最終更新日:2026年8月21日
この記事でわかること
- 送付状の3つの役割と必要性
- 送付状の9要素完全解説
- パソコンvs手書き・縦書きvs横書きの判断基準
- そのまま使える送付状テンプレ(パソコン版)
- 志望動機/自己PRを書く際の線引き(4-5行以内)
- 添削者視点|送付状で印象を下げる4パターン
- 頭語・結語・時候の挨拶の実務
執筆:レポートビズ編集部
2021年5月の開業以来、累計6,000件超の作成・添削依頼に対応してきた編集チームが、ES送付状の書き方を9要素で体系的に整理している。公式LINE1,700名超、納期遵守率100%の実績に基づく実践的なノウハウをお届けする。
「エントリーシート 送付状」——このキーワードで検索する人は、書き上げたESを郵送する際に「送付状(添え状/カバーレター)を同封するべきか、どう書くべきか」に迷っているケースが多い。送付状は「入れなくても落ちない」が、「入れないと印象を下げる」書類である。ビジネスマナーとして同封するのが原則で、書き方の型を押さえれば5〜10分で作成可能である。
送付状には9つの基本要素がある。日付・宛名・自分の情報・件名・頭語(拝啓)・前文・本文・結語(敬具)・記書き(同封書類一覧)、である。この型を守れば、初めての送付状でもマナー違反にならない仕上がりになる。パソコンで作成するのが実務的で、テンプレを1つ用意しておけば企業ごとに使い回せる。
この記事では、送付状の3つの役割・必要性の判断基準・9要素完全解説・パソコンvs手書き・縦書きvs横書き・そのまま使えるテンプレ・志望動機/自己PRの線引き・印象を下げる4パターンを、累計6,000件超の作成・添削実績から得た知見をもとに整理する。郵送方法全般についてはエントリーシート郵送方法|3種の使い分け&締切逆算完全版もあわせて参照してほしい。
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「エントリーシート送付状」の全体像
結論:送付状は「同封書類の一覧+挨拶状」の役割を持つ書類である。ビジネスマナーとして書類を郵送する際に同封するのが原則で、就活シーンでも例外ではない。省略すると「マナーを知らない学生」と映るリスクがある。
送付状の別名
- 添え状(そえじょう)
- カバーレター
- 送り状
- いずれも同じ書類を指す
送付状が必要な場面/不要な場面
- 必要:郵送で書類を提出する場合
- 必要:企業側から「添え状も同封」と指定があった場合
- 不要:手渡しの場合(直接説明できる)
- 不要:企業側から「送付状不要」と明確な指示があった場合
- 不要:メール添付の場合(メール本文が送付状の役割)
郵送以外の提出方法では基本的に送付状は不要である。ただし郵送する場合は必ず同封するのがマナーとされる。
送付状の3つの役割
結論:送付状には「同封書類の明示」「挨拶」「マナーの証明」の3つの役割がある。単なる形式的な書類ではなく、企業側の書類管理と就活生の印象形成の両面で機能する。役割を理解すると書き方が明確になる。
役割1:同封書類の明示
封筒の中に何が入っているかを一覧で示す機能である。「エントリーシート1部」「履歴書1部」「成績証明書1部」など、担当者が開封時にすぐ内容を把握できる。書類が3種類以上ある場合、送付状の存在感が特に大きい。企業側の書類管理を大幅に楽にする実務的な価値がある。
役割2:挨拶
初対面の企業に対する挨拶状としての機能である。頭語(拝啓)と時候の挨拶で始まり、「この度は貴社の新卒採用にエントリーする機会を頂き」と応募の意思を明示する。ビジネス文書の基本の型に沿った丁寧な文面が、第一印象を左右する。
役割3:マナーの証明
「ビジネスマナーを理解している学生」であることを示す機能である。社会人経験のない学生が送付状を同封できるだけで、ビジネス基礎の理解度が伝わる。企業側から見ると「入社後に恥をかかせない学生」の判断材料になる。
必要?不要?の判断基準
結論:郵送でES提出する場合、送付状は同封するのが原則である。「不要」と明示された場合以外は必ず同封したい。省略しても選考に落ちるわけではないが、印象を下げるリスクは避けたい。デフォルトは「同封」である。
同封するメリット
- ビジネスマナーへの意識をアピール可能
- 同封書類の一覧で企業側の管理が楽
- 丁寧・誠実な印象を与える
- 就活生の大半が同封している(省略すると相対的に劣る)
同封しないデメリット
- 「マナーを知らない」印象を与える可能性
- 書類だけが入った封筒は事務的・冷たい印象
- 他の就活生と比較して細部への配慮が劣ると映る
企業側から「不要」と言われた場合
募集要項に「送付状不要」と明記されている場合は、指示に従う。企業指定を守ることが最優先で、独断で同封するのは指示違反となる。ただし多くの企業は「送付状の有無」に触れていないため、指示がなければ「同封」がデフォルトである。
送付状の9要素完全解説
結論:送付状は9つの要素で構成される。各要素の位置と役割を理解すれば、テンプレを見なくても書けるようになる。ビジネス文書の基本形式である。就職後も使う型なので押さえておきたい。
要素1:日付(右上)
- 用紙の右上に記載
- 投函日(作成日ではない)
- 「2026年8月21日」の西暦、または「令和8年8月21日」の和暦
- ES/履歴書と表記を統一する
要素2:宛名(左上)
- 日付の1行下、左揃え
- 会社名+部署名+担当者名(または「採用ご担当者様」)
- 「(株)」の略記NG、正式名称で
- 会社・部署宛は「御中」、個人宛は「様」
- 「御中」と「様」の併用NG
要素3:自分の情報(右揃え)
- 宛名の下、右揃えで記載
- 大学名+学部+学科
- 氏名(ふりがな添えると丁寧)
- 住所+郵便番号
- 電話番号(携帯)
- メールアドレス
要素4:件名(中央揃え)
- 自分の情報の下、中央揃え
- 「応募書類の送付につきまして」「選考応募書類送付の件」
- やや大きめのフォント(12pt程度)
- 用件が一目で分かる表現
要素5:頭語(左揃え)
- 件名の1行下、左揃え
- 「拝啓」が一般的
- より格式高い場合は「謹啓」
- 頭語の後は1マス空ける
要素6:前文(挨拶)
- 頭語の後に時候の挨拶+相手を祝福する文
- 季節を問わず使える「時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます」が便利
- 季節に合わせるなら「新緑の候」「初春の候」等
- 「貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます」も可
要素7:本文
- 「この度は貴社の新卒採用に応募させていただきたく、下記の書類をお送りいたします」
- 簡単な応募動機を添えるのは可(4-5行以内)
- 「ご査収のほどよろしくお願い申し上げます」で締める
要素8:結語(右揃え)
- 本文の後、右揃え
- 「拝啓」に対応する「敬具」
- 「謹啓」に対応する「謹白」
- 頭語と結語は必ず対応させる
要素9:記書き(中央+左揃え+右揃え)
- 結語の1行下、中央に「記」
- その下に同封書類を箇条書き(左揃え)
- 「1. エントリーシート 1部」「2. 履歴書 1部」
- 最下部に右揃えで「以上」
パソコン vs 手書きの判断基準
結論:送付状はパソコン作成が一般的である。ビジネス文書としての体裁が整いやすく、複数企業への使い回しも可能である。手書きは字が美しく熱意を伝えたい場合の選択肢だが、必須ではない。迷ったらパソコンが実務的である。
パソコン作成のメリット
- ビジネス文書としての体裁が整う
- 字の美しさに左右されない
- 複数企業への使い回しが可能
- 誤字脱字の修正が容易
- 最低限のパソコンスキルの証明にもなる
手書きのメリット
- 字が美しければ熱意・個性が伝わる
- ES本体を手書きで作成した場合、送付状も統一感が出る
- 1〜3社への少数応募で丁寧さを示せる
判断基準
- 10社以上の大量応募 → パソコン(効率重視)
- 字が乱雑な場合 → パソコン(印象維持)
- ES本体が手書き+字に自信あり → 手書きも可
- 迷ったら → パソコン(無難な選択)
縦書き vs 横書きの判断基準
結論:送付状は横書きが一般的である。パソコン作成なら横書きが標準で、手書きの場合は縦書きも選択肢に入る。ES本体の形式に合わせるのが実務的である。横書きが基本と覚えておきたい。
横書きが推奨されるケース
- パソコン作成の場合(標準)
- ES本体が横書きの場合
- 宛名にアルファベットが含まれる場合
- IT系・外資系・ベンチャー志望
縦書きが選ばれるケース
- 手書きで格式高い印象を出したい場合
- ES本体が縦書きの場合
- 金融・公務員・伝統業界志望
- 老舗企業・格式ある企業志望
そのまま使える送付状テンプレ(パソコン版)
結論:以下のテンプレをWord等で1つ作っておけば、企業名だけ入れ替えて複数社に使い回せる。9要素の型を守っている。時間の節約と品質の両立が可能である。
テンプレ本文
2026年8月21日
株式会社◯◯◯◯
人事部 採用ご担当者様
◯◯大学 ◯◯学部 ◯◯学科
山田 太郎(ヤマダ タロウ)
〒XXX-XXXX
東京都◯◯区◯◯町1丁目2番地3号 ◯◯マンション101号室
電話:090-XXXX-XXXX
メール:tarou.yamada@XXX.ac.jp
応募書類の送付につきまして
拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
この度、貴社の新卒採用に応募させていただきたく、下記の書類をお送りいたします。
ご査収のほどよろしくお願い申し上げます。
お忙しい中恐縮ですが、ご検討のほどよろしくお願い申し上げます。
敬具
記
1. エントリーシート 1部
2. 履歴書 1部
3. 成績証明書 1部
以上
フォント・レイアウトの指定
- 用紙:A4白色コピー用紙
- フォント:明朝体(游明朝、MS明朝等)
- フォントサイズ:10〜12pt(件名のみ12pt)
- 1枚に収める(2枚以上NG)
- 横書き左寄せ・右寄せ・中央揃えを使い分け
志望動機/自己PRの線引き(4-5行以内)
結論:送付状に志望動機・自己PRを盛り込むのは可能だが、4〜5行以内(150字程度)に収める。長文はNGで、詳細はES本体で伝えるのが原則である。「添え状」であることを忘れない。
送付状に書いてよい範囲
- 応募の経緯(「貴社の◯◯事業に強く関心を持ち」)
- 簡潔な志望理由(1〜2行)
- 面接の機会を求める丁寧な依頼
- 「4〜5行以内、合計150字程度」が目安
送付状に書くのを避けるべき内容
- 長文の志望動機(ES本体で語るべき)
- 詳細な自己PR(ES本体の役割)
- 年収・休暇・勤務時間などの希望条件
- プライベートな情報(結婚・家族状況等)
志望動機を添える例文
「貴社が推進される◯◯事業の理念に強く共感し、この度応募させていただきました。詳細は同封のエントリーシートに記載しておりますので、ご一読いただけますと幸いです」
この程度の簡潔な一言で、事務的な送付状より印象に残る書類になる。長文にすると「添え状」の役割を逸脱するため、抑制が重要である。
添削者視点|送付状で印象を下げる4パターン
結論:累計6,000件超の作成・添削実績から、送付状で印象を下げるパターンは4つに集約される。いずれも「送付状の役割の誤解」から生じる。添削者の目線から率直に整理する。
パターン1:長文の自己PR
送付状にES本文並みの自己PRを詰め込むケース。「添え状」の役割を逸脱し、「読みにくい書類」と判断される。送付状は挨拶+書類一覧の役割で、志望動機は4-5行以内に留めたい。
パターン2:企業名・宛名の誤字
使い回しの際に前企業名が残る、「株式会社」の位置(前株/後株)を間違える、「(株)」の略記使用など。使い回しは効率的だが、宛名の再チェックを怠ると致命傷になる。
パターン3:頭語と結語の不一致
「拝啓」で始めて「早々」で終わる、「謹啓」で始めて「敬具」で終わるなど。頭語と結語には対応関係がある(拝啓→敬具、謹啓→謹白)。基本的なビジネスマナー違反として指摘される。
パターン4:日付・書類一覧の不整合
送付状の日付とES/履歴書の日付が違う、送付状の書類一覧と実際の同封書類が違う(記載2部・実際3部等)、といった不整合。「注意力がない」と判断される。封をする前の最終確認が必須である。
選択肢の1つとしてのレポートビズ|参考資料としての活用
結論:送付状は自分で作成するのが原則である。ただし送付状と同封するES本体の内容作成で迷った時、プロが作成した参考文を「見本」として活用することも有効な選択肢となる。まずは自分で書くことが最優先である。
レポートビズのES作成・添削サービスは、業界内で「代行」と呼ばれることが多いが、当社では「参考資料としての活用」という位置づけを推奨している。送付状に添える簡単な志望動機や、ES本体(自己PR/志望動機/ガクチカ等)の参考文から、構成・表現の型を学べる。累計6,000件超の作成・添削実績、納期遵守率100%、公式LINE1,700名超の信頼性の中で、書き方面での参考材料としての活用が可能である。
ただし、参考文をそのまま提出することは推奨しない。参考文は「型を学ぶ教材」として活用するのが正しい使い方である。
「エントリーシート送付状」に関するよくある質問(FAQ)
「エントリーシート送付状」について、当社に寄せられる代表的な質問をまとめた。送付状で迷う人が抱きやすい疑問を整理している。
Q1. 送付状は必ず必要ですか?
郵送する場合は必ず同封するのがマナーである。省略しても選考に落ちるわけではないが、ビジネスマナーへの意識不足と映るリスクがある。企業側から「不要」と明示された場合以外は、必ず同封したい。
Q2. 手書きとパソコン、どちらがおすすめ?
パソコン作成が一般的である。ビジネス文書としての体裁が整い、複数企業への使い回しも可能である。字に自信があってES本体も手書きの場合は、手書きの送付状も選択肢に入る。
Q3. 用紙は何を使えばいい?
A4サイズの白色コピー用紙で問題ない。特別な便箋を用意する必要はない。フォントは明朝体(游明朝、MS明朝等)、フォントサイズは10〜12ptが標準である。1枚に収めるのが基本である。
Q4. 志望動機を送付状に書いてもいい?
簡潔なら書いてよい(4〜5行以内)。「貴社の◯◯事業に関心を持ち応募した」程度の一言で、事務的な送付状より印象に残る。ただし長文はNGで、詳細はES本体に譲るのが原則である。
Q5. 時候の挨拶は必ず入れるべき?
入れなくてもよい。季節を問わず使える「時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます」で十分である。季節感を添えたい場合は「新緑の候」「初夏の候」等を選ぶが、必須ではない。
Q6. 封筒への入れ方は?
クリアファイルの一番上に配置する。順序は上から「送付状→履歴書→ES→その他書類」である。担当者が封を開けた際に、最初に目にする書類として設計する。書類の向きも揃えたい。
Q7. 送付状を書き忘れて郵送してしまったら?
後から送付状のみを追送するのはNGである。書類を分割して送ると担当者の管理を煩雑にする。書き忘れに気付いても放置するか、どうしても連絡したい場合はメールで簡単に事情を説明する程度に留めたい。
まとめ|「9要素+150字以内」の型を守る
「エントリーシート送付状」の実務的な答えは、「郵送時は必ず同封し、9要素の型を守り、志望動機は150字以内に収める」ことに尽きる。送付状は挨拶+書類一覧の役割であり、ES本体との役割分担を意識したい。
累計6,000件超の作成・添削実績から見えた送付状で印象を下げる4パターンは、長文の自己PR・企業名/宛名の誤字・頭語と結語の不一致・日付/書類一覧の不整合である。いずれも「送付状の役割」の理解と最終確認で防げる。
- 送付状は郵送時に必ず同封するのが原則
- 3つの役割(同封書類明示/挨拶/マナーの証明)
- 9要素(日付/宛名/自分の情報/件名/頭語/前文/本文/結語/記書き)
- パソコン作成が一般的、A4白色用紙・明朝体
- 横書きが標準(手書きの場合のみ縦書きも可)
- 志望動機は4-5行以内(150字程度)
- 頭語と結語の対応(拝啓→敬具)を守る
- クリアファイルの一番上に配置
郵送方法の全体像についてはエントリーシート郵送方法|3種の使い分け&締切逆算完全版、封筒の書き方についてはエントリーシート封筒書き方|表裏6要素&落とし穴完全版、提出方法全般についてはエントリーシート提出方法|4種比較+選び方&マナー完全版もあわせて参照してほしい。
送付状と同封するES本体の内容作成に不安があれば、大学のキャリアセンター・就活支援サービス、あるいはレポートビズのES作成・添削サービスのような法人型サービスを「参考資料として」活用することも選択肢の1つとなる。送付状マナーを守り、中身は自分の言葉で作る——この基本が結果を分ける。
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