中学生のレポートの書き方|例文と自由研究テンプレ

最終更新日:2026年7月10日

この記事でわかること

  • 中学生のレポートと作文・感想文との違い
  • 中学生専用のレポート構成テンプレート(7項目)
  • 着手から提出までの5ステップ
  • 理科・社会・国語・総合的な学習の教科別の例文
  • 夏休み・冬休みの自由研究レポートの書き方
  • 書き出し・考察・感想の例文
  • 保護者の方が中学生のレポート作成をサポートするコツ

執筆:レポートビズ編集部
2021年5月の開業以来、累計6,000件超のレポート作成を対応してきた編集チームが、中学生の学習指導要領も踏まえて執筆しています。

中学生になると、自由研究や調べ学習で「レポート」を書く機会が急に増えます。

小学校の頃は、模造紙にまとめるだけでよかった内容も、中学校では「順序を考えて論理的にまとめる」ことが求められるようになります。

この記事では、中学生のレポートの書き方を、基本の7項目テンプレート・教科別の例文・自由研究の書き方・書き出しのコツまで、初めて書く人でもわかるようにやさしく解説します。

中学生のレポートとは何か?作文・感想文との違い

結論:中学生のレポートとは「自分で調べたことを、順序よくまとめて、自分の考えを書く文章」のことです。作文や感想文と違って、感想だけではなく、調べた事実にもとづいて論理的に書くのが特徴となります。

中学校で書くレポートは、小学校までの作文とは書き方が少し違います。

まずは「レポートってなんだろう?」という基本から確認していきましょう。

レポートってどんな文章?

レポートとは、あるテーマについて自分で調べた結果と、自分の考えをまとめた文章のことです。

「調べた結果、こういうことがわかった。だから自分はこう考える」という流れで書きます。

  • テーマは自分で決めるか、先生から指定される
  • 本やインターネット、実験などで自分で調べる
  • 調べた結果を整理して、自分の考えを書く

作文・感想文とはここが違う

レポートと作文・感想文は、目的も書き方もぜんぜん違う文章です。

小学校で書いた作文の感覚のまま書くと、中学校では評価が下がってしまうことがあります。

項目レポート作文・感想文
目的調べたことをまとめる気持ちや体験を伝える
根拠本やデータで裏付ける自分の感じたこと
使う言葉「〜である」「〜です」「〜だと感じました」
感想の量少なめ(考察が中心)多め(感想が中心)

中学校で出るレポートの4つの種類

中学校で出されるレポートは、大きく4つの種類に分けられます。

種類によって書き方が少しずつ違うので、まずは自分の課題がどの種類かを確認しましょう。

  • 自由研究レポート:夏休みや冬休みの宿題で出される。自分でテーマを選んで調べる
  • 調べ学習レポート:社会や理科の授業で、あるテーマについて調べてまとめる
  • 実験レポート:理科の実験結果と考察をまとめる
  • 校外学習レポート:遠足や修学旅行、社会科見学で学んだことをまとめる

中学生のレポートに求められるレベル

中学生のレポートは、高校生や大学生ほど厳しいルールはありません

ただし、小学校の作文とはレベルが違うので、基本的な型は覚えておきましょう。

項目小学生中学生高校生
文字数の目安400〜800字800〜2,000字800〜2,000字
参考文献特に不要2〜3個は書く2〜3個は必須
考察の深さ感想中心調べた結果+考察論理的な考察が必要
使う情報源教科書中心本・図鑑・Web専門書・論文

中学生のレポートの基本構成は「7つの項目」

結論:中学生のレポートは「タイトル・動機・目的・方法・結果・考察・感想/参考文献」の7つの項目で構成するのが基本です。この7項目を順番に埋めていけば、レポートは完成します。

中学生のレポートには、覚えやすい7項目のテンプレートがあります。

この7つを順番に書いていけば、初めての人でも「ちゃんとしたレポート」が書けるようになります。

項目1. タイトル

タイトルは、「何について書いたレポートか」が一目でわかるものにします。

「〇〇は△△なのか」という疑問形にすると、読み手の興味を引きやすくなります。

  • OK例:「ペットボトルはなぜリサイクルされるのか」
  • OK例:「地球温暖化と身近な生活の関係」
  • NG例:「レポート」「調べ学習」(何を書いたかわからない)

項目2. 動機(なぜこのテーマを選んだか)

動機は、「なぜこのテーマを調べようと思ったのか」を書きます。

ここは自分の体験や気づきをそのまま書けるので、書きやすい項目です。

  • 「〇〇をきっかけに、△△について興味を持ちました」
  • 「授業で〇〇について学び、もっと詳しく知りたいと思いました」
  • 「テレビで〇〇について見て、気になっていました」

項目3. 目的(何を明らかにしたいか)

目的は、「このレポートで何を明らかにしたいか」を書きます。

「〜について調べる」「〜を明らかにする」といった書き方が基本です。

  • 「本レポートでは、〇〇について調べます」
  • 「〇〇の仕組みを明らかにすることを目的とします」
  • 「〇〇について、△△の観点から考えます」

項目4. 方法(どうやって調べたか)

方法は、「どうやって調べたか」の手順を書きます。

実験なら手順、調べ学習なら使った資料などを具体的に書きましょう。

  • 実験の場合:器具・手順・条件を書く
  • 調べ学習の場合:使った本・サイト・図鑑を書く
  • 観察の場合:観察した場所・日時・回数を書く

項目5. 結果(調べてわかったこと)

結果は、「調べてわかった事実」を書きます。

ここでは自分の意見は書かず、客観的な事実だけを書くのがポイントです。

  • 数字やデータは具体的に書く(例:「日本のペットボトル回収率は約91%」)
  • 表やグラフを使うとわかりやすい
  • 写真を撮って貼るのも効果的

項目6. 考察(結果から考えたこと)

考察は、レポートでもっとも大切な項目です。

結果から「自分がどう考えたか」を書きます。ここが評価の中心になります。

  • 「〜という結果から、〜と考えます」
  • 「〜という点は予想と違っており、〜が理由だと考えられます」
  • 「今後は〜が課題になると思います」

項目7. 感想・参考文献

最後に、感想と参考文献を書きます。

感想では、調べていて思ったことや苦労したことを自由に書いてOKです。参考文献は、使った本やサイトを必ず書きましょう。

  • 感想:「思ったこと」「苦労したこと」「次に調べたいこと」を書く
  • 参考文献の書き方例:「〇〇『本のタイトル』出版社、発行年」
  • Webサイトの場合:「サイト名 https://… (参照日:2026年◯月◯日)」

中学生のレポートの書き方5ステップ

結論:中学生のレポートは「テーマを決める→情報を集める→下書き→清書→見直し」の5ステップで進めるとスムーズに書けます。いきなり本番用紙に書き始めるのは、失敗のもとです。

いきなり本番の用紙に書き始めると、途中で失敗して書き直しになることが多いです。

以下の5ステップで進めれば、効率よくきれいなレポートが書けます。

Step1. テーマを決める

最初にやるのは、テーマを決めることです。

テーマ選びで、レポートの出来の8割が決まると言っても大げさではありません。

  • 自分が興味のあることを選ぶ(調べていて楽しい)
  • 本や資料がたくさんあるテーマを選ぶ
  • 広すぎず、狭すぎない範囲に絞る

Step2. 情報を集める

テーマが決まったら、信頼できる情報源から資料を集めます。

まとめサイトや個人のブログは信頼性が低いので、なるべく避けましょう。

  • 学校図書館・地域の図書館:司書さんに相談すれば探してもらえる
  • 公式サイト:政府・自治体・専門機関のサイト
  • 教科書・図鑑:信頼性が高い最初の情報源
  • 百科事典:オンラインで使えるものもある

Step3. 下書きを書く

いきなり本番用紙に書き始めるのではなく、まずノートに下書きをしましょう。

下書きなら書き直しも簡単なので、しっかり考えながら書けます。

  • 先ほどの7項目を1つずつ書いていく
  • 順番通りに書けなくても、書ける項目から始めてOK
  • 字数のバランスを考える(結果と考察が多めに)

Step4. 本番用紙に清書する

下書きができたら、本番用紙に清書します。

清書のときはていねいな字で、消しゴムの跡が残らないように書きましょう。

  • タイトルは大きめに書く
  • 見出し(「動機」「目的」など)をつけると読みやすい
  • パソコン使用OKなら、Wordなどで作るのも1つの方法

Step5. 見直しをする

提出前に、必ず見直しをします

書いた直後は間違いに気づきにくいので、一晩置いてから読み返すのがおすすめです。

  • 誤字脱字がないか確認
  • 7項目がすべて書けているか確認
  • 参考文献をきちんと書いたか確認
  • 家族に読んでもらって、わかりにくい部分がないか聞く

【教科別】中学生のレポート例文とテーマ

結論:中学生のレポートは、教科によってテーマ選びや書き方のコツが少しずつ違います。ここでは理科・社会・国語・総合的な学習の時間の教科別に、例文とおすすめテーマを紹介します。

教科によって書きやすいテーマや書き方のコツは変わります。

ここでは主要な教科ごとに、例文とテーマ例をまとめました。

理科レポートの例文とテーマ

理科レポートは、実験や観察をベースに書くことが多いです。

データや事実を客観的に書くのが大切なポイントとなります。

【動機】小学校の理科の授業で、種類によって育ち方に違いがあると学び、実際に自分で確かめてみたいと思いました。
【目的】3種類の豆の発芽日数と成長速度の違いを調べます。
【方法】ダイズ・アズキ・エダマメの種を各10粒、同じ条件で育て、発芽日と2週間後の草丈を記録しました。
【結果】発芽日数はダイズが最も早く3日、アズキが5日、エダマメが4日でした。2週間後の草丈はダイズ15cm、アズキ10cm、エダマメ12cmでした。

  • おすすめテーマ例:植物の観察、リサイクルの仕組み、身近な化学反応、身近な天体観測
  • 数字を必ず記録する(発芽日数、成長速度、温度など)
  • 写真を撮って貼ると説得力が上がる

社会レポートの例文とテーマ

社会レポートは、本や資料で調べたことをまとめるものが多いです。

歴史、地理、公民の3分野で、それぞれ書き方のコツが少し違います。

【動機】社会の授業で織田信長について学び、なぜ天下統一の直前で亡くなったのか、その最後について詳しく知りたいと思いました。
【目的】本能寺の変が起きた背景と、その後の日本への影響を明らかにします。
【方法】学校図書館の歴史書と、〇〇歴史博物館のWebサイトを参考にしました。
【結果】1582年に本能寺の変が起こり、明智光秀の反乱で織田信長が亡くなりました。その後、豊臣秀吉が天下統一を進める形になりました。

  • おすすめテーマ例:戦国武将の生涯、地域の歴史、SDGsと日本、選挙の仕組み、世界の気候
  • 年号や地名、人名は正確に書く
  • 地図や年表を作って貼ると評価が上がる

国語(国語表現)レポートの例文とテーマ

国語のレポートは、言葉や文学作品について調べることが多いです。

他の教科と違い、感想や解釈の部分が多くなるのが特徴です。

【動機】友達との会話で、地域によって使う言葉が違うことに気づき、方言について詳しく調べたいと思いました。
【目的】自分の地域(〇〇県)と隣接する△△県の方言の違いを明らかにします。
【方法】方言辞典、〇〇県教育委員会のWebサイト、家族や地元の人へのインタビューを行いました。
【結果】〇〇県と△△県では、特に「あいさつ」と「食べ物の呼び方」に大きな違いがあることがわかりました。

  • おすすめテーマ例:方言の違い、有名作家の作品比較、日本の四季を表す言葉、若者言葉の変化
  • 実例を必ず引用する
  • インタビュー結果もデータになる

総合的な学習の時間の例文とテーマ

総合的な学習の時間では、身近な社会問題や地域について調べることが多いです。

自分の意見や提案を含めやすいテーマが選べます。

【動機】家庭科の授業で食品ロス問題について学び、自分の家庭でも意外と食べ物を捨てていることに気づきました。
【目的】家庭でできる食品ロス削減の方法を明らかにします。
【方法】1週間、自宅で捨てた食品の記録をつけ、農林水産省のWebサイトで削減方法を調べました。
【結果】1週間で〇〇g(合計)の食品を捨てていることがわかりました。そのうち約40%は「野菜の使い残し」で、残りは「賞味期限切れ」でした。

  • おすすめテーマ例:食品ロス、地域の環境問題、防災、SDGs、地元の産業と課題
  • 自分の体験や地域と結びつけると評価が上がる
  • 「自分にできる行動」まで書けると◎

【夏休み・冬休み】自由研究レポートの書き方

結論:自由研究レポートは、通常のレポートより「観察」「実験」「調べ学習」の3タイプに分かれます。基本の7項目に加えて、写真・図・グラフを豊富に使うことで、評価される自由研究になります。

夏休みや冬休みの自由研究レポートは、中学生の多くが困る宿題の1つです。

ここでは自由研究レポートに特化した書き方を、3つのタイプ別に紹介します。

自由研究レポートの構成

自由研究レポートは、通常のレポートの7項目に加えて、写真や図表を豊富に使うのが特徴です。

三菱みらい育成財団の中学生向けの募集要項でも、「1ページ目の最初に、研究テーマ(タイトル)、学校名、学年、氏名を入れる」ことが指定されています(出典:公益財団法人 三菱みらい育成財団)。

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