで書けば、卒論未着手でも十分にガクチカとして成立する。無理に「卒論本体」にこだわらず、卒論に至るプロセスを題材にする視点が実務的である。
面接での深掘り質問|7つと回答例
卒論ガクチカを書くと、面接で深掘り質問される可能性がある。想定される7質問と回答方針を整理する。
質問①|なぜ卒論をガクチカに選んだのですか|「1年以上継続した挑戦であり、最も自分の成長を実感した経験だから」と主体的な選択の理由を伝える。
質問②|一番苦労した点は|具体的なエピソードを1つに絞って詳細に。抽象的な「大変でした」ではなく、具体的な状況を描写。
質問③|なぜその工夫を選んだのですか|複数の選択肢を検討した上でこの方法にした理由。「AとBを検討し、◯◯の理由からAを選んだ」
質問④|指導教員との関係はどうでしたか|フィードバックを謙虚に受け止め、活かした姿勢を伝える。過度に否定的にならない。
質問⑤|失敗したことは|正直に語る。「◯◯という判断ミスをして、△△という結果になった。そこから◯◯を学んだ」と、失敗からの学びを重視。
質問⑥|チームワークの要素はありましたか|ゼミの同期との議論、教員との協働など、他者との関わりを示す。個人プレー感を避ける。
質問⑦|この経験が当社の仕事にどう活きますか|志望業界・職種と繋げる。具体的な業務場面をイメージして答える。
7質問の中で、多くの学生が答えに詰まるのは質問⑥(チームワーク)である。「卒論は1人で書くもの」というイメージが強く、チーム要素が薄いと思われがちだが、実際には指導教員との議論、ゼミ同期からのフィードバック、家族や友人の協力などがある。「1人で完結」ではなく「多くの人の協力があった」というストーリーで語ると、協働姿勢を示せる。事前にこの視点で自分の経験を整理しておく。
それでも判断に迷う場合の選択肢
卒論ガクチカの書き方で迷う場合の選択肢を3つ提示する。
①大学のキャリアセンターで添削|多くの大学のキャリアセンターでES添削サービスを提供している。無料で利用可能。
②研究室の先輩に相談|就活を終えた先輩に、実際のES回答を見せてもらう。同じ研究室なら卒論経験も似ているため参考になりやすい。
③第三者の添削でチェック|自分のガクチカ案を第三者にチェックしてもらう。レポートビズでは、累計6,000件超の指導実績をもとに、参考資料としての卒論の内容・ガクチカ案チェックを提供している。公式LINEには1,700名超が登録しており、24時間相談を受け付けている。
よくある質問|FAQ
Q1|卒論をガクチカに選ぶのは有利ですか
業界による。コンサル・金融・メーカー研究職など、論理的思考力・継続力を重視する業界では有利。営業系・接客系ではバイトや部活のガクチカの方が響く場合もある。志望業界に応じて選ぶ。
Q2|卒論と部活、どちらをガクチカにすべきですか
企業と自分の強みを組み合わせて判断。両方書いて比較し、より企業と自分に合っている方を選ぶ。複数企業に応募する場合、業界によって使い分けるのも実務的。
Q3|研究内容の説明はどこまで書くべきですか
最小限に。ガクチカは「取り組みの過程・学び」を書く設問。研究内容は1〜2文で概要を示せば十分。詳細な研究内容は別のES設問(卒論構想)で扱う。
Q4|卒論のクオリティが低いです、ガクチカに使えますか
使える。ガクチカは「取り組みの過程」を評価する設問なので、成果のクオリティが低くても「頑張った過程」で十分書ける。ただし嘘は書かない。実際の経験を誠実に語る。
Q5|複数企業に応募します、同じ内容でいいですか
基本形は共通でよい。ただし志望動機の強い企業には、業界別カスタマイズ版を用意すると効果的。特に最後の「学び+活かし方」の部分を業界に合わせて調整する。
Q6|AIツールで下書きを作ってもいいですか
下書きなら使えるが、そのまま提出は避ける。AIが生成した文章は「無個性」で「実感がない」と判断されやすい。自分の経験に基づいて具体化する必要がある。詳細は本サイトの「卒論とAI活用」の記事も参照。
Q7|文字数が足りません、どう埋めればいいですか
行動(A)の部分を厚く。具体的なエピソードを増やす、複数の工夫を並列して示す、数値を入れる。単に文字数を稼ぐのではなく、「取り組みの具体性」を上げる方向で膨らませる。
まとめ|STAR+Lで卒論を強みに変える
本記事では、卒論をガクチカに使う方法について、企業が見ている5ポイント、黄金構造STAR+L、文字数別例文集、5つの経験パターン、他ネタとの差別化5視点、5つのNG、業界別アピール、卒論未着手時の対処法、面接での深掘り質問7つと回答例、FAQまでを実務的に整理してきた。
卒論はガクチカ題材として実は非常に強い。1年以上継続した挑戦、独自の課題設定、成果物という要素が揃っている。ポイントは「研究内容の説明」ではなく「取り組みの姿勢・工夫・成長」を伝えること。STAR+Lの構造(状況→タスク→行動→結果→学び)で書けば、多くの企業に響く回答になる。特に「学び+活かし方」を汎用化して書く力が、他の学生との差別化を生む。「卒論を頑張った」だけで終わらせず、「その経験があなたの仕事にどう活きるか」まで繋げてほしい。就活と卒論の両立は大変な時期だが、卒論の経験を効果的にアピールできれば、就活の武器となる。
本記事のポイントを整理すると、以下の3点に集約される。第一に、卒論ガクチカはSTAR+L構造(状況→タスク→行動→結果→学び)で書けば、初めての学生でも質の高い回答ができる。第二に、企業は研究内容ではなく「取り組みの姿勢・工夫・成長」を見ている。困難克服力・主体性・継続力・PDCA力・学びの汎用化力の5ポイントを意識する。第三に、他の学生との差別化には「学び+活かし方の汎用化」が最重要である。「卒論を頑張った」で終わらせず、「◯◯という力を身につけ、御社の◯◯業務で活かす」まで繋げる。この3点を押さえれば、卒論を強力なアピール材料に変えられる。
もし卒論ガクチカやES回答で判断に迷う場合、累計6,000件超の指導実績を持つレポートビズ編集部が参考資料としての活用視点でサポートしている。公式LINEには1,700名超が登録しており、納期100%達成の実績とともに、卒論執筆に伴走する体制を整えている。就活と卒論の両立は多くの学生にとって最初の大きな挑戦。本記事の内容が、その挑戦を助ける一助になれば嬉しい。応援している。
最後に強調したいのは、卒論に取り組んだ経験は、あなたが思っている以上に価値があるという点である。1年間、1つのテーマに向き合い、悩み、工夫し、成果を出す——この経験は、社会人になってからのプロジェクトワークとほぼ同じ構造を持つ。バイトや部活とは異なる「知的挑戦」の側面が、企業側に強く響く。ガクチカで自信を持って卒論を語れる学生は、実は少数派である。多くの学生が「卒論は特殊な経験だから、ガクチカには使いにくい」と思い込んでいるが、本記事のSTAR+L構造を活用すれば、卒論は最強のアピール材料に変わる。あなたの卒論への向き合い方が、就活の突破口になる。応援している。
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